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5月30日に向けお、Kazumichiワヌクスを䞀曲ず぀聎いおいく 第12回番倖線䞋北沢ラむブ録画レビュヌ

    2026幎5月30日䞋北沢LOFTラむブ録画レビュヌ――堎の䞭で生たれる音楜

    5月31日の倜、Kazumichi WorksKWが5月30日に東京・䞋北沢でおこなったむン・パヌ゜ンのラむブショヌの録画が、日本のメタバヌス・プラットフォヌム cluster で䞊映された。その録画を芳ながら感じたこずを、少し振り返っおおきたい。


    䞊映は、本番前の準備颚景を録画・線集した映像から始たった。そのあず、2時間半あたりのラむブ本線の録画が、ほずんど線集を加えない圢で流された。

    録画党䜓を通しお匷く印象に残ったのは、客垭ずのやりずりを通じお音楜が圢になっおいく、その生々しさだった。

    小さな䌚堎でのむン・パヌ゜ンのラむブには、挔者ず客垭ずの反応のやりずりが、かなり盎接的に起こるずいう魅力がある。挔者は客垭の空気を感じ取りながら、挔奏をその堎で調敎しおいくこずができる。逆に蚀えば、客垭の偎も、その反応をリアルタむムに返すこずで、挔奏䞭の音楜に圱響を䞎えるこずができる。

    YouTubeのラむブ配信やメタバヌスでのラむブでは、やりずりの䞭心はどうしおもテキストになる。声や衚情を亀えお察面で話す堎合ず比べるず、挔者ず客垭の間には、ほんの半歩ほどの距離が生たれる。その半歩は、思っおいる以䞊に倧きい。同じ堎所を共有しおいるずいう感芚も、やはり違っおくる。むン・パヌ゜ンのラむブぞ足を運ぶ醍醐味のひず぀は、共存する堎で音楜の生成に加担できるこずではないだろうか。

    今回のKWの䞋北沢ラむブの録画を芳おいるず、間接的にではあるが、圌が客垭ず堎を共有しながら音楜を創っおいる様子が芋えた気がした。


    前半は、怅子に座っおギタヌを抱える圢で挔奏された。最初の曲は、ラップ寄りの感觊をも぀ 『Lazy Cleaning』。この䞀曲目からすでに、挔者ず客垭ずのコミュニケヌションが芋えおいた。続く 『むくげの花』は、心地よく前ぞ進んでいくテンポで挔奏された。ギタヌの音域のバランスがよく、その鳎り方に安心感がある。

    そのあず、曲の背景に぀いお少し話しおから、『Mountain Days』 に入る。山奥で短期間に高い賃金を埗る、フェンス建おの仕事の厳しさを歌った曲だ。テクニカルなギタヌがよく映える曲でもあるが、この日の挔奏では、歌が入るずころでギタヌが自然に身を匕く感じがあった。党䜓のダむナミクスは倧きく、歌にも衚情の倉化があり、党䜓ずしおひず぀のドラマティックな音楜ずなった。

    曲の途䞭で、壁に掛けられおいた食りが萜ちるずいう出来事があった。そのこずに぀いお客垭ず蚀葉を亀わしたあず、KWは静かに『 Time to Change』 を歌った。やわらかなボヌカルがよく耳に残る挔奏だった。

    勀め先の食堂のテレビで芋た、ガザに関するニュヌス特集から着想を埗たずいう説明のあず、『My Name 』が歌われた。過酷な珟実を歌うその声の圧は、録画の䞊映を通しおであっおも、はっきり䌝わっおきた。

    続いお、『Mr. Blue Collar』。この曲で音楜深化論ずいうオヌディションに挑戊したずいう話のあずに挔奏された。比喩の効いた衚珟が印象に残る曲だ。緩急を぀けたドラマティックな歌い方はここでも堪胜できた。

    セットは、レゲ゚調の『Steppa』ぞ移っおいく。途䞭に出おくる歌詞に぀いお話しながらむントロに入り、軜く明るいギタヌの音が気持ちよく響いた。
    次の『Boss』は、歌詞にも出おくる、初めおギタヌを手に入れたずきの話をきっかけに歌われた。ボヌカルは柄んだ䌞びを芋せ、ギタヌはそれを支えながら、声の邪魔をしない。続く『Run Go Run』では、リフのアレンゞが新鮮に聎こえた。シンプルな曲の生呜線である掻気を、うたく匕き出しおいたず思う。

    曲間の話が長くなっお時間が抌しおいる、ず少しこがしたあず、重芁な曲である『One Road』に入る。歌詞をひず぀ず぀噛みしめるように歌い、そのたたよく緎られたクラむマックスぞ進んでいった。

    前半の最埌には、ステヌゞ䞊で堎所を移し、ピアノ匟き語りで『Lonely Honky-Tonk Blues』が挔奏された。蚥々ずしたピアノの音ず、自分自身に話しかけるようなボヌカル。その座る䜍眮のため、客垭には背䞭を向けるような圢になっおいたが、それによっお、かえっお曲の内向きな性栌が際立っおいた。


    埌半は、KWが立っお挔奏するスタむルで始たった。その冒頭を食ったのは、KWらしいアップテンポのブルヌズ、『Future Hunter』。始たった瞬間から、堎の熱を匕き䞊げおいく。

    『Happy Birthday to Dream』ではテンポが萜ちるが、前ぞ進む力は倱われない。ほずんど間を眮かずに続いた『䞍屈日和』も、繰り返される「淡々ず」ずいう蚀葉ずは裏腹に、挔奏には熱を垯びたものがあった。

    次の曲に入る前には、「Kazumichiワヌクス」ずいう名前の由来や、モットヌである「Make Blues Happy」に぀いおの話があった。そしお挔奏されたのが、職堎ぞ向かう送迎バスから芋える颚景を歌ったずいう『倕焌けマむバラヌド』。ハヌモニカも加わる。

    この矎しい曲を、ただ矎しいだけのものにしない衚珟の幅は、やはり曞き留めおおきたい。歌詞のなかにある感情の揺れが、矎しいメロディず重なるずき、その矎しさも感情もどちらも損なわずに歌い切るのは、簡単なこずではない。この日のセットの䞭でも、ずくに匷く心に残る挔奏だった。

    そこから、レゲ゚調の『息の根』ぞ入る。い぀もより少し速く感じられ、呜の錓動のようなものが䌝わっおくる。続く『䜕者でもない僕の朝』も、同じように前ぞ進たせるテンポを持っおいた。KW自身のそのずきの状態、䌚堎の空気、そしおおそらくは時間を意識する感芚も重なっお、この瞬間だけの音楜になっおいたように思う。

    路䞊ラむブぞの考え方が倉わっおきたずいう話のあず、『Sunday Work Blues』が快いグルヌノで挔奏された。ギタヌの音が楜しい。

    続く『墓じたい』では、実際に身内の墓じたいをした経隓に぀いお話しおから歌に入った。聎きながら、ギタヌずボヌカルのバランスのよさに、あらためお気づかされた。そのバランスがあるからこそ、歌詞の䞭の颚景が自然に芋えおくるし、ずきおり鳎るギタヌのアクセントもよく効く。

    『働くゟンビ』では、たずしゃがんで、床に眮かれたペットボトルの氎を飲む。そしお、そのたたしゃがんだ姿勢でギタヌのむントロを響かせる。照明が倉わる。テンポも、ノリも、゚ネルギヌも、すべおが最適なずころにあった。

    名曲が続く。『Catch & Row』。船が快速に氎面を切っお進んでいくようなモメンタムがある。こういうノリの䞭でも、歌詞が軜く扱われるこずはない。蚀葉はきちんず聎き手に届く。それはKWの音楜の基瀎䜓力のようなものだず思う。最前列の客が楜しそうに身䜓を揺らし、曲が終わるず客垭の奥からかけ声が飛んだ。

    本線最埌の曲は 『ドリヌマヌズ・゜りル』。心の暗い郚分が晎れそうで、ただ完党には晎れない。そのもどかしさを、ボヌカルが抱える。クラむマックスでさえ、声はずおも䌞びやかで、そしお滑らかで、矎しい。䞀瞬の静寂に続き、コヌダで決然ず響く声、そしお高たりを少しず぀収めおいくハヌモニカずギタヌが、感情を深いずころに収めお残す。これもたた、名挔奏だった。


    アンコヌルでは、KWのブルヌズの名曲のひず぀、『優しいBlues』が歌われた。すり枛った心を音楜がなだめる歌だが、KWはそれを湿っぜく、感傷的には歌わない。最埌から二぀目の「悔しいね」に蟌められた感情の䜙韻が残る。

    客垭からの声を受けお加えられた二曲目のアンコヌルは、『すりきれたゞヌンズ』だった。朝を歌うKWの曲の䞭でも、この曲にはたっすぐな前向きさがある。この日のセットの最埌に、明日からたた日々が始たる、その手前で、KWが声ずギタヌでこの曲を届けおくれたこずは、䜕か倧切に持っお垰れるもののように感じられた。


    この録画を芳お、Kazumichiワヌクスは、今は䞻にメタバヌスで掻動しおいるずしおも、やはり珟実の堎所に根を持぀ミュヌゞシャンなのだず、あらためお思った。むン・パヌ゜ンの䌚堎ぞ足を運んで音楜を聎くこずの䟡倀を知っおいる人たちに、圌の歌が届く機䌚がもっず増えおいくこずを願っおやたない。

    録画はこちら
    前半https://www.youtube.com/watch?v=NWl59zhGaLE
    埌半https://www.youtube.com/watch?v=vH3sf4jBR4U

    Kazumichiワヌクスの音楜
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    歌詞
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    芳る
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