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Photo bybokonyan

【毎週ショートショートnote】「カミングアウト」「コンビニ」

    「カミングアウト1件が受取可能になりました」
    妹からだった。
    カミングアウトとはこれまで秘密にしていたことを誰かに打ち明けること。打ち明ける側は勿論ドキドキするものだが、打ち明けられる側もまたドキドキするものだ。反応を誤ると取り返しのつかない関係になるから。
    そこに目を付けたのがカミングアウト仲介サービスで、秘密は好きな時に届けることができ、好きな時に受け取ることができるようになった。打ち明ける側の指定がなければ受け取りはコンビニでもできる時代。宅配便と同じく、端末に届いたIDを読み込んだ店員が奥から自分宛のカミングアウトを取ってきてくれる。
    思春期の妹が自分を頼ってきたのだ。どんな秘密であっても兄として真剣に向き合わなければ。
    コンビニから足早に自室に戻り、大切に抱えてきた妹の秘密を緊張しながら開封した。
    「お兄ちゃんのプリンを食べたのはママじゃなくて私です」
    お前かー!
    カミングアウトにはコンビニプリンが同梱されていた。
    (410字)

    ―――――

    こちらに参加しています。

    前回のお題「涙」「鉛筆」

    次回のお題「サラダ」「バス」

    以下、今回の本文作成に至るまでのアイディアめも。

    アイディアの羅列
    カミングアウト:告白、暴露、秘密、言うタイミング、言われるタイミング、
    コンビニ:24時間、公共料金支払い、宅配便受け取り、おにぎり、スイーツ、プリン、

    アイディアの組み合わせ
    カミングアウトをコンビニ受け取りする話:要領は宅配便と同じ。カミングアウトの内容は軽めでオチに。コンビニっぽいオチになるとよい。宅配便ではなくコンビニ受け取りにする理由付けが必要。

     
     
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