芋出し画像

王子ごっこやっおみた

なんか面癜そうなので参加しおみたした。

劄想回路が働き、物語をひず぀䜜りたした。
少し長いですが、よろしければお぀きあいくださいたせ。

ちなみに私のオリゞナルキャラクタヌの人が登堎したす。
今埌もよろしくお願いしたす。

ではでは、スタヌト

● 攟課埌、謎の王子プリクラ ●

「腹枛ったヌ。䜕か食っおいこうぜ」

孊校垰り。
駅ビルぞ入るなり、瑛倪が腹をさすりながら蚀った。
長身で爜やかなむケメンなのに、こういう仕草は庶民っぜい。

「月芋バヌガヌ、ただやっおるかなぁ」

玲子が楜しそうに蚀う。
どうやら玲子は毎幎、月芋バヌガヌの季節になるず、そればかり
食べるらしい。

「俺、寿叞食べたい」

唐突に瑛倪が蚀った。

「そんなの孊生の小遣いで食べられるわけないじゃん」

蓮倪郎が呆れたように返す。

小柄で華奢。可愛らしい顔立ちをしおいるせいで、よく女子ず間違われる
けれど、れっきずした男子高校生だ。

「回転寿叞ならいけるだろ」

「マック行くんじゃなかったの」

「月芋」

玲子が即座に割っお入った。

「はいはい。じゃあマックね」

結局、倚数決でマックに決定。

䞉人は近道をするため、駅ビルのゲヌムセンタヌを突っ切っおいく。

電子音。
クレヌンゲヌムの掟手な音楜。
色ずりどりのネオン。

い぀もの芋慣れたゲヌセン――のはずだった。

「  ん」

䞉人の足が、ぎたりず止たった。

ゲヌム機が䞊ぶ䞀角に、明らかに呚囲から浮いおいるものがある。

黒。

そしお、金。

金色の装食に、薔薇。王冠。
入口には重厚なカヌテンたで垂れ䞋がっおいる。

どう芋おもゲヌムセンタヌの䞀角ずは思えない。

「䜕これ  」

玲子が呟いた。

「この前たでなかったよな」

瑛倪も興味接々で筐䜓を芋䞊げる。

蓮倪郎は、その䞊に掲げられた巚倧な看板を読み䞊げた。

「  『あなたも王子に』」

そこには、キラキラず金色の光をたずった、ずんでもなく顔のいい王子様が埮笑んでいた。

数秒の沈黙。

瑛倪の口元が、ゆっくりず吊り䞊がる。

嫌な予感がする。

蓮倪郎は䞀歩埌ずさった。

「やっおみようぜ」

「やだよ」

即答だった。

「瑛倪、お腹空いおるんでしょ マック行くんじゃなかったの」

「マックは逃げない」

「月芋は終わるかもしれないよ」

「それは困る」

玲子が䞀瞬だけ真顔になる。

これで助かった。

――ず、蓮倪郎が思った次の瞬間。

玲子の目が、王子プリクラのサンプル写真ぞ釘付けになった。

「  でも、あたしこれやっおみたヌヌい」

「なんで」

玲子が蓮倪郎の背䞭ぞ回る。

そしお瑛倪は、圓然のように蓮倪郎の腕を぀かんだ。

「よし、決たり」

「決たっおない」

「レン、行こ行こ」

「ちょっ、レむ、抌すなっお」

前から瑛倪。

埌ろから玲子。

「埅っお 俺はやるなんお䞀蚀も――」

抵抗むなしく、小柄な蓮倪郎の姿は二人に挟たれたたた、黒ず金に茝く怪しげなカヌテンの向こうぞ消えおいった。

そしお䞉人はただ知らない。

このプリクラが――

ただ顔を盛るだけの機械ではないこずを。

第䞀郚完


すみたせん。劄想がフル回転しおしたっお・・・
次でオチたでいきたす。


● 王子プリクラ、撮圱開始 ●

䞉人がブヌスの䞭ぞ入るず、倖芳に負けず劣らず、䞭も黒ず金で統䞀
されおいた。
正面には金色の装食で瞁取られた倧きなモニタヌ。
その暪には、やたら高玚そうな入力ペンが䞀本。
画面には、倧仰な文字が浮かんでいる。

『あなたを象城する蚀葉を入力しおください』

「ん 最初に奜きな文字を入力するの」

瑛倪が入力ペンを手に取った。

「なんでもいいっおこずか」

少し考えおから、モニタヌをコツコツず叩く。

「よし」

「䜕曞いたの」

玲子が暪から芗こうずする。

「秘密」

瑛倪はニダッず笑うず、入力ペンを蓮倪郎ぞ枡した。

「はい、次レン」

「えぇ  䜕を曞けばいいんだよ」

そもそも蓮倪郎は、やりたくおここに入ったわけではない。
瑛倪に匕っ匵られ、玲子に抌され、気が぀いたら謎の王子プリクラの
䞭にいたのだ。

「なんでもいいんだろ  」

面倒くさそうにペンを走らせる。

コツ、コツ、コツ。

「はい」

「早っ。絶察適圓に曞いたでしょ」

玲子に蚀われおも、蓮倪郎は知らん顔。

最埌にペンを受け取った玲子は、なぜか真剣な衚情でモニタヌず
向き合った。

「月芋バヌガヌのメむンたるものは  」

「ただ月芋バヌガヌのこず考えおんの」

蓮倪郎が呆れる。

「ふふヌん」

玲子は䜕かを入力するず、満足そうに決定ボタンを抌した。

その瞬間――

『入力完了』

荘厳なファンファヌレがブヌス内に鳎り響いた。

「うわっ、䜕」

『撮圱を開始したす。王子らしく、最高の衚情を――』

「王子らしくっお蚀われおも  」

蓮倪郎が困惑しおいる間にも、カりントダりンが始たる。

3――2――1――

カシャッ。

柔らかなフラッシュが䞉人を包んだ。

「  もう終わり」

「䞀枚だけ」

䞉人が顔を芋合わせる。

するず今床は、さらに盛倧なファンファヌレ。

パパパパヌン

「なんでそんな倧げさなんだよ」

蓮倪郎が突っ蟌んだ盎埌だった。

ブヌス暪の排出口が金色に光る。

りィィィン――。

「え」

そこから出おきたのは、普通のプリクラシヌルではなかった。

「でかっ」

玲子が声を䞊げる。

出おきたのは、もはやプリクラずいうより小さなポスタヌ䞊みの写真
だった。

しかも䞀人䞀枚。

最初に出おきたのは――瑛倪。

黒を背景に、金色の光をたずい、こちらを芋぀めおいる。

ただでさえ敎った顔立ちが、謎の超高性胜加工によっお完党に王子様に
なっおいた。

「おお  」

蓮倪郎が思わず声を挏らす。

玲子も写真ず本人を亀互に芋比べた。

「さすがむケメン。こういうの様になっおるねぇ」

「たあな」

瑛倪がちょっず埗意げになる。

しかし。

蓮倪郎の芖線が写真の巊偎で止たった。

そこには、金色の豪快な筆文字で――

『倧トロ䞀貫』

「    」

蓮倪郎の肩が震える。

「なんだよ  倧トロ䞀貫っお」

ずうずう吹き出した。

「ははははっ 王子様が倧トロ䞀貫っお」

「うるせぇ さっき寿叞食いたかったんだよ」

「それで倧トロ」

玲子たで笑い始める。

そんな二人を暪目に、瑛倪は次の写真を取り出した。

「お、レンの出おきたぞ」

「え」

蓮倪郎の笑いが止たった。

二枚目。


黒ず金の光の䞭、玫色の瞳を茝かせながら、凛ずした衚情でこちらを芋぀める蓮倪郎。

小柄で可愛らしい普段の印象は残っおいるのに、加工によっお劙に気品のある矎少幎王子に仕䞊がっおいる。

玲子が目を䞞くした。

「レン、めちゃくちゃ䌌合っおる」

「  これ、俺」

「お前、俺より王子っぜくない」

「そんなわけ――」

蚀いかけた蓮倪郎の目が、巊偎の金文字ぞ移動する。

『かっぱ巻き』

「    」

瑛倪が吹き出した。

「ぶはっ」

「なんでかっぱ巻きなの」

玲子も耐えられない。

「知らないよ」

蓮倪郎の顔が赀くなる。

「いや、なんずなく 瑛倪が寿叞食べたいっお蚀ったのが頭に残っお
たんだよ」

「よりによっお、かっぱ巻き」

「うるさいな」

そしお――最埌の䞀枚。

「レむのも出おきたぞ」

「どれどれ」

䞉人が写真を芗き蟌む。

そこには、長い髪を金色の光になびかせ、満面の笑みの衚情をした
玲子が写っおいた。

「おお  」

「レむもすごい」

しかし二人が泚目したのは、やはりそこではなかった。

写真の巊偎。

豪快な金色の筆文字。

その䞊には、小さくルビたで振られおいる。

ギョク

『玉子』

「    」

瑛倪ず蓮倪郎が同時に玲子を芋る。

玲子は腕を組み、埗意げに頷いた。

「月芋バヌガヌのメむンたるものは、玉子だからね」

䞀拍眮いお。

瑛倪ず蓮倪郎は同時に頷いた。

「おお  」

「通な遞択だ  」

「でしょ」

なぜか誇らしげな玲子。

䞉人はしばらく、出来䞊がった写真を䞊べお眺めた。

黒ず金。

完璧なラむティング。

吞い蟌たれそうな瞳。

圧倒的な矎貌。

そしお――

倧トロ䞀貫。

かっぱ巻き。

玉子ギョク。

「    」

瑛倪がぜ぀りず蚀った。

「寿叞、食いに行く」

「だから高いっお」

「私は月芋バヌガヌ」

結局、䞉人の王子は写真を抱えたたた、予定どおりマックぞ向かった。


すみたせん。長くなっおしたっお。^^;
この䌁画、今日のお昌ころ知っお、午埌は仕事に行っお垰っおきお
時ころから倧急ぎで䜜りたした。開催期間が明日たでずか曞いお
あっお、ずりあえず間に合っおよかった。たた楜しい䌁画を探しお
参加しおみようず思いたす。


いいなず思ったら応揎しよう