
衣替えの季節
麻衣は恋人を流行りの服のように扱っていた。
春夏には明るく爽やかで頼もしげな男、秋冬には知的で落ち着き、寂しさを埋めてくれる男。
季節が移り変わるように彼女の隣を歩く男も変わった。
「飽きたら終わり、それだけのこと。断捨離よ」
そう言って笑う麻衣の横顔には後ろめたさの影は一切ない。彼女にとって恋は消費であり、見栄えであり、流行のようなものだった。
さらにルールがもう一つあった。
「自分が選ぶ側であること」
相手が彼女を振ることはあり得ないと、どこかで傲慢に信じていた。
ある秋の夕暮れ。
麻衣はまた新しい男に目をつけた。落ち着いた物腰でブランドスーツがよく似合う金融マン。
「今度の彼は長持ちしそう」
友人にそう告げた夜、彼の家に招かれた。
だが、部屋の隅に置かれた額縁に気づいたとき、麻衣の心臓は嫌な鼓動を打った。
そこには彼と腕を組む女性の写真と指に光る指輪。
「……これ、どういうこと?」
怒りを滲ませた麻衣に彼はにやりと笑った。
「君みたいにコロコロ相手を変える人間を少し懲らしめてやりたかったんだ、僕は既婚者だよ」
麻衣の背筋を冷たいものが走った。
彼にとって麻衣は遊びでしかなかったのだ。
彼女がこれまで扱ってきた男たちのように。
家を飛び出した麻衣は夜風に震えながら歩いた。
まるで衣替えを忘れたまま冬を迎えてしまったかのように。
その日をさかいに、麻衣の周囲に悪い噂があっという間に広がった。
「人の男に手を出す女」
「遊び相手にされて当然の女」
当然、誰も麻衣を選ばなくなった。
彼女はそこでようやく気づく。
衣替えのように人を使い捨てにしてきた自分こそ、流行遅れの服みたいに捨てられる存在だったのだと。
そして冬が訪れる。
麻衣の隣には、もう誰の姿もなかった。
終わり
ボツ画像※みんフォト追加済


不倫・浮気、独身偽装についての真面目なコラム
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探偵青野です
— 浮気_独身偽装_失踪@ブルーフィールドリサーチ (@yokohama_BF) September 30, 2025
本日の調査が午前中に終了した為
写真好きの同業と色々撮影してきました
日々、調査で撮影している私が盗撮されてましたw pic.twitter.com/Qe1H9Zkxuw
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