なぜ「第四マリカ教会」のように数字のつくマリカ教会があるのか?【エルデンリング】
狭間の地には「第〇マリカ教会」という形で数字の付けられたマリカ教会が4か所存在する。
マリカの名を冠し、数字もつけられているということは、非常に特別な教会のように思えるが、一見して他にも多数ある教会との大きな違いは見受けられない。
今回はこの数字のついたマリカ教会の正体について探っていきたい。
結論から先に言うと、これらは「黄金樹勢力と敵対した火の勢力」の方向に向けて建てられたものだ。
第一マリカ教会
巨人たちの山嶺にある、第一マリカ教会。
この第一マリカ教会は、マリカ像が「巨人の火の釜」を背に建っている。
黄金樹勢力はかつて、火の巨人戦争で山嶺を支配していた巨人勢力と戦っている。

第二マリカ教会
アルター高原にある、第二マリカ教会。
これは西北西の方角にある火山館を背にして立っており、火山館は黄金樹と敵対しているライカードの勢力だ。

ただし時系列的な注意点がある。ライカードはラダゴンとレナラの子で、第二マリカ教会の時代はまだゴッドフレイの時代(後述)だと考えられる。
つまり敵対勢力はライカード自身というよりはゲルミア火山の大蛇と蛇人の勢力ということと解釈できる。ライカードはエルデンリングが砕けたとき、大蛇に自身を食べさせ、黄金樹と敵対するに至った。
第三マリカ教会
既に第一と第二が火の勢力を相手にしていたことから、第三教会も同様と見て良いだろう。
リムグレイブにある第三教会は北向きに建っており、そこには「燻り教会」がある。燻り教会はその名の通りいまだに火が燻っているような様子を見せている。

しかし若干の疑問が残る。この燻り教会の由来があまり周辺の状況からはよくわからないのだ。

燻り教会のすぐ近くにはゴッドフレイの最後の戦いを語る剣の碑が残っている。また、第三マリカ教会ではメリナがこのようにマリカの言葉を伝える。
我が王よ、王の戦士たちよ。お前たちから、祝福を奪う
そして、その瞳が色褪せたとき、狭間の地を追放する
外に戦を求め、生き、そして死ぬがよい
最後に戦ったと推測されるのは嵐の王だ。素直に解釈すれば嵐の王との戦いの場と第三教会を結びつける形になるが、しかし嵐の王はあまり火を使うイメージがない。
もう一度燻り教会について思い返すと、ここは「褪せ人食いアナスタシア」が侵入してくる場所でもある。アナスタシアは人斬り包丁を持っており、これはDLCのボニ村に関わる装備でもある。
また、DLCに関して言えば、DLC影の地マップを本編マップに重ねると、この地域の北辺りは奈落の森、狂い火のミドラーの館があるという見方もできる。これもに黄金樹に敵対する勢力だ。第三教会が燻り教会周辺よりも低地にあることと、奈落の森がかなりの低地にあるというのも少し関りがありそうだが、燻り教会との関連は定かではない。
一旦ここで分かるのは、ゴッドフレイが第三マリカ教会の時代で瞳の色があせ、追放されたということくらいか。
第四マリカ教会
最後に啜り泣きの半島にある第四マリカ教会だが、これは西南西の方角を向いて建っている。
そしてその先にあるのは……海だ。
なにもない。何もないということは、なにかしらの怪しい何かがあるということだ。

この方角に何があるかというと、ちょうど狭間の地の日没方向とピタリ一致する。

つまり日没に関する何か、さらには火に関する何かとここで戦った可能性がある。そしてここまでで登場していない勢力、かつ最も重要で過酷を極めたであろう勢力との戦いがある。「運命の死」という神殺しの力を司る宵眼の女王だ。宵眼の女王は黒炎の力を使い、その勢力の一員である神肌の使途や神肌の貴種とは狭間の地でも何度か戦うことになる。「神狩りの剣」など性能の高い特大剣装備を好んで使ったも多いと思うが、これはもともと彼女らの勢力のものだ。
「日没」と"宵"眼の女王という名前も符合するところがある。
更にはこの教会の前では霊廟騎士が二体、門番のように立ちはだかる。

霊廟騎士と言えば蝕紋の盾のテキストも参照する必要がある。

これによれば、日蝕は「運命の死」から魂なきデミゴッドを守るというから、ここでも太陽光と宵眼の女王の力である「運命の死」が関連を匂わせている。
第四マリカ教会が面する海岸の方に行くと、少し不気味な光景を目にすることになる。多数の亡者が一様に、日没の方角に向かって歩いている。

まるで、あのような体になっても死ぬことができない狭間の地で、「運命の死」による解放を求めて、宵眼の女王の力の残る方角に縋っているかのようではないか。
周囲には黒く焦げた残置物も多数あるので、ここ自体が戦場になったのかもしれない。
ともあれ、ここにはこれ以上の証拠品は残っていなかったが、日没、あるいは日の出を含めた太陽の運行自体が、狭間の地の謎を解く真の鍵になるかもしれない。更なる研究を進めていきたい。
終
