
娘が、はじめて塩かけてスイカ食べる。そして驚く。
スイカの季節。
スイカ丸ごとだと、冷蔵庫で冷やせないので、
ちょうど半玉で売っていたので買ってきましたよ。
今年、初スイカ!!!
テンション上がりますね!
もう、分かりやすい夏の色、スイカ色。
よくぞまぁ、こんなに夏らしくて、
みずみずしい、
食べごたえのあるものが育つものです。
で、そのスイカって、
スイカは野菜?それとも果物?
そんなスイカですが、よく聞かれるのがこの質問です。
「スイカって、野菜なの?果物なの?」
結論から言うと、分類上は野菜。
でも、食べ方としては果物ですね。
農林水産省では、メロン、いちご、スイカなどを「果実的野菜」として扱っています。
スイカは木になる果実ではなく、畑で育つ一年生の草本植物だからです。
毎年毎年、スイカ農家さんが、ゼロから育てています。
一度、畑で育てたことがありますが、
それはそれは、1個収穫するにも、大変な見守りと作業ですよ。
で、スイカですが農業や生産の分類では「野菜」になります。
でも、私たちの暮らしの中では、スイカはほとんど果物のように食べていますよね。
食後のデザート。
おやつ。
夏休みの思い出。
縁側で食べる一切れ。(もう縁側ないですけれど)
海やキャンプでの楽しみ。
だから、食卓目線で言えば、スイカは「果物のように楽しむ野菜」と言ってもいいんじゃないですか。
料理の世界では、こういう分類の正しさよりも、どう食べるか、誰と食べるかのほうが大切です。
スイカを切って出すだけで、食卓が少し夏らしくなる。
「甘いね」
「種飛ばしたらあかんよ」
「もう一切れ食べる?」
そんな会話が生まれます。
スイカは、野菜か果物か。
答えは、
野菜として育ち、果物のように愛されている夏の食べもの。
そう考えると、なんだかスイカがもっと好きになりますね。

スイカに塩をかけたら、とってもうまくなった
スイカに塩。
昔からある食べ方ですが、あらためてやってみると、やっぱりおいしい。
冷えたスイカに、ほんの少し塩をふる。
すると、甘さがぐっと前に出てくる。
「え、こんなにおいしかったっけ?」
と思うぐらい、味がはっきりします。
昨日、食卓でスイカを家族で食べました。
あまりに甘くて美味しい。
うますぎる。
えらいぞ、ヤオコー。
そして、もっと美味しく食べる方法を次女に言いました。
「塩かけると、美味しくなるよ」
そう伝えると、次女も自分のスイカに、ぱらりと塩を追加。
そして、ひと口。
その瞬間、表情が変わりました。
「え、なにこれ。めっちゃ美味しい」
あまりの美味しさに、ちょっと衝撃を受けている様子。
そうそう。
これなんです。
スイカに塩をかけると、塩がスイカを甘くしているわけではありません。
塩味が加わることで、スイカの甘みをより感じやすくしてくれる。
料理でいう、味の対比効果です。
甘いものに、ほんの少し塩。
おしるこに塩。
塩キャラメル。
あんこを炊くときの塩。
どれも、甘さを引き立てるための名脇役です。
味は、単独で感じているようで、実は組み合わせで変わります。
塩は甘みを引き立てる。
酸味は味の輪郭を立てる。
たとえば、焼き魚にレモン。
唐揚げにレモン。
サラダに酢やレモン。
レモンの酸味が入ることで、味がきゅっと締まります。
塩分が増えたわけではないのに、「味がはっきりした」と感じる。
だから、塩をたくさん使わなくても、おいしく感じることがあります。
スイカに塩も同じです。
かけすぎると、もちろんしょっぱくなります。
大事なのは、ほんの少し。
指先でつまんで、ぱらり。
これぐらいがちょうどいい。
冷えたスイカ。
赤い果肉。
黒い種。
少しの塩。
そして、食卓で生まれる小さな驚き。
「美味しくなるよ」
そう言って、誰かが試してみる。
食べて、驚く。
笑う。
またひと口食べる。
料理って、手の込んだものだけではありません。
切ったスイカに、少し塩をふる。
それだけで、味が変わる。
気分が変わる。
食卓が少し楽しくなる。
夏のスイカには、ほんの少しの塩。
昔の人は、ちゃんとおいしい食べ方を知っていたんですね。
あー、半玉が一瞬でなくなりましたよ。

今年の夏は、我が家はスイカブームがおこるかも。
ビストロパパの料理塾 主宰
ありがとう料理研究家 滝村雅晴
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