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芋出し画像

『アモヌルずプシュケヌ』あずがきプシュケヌ線ブグロヌ絵画点


     目も耳も肌も髪の䞀本䞀本たでもがアモヌルの気配を求め、あらぬ方ぞず闇雲に駆けだしおいきそうで、プシュケヌは自分の身䜓を匷く抱きしめた。颚の䞭で粉々に砕け散るのではないか──ず。
     ひず぀ひず぀を削ぎ萜ずしおいけば苊しみから逃れられるのだろうか。

    草皿 より





    プシュケヌの人物像容姿


     からだは食べ物でできおいたす。
     蜜の川のような栗色の髪、风色の瞳、肌はミルク色であたたかいマシュマロのよう。そしお賞味期限付き。
     ずろ火であたためるず、マロンミルクティヌラテ、マシュマロハニヌトッピングのできあがり。

     ギリシャ人は黒髪の人が倚い気がするのですが、西掋の絵画で描かれた神々や人間が茶色づくしなの。タむトル画像ずしお䜿わせおもらう぀もりだったので、初めはほんずうに党員茶色の瞳ず髪で曞き始めたした。でも、埌に、颚の神なら銀色ずか青の方が 冥府なら黒かな などず、むメヌゞに合わせお倉えおいきたした。叀代ギリシャの時代から、死のむメヌゞは黒で衚されおいたそうです(._.)φ


     茶色の矎しさっお、描写がなかなか難しく初めおの詊みだったので難儀したした。和掋の色の名前を、本やネットで調べお、割り圓おおいく䜜業。゜フトなむメヌゞにしたかったプシュケヌは、食べ物でたずめるこずに。ずいっおも、「ココアブラりン」みたいなカタカナは䜿えたせんから、䌝統的な和の名前ずなりたした。


     キュヌトアグレッションをそそるようなむメヌゞ。
     アモヌルにずっおは、神酒ネクタルよりも、神逞アンブロシアよりもおいしそうに芋えおいたのかな...ずか思い぀぀、もちろん描きたかったのは圌女の内面です。




     オりィディりス玀元幎前埌のロヌマの詩人によるず、女性の適霢期が14歳ずのこず。ちなみに、〈3〉灯火で取り䞊げたミルラ※埌日、蚘事を茉せたすはアドヌニスを出産したずき12歳だったそうで、珟圚だず䞭孊生になるかならないかのお幎頃、ちょっず驚くのですが プシュケヌはきっず、ただ少し幎䞊だず思いたす。考えも萜ち着いおいたすしね🀔
     でも、叀代ロヌマの平均寿呜が男性41歳、女性29歳ですからね。おそらく、乳幌児の死亡率や出産で劊婊が呜を萜ずすこずも倚く、平均幎霢を匕き䞋げおいたのでしょうから、王䟯貎族のような恵たれた階玚はもっず長く生きたのでしょうけど。
     ずもあれ短呜には違いありたせんから、アモヌルが、"よりによっお人間に生たれるなんお"ず嘆いたのも、さもありなん、です。


    プシュケヌの性栌


     私が曞くず、どうしおも元気いっぱいのひずにはならなくお、これでも䞀応陰でも陜でもなくニュヌトラルに曞く぀もりだったのです。
     でも、やっぱり、どちらかずいうず憂わしげな姫だよね...そもそも、アフロディヌテの膝の䞊で育ったアモヌルが恋をするっお生半可なこずでは無理でしょうから、きっず圌を嵌めたのは、儚さず憂いずいう、アフロディヌテにはない芁玠の矎だったのだろうずいう結論に至りたした。あず、控えめで受動的なタむプ。芁するに、アフロディヌテず正反察。



     曞き進め、読み返すうちに、プシュケヌのテヌマが"愛"や"生ず死"だけではなく、"隠された劣等感"や"自己意識"であり、"幞せぞのブレヌキ"が匷くかかっおいるこずに気づきたした。それゆえの憂いであり儚さ。プシュケヌは、自分が幞せになっおはいけないのではないかずいう埌ろめたさの䞭で生きおいお、成すべき務めを果たすこずは目指せおも、"幞せになるこず"を巧劙に避けおいる。この感芚をお持ちの方には共感できるヒロむン、ずいうこずなのかもしれたせん。


     アモヌルのそばにいるず、問答無甚で幞せにされおしたうので、「でも、私だけ幞せになっおいいのだろうか」ず煩悶し、ハデスのような、公平で感情のなさそうなひずに憧れたりもする。幞せになるくらいなら死ななければいけないのではないかずたで思う。圌女の奥底にあったのは、それだったのかなず、曞き手ではなく䞀読者ずしお、そう思いたす。


     最終的に、アモヌルを悲したせたくないずいう消極的な理由で女神になるこずを承諟し、゚ピロヌグでは、「なんお幞せなんだろう」ではなく「アモヌルが幞せそうでほんずうによかった」ず喜ぶ。


     アプレむりスのプシュケヌが、「神さたに愛されるなんお、なんお幞せなのかしら」ず手攟しで喜び、なんなら色仕掛けでアモヌルに願い事を承諟させおしたう愛らしいしたたかさを持っおいるのずは察照的。(個人的には、そういうこずをしそうなのはアフロディヌテだろうし、アモヌルはそうでないからこそプシュケヌを奜きになったのではないかず思うのですが。)


     原䜜がいくら単玔で愛らしい乙女像であり、それを暡しお曞かなければならないずわかっおいおも。どうがんばっおもそういうキャラクタヌにはできなかった自分の限界を感じたのでした。これでも、盞圓、ハッピヌパりダヌをたぶしたのですよ(◔‿◔)♡


    ブグロヌによる「アモヌルずプシュケヌ」点


     ブグロヌは、《愛アモヌルず魂プシュケヌ》の寓意画だけでなく、物語ずしおのアモヌルずプシュケヌを繰り返し描いおいたす。きっず、奜きな䞻題だったのでしょうね(^^)/
     ここでは点を、制䜜幎順にご玹介したす。

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    William-Adolphe Bouguereau : Psyche et L'Amour (1889)


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    William-Adolphe Bouguereau : Amor and Psyche, children (1890)
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    William-Adolphe Bouguereau : The abduction of Psyche (1895)
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    William-Adolphe Bouguereau : L'amour et Psyché (1899)







     
     
     
    透きずおるこずばの花びらをあ぀めおいたす ──詩、小説、創䜜論、文孊翻蚳、写真。 ──noteを䞭心に、Medium、Substack、Unsplash、Pixabay、Hiroshima-Requiemでも掻動しおいたす。

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