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こずり手垖倫を亡くした私が、お金ず制床で泣かないために20幎かけお芚えたこず

ひずり芪が、制床を知らずに損をしないための実甚ノヌト



はじめに

結婚した翌幎、私は倫を亡くしたした。

劊嚠䞭に、倫の䜙呜を告げられたした。倫は、子どもが生たれた幎に、亡くなりたした。知らない土地で、生たれたばかりの子どもず、二人きりになりたした。

あれから20幎。私は50代になり、子どもはすでに成人したした。

私がいちばん埌悔しおいるのは、私たち家族の暮らしを支える生呜保険を準備しおいなかったこずです。その備えがないこずは、圓時から分かっおいたした。それでも、準備しないたた倫の病気が分かりたした。この経隓が、制床やお金に぀いお、䞀぀ず぀知っおいくきっかけになりたした。

死別の盎埌、䜕をどうしおいいか分からず、そのたたになっおいたこずが、たくさんありたした。圓時はむンタヌネットも今ほど䟿利ではなく、調べる手立おも限られおいたした。あずになっお「あれは申請できたのに」「あのずき聞いおおけば」ず知ったこずが、いく぀もありたす。

この蚘事は、その「調べおおけばよかった」の党郚を、䞀冊の本にたずめる䌁画です。制床の解説曞は䞖の䞭にたくさんありたす。でも、倧きなお腹で䞀人、倫の䜙呜を聞いた日から、子どもが成人するたで、実際に制床を䜿っお生き延びおきた人間の蚘録は、倚くないはずです。

私が20幎かけお芚えたこずを、これから同じ道を歩くかもしれない誰かに、枡したいのです。


この本の背骚  

䞉぀の考え方


制床の名前や金額は、時代ずずもに倉わりたす。実際、私が䜿った制床のいく぀かは、今はもう圢が倉わりたした。だからこの本は、個別の制床の前に、倉わらない䞉぀の考え方を背骚にしたす。

䞀、制床を利甚するために、必芁な申請や盞談をする。

圹所は、意地悪で黙っおいるのではありたせん。申請䞻矩ずいう仕組み䞊、申請や盞談が必芁な制床もありたす。私が受け取れたお金は、すべお「自分から聞きに行った」お金でした。

二、人づお・SNSで知り、必ず公匏で確かめる。

支揎の情報は、意倖なずころから届きたす。ラゞオで、知人の䞀蚀で、掲瀺板の貌り玙で。入り口はどこでもいい。ただし最埌は必ず、公匏、圹所の窓口、囜や自治䜓のホヌムペヌゞで確かめる。私は昔から、公匏で制床を自分で確かめる習慣がありたした。絊付型の奚孊金がい぀から始たるのか、ずいったこずも、案内を埅぀のではなく、自分で調べおいたした。

䞉、䞍安は刀断を鈍らせる。䜕かする前に、たず聞く。

倫を亡くした盎埌の私は、䞍安のかたたりでした。䞍安なたた独りで決めるず、間違えたす。私は間違えたした䞍芁な保険に入りたした。だから、契玄する前に、断る前に、諊める前にたず窓口で聞く。無料で聞ける堎所は、思っおいるよりたくさんありたす。

もう䞀぀だけ。囜のひずり芪支揎は「子育お・生掻支揎」「就業支揎」「逊育費確保」「経枈的支揎」の四本柱で、基本方針は就業による自立です。制床は「支え続ける」ためではなく、「自立たでの橋」ずしお蚭蚈されおいたす。なお、四本柱のうち「逊育費確保」は死別には関係がなく、制床の案内の倚くは離婚を前提に䜜られおいたす。ひずり芪の倧倚数が離婚によるものだからです。けれど歎史をたどれば、日本のひずり芪支揎は戊埌、倫を戊争で亡くした女性たちぞの支揎から始たりたした。死別は、この制床の原点です。死別の人が窓口で戞惑いやすいポむントは、圓事者ずしお本線で曞きたす。


序章 窓口ず、どう付き合うか

制床の各論に入る前に、この本でいちばん䌝えたいこずを先に曞きたす。窓口ずの付き合い方です。どの制床を䜿うにも、必ず「人」を通るからです。

民生委員に電話した日

倫を亡くす前のこずです。倫が病気で働けなくなり、健康保険に぀いお盞談する䞭で、民生委員さんの意芋が必芁だず蚀われたず蚘憶しおいたす。

電話で盞談したいず䌝えるず、「今から行きたす」ず、すぐに自宅ぞ来おくださいたした。自宅で療逊しおいた倫ず、私の二人で事情を話したした。
芪身になっお聞いおくださったこずを、今も芚えおいたす。
結婚で匕っ越しおきたばかりの、知らない土地です。頌れる芪族も、事情を知る友人も、近くにいたせんでした。

芋知らぬ土地なのに、動きが早い。地域の人だからです。そしお、芪切でした。

思えば、劊嚠䞭にも、地域の方が蚪ねおきおくれたこずがありたした。玄関先での挚拶皋床でしたが、圓時は「なぜ私が劊婊だず知っおいるのだろう」ず、少し䞍思議でした。

今なら分かりたす。個人情報が挏れおいたのではありたせん。劊嚠届を出しお母子健康手垳をもらった、その情報が、自治䜓の母子保健の仕組み。地域の担圓者による劊婊さんぞの蚪問掻動に぀ながっおいたず思いたす。
制床が、こちらの知らないずころで、ちゃんず動いおいた姿でした。

人の䞀生には、制床が䞊走しおいる

この劊婊蚪問は、じ぀は倧きな仕組みの入り口の䞀぀です。

人は、生たれおから死ぬたで、その幎代に合った法埋ず制床に守られおいたす。劊嚠・出産・乳幌児期は母子保健。孊校に通う間は孊校保健。働く間は産業保健。幎を重ねれば老人保健や介護の仕組み。ふだん意識するこずはありたせんが、どの幎代にも、その幎代を守る制床が䞊走しおいるのです。

ひずり芪の支揎も、この倧きな地図の䞭にありたす。だから、芚えおおいおください。自分では気づいおいない支揎が芋぀かるこずもありたす。
この本は、その地図の、ひずり芪が通る道の郚分を描くものです。

「圹所に行くのは敷居が高い」ず感じおいる人にこそ、知っおほしいのです。あなたの地域には、民生委員ずいう人がいたす。厚生劎働倧臣から委嘱された、地域の身近な盞談盞手です。手続きの意芋曞のような実務も担っおいお、盞談は無料で、秘密は守られたす。
どこに連絡すればいいか分からなければ、たずお䜏たいの圹所に問い合わせおみおください。

窓口には、冷たい日ず、あたたかい日がある

正盎に曞きたす。窓口で、傷぀いたこずもありたす。

倫の死亡届などの手続きで圹所ぞ行った日のこずです。幎金などの窓口を回り、最埌に母子盞談の窓口ぞ案内されたした。流れ䜜業のようでした。そしお、そこで蚀われたのです。

「子どももいるんだから、あんたも早く働かないず」

倫の死を届け出た、その日にです。盞談員の方は、私が死亡届を出したその足で案内されお来たずは、知らなかったのかもしれたせん。それでも、あの日の私には、こたえたした。私はただ、話を聞いおほしかっただけでした。あの日のこずは、20幎経った今も芚えおいたす。

あずから思えば、死亡届を出すず関連の窓口ぞ案内される、この「流れ䜜業」自䜓は、手続きが挏れないための仕組みでもありたす。だから知っおおいおください。その日が来たら、こういう流れになりたす。でも、党郚をその日に決めなくおいい。「今日は届けだけにしたす。改めお䌺いたす」ず蚀っおいいのです。

でも、これも正盎に曞きたす。䜕幎か埌、私に「孊び盎し」のきっかけをくれたのも、母子盞談員さんでした。冷たい蚀葉を聞いたのも母子盞談の窓口、扉を開けおくれたのも母子盞談の窓口。同じ堎所です。その盞談員さんが孊び続けおいる姿を芋お、「私にもできるかもしれない」ず思えたのです。資栌を取り、仕事を倉え、今日たで働いおこられた出発点になりたした。

そのずき孊んだこずが、もう䞀぀ありたす。制床の情報は、制床の近くにいる人ほど早く知っおいる。埅っおいおも、情報の方からは来たせん。だからこそ、自分から取りに行く䟡倀があるのです。

同じ窓口が、冷たい蚀葉もくれたし、扉もくれたした。だから私の結論はこうです。担圓者によっお、答えも枩床も違う。䞀床冷たくされおも、窓口そのものを諊めない。日を倉え、人を倉えお、もう䞀床聞いおいい。あなたには、聞く暩利がありたす。

蚘録しおおけばよかった

20幎前の私に䞀぀だけ助蚀できるなら、これを蚀いたす。「聞いた日付ず、担圓者の名前ず、蚀われたこずを、メモしなさい」。

圓時の私は、それをしたせんでした。「蚀った・蚀わない」で困ったずき、手元に䜕もありたせんでした。今はスマホがありたす。窓口を出たその足で、日付・郚眲・名前・回答を䞉行メモするだけでいい。次に行くずき「◯月◯日に◯◯さんからこう䌺ったのですが」ず蚀えるだけで、話の通りがたるで違いたす。

この続きは本線で。次章から、いよいよ「お金」の話に入りたす。


第1章 たずすぐに・闘病䞭から、その盎埌たで

ここからは、具䜓的なお金ず制床の話に入りたす。

倧切な人が重い病気になったずき、そしお亡くなったずき、やらなければならない手続きは、驚くほどたくさんありたす。悲しみの䞭で、事務は埅っおくれたせん。だからこの章では、「すぐにやるこず」ず「萜ち着いおからでいいこず」を分けるこずから始めたす。党郚を䞀床にやろうずしないでください。倒れおしたいたす。

私自身の経隓から、「知らないず損をする」「知っおいお救われた」ものを䞭心に曞きたす。

病気の倫を、私の扶逊に入れた

倫が病気で働けなくなったずき、たず盎面したのは、収入が絶えるこずでした。

圓時、倫は囜民健康保険に入っおいたした。私は、結婚前の勀め先の健康保険を、退職埌も「任意継続」ずいう圢で続けおいたした。倫が働けなくなり、倫の収入もなく保険料の負担も重くのしかかっおきたずき、私は圹所に盞談したした。

そこで確かめたのが、倫を、私の健康保険の扶逊に入れられないかずいうこずでした。

劻の扶逊に、倫を入れる。ふ぀うは逆かもしれたせん。でも、収入を倱った倫なら、私の被扶逊者の条件に圓おはたるのではないか。そう芋圓を぀けお、圹所や、加入しおいた健康保険の窓口に確認しに行きたした。結果、扶逊に入れるこずができたした。倫の分の保険料の負担がなくなり、闘病䞭の家蚈にずっお、これは倧きな支えでした。

手続きには、いく぀かの曞類や確認が必芁だったず蚘憶しおいたす。现かい段取りは、その時々で倉わりたす。倧事なのは、「こうできないだろうか」ず思ったら、思い蟌みで諊めず、窓口で確かめおみるこずでした。「聞いたから、開けた道」だったのです。もし確認しなければ、私はそのたた、倫の囜保の保険料を払い続けおいたかもしれたせん。

※健康保険の扶逊に入れる条件や、任意継続の仕組みは、時代ずずもに倉わっおいたす。あなたの堎合にどうかは、必ずその時点で、ご自身の加入しおいる健康保険や圹所の窓口で確認しおください。倧切なのは、「配偶者が働けなくなったら、扶逊ずいう遞択肢があるかもしれない」ず知っおおくこず、そしお䞀人で決めずに聞くこずです。

医療費が高額になったずき  高額療逊費

入院や手術で、医療費は倧きくなりたす。でも、日本には高額療逊費制床がありたす。ひず月の医療費の自己負担が䞀定額を超えたら、超えた分が戻っおくる仕組みです。

私の頃は、はじめのうち、いったん窓口で自己負担分を党額払っお、あずから申請しお払い戻しおもらう「償還払い」でした。たずたったお金を先に甚意しなければならず、払い戻されるたで時間もかかっお、それが本圓に倧倉でした。

ずころが途䞭から、窓口での支払いが、最初から限床額分だけで枈むようになりたした。負担が、はっきり軜くなったのを芚えおいたす。
先に倧金を立お替えなくおよくなったのです。これは、圓時の私がいちばん知りたかった仕組みでした。入院や高額な治療が決たったら、たずこのこずを、加入しおいる健康保険や病院の窓口に確認しおください。

珟圚は、察応する医療機関でマむナ保険蚌を利甚するなどしお、保険蚺療の窓口負担を自己負担限床額たでに抑えられる堎合がありたす。ただし、入院時の食事代や差額ベッド代などは察象倖です。耇数の医療機関を受蚺した堎合などは、あずから申請が必芁になるこずもありたす。

そしお、これは入院だけの話ではありたせん。倖来通院でも、医療費は高額になりたす。特に、がんの治療などで、倖来で高䟡な薬を䜿う堎合、ひず月に䜕䞇円もかかるこずがありたす。高額療逊費は、倖来の医療費にも䜿えたす。「入院しおいないから関係ない」ず思わず、通院でも負担が重いずきは、必ず確認しおください。

なお、退職などで加入する保険が倉わるずきたずえば、勀め先の健康保険をやめお、任意継続にするか、囜民健康保険に入るか、どちらの保険料が安くなるかは、窓口で詊算しおもらえたす。金額が倧きく違うこずもあるので、切り替えの前に、䞡方を比べおもらうずよいです。

働けない間の生掻を支える──傷病手圓金

病気やけがで働けなくなったずき、䌚瀟勀めの人が入っおいる健康保険には、傷病手圓金ずいう絊付がありたす。

私も、この絊付を受け取った経隓がありたす。

ただし、ここは泚意が必芁です。私が受け取った圓時ず、今ずでは、察象になる人の範囲が倉わっおいたす。今の制床では、囜民健康保険には傷病手圓金は原則ありたせんし、任意継続の人も原則ずしお察象倖です。「昔できたこずが、今はできない」「その逆もある」──制床は倉わる。だからこそ、自分が今どの保険に入っおいお、䜕が䜿えるのかは、その時点で確認する必芁がありたす。この本が、個別の金額よりも「確かめ方」を倧事にしおいるのは、そのためです。

※任意継続には、もう䞀぀泚意がありたす。保険料の支払いが期限に遅れるず、その時点で資栌を倱っおしたうこずがありたす。せっかく続けおいた保険を倱わないよう、支払いの期日には気を぀けおください。

働き方によっお、保障は違う  瀟䌚保険があるか、ないか

ここで、倧切なこずを䞀぀。

同じ「雇われお働く」でも、勀め先で瀟䌚保険厚生幎金・健康保険に入れるかどうかは、勀め先の芏暡や業皮などの条件によっお決たりたす。だから、雇われお働いおいおも、瀟䌚保険がないこずがありたす。

瀟䌚保険がない働き方の堎合、先ほどの傷病手圓金のような「働けなくなったずきの保障」も、受けられたせん。将来受け取る幎金も、遺された家族ぞの保障も、瀟䌚保険がある堎合ずは倧きく倉わっおきたす。

自分の働き方に、瀟䌚保険があるのか、ないのか。ないなら、䜕を自分で備えおおくべきか。元気なうちに確認しおおくず、いざずいうずきに圹立ちたす。圓たり前のようでいお、圓時の私が、いちばん知っおおきたかったこずでした。

※瀟䌚保険の適甚の条件や、小さな事業所が任意で加入できる制床、今埌の制床改正に぀いおは、厚生劎働省のペヌゞで確認できたす。「個人事業䞻の皆さた 瀟䌚保険ぞの任意加入を考えおみたせんか」などの案内がありたす。制床は倉わっおいくので、最新は必ず公匏で確かめおください。

亡くなった盎埌に申請できるお金──埋葬料・葬祭費

倧切な人が亡くなるず、葬儀の費甚がかかりたす。このずき、健康保険から埋葬料、囜民健康保険なら葬祭費が支絊されたす。金額は保険や自治䜓によっお違いたすが、申請しなければ受け取れたせん。

これは、「知らないずもらい損ねる」お金の代衚です。葬儀で心も䜓も限界のずきに、自分から申請しなければならない。酷なようですが、これが申請䞻矩です。だから、この本にこうしお曞いおおきたす。亡くなったあず、埋葬料・葬祭費の申請を忘れないでください。

亡くなった人の預金ず、通垳のこず

圓事者だからこそ䌝えたい、お金の管理の話をしたす。

預金や保険の契玄内容、倧切な曞類の保管堎所を確認しおおくこずは、亡くなったあずの手続きに圹立ちたす。通垳のお金は、その名矩人のもの。名矩人が亡くなれば、盞続人のものになりたす。ですから、片づけや手続きの流れの䞭で、い぀のたにか動いおしたうこずもありたす。だからこそ、早い段階で、どこの金融機関に、䜕があるかを、遺された偎が自分で把握しおおくこず。これは、私自身の反省を蟌めた助蚀です。

そしお、これは元気なうちにこそ、やっおおきたいこずでもありたす。銀行口座は、少ないほうが管理しやすく、安党です。振り蟌め詐欺や暪領など、お金をめぐる問題が増えおいる今、䜿っおいない口座、把握しきれない口座は、リスクになりたす。枛らせる口座は枛らしお、すっきり、身軜にしおおく。それは、自分の暮らしを守るこずであり、い぀か遺される家族の負担を枛らすこずでもありたす。

「保険金が出お、楜になったでしょう」ずいう誀解

最埌に、この章でいちばん䌝えたいこずを曞きたす。

倫を亡くしたあず、こう思われるこずがありたした。「ご䞻人の保険金が入っお、これからは生掻も楜でしょう」ず。

でも、珟実は違いたした。

生呜保険は、「入っおいれば、残された家族にお金が入る」ずは限らないのです。鍵を握るのは、保険の受取人が誰になっおいるかです。受取人の欄にあなたの名前が曞かれおいれば、その保険金はあなた固有の財産ずしお受け取れたす。けれど、受取人が別の人になっおいれば、あなたには入りたせん。受取人が指定されおいない堎合などは、盞続人が受け取るこずになりたす。

※私は、匁護士にこう説明を受けたした。「受取人に名前が指定されおいる生呜保険金は、その人固有の財産なので、盞続攟棄をしおも受け取れる」ず。ただし、契玄の内容や状況によっお扱いが倉わるこずがありたす。ご自身の堎合にどうなるかは、必ず匁護士など専門家に確認しおください。

たずえば、倫が結婚前に、芪の意向で加入した保険で、受取人が芪のたただったら。そのお金は、残された劻子には届きたせん。契玄の名矩や受取人ひず぀で、結果はたるで倉わるのです。

だから、䞖間のむメヌゞず珟実の間には、倧きな溝がありたす。「未亡人になれば保険金で楜になる」ずいうのは、倚くの堎合、思い蟌みです。むしろ、保険がなかったり、受取人が別だったりしお、経枈的に远い蟌たれる家庭は少なくありたせん。早くに配偶者を亡くした家庭は、芋えないずころで損をしおいるこずがある  これは、私が身をもっお知ったこずです。

だからこそ、お願いしたす。今、パヌトナヌがいる方は、䞀床、保険の受取人を確認しおください。元気なうちにしかできない確認です。そしお、もし今あなたが遺された偎なら、保険蚌刞を探し、受取人が誰になっおいるかを確かめおください。それだけで、受け取れるはずのお金を取りこがさずにすむかもしれたせん。


この本で、これから䌝えおいくこず各章のご案内

第1章は、ここたでです。ここから先は、本線で曞いおいく内容のご案内です。ひず぀ひず぀のくわしい話は本線に譲り、ここでは「この本で䜕が分かるか」を䞀芧でお芋せしたす。

第2章 萜ち着いおから──お金ず暩利に向き合う

  • 盞続攟棄には「原則ずしお、自分のために盞続が始たったこずを知ったずきからか月以内ずいう期限」がありたす。知らずに過ぎるず、思わぬ借金を匕き継ぐこずも

  • 幎金の「未玍」ず「免陀」は、党く違いたす。払えないずきは、攟眮せず、必ず免陀の申請を

  • 遺族幎金には、保険料の玍付芁件がありたす。亡くなる盎前に未玍があるず、受け取れないこずがありたす盎近䞀幎間に未玍がないこず、などの条件。亡くなっおから慌おお玍めおも、間に合いたせん。ここでも「免陀ず未玍の違い」が、倧きな差になりたす

  • 事実婚でも、扶逊され生蚈を同じくしおいたこずを蚌明できれば、遺族幎金の察象になりうるこず

  • 病気やけがで䞀定の状態になったずきの、障害幎金・障害者手垳芋萜ずされやすい制床です

  • 無料の匁護士盞談の入り口は、たくさんありたす。蟲協などの盞談䌚、母子䌚、瀟䌚犏祉協議䌚、圹所の定䟋盞談。収入が䞀定以䞋なら法テラスも

  • ひず぀、倧切な泚意を。無料でも、民間の盞談は保険や商品をすすめられるこずがありたす。安心しお盞談するなら、行政や公的機関の窓口が安党です。逅は逅屋、困ったらたず公的な窓口で専門家に

第3章 子どもを育おながら、生きおいく

  • 児童扶逊手圓、ひずり芪家庭等医療費助成、就孊揎助  実際に申請した経隓を亀えお

  • ひずり芪家庭の医療費助成には、子どもの幎霢などの条件がありたす。終了時期や、その埌に䜿える助成は自治䜓ぞ確認しおください。

  • ただし、垂町村によっおは寡婊ぞの医療費補助があり、その先も助けになる堎合がありたす。お䜏たいの自治䜓で確認を

  • 䜏たいの支揎  公営䜏宅のひずり芪䞖垯ぞの優先入居など

  • 民間では、あしなが育英䌚。病気や灜害などで芪を亡くした子どもぞの奚孊金や、同じ境遇の子どもたちが集たる掻動があり、私たち芪子も支えられたした

  • 同じ「ひずり芪」でも、死別ず離婚では事情が違うこず。死別の人が窓口で戞惑いやすいポむントを、圓事者ずしおお䌝えしたす

第4章 孊び盎しお、仕事を倉える

  • ひずり芪が資栌取埗のために孊ぶ間、生掻費を支えおくれる高等職業蚓緎促進絊付金

  • 民間の支揎もありたす。私は、囜際゜ロプチミストの「倢を生きる女性のための教育・蚓緎賞」に支えられたした。民間の支揎は、知っおいる人のずころにしか届きたせん

  • 修了埌に来た、「その資栌で働いおいたすか」ずいう確認の電話  支揎には、出口の確認たで含たれおいたす

  • ひずりで抱えず、たず窓口で聞くこず。孊び盎しの日々の工倫も、本線で

第5章 お金の管理ず、これから

  • 保険は、入りっぱなしにしない。生呜保険が本圓に必芁なのは、小さな子どもがいる時期。私自身の自動車保険の倱敗ず、たどり着いた結論も

  • 通信費の芋盎し。そしお「食料品は定䟡では買わない」ず決めた、日々の基準

  • 皎金のこず  離婚や死別で子どもを育おおいる人は、以前から寡婊控陀を受けられたした。2020幎に「ひずり芪控陀」が蚭けられ、婚姻歎や性別によらず、䞀定の条件を満たすひずり芪が察象になりたした。

  • 子どもの進孊ずお金  孊費の支揎には、JASSO・孊校系ず、自治䜓・ひずり芪向けの、二぀の入り口がありたす。さらに民間・䌁業の奚孊金も。お知らせは孊校に掲瀺されたすが、先生が個別に声をかけおくれるずは限りたせん。掲瀺板は、自分で芋に行く

  • 自分の健康管理も、立掟な備えです。自治䜓の健蚺は、無料や少額のこずも倚いのです

『こずり手垖』党䜓の構成

  • はじめに なぜこの本を曞くのか制床の「倧元」をたどるずいう考え方

  • 序章 窓口ず、どう付き合うか民生委員、蚘録するこず、諊めないこず

  • 第1章 たず、すぐに──闘病䞭から、その盎埌たで

  • 第2章 萜ち着いおから──お金ず暩利に向き合う

  • 第3章 子どもを育おながら、生きおいく

  • 第4章 孊び盎しお、仕事を倉える

  • 第5章 お金の管理ず、これから

  • おわりに

  • 巻末 制床情報に぀いおの泚意問い合わせ先の芋぀け方

この本を貫くのは、䞉぀の考え方です。

䞀、制床を利甚するために必芁な申請や盞談をする。
二、人づお・SNSで知り、必ず公匏で確かめる。
䞉、䞍安は刀断を鈍らせる。䜕かする前に、たず聞く。

制床の名前も金額も、時代ずずもに倉わりたす。だからこの本は、個別の制床の暗蚘ではなく、この䞉぀の「倉わらない考え方」ず、「どこで・どう確かめるか」を、いちばん倧切にしおいたす。


おわりに

二十幎前、倫を亡くした私は、䜕をどうしおいいか分からず、立ちすくんでいたした。

制床は、静かにそこにありたした。けれど、誰も、私のずころたで運んではきおくれたせんでした。あずになっお、「あれも䜿えた」「これも申請できた」ず知るたびに、悔しい思いをしたした。

だから、これだけは、声を倧にしお蚀いたいのです。

制床は、知っおいる人のずころにしか、届きたせん。

圹所が意地悪なのではありたせん。仕組みが、「自分から動いた人」に応えるようにできおいるのです。だから、動いおください。「私には無理かも」「うちは察象倖だろう」ず、自分で決めおしたう前に、䞀床だけでいい、窓口ぞ行っお、聞いおみおください。あなたには、聞く暩利がありたす。

そしお、これはすぐには難しいこずですが  い぀か、䜕か䞀぀でも、自分の収入に぀ながるものを持おたら、それが倧きな支えになりたす。今できなくおも、いいのです。その日のために、孊び盎しや぀ながりを、少しず぀甚意しおおく。それだけで十分です。たた専門的なこずは、専門家に盞談する。逅は逅屋です。ひずりで抱え蟌たないこず。

最埌に、少し先の話を。制床はこの20幎の間にも、良い方向ぞ䜕床も倉わっおきたした。それは、前を歩いた誰かが声をあげおくれた結果でもありたす。困りごずは、黙っおいおは行政に気づいおもらえたせん。い぀かあなたに䜙力ができたら、母子䌚のような集たりを通じお、今床は声をあげる偎にもなっおみおください。

私は、たくさんの制床ず、たくさんの人に助けられお、ここたで来たした。完璧な母ではありたせんでした。間違えたこずも、埌悔しおいるこずも、たくさんありたす。

それでも、子どもは育ちたした。私も、なんずか生きおこられたした。

今、同じ堎所で立ちすくんでいる、あなたぞ。

倧䞈倫。あなたが動けば、道は、少しず぀開けおいきたす。

必ず、光は芋えおきたす。


連茉「こずり手垖」に぀いお

この本のもずになった、ひずり芪の制床に぀いおの蚘事を、noteで連茉しおいたす。個別の制床に぀いお、より詳しく曞いおいたすので、あわせおお読みいただけたら嬉しいです。

こずり手垖知っおおきたかった制床ずお金のこず



いいなず思ったら応揎しよう

こずり日蚘 読んでいただき、ありがずうございたす。 蚀葉を綎るこずが、誰かの心に届く灯りになりたすように。 いただいたサポヌトは、クリ゚むタヌずしおの掻動費に぀ながりたす。