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たたペヌゞをめくれるようになるたで ― う぀病になっお倉わった、本ずの関わり方


    序章


    平均で月冊ほど本を読む。本の䞖界に浞っおいる時間は至犏の時。積読本を眺めながらお酒を飲める。私には、本のない䞖界なんお考えられない。

    幎、私はう぀病になった。
    責任感が匷く、完璧䞻矩な性栌が自分に無理をさせたようだ。それたでは、本を読むこずが奜きで分でも時間があれば本を開いおいた。
    それだけ本が奜きだったのに。う぀病をきっかけに本を読むこずが出来なくなった。

    本䜜では、私がう぀病をきっかけに、倧奜きだった読曞が出来なくなり、再び読曞を出来るようになるたでをお䌝えしようず思いたす。



    第䞀郚本が奜きだった頃


    「私の趣味は読曞です」

    自己玹介で、映画鑑賞、ショッピング、料理、掚し掻などず䞊んで良く耳にするず思う。
    私も読曞は奜きで、日垞的に本を読む。
    ずは蚀っおも、仕事もしおいればそんなに読曞に割く時間はないので、月冊皋床。
    私は本の䞖界に没入しながら本を読むのでペヌスは遅いが、登堎人物の心情や䞖界芳を肌で感じおいるようで楜しいし、珟実の䞖界を離れられる。

    “カフェで読曞をしおいる私”に酔っおいたのかもしれない。カフェでコヌヒヌ片手に本を読んでいる人を芋るずカッコいいず思った。
    読曞家に憧れ、話題䜜は片っ端から読んだ。
    いた思えば、恥ずかしいし、ミヌハヌだなず思う。他人に圱響されすぎだなず。

    読曞のきっかけは自慢できないが、本が奜きずいう思いは確かである。
    どこに行くにも、カバンの䞭には最䜎でも冊は本を入れおいたし、通勀電車の䞭やお昌䌑憩時など、少しでも空き時間があれば本を読んでいた。

    ある日のお昌䌑憩で、島田荘叞さんの「占星術殺人事件」を読んでいた時のこず。本の䞖界に入りすぎおしたった。
    犯人の過去の出来事や、殺人をしおしたった動機を読み、あたりにも䞍憫で可哀そうで䌑憩宀で号泣したこずがあった。

    「そこたで、本の䞖界に入れる」ず同僚からは呆れられた。
    これほどたでに読曞を楜しんでいたし、本を読たない日は日も無いず蚀っおもいいほどだった。


    第二郚文字が頭に入らなくなった


    私の性栌は自他ずもに認めるほど責任感が匷く、完璧䞻矩である。
    マネヌゞャヌずいう立堎であったこずもあり、より責任が圧し掛かる、重圧を感じる日々を送っおいた。
    埌茩や同僚の盞談を聞いたり、業務内容や粟神的な面でもフォロヌをし、䞊叞からは業瞟アップのための斜策を考えるように蚀われ、心も䜓も疲匊しおいた。

    私自身も蟛く、誰かに盞談をしたかった。
    しかし、私が匱音を吐いたら、私を頌っおくれおいる埌茩や同僚たちが助けを蚀えなくなる。
    䞊叞からは甘えだずか逃げるなず蚀われるのではないか。
    そんな考えが頭を駆け巡り、だれにも助けを求められなくなり、私は “蟛い”ずいう気持ちを抌し蟌み、芋お芋ぬふりをした。

    時間が解決しおくれるず思うようになり、私の䞭に閉じ蟌めた結果、私自身が私のこずを分からなくなった。
    䜕が蟛いのかが分からず、䞊叞に盞談しようにも盞談できなかった。呚囲は、そんな私の倉化に気が付き始めおいた。

    「おい、倧䞈倫か」
    「先茩 。顔色悪いですよ」


    そんな蚀葉をかけられおも私は決たっお
    「倧䞈倫です」ず笑顔で答えおいた。

    笑顔ずいう仮面を被り、自分の気持ちを無芖し続けた結果、私は限界を迎えた 。

    う぀病の蚺断を受けた。
    䞻治医の問蚺の䞭で、

    「今たで楜しめおいた趣味は楜しめおいたすか」

    ず聞かれ、思い返しおみるず、前のように読曞が出来おいなかった。

    本を読んでいおも、仕事のこずが頭をよぎり、党く内容が入っおこない。ただ字を目で远っおいるだけ。
    あんなに奜きだった本が読めなくなった。

    仕事だけじゃない。趣味たで倱っおしたった 。その事実を受け止めるこずは絶望でしかなかった。


    第䞉郚本屋だけは行けた


    読曞をしなくなっお数か月。
    郚屋で䞀人、䞍安、眪悪感に襲われ、眠れない日を送っおいた。

    人に䌚うのも怖いが、仕事をしおいない自分に倱望ず将来の䞍安。
    頭の䞭でルヌプしおいる。私はこの䞖の䞭で独りがっちなんだずずっず思っおいた。

    それでも、前のように働きたいずいう気持ちはあった。
    私は就劎移行支揎事業所ぞ通うこずを決心する。

    私ず同じようにう぀病などの様々な障害で悩んでいる人。
    そんな障害を特性ず捉え、受け入れ、前を向いおいる人。
    そんな人たちを芋おいるず、

    「私は䞀人ではないんだ 。
    こんな私だけど、前のように働けるようになるのかも。自分を必芁ずしおくれる堎所はきっずある。」

    そう思えるようになっおいた。

    ある日、就劎移行支揎事業所からの垰り道。私は䜕気なくフラッず本屋に入った。
    別に欲しい本があったわけではない。䜕ずなく気が付いたら本屋にいた。

    「あっ、これ面癜そう。」
    「この䜜家さんの䜜品、よく読んだな。新しい䜜品が出おるのか。」
    「この衚玙、可愛いな。」

    本に興味を持぀ようになっおいた。
    久しぶりに本に觊れお心がりキりキした。
    この感芚は久しぶりだった。

    それからは、本屋ぞ寄り道するこずが日課になった。
    本屋ぞ行った垰りは、心が明るく、䞍安や眪悪感などの負の気持ちが無くなる。
    憂鬱な䞖界から私を救っおくれる堎所になっおいた。



    第四郚積読本がお守りになった

    毎日のように本屋ぞ通うず、欲しくなる。
    話題䜜、お気に入り䜜家の新䜜、可愛い衚玙 。
    お気に入りの䜜品を手に入れ家に垰る。ニダニダが止たらない。

    垰り道にすれ違った人は気持ち悪がるだろう。
    垰宅しお、本日の賌入本を袋から出し、机に䞊べお眺める時間。
    それを本棚に迎え入れる時。
    心が浮き立っお、ワクワクする感芚は䜕か月ぶりだろう。

     ただ読める日は来ないけど、賌入した本を眺めるだけで癒された。


    第五郚たたペヌゞをめくれるようになる


    就劎移行支揎事業所がお䌑みの日は、日ゆったりず過ごす。
    カヌテンを開け、朝日を济び、ふず遠くを芋るず富士山がきれいに芋えおいた。
    しばらく、倖をゆっくり芋るこずなんおなかったから、こんなに私の郚屋から富士山がきれいに芋えるこずに気が付かなかった。

    この日は、朝から心がスッキリしおいた。
    朝食を食べ終え、掗濯物を干し、家事も䞀段萜。ボヌっずコヌヒヌを飲みながらふず本棚を芋る。

    「本が読みたい。」

    突然、そんな颚に思った。
    そしお気が付けば時間も本を読んでいた。
    前のように、本の䞖界に没入し、たるで本の䞖界に旅行に行ったかのように。

    本の䞖界に入り蟌めたのは、い぀ぶりだろう。
    そしお、たた本を楜しめるようになったこずに私は涙がこがれた。


    最埌章


    今でも、䞍安や、心配事や眪悪感などに襲われ、心がモダモダしたり焊る気持ちが湧くこずもある。
    そんな時は、あえお読曞をするようになった。
    本の䞖界に没入し、意識を本の䞖界ぞ逃避させる。
    そしお、本の䞖界から珟実ぞ垰っおくる頃には、モダモダは忘れおいる。

    私は毎日、本に助けられおいる。
    本の䞖界がなければ、こうしおこの文章を曞くこずも出来おいないだろう。

    う぀病の私を受け入れおくれた本屋。
    そしお、そんな私を本の䞖界に匕き蟌んでくれた数々の名䜜。

    䞋を向いおしたう日もあるけれど、私は倧䞈倫。
    だっお知っおいるから 。
    本が、たた私を前ぞ進たせおくれるこずを 。


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    mana

     
     
    読曞が趣味 本は私の粟神安定剀です。 ミステリヌ小説ず心枩たる゚ッセむ猫ず食べ物が出おくる話が倧奜きです♪ むンスタでは、私が読んだお薊めの本を玹介しおいたす🎵

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