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梅雨の私、魔王モード

    6月。梅雨の時期ですね。

    私はこの時期、心身ともに不安定になることが多いです。

    いわゆる気象病というのでしょうか、倦怠感や頭の重さなどの軽微な体調不良に見舞われます。

    体調不良は薬でどうにでもなる場合もありますが、問題は心の方。

    雨なのか気圧なのか、はたまた一年が半分終わる節目ゆえにそうなるのかは分かりませんが、どうしようもなく攻撃的になってしまいます。

    スマホを見て歩くサラリーマン
    叫びながら走り回る子ども
    行く手を阻む邪魔な傘
    靴に侵入する不快な雨水

    普段のメンタルなら大したことはないのに、全てのことにイライラする、全部に八つ当たりしてしまいたい。
    そして、そう思っている自分を、自分自身が一番軽蔑しているのです。

    自分にも周りにも嫌悪感を抱いてしまうこの現象、全部100%で受け取ると周りとの不和も生まれるし、自己嫌悪にも陥ってしまいます。
    そこで、少しでも軽くすべく私は心の中でこう呟いています。


    「私今、魔王モードだ」


    魔王。ゲームなどでよく見かける、2頭身ドット絵でマントを羽織り玉座に座った、恐ろしいがちょっとキャラデザインに可愛さのある魔王です。
    世界征服を目論み、多くの部下を持ち、勇者の前に立ちふさがる魔王です。
    自分の中の悪意はこの魔王なんだとイメージしてみるのです。

    自分の不調にちょっとコミカルな名前をつけるだけで、少し気分が軽くなります。自分の悪意を丸くし、「こしゃくな勇者め!」くらいのニュアンスにするための、魔王モード発動という概念です。

    馬鹿げた考えかもしれませんが、案外これは効いています。
    自分の不調を理解した上で言語化し、かつ感情や考えを他の概念やイメージに置き換えることで、自分を客観的に見ることができます。すなわち、自分の中の魔王というアバターに投影することで、過度に自分を卑下したりしなくて済むのです。

    これは自分で自分のメンタルを守るためのものなので、魔王のせいにして傍若無人に振る舞ってもよいということではありません。履き違えると貴方自身が本物の魔王になってしまう点には要注意。

    皆さまもなんだか機嫌が悪いときは、自分の中の魔王が玉座で偉そうに座っている姿を想像してみてください。私と似た人が、自分を認めることができて、少しでも気持ちが軽くなりますように。

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