
秋の紅葉と探偵
秋の夕暮れはその日残された命を惜しむように、鮮やかな赤と黄色を燃やしていた。
古い型の白い軽バンのフロントガラス越しに街路樹の紅葉がゆらゆらと風に揺れている。
探偵A:「なぁ、コウヨウとモミジどっちで呼ぶのが正解なんだ?」
探偵B:「どっちでもいいだろ、葉っぱは呼ばれても答えない」
探偵A:「……相変わらず情緒ってもんがないな」
探偵B:「情緒で飯は食えないしな」
探偵Aは缶コーヒーをあおって、ため息をつく。
探偵A:「おまえさ、秋という季節を感じることないの?」
探偵B:「あるよ、タバコの煙がよく映える季節だなとは思う」
探偵A:「お前の煙草と日本の四季を一緒にするな!」
探偵B:「俺にとっては同じだ」
探偵Aは苦笑して窓の外を見た。
赤と黄色のグラデーションが夕日に染まっている。
探偵A:「こういうの見ると、なんか人生も悪くないなって思うんだ」
探偵B:「張り込み中に人生観語るなよ、対象が動くぞ」
探偵A:「動かねぇよ、三時間も同じマンションの玄関見てんだぞ?眼の前の葉っぱだって数枚落ちたのに」
探偵B:「葉っぱよりも根性あるって自慢か?」煙を吐き出しながらぼそりと言った。
探偵A:「俺ら、自然より根性あるんだな」
探偵B:「ごめん、全く意味がわからない」
その瞬間、対象者宅の玄関が開いた。
2人の探偵は同時に身を起こす。
探偵A:「ようやくだな、紅葉が散る前に動いてくれて助かった」勝ち誇った顔で言う。
探偵B:「さっさと終わらせよう、日の落ちた紅葉の並木道は真冬より悲しいからな」僅かしか吸っていないタバコを灰皿に押し付けながら呟く。
探偵A:「ごめん、全く意味がわからない」
古い型の白い軽バンは秋に染まる並木道を抜けていく。
窓の外で
紅く色づいた一枚が風に舞った。
終わり
探偵A、探偵Bの人物紹介
彼らのその他エピソード
The Two Detectives - Theme
不倫・浮気、独身偽装についての真面目なコラム
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探偵青野です
— 浮気_独身偽装_失踪@ブルーフィールドリサーチ (@yokohama_BF) October 19, 2025
浮気はどちらが悪いかの話じゃない
裏切る選択をしたのはいつだって一人
だからこそ、責任の所在をぼかしてはいけない
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