
The Two Detectives:尾藤
横浜の夜は静かだった。
尾藤は西区楠町の自宅で一杯のコーヒーを淹れながら依頼人からの資料に目を通していた。案件は浮気調査。ありふれた内容だったが今回の対象者は一流企業の社長夫人。
失敗が許されない仕事だ。
煙草に火をつけ、一口吸う。
ほのかな苦味とともに思考が冴え渡る。尾藤は冷静に対象者の行動パターンを分析し、調査計画を立てた始めた。
翌日、夕暮れ時。
対象者である女が自宅を出るのを確認し、尾藤はさりげなく後を追った。徒歩尾行は彼の得意分野だ、一定の距離を保ち時に街の闇に溶け込みながら尾藤は彼女の動きを監視する。
対象者は横浜駅周辺のカフェに入った。
店内には先客が一人。スーツ姿の男の前に彼女が座る。
尾藤はさりげなく別の席に座り持参したタブレットを開く。カフェのWi-Fiに接続しリモートカメラを使って相手の顔を解析する。
すぐに結果が出た。
男は対象者の夫が経営する会社の部下だった。
浮気というより何か別の秘密を共有しているように見えた。
彼女の表情を観察する。微妙な焦りと時折テーブルの上の封筒へと視線を向ける仕草。
尾藤の経験が警鐘を鳴らした。
これは浮気ではない。
その時カフェの扉が乱暴に開かれ予想外の人物が現れる。
吾妻だ。
「よお尾藤、何してんだ?」
突拍子もない行動をする相棒に尾藤は小さくため息をついた。
最悪のタイミングだ。
対象者達がこちらを見た。
彼女は慌てて封筒を掴むと急ぎ足で店を出ようとした。しかし尾藤はすかさず立ち上がり静かに声をかけた。
「お待ちください、少し話をしよう」
彼女は動揺しながらも立ち止まる。吾妻は空気を読まずに後ろで腕を組んでいた。
「その封筒の中身は?」
彼女は答えなかったが尾藤は既に見当がついていた。封筒には夫の不正に関する証拠が入っているのだろう。
単なる浮気ではなく、会社の内部告発に関わる問題だった。
「私に任せろ」
尾藤が静かに告げると彼女はしばらく躊躇した後、封筒を差し出した。
その瞬間、店の外に黒塗りの車が停まり男たちが降りてきた。
「……まずいな」吾妻が呟いた。
尾藤は封筒を受け取りすぐに裏口へと向かった。吾妻も機転を利かせて彼女を連れ反対方向へ逃げた。
路地裏に入ると尾藤はすぐにデータをスキャンし、証拠をクラウドにアップロードする。間もなく追っ手が迫ってくる。
だが次の瞬間、警察のサイレンが響き渡った。
「計算通りだ」
尾藤は微かに微笑んだ。事前に警察に匿名で通報しここへ呼び寄せていたのだ。
追っ手は警察に取り押さえられ、彼女の証言により会社の不正は暴かれることになった。
「やれやれ、まったくスリル満点だな」
吾妻が苦笑しながら肩をすくめた。
尾藤はタバコを燻らせ夜空を眺める。
横浜の静かな夜に彼の吐く煙がゆっくりと溶けていった。
尾藤:いかなる状況も冷静に対処する頭脳派 35歳。
終わり
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なんだかんだ理由をつけて突然の外出や外泊ならまだ良いんですが
— 浮気_独身偽装_失踪@ブルーフィールド (@yokohama_BF) February 16, 2025
何も告げずそれらをしだしたら末期です
浮気調査するなら言い訳をしているうちに!
Instagramは神奈川、横浜の風景がメイン


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