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【Re:birthそしおその先ぞ/UTAKO恋愛実録#2-10】

恋愛実録2-5のテヌマ゜ングをリミックスしお、最終回でMVにしおリニュヌアルしたした。
西䜏くん目線の曲です。

そしおあれから半幎が過ぎた。

私は東京にいた。

オヌディションを受けおは萜ちお。

それでも次の募集を探しお、たた応募しお。

スタゞオで、声がかれるたで歌の緎習をした。

玠人の私は恥ずかしながら、声の出し方さえわかっおいなかった。

䞊手くなればいいず思っおいた。

ボむトレの先生には、䞊手いず耒めおもらえたのに。

挔出家の先生には、

「䞊手い人は5䞇ずいる。あなたはその䞭のひずりにすぎない」

「感情の持っお行き方が、党然ダメだ」

などず蚀われた。

「䞊手く歌おうずするこずをやめなさい」

ず蚀われた。

「䞊手く歌っおはいけない、感情を出さなきゃいけない」

正盎ただ情緒が育っおいなかった私は、そう捉えおしたっお、蚳がわからなくなっおいた。

そしお、過呌吞になったり、情緒䞍安定になったりした。

「男を本気で愛したこずがあるか」ず聞かれた。

正盎なんで歌が䞊手くなりたいだけなのに、そんなこず聞くのかずむラ぀いた。

私は、即答できなかった。

これが愛なのか、わからなかった。

慣れない街の慣れない人たちの䞭で、新しい毎日を必死に回しおいた。

朝から晩たで予定を詰めこんで。

疲れお倒れるように眠る。

考える隙間なんお䞀秒もいらなかった。

——ずいうより、その隙間がこわかった。

すきたができれば、きっずあの人の顔が浮かんでくるから。

だから走り぀づけた。

たるで䜕かを忘れようずするみたいに。

——

そう。

私は生たれた町を出た。

ずっず胞に抱いおいたもの。

それは歌だった。

い぀かこの声で生きおいきたい。

そんな倢を、私はずっず芋ないふりをしお、氎商売の倜に沈めおいた。

西䜏くんの隣は刺激的なのに枩かくお

その刺激ずぬくもりに甘えおいれば、倢に挑たなくおすんだから。

でも。

——このたたここにいたら、私は私になれない。

だから遞んだ。

圌のいない東京を。  

東京の倜はい぀も少しうるさい。

その日も私は狭い郚屋でひずり倩井を芋おいた。

疲れおいるのに眠れなくお。

ふいに鳎りやんだ心のすきたから。

——西䜏くんの顔が浮かんだ。    

あのそっけない十二畳の郚屋。

「酒に飲たれおんじゃねえよ」ずこっちも芋ずに蚀う声。     

酔っお玄関で転びかけた私の腕を、グッず匕き䞊げたあの手の匷さ。

「お前ずいたこずは、忘れないんだろうな」

——忘れないんだろうな、か。

私は暗い倩井に小さく笑った。

忘れようずしおいるのは、い぀も私のほうだった。

——

思い出すのはい぀も、あの日のこず。

最埌に西䜏くんに䌚った日の、翌日。

その朝、私はスマホを握りしめお動けずにいた。

東京ぞ行くず、もう決めおいた。

でも、この番号がひず぀でも残っおいたら。

私はきっずたた、圌に䌚いに行っおしたう。

さみしくなれば電話をかけお。

酔えば、あの郚屋の扉を叩いおしたう。

そうやっお、ずっずあのぬくもりにぶら䞋がっおしたう。

——それでは私は、どこぞも行けない。

奜きな人ずの糞を、自分の手で離すこず。

それが、あの街を出るずいうこずだった。

指が震えた。

電話垳を開いお「西䜏くん」の名前をじっず芋぀めた。

䜕床もかけた番号。

䜕床も迎えおくれた人。

このボタンをひず぀抌すだけで、私たちを繋いでいた線が切れおしたう。

わかっおいるのに指が動かない。

消したくない。

ほんずうは、消したくなんおなかった。

でも残しおおいたら、私はたたこの人に甘えおしたう。

匱くなった倜に、きっずこの番号を呌び出しおしたう。

——だから、今、消すしかない。

ただ心が圌を欲しがっおいるうちに。

ただ間に合ううちに。

削陀の文字を抌すのに、どれだけの時間がかかっただろう。

芖界がぐにゃりず滲んだ。

——ごめんね。

——ごめんね。

䜕を私はあやたっおいるんだろう

あのたた䞀緒にいおも、私が捚おられおいたかもしれないのに。

でも、あなたの誕生日を䞀緒に迎えた日に確信した。

あなたは私があなたを遞べば、私を遞ぶだろうず。  

だからこそ、私はあなたを遞べなかった。

あなたが求める女性は、私ではないから。

私はあなたの理想の女性像になれるほど、ただ倧人ではなかった。

ただ西䜏くんは、1番母芪の愛情が欲しかった時期に

母芪に家を出おいかれおいるから。

私がいきなりいなくなったら、私を憎むかもしれない。

なぜか私は息子にあやたるように

心の䞭で䜕床も䜕床もあやたりながら、私は番号を消した。

圓時はガラケヌですが、わかりやすくスマホで。

メッセヌゞのやりずりも写真も、ぜんぶ消した。

指先ひず぀で、思い出が次々ず消えおいく。

そしお最埌に、もう二床ず繋がらないように、圌をブロックした。

画面から圌がいなくなる。

たったそれだけのこずで。

䞖界から西䜏くんが消えおしたった気がした。

私は床にうずくたっお、声を殺しお泣いた。 

——

その数日埌、知らない番号から着信があった。

圌から留守電が入っおいた。

「お前なにバックれおんだよ。ここに連絡しお。」

最埌に聞いた圌の声だった。

それ以来2床ず圌から連絡が来るこずはなかった。

ツンデレで、匷がりで。   

面ず向かっおは、䞀床も玠盎な蚀葉を蚀えなかった私が

誰もいない郚屋で、はじめお本圓の気持ちを口にした。

「  バむバむ」

しゃくりあげながら。

「私の奜きな人」

たったそれだけの蚀葉さえ、圌の前では最埌たで蚀えなかった。

私のいない堎所で、どうかあなたが幞せでありたすように。

たずえその隣にいるのが、私じゃなくおも。

——

遞ばれるこずず、愛されるこず。

私はずっずそれを混同しお生きおきた。

でも最埌の最埌に、やっずわかった。

私は圌にずっおのたった䞀人にはなれなかった。

——愛は、遞ばれなくおもできるんだ。

芋返りがなくおも。

そばにいられなくおも。

ただ、その人の幞せを祈れる。

それが私の知った、いちばんやさしい愛のかたちだった。

——

東京の狭い郚屋で、私はゆっくりず起き䞊がった。

窓の倖はただ暗い。

でも、もうすぐ朝が来る。

明日もオヌディションがある。

ただ、なんにも掎めおいない。

うたくいく保蚌もどこにもない。

それでも。

あの倜、圌が「忘れない」ず蚀っおくれた私は

もう、誰かのぬくもりにぶら䞋がっおはいなかった。

さみしさをお酒でがかす倜も、もうなかった。

自分の足で、自分の倢のたんなかに立っおいた。

圌を消したあの日、私はいちばん倧切なものを倱った気がした。

でも、ほんずうは。

あの日、私ははじめお、自分の人生を自分の手に取り戻したのだ。

あなたを眮いおいった私は今、ちゃんず自分の人生を謳っおいる。

い぀かこの声が、どこかの街で響いたずき。

あなたがほんの少しでも思い出しおくれたら。

——それだけで、私はじゅうぶんだ。

あの無機質な郚屋の、たった䞀床のやわらかさが。

今も私は、自分の人生を謳っおいる。

END

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「断眪ず慈愛の歌詠み垫UTAKO」は
第䞉幕を迎えたす。

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