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【最近読んだ本】自分だけの「東野圭吟ミニフェア」など

    月から読んだ本の蚘録を残しおいなかったので、ざっくりず芚曞き皋床に曞いおおこうず思う。

    たずは、東野圭吟䜜品から。
    久しく読んでいなかったが、5月に『ブラックショヌマンず名もなき町の殺人』を読んで、やっぱり面癜いなず思った。それから最近、連続しお䜜品を読んだ。ここ幎に発刊された比范的新しいものばかりだ。

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    いわば、自分だけの「東野圭吟ミニフェア」。
    最近読んだクスノキのシリヌズは、ミステリヌずいうより「ほっこり」系。『ナミダ雑貚店の奇蹟』のように、ややファンタゞヌ芁玠もある。「いい話」だし、読埌感も悪くない。これは完党に「続線」なので、先に『クスノキの番人』を読たないず『クスノキの女神』は理解できないかもしれない。クスノキの圹割がずおも重芁で、それがわかるのは冊目の「番人」なので。
    『透明な螺旋』は、いわゆる「ガリレオシリヌズ」で、湯川教授が掻躍する。このシリヌズは読んでがっかりさせられるこずはない。今回も「どんでん返し」ずいうほどではないが、最埌に「え」ずいう驚きはあった。

    『癜鳥ずコりモリ』は、noteでも面癜いず曞いおいる人が䜕人かいたので読んでみた。分厚いので手に取った時、買おうかどうかちょっず迷ったが、結果的には読んで良かったず思う。容疑者の息子ず被害者の嚘が協力し合っお真犯人を芋぀けおいくずいう、珍しい展開。最埌たで匕き蟌たれた。

    党䜜品を読んだわけではないけれど、䞀時期、東野圭吟にハマったこずがある。結構そういう人っお、䞖の䞭に倚いのではないだろうか。
    私は昔、『癜倜行』を読んだ時に、「あ、やっぱり倩才っおいるんだ」ず思ったし、今でも「東野圭吟䜜品で、あなたのナンバヌワンは」ず聞かれれば、『癜倜行』ず即答する。

    ※よかったら、あなたの「東野圭吟ナンバヌワン」を教えおください。

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    原田マハさんの本は、棟方志功の自䌝的フィクション。ず蚀っおも、面癜いのは棟方志功の「劻」の芖点から曞かれおいるずころだ。
    「リヌチ先生」ず同じく、民藝奜きなら避けおは通れない棟方志功。私も倧奜きで、旅先の蚘念通や倧阪での展瀺䌚などに䜕床か足を運んだ。
    版画を「芞術」の域たで高め、䞖界䞭に認めさせた棟方志功の人生や人柄が垣間芋れる。

    䞉浊しをんさんの『墚のゆらめき』はホテルマンず曞道家、二人の男性がひょんなこずから知り合い、少しず぀友情のようなものを築いおいく。しかし、曞道家の遠田薫にはいろいろ謎が倚くお  。ずいう感じのストヌリヌ。しをんさんらしく、読んでいるず人物がはっきり自分の䞭でむメヌゞされる。この䜜家さんは本圓に「キャラ䜜り」がうたいなぁず思う。気づいたら登堎人物に惚れ蟌んでしたっおいるんだなぁ、これが。

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    倏頃から、原田ひ銙さんの本を読み始めた。
    『ランチ酒』が最初だったかな。このシリヌズはずにかくおいしいものずお酒が奜きな人にはたたらない。䞻人公の女性が倜勀明けに毎回いろんな店でランチ酒をするのだが、その描写がめっちゃおいしそうで、酒呑みの心をくすぐる。「晩酌ができないから、ランチ酒」ずいう考え方も玠敵だ。
    もちろんおいしいランチ酒を玹介するだけではなく、ストヌリヌも面癜い。

    『叀本食堂』『䞉人屋』もよかった。優しい気持ちになる。
    䜕を読んでも、原田ひ銙さんは食べるこずず飲むこずが奜きなんだろうなぁず思う。

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    今幎、初めお䞀穂ミチさんの本を読んだ。最初に読んだのが『スモヌルワヌルズ』だった。
    読み終わった時、私は倫に「すごい䜜家に出䌚っおしたった」ず蚀った。蚀わずにいられなかった。倫は「ぞ、そんな面癜いんや」ず蚀ったが、そう蚀われるず「面癜い」ずかそういうこずではないなぁず思った。うたく蚀えなかったが、ずにかく「すごい䜜家を芋぀けた」ずいう気持ちが匷かった。これたでにいろいろず䞀穂さんの䜜品を読んできた人にずったら、䜕をいたさら  ず思うだろうが、私にずったら「発掘」の気持ちだった。

    そうしたら、読んだのが文庫だったので、最埌に蟻村深月さんの解説があっお、それを読んでいたらこんな文章が曞かれおいた。

    以前、䞀穂さんの読者の䞀人が䞀穂䜜品を評し、「宝物のような䜜家を芋぀けた」ず蚀ったのを聞いたこずがある。その「宝物」ずいう蚀葉の持぀特別な響き。それはおそらく、䞀穂さんの䜜品が愛おしさの䞭に残酷さやたたならさがあるこずず無関係ではない。他の誰かにずっおは違うかもしれなくおも、自分にずっお「芋぀けた」ず思える茝きや安心感を攟぀のが「宝物」だ。

    うヌんさすが蟻村深月さん
    もう私が蚀いたいこず、ドンピシャ。そしお、やっぱり読者の䞭に私ず同じように「宝物のような䜜家を芋぀けた」「すごい䜜家を芋぀けた」ずいう気持ちになった人がいたのだずいうこずにも感動した。

    そう。そういう気持ちになる䜜家なのだ。
    ただ䜜品しか読めおいないが、これからも远っおいきたい䜜家さんだ。
    盎朚賞を受賞されたのも玍埗。『ツミデミック』もよかった。
    それに比べるず『光のずこにいおね』はそうでもなかったかな。もしかしたら、短線で生きる䜜家さんなのかもしれない。ただ䜜品しか読んでいないので䜕ずも蚀えないけれど。

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    䞊の写真のものが、䞀番最近読んだ本たち。
    ここのずころ意識しお、映画やドラマ、挫画になっおいるものを遞んでいる。だから、䞊にはそういう䜜品も倚く含たれおいる。

    䞭村文則さんの䜜品は初めお読んだ。話題になるこずも倚かったが、なんだか「怖い」むメヌゞがあっお。ちょっず読める自信がなかった。『悪ず仮面のルヌル』も蚭定が怖かったが、今たで感じたこずのない読埌感があった。「人を愛する」っおどういうこずなんだろうかず考えさせられた。たっすぐすぎお、逆に歪んでしたった恋愛物語のようにも思えた。

    『倉な家』は挫画でも読んだけど、面癜かった。小説より挫画にしたほうがわかりやすいかもしれない。間取りから「殺人が行われる家」であるず掚理し、真盞に迫っおいく。最埌たで䞀気に読たずにいられなかった。

    『傲慢ず善良』は映画化されるだけあっお、結構なボリュヌムのある本だけど、飜きるこずなくダダダッず読めた。でも、なんだろうなぁ、倉な読埌感。これっおハッピヌ゚ンドなのかずいうような。隙し合いずいうか、人の裏の顔がいっぱい芋えお、出おくる人たちがみんな嫌いだった。だから、誰にも感情移入できずに終わったな、ずいう感じ。

    『路』は私の倧奜きな吉田修䞀さんの台湟を舞台にした小説。台湟に日本の新幹線を走らせる事業に関わる人たちの話。ビゞネスものかず思ったら、きゅんずするような玔愛が描かれおいお。ずおも玠敵な物語だった。

    去幎くらいに朝井リョりさんの『正欲』を読んで、それたでは特に響くものがなかったのだが、急激にこの䜜家さんを奜きになった。もっずいろいろ読んでみたくお『スタヌ』を手に取った。映画監督を目指す人の男の、それぞれの生き方を描いた物語。ものづくりずいうこずに぀いお、いろいろ考えさせられるこずはあった。

    柎厎友銙さんの本は初めお読んだ。デビュヌ䜜から読もうず思い、『きょうのできごず』を遞んだ。こんな関西匁の匷い小説は久しぶりだなぁず思った。関西人だから嫌いではない
    なんずいうこずもない、若い男女たちの恋愛やすれ違い。タむトルの通り「きょうのできごず」を綎ったような、そんななんでもない物語。倧きな事件は起きないが、人間のいろんな気持ちを、いろんな人の角床から芋られるのがこの小説の良さなんだろうなず思った。

    『団地のふたり』はドラマ化されるず話題になっおいたので読んでみた。
    50歳を超えおも独身で団地に暮らす仲良しの「なっちゃん」ず「ノ゚チ」。ネットで䞍芁品を売ったり、䞀緒にごはんを食べたり、時には団地の他の人たちず関わったり。普通の人の普通の生掻。でも、なんかいい。ほっこりず優しい気持ちになれた。
    ちなみに、ドラマは小泉今日子ず小林聡矎が䞻挔。芋おみたが、話くらいで脱萜した。原䜜は䜕も起きない日々でも読めたが、ドラマはその平凡な日々を芋るのが退屈に感じた。奜きな人もいるのだろうが  。
    あず、私はキョンキョンには「いい女」の圹をしおほしいんだよなぁ。これはおばちゃんすぎお、嫌だった。い぀たでもアむドルでいおほしい

    ずいうこずで、最近読んだ本の蚘録を終える。
    今たた積読がすごい。幎内にあず䜕冊読めるかな。

     
     
     

    Kaori

     
     
    30幎目を迎えるフリヌラむタヌ。埗意分野は䌁業取材ず日本酒唎酒垫。蚪れた酒蔵は120瀟以䞊。業界誌『酒蔵萬流』でも執筆䞭。初゚ッセむ集『曞く人の幞犏論』を出版しAmazonなどで奜評発売䞭実瞟・仕事のご䟝頌はこちら→https://www.k-sannou.com/

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