
「また会いたい人」
「また会いたい人はいますか?」
そんな言葉を聞くだけで、
なぜだか胸の奥が、少しだけ「キュン」とします。
きっと誰にでも、
もう一度会いたい人、
顔を見たい人、
声を聞きたい人がいるのではないでしょうか。
私にも、何人か思い浮かぶ人がいます。
でも、その中で。
今、いちばん会いたい存在は誰?と聞かれたら、
私は迷わず答えます。
昨年、お空へ旅立った
愛犬の「ベル」です。
大切な人との別れも、もちろん悲しい。
けれど、
動物との別れには、
人との別れとはまた少し違う、
言葉ではうまく説明できない寂しさがあるような気がします。
毎日そこにいることが、
あまりにも当たり前だったから。
名前を呼べばこちらを見てくれたこと。
そばに座れば、
当たり前のように寄り添ってくれたこと。
ふわっとした毛の感触。
抱きしめたときの、あのぬくもり。
じっと私を見つめてくれた、
あの優しいまなざし。
時間が経っても、
不思議なくらい鮮明に覚えています。
そして、ふとした瞬間に思うのです。
「もう一度、会いたいな」って。
もし、
たった一度だけでも
また会うことができるなら。
特別なことは何もしなくていい。
ただ、ただ、
もう一度、
ぎゅっと抱きしめたい。
そして、耳元で伝えたい。
「ベル、大好きだよ」
「ずっと、ずっと大好きだよ」
「私のところに来てくれて、本当にありがとう」って。
ベルは、
たくさんのことを私に教えてくれました。
その中でも、
いちばん大きなものは、
「無償の愛」だったのかもしれません。
見返りなんて求めない。
私が嬉しい日も、
落ち込んでいる日も、
どんな日だって変わらずそばにいてくれる。
何かができるから好きなのではなく、
ただ、
そこにいるだけで大切。
そんな愛があることを、
ベルは言葉を使わずに教えてくれました。
会えなくなって、
その大きさがよくわかります。
もっと抱っこしてあげればよかった。
もっと一緒に遊べばよかった。
もっともっと、
「大好き」と伝えればよかった。
そんなことを思う日もあります。
でもきっと、
ベルには全部伝わっていたよね。
私がどれだけあなたのことを
大好きだったのか。
そして今も、大好きなことも。
ベル。
もう少し、もう少しだけ先になるけれど。
いつか私も、
そちらの世界へ行く日が来たら。
そのときは、
一番に見つけてね。
そして昔みたいに、
しっぽをいっぱい振って、
私のところへ走ってきてね。
それまで、
もう少しだけ待っていてね。
また一緒に遊ぼうね。
大好きなベルへ。
いつも本当にありがとう。
