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大人は目を瞑って眠りにおちる

    眠りにつく時、私は目を瞑る。

    仮に眠れない夜でも。

    目を瞑っている。

    頭の中で、あれこれぐるぐる考えているうちに
    気がつくと眠りに落ちていることもあるし。

    現実なのか夢なのか狭間のところでウロウロしているときもある。

    でも、決まって私は目を瞑っている。


    子どもは眠る直前まで目を開けている。

    何を眺めているのか
    ぼーっと一点を見つめている。


    私があえて視点を合わせにいくと
    すかさず目をそらす。

    何度か繰り返すうちに、
    私から背を背ける。

    気がつくと眠りに落ちている。


    よくよく考えると、赤ちゃんもそうだ。
    抱っこ紐に揺られて、一点を見つめていると思うと
    次の瞬間に眠りに落ちているのだ。

    さあ眠ろうと目を瞑る赤ちゃんなんてきっといない。


    ここで、新たな疑問が生まれる。


    いつから、何歳の頃から
    私は「眠ろう」と目を瞑るようになったのか。ということだ。


    6歳の娘は、まだ半々といった具合で
    目を瞑ろうとしているが、時折目を開けてはまた一点を見つめている。
    そして瞬きが重くなったと思った瞬間、目が開かなくなり
    寝に入る。


    不思議だ。

    私にも、こうやって気がついたら眠りに落ちていた時期があっただろうに。


    まるで、スマホの充電が突然になくなり
    画面が真っ暗になるかのように。
    子どもたちは限界まで今日という日を満喫しているのか?


    だとすると、私は目を瞑ることで
    今日という日を強制終了しようとしているのか?


    おもしろい。


    子どもたちが、目を瞑って眠りに落ちるようになる頃まで。
    私は隣で一緒に寝ることができるのだろうか。


    観察できる今の時間も大切に。
    今日もいっぱい観察してみよう。


     
     
    晴れたり曇ったり。雨が降ったり。 そんな毎日の 暮らしを愉しむ日記エッセイ。 つくること、いえのこと、いぬのこと、読むこと。 暮らしの中で見つけた愛おしいかけらを集めています。

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