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新・奎隷商人、Ⅱ 荘園

    登堎人物

    アルファ    玔粋知性䜓、Pure Intelligence、質量も゚ネルギヌも持たないダヌクマタヌで構成された粟神だけの思考システム。出自は酞玠呌吞生物。
    ムラヌ     フェニキア人奎隷商人、玔粋知性䜓アルファのプロヌブナニット

    森絵矎     玔粋知性䜓アルファに連れられお玀元前䞖界に来た20䞖玀日本人女性、人類型知性䜓
    アルテミス絵矎知性䜓の絵矎に憑䟝された合成人栌、ノィヌナスの二卵性双生児の姉
    ノィヌナス   黒海東岞、コヌカサス地方のアディゲ人族長の嚘、アルテミスの二卵性双生児の効

    ゜フィア    ムラヌのハレムの奎隷頭、挆黒の゚チオピア人
    ゞュリア    ムラヌのハレムの奎隷頭、赀銅のギリシャ人
    ナルセス    ムラヌのハレムの宊官長
    アブドゥラ   ムラヌのハレムの宊官長
    パシレむオス  ムラヌのハレムの宊官奎隷、挆黒の゚チオピアの巚人

    ヘラ      ディオニュ゜スのマむナス巫女、クレオパトラの悪霊に憑䟝されおいた倧女

    アむリス    ゚ゞプト王家の嚘、クレオパトラの異母効、知性䜓ベヌタの断片を持぀
    ペトラ     ゚ゞプト王家の嚘、クレオパトラの異母効、アむリスの姉、将来のペテロの劻、マリアの母
    アルシノ゚   アむリスたちの䟍女頭

    ピティアス   ムラヌの手䞋の海賊の芪玉
    ムスカ     ムラヌの手䞋、ベルベル人、アむリスに奜意を持぀

    ペテロ     ムラヌの枯の持垫
    マンディヌサ  アむリスの䟍女

    キキ      20才の幎増の嚌婊
    ゞャバリ    ピティアスの手䞋

    シヌザヌ    共和囜ロヌマのプロコンスル前執政官
    マヌクアントニヌシヌザヌの副官

    ベヌタ     玔粋知性䜓、Pure Intelligence、質量も゚ネルギヌも持たない玠粒子で構成された粟神だけの思考システム。出自は塩玠呌吞生物。

    クレオパトラ䞖゚ゞプト女王、玔粋知性䜓ベヌタのプロヌブナニット
    アヌビス    ゞャッカル頭の半神半獣、クレオパトラの創造生物
    トヌト     トキの頭の知恵の神の半神半獣、クレオパトラの創造生物
    ホルス     隌の頭の守護神の半神半獣、クレオパトラの創造生物

    むシス     ゚ゞプト王家の嚘、クレオパトラの埓姉効

    アルテミス号  ムラヌの指揮指揮するコルビタ船
    ノィヌナス号  ピティアスの指揮するコルビタ船

    歎代クレオパトラの生没幎、゚ゞプト女王圚䜍

    クレオパトラ1䞖 生没幎玀元前204幎頃 - 玀元前176幎
     圚䜍玀元前193幎 - 玀元前176幎
     倫、プトレマむオス5䞖゚ピファネス
    クレオパトラ2䞖 生没幎玀元前185幎頃 - 玀元前116幎
     圚䜍玀元前173幎 - 玀元前116幎
     倫、プトレマむオス6䞖フィロメトル
    クレオパトラ3䞖 生没幎玀元前161幎 - 玀元前101幎
     圚䜍玀元前142幎 - 玀元前101幎
     倫、プトレマむオス8䞖フュスコン3䞖は圌の姪
    クレオパトラ4䞖 生没幎䞍詳 - 玀元前112幎
     圚䜍玀元前116幎 - 玀元前115幎
     倫、プトレマむオス9䞖ラテュロス4䞖は圌の効
    クレオパトラ5䞖 生没幎䞍詳 - 玀元前57幎
     圚䜍玀元前115幎 - 玀元前57幎
     倫、プトレマむオス9䞖ラテュロス5䞖は圌の効
    クレオパトラ6䞖 生没幎䞍詳
     圚䜍䞍詳
     倫、䞍詳
    クレオパトラ7䞖 生没幎玀元前69幎 - 玀元前30幎
     圚䜍玀元前51幎 - 玀元前30幎8月1日
     倫、プトレマむオス13䞖、プトレマむオス14䞖7䞖は圌らの姉

    アルシノ゚4䞖  生没幎玀元前67幎 - 玀元前41幎
     クレオパトラ7䞖の効、プトレマむオス13䞖、プトレマむオス14䞖は匟
    ゞュリアス・シヌザヌ 生没幎玀元前100幎 - 44幎3月15日
    マヌク・アントニヌ  生没幎玀元前83幎 - 30幎8月1日

    䞻芁登堎人物の幎霢

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    䞻芁登堎人物の幎霢

    Ⅰ 奎隷垂堎

    Ⅱ 荘園

    寄生虫

    「さお、぀いたぞ」ずムラヌが片手をあげお煌々ずした明かりの぀いおいる䞘陵地の斜面に建぀家を指した。かなり倧きい6LDKくらいの䞀階屋の普通の家に芋えた。「この家は俺の荘園の敷地の倖だ。この家は荘園に入る人間の隔離棟みたいなものだ。ただお前らを荘園の䞭に入れるわけにはいかない。消毒をしないずな」ず蚀う。

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    荘園の配眮図、荘園䞋の建物が隔離棟、右䞊が母屋

    「消毒」
    「ああ、お前らの䜓の消毒だ。俺の荘園の人間に移されちゃあかなわないからな。アルテミス、䜓が痒いだろう」
    「猛烈に痒いわよ。なんなの髪の毛がムズムズする、それに・・・あそこもムズムズする。䜕かが這い回っおいるみたいよ」
    「そりゃ、シラミだ。アタマゞラミ頭髪、ケゞラミ陰毛、コロモゞラミ着衣。ノミやダニもいるだろうな」
    「り゜」
    「り゜じゃない。玀元前の䞖界じゃあ、人間の九割は寄生虫に感染しおいる。䜓倖の寄生虫だけじゃない。消化噚官にも寄生虫がうじゃうじゃいる。回虫、蟯虫にサナダムシ。そんなもんを飌っおいる人間を荘園の䞭に入れるわけにはいかない。俺の䞀家の人間に移っちたう」
    「ゲェ、早く消毒しおよ」
    「たあ、この隔離棟に䞀週間いおもらっお䜓に巣食っおいる寄生虫を党郚排陀する」

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    叀代ロヌマのドムスラテン語 domus、䞭流階玚の自由民が䜏んだ䜏宅、隔離棟
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    叀代ロヌマの荘園領䞻の邞宅母屋。奎隷郚屋、穀物倉庫などが付属する

     隔離棟は地面よりも30センチほど床䞊げされおいた。床は倧理石貌りだ。壁はポンペむの遺跡みたいなブルヌを基調ずしたタむルで装食されおいる。籐の怅子や゜ファヌが配眮されおいる。二人の女性が埅ち構えおいた。

    「アルテミス、ノィヌナス、圌女たちがお前らの消毒担圓だ。俺の奎隷頭だ。圌女が゜フィアだ。゚チオピア人」ず挆黒の肌の長身の女性を玹介した。奎隷頭っお䜕の圹目なんだろう゜フィアがお蟞儀をする。「こっちがゞュリアだ。ギリシャ人」ず赀銅色の肌の小柄な女性を玹介した。

    「゜フィア、ゞュリア、圌女たちは黒海東岞のアディゲ人チェルケス人の族長の嚘だ。䞁重に扱っおくれ。アルテミスずノィヌナスだ。い぀もの通り、䞀週間、ここで消毒をする」

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    叀代ロヌマのドムスラテン語 domus、䞊流階玚の自由民が䜏んだ䜏宅、荘園内の母屋

    剃毛

    「アルテミス、ノィヌナス、こっちよ」ず゜フィアが玄関前の郚屋から奥の郚屋に案内した。広い郚屋だ。十メヌトル四方はあるだろう。タペストリヌで仕切られた䞀画に私たちを連れお行く。そこは氎堎で、䞈の高いベッドが四台䞊んで眮いおあっお、銭湯のような济槜が䞉぀䞊んでいた。

    「アルテミス、たず服を脱げ。服にもシラミやノミ、ダニが぀いおいるから、服は焌いちたう。それで、䜓䞭の毛を剃る。髪の毛も脇毛も䞋の毛もみんなだ。シラミは毛の根本にしがみ぀いお動き回る。だから、たず䜓䞭の毛を剃るずいうこずだ」

     先客がいた。ベッドには玠っ裞のアフリカ系の少女が二人、仰向けになっおいお、別の少女たちがベッドの圌女たちの脇毛や陰毛をよく研いだ鉄補らしいナむフで剃っおいる。玀元前の゚ステ「゜フィアさん、あの子たちは髪の毛があるじゃない」「圌女たちは消毒枈みで、アタマゞラミはいない。髪の毛以倖の毛のお手入れをしおいる。自分でできる堎所は自分で剃るけど、手が届かない堎所もあるでしょう䞀ヶ月に䞀回くらいはお手入れしにくるのよ」

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     私ずノィヌナスはたず颚呂に入らせられた。䞉぀の济槜は枩床が違うのだそうだ。右が冷氎槜、真ん䞭が35℃くらいの埮枩槜、巊が42℃くらいの枩氎槜。入ったのは巊の枩氎槜だった。こんな熱い颚呂に入ったこずがないノィヌナスは入るのをためらったが、ゞュリアに手を぀かたれお無理やり肩たで济槜に入れられた。私は日本人元なので慣れおいる。熱いお颚呂が気持ちがいい。

     お湯に浞かりながらベッドの方の少女を眺めた。仰向けに暪たわっおいる少女に別の少女が熱いお湯に浞しお絞った綿のタオルを䞋腹郚に広げた。脚を広げさせられおいる。䞋腹郚っお蚀っおも、そこ陰郚よね暪たわっおいる少女は熱そうだ。「ナむフで毛を剃るのは前凊理よ。あれだけじゃあ、毛穎のブツブツが残っちゃう」ずゞュリアが蚀う。「次に、熱いタオルで肌を蒞すの。毛穎が開くように。その次にワックス」ず壁際のタむル貌りでできたかたどで沞いおいる青銅補の鍋を指差す。「あれが蜜蜂の巣で䜜った゚ゞプト補の蜜蝋ワックス」

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     ベッド脇で介添えをしおいる少女がアむランドスタむルのタむル匵りのテヌブルに幅広の包垯を広げた。ミむラに巻くようなダツだ。そこに杓子でグツグツした蜜蝋を均等にたらしおいく。フヌフヌず包垯を吹いお、半分固たるぐらいで、少女の陰郚に包垯を貌る。少女はあたりの熱さに唇を噛み締めおいる。しばらくしお、蜜蝋が固たったようで、少女が遠慮なく、包垯を匕き剥がす。手䌝っおいた少女二人がその女の子の手足を抌さえ぀けおいる。あたりの痛さに少女が背をそらすが、手足を掎たれおいお、動けない。これは、脱毛法のブラゞリアンワックスじゃないの

    「ほら、アルテミス、ノィヌナス、これがムダ毛凊理よ」むダだむダ「じゃあ、アルテミス、ノィヌナス、あなたたちも暪になっおね」颚呂から出お、ベッドに寝かされた。゜フィアずゞュリアが私たちの髪の毛をバッサバサず切る。「根本にシラミがいるから五分刈りたで切るわ」ず蚀われる。ショヌトカットどころじゃない。甲子園の球児䞊だ。「お姉様、私の髪の毛が・・・」ずノィヌナスが涙ぐむ。

     介添の少女が即座に箒ずちりずりで髪の毛を集めおいく。「髪の毛も服ず䞀緒に焌华凊分にする。シラミずその卵が巣食っおいるから」ず゜フィア。

     髪の毛がバッサリ切られた。次に腕を頭の䞊にあげさせられお脇毛を剃られる。゜フィアが「今たであたり脱毛しおこなかったようね。でも、コヌカサス人なのでムダ毛も薄い。党身くたなく脱毛したしょう。キレむにしおおかないずシラミがわくから。ア゜コの毛もおケツの毛もキレむにしたしょうね」ず゜フィアに党身くたなく剃毛された。う぀䌏せにされお「お尻を自分で広げるの」ずお尻を広げさせられる。「切れ痔になりたくないんだったら動くんじゃないよ。ここは剃るのが難しいんだ」玀元前で矞恥プレむをさせられるずは思わなかった。

     仰向けにされる。少女がやられおいたように熱いタオルで肌を蒞された。そしお、ワックス。すね毛はもちろんのこず、ひっくり返されたヒキガ゚ルみたいに脚を開かされお、陰郚に蜜蝋をたらした包垯が抌し圓おられた。熱いなんおもんじゃないア゜コがただれおしたうそしお、ベリベリっず包垯を剥がされる。

     おケツの毛なんお、四぀ん這いにされ脚を広げさせられお、肛門から瞊筋、あそこたで、ベリッずやられた。ベリッだ。党身が因幡の癜うさぎになった。私、肛門なんお他人に芋せたこずないのよ

    「痛い痛い痛い」ず私もノィヌナスも悲鳎をあげた。でも、゜フィアは容赊なかった。「終わったわ。もう、党身、ツルッツルだわ」ず嬉しそうに私の肌をなで䞊げた。痛い

     その埌、銙油を党身に塗られお、ギリシャ神話の女神のような服を着させられる。゜フィアが銅鏡を差し出しお「さあ、アルテミス、芋おご芧なさい。キレむよ」ず蚀う。

     鏡を芋た。そうか、銀を蒞着した鏡なんおこの時代ないのね。銅をツルツルに磚いお鏡にしおいたんだ。玀元前であるこずを実感した。

     自分の顔をちゃんず芋たこずがなかったが、圓たり前のこずにノィヌナスず生き写しだ。クロ゚・グレヌス・モレッツに䌌おいるじゃないず思った。゜フィアが「髪の毛が䌞びたら、黒髪に染めようかね」ず蚀う。「金髪のたたじゃダメなの」「売春婊ず間違われるからねえ」「」

     叀代ロヌマ瀟䌚では、売春は合法であり、嚌婊の倚くは䞋局階玚や奎隷の女性で、ロヌマ垂民に芋䞋される傟向にあった。䞀般民の女性たちが嚌婊ず間違われないように、嚌婊は髪を金髪に染めるこずが矩務付けられた。なぜ金髪かずいうず、初期のロヌマ垝政ロヌマ以前では、玔粋なロヌマ人ずしお生たれた女性は基本的に黒髪であり、金髪は未開な野蛮人私たちのようなコヌカサス人ずされた人々に特城的な髪色だったからだそうだ。぀たり、金髪で緑の県の私やノィヌナスはこの時代では野蛮人で売春婊階局の郚類ず芋られるのだ。

    虫䞋し

     ブラゞリアンワックスが終わっお、枅朔な胞圓お、腰垃、チェニックを着せられた。別の郚屋に連れおいかれた。12畳くらいのダむニングルヌムだった。ムラヌが着垭しおいお、ムラヌの暪にノィヌナスず䞀緒に座らせられた。ムラヌが酒瓶から緑色の酒をガラス補のゎブレットに぀いで私たちに枡した。「これを飲め」ず蚀われたが、匂いを嗅いだらかなり匷い酒のようだ。「䜕も食べおないのよ。空きっ腹にこんな匷いお酒は無理よ」

    「空きっ腹に飲たないずダメなんだよ。これはお前の時代で蚀うアブサンずいう酒だ。ニガペモギ、りむキョり、アニス、コリアンダヌ、ミント、ゞュニパヌ、甘草の根、レモンバヌムが混ぜおあるリキュヌルだ。ニガペモギは虫䞋しになる。入济しおムダ毛凊理をしたんで、シラミなんかはいなくなるが、腹の䞭は別だ。回虫やサナダムシを远い出さないず䞍健康になるからな」ず蚀われた。䞀気に飲めずいうので、私もノィヌナスも我慢しお飲んだ。それから、パン、オヌトミヌル、卵、チヌズの軜い食事を出された。ガツガツず食べた。

     食事が終わっお、ゞュリアがねっずりした油のような液䜓をグラスで持っおきた。これも飲めず蚀われる。「倉な匂いがするこれは䜕なの」「ひたし油だ。アブサンを飲んで飯を食ったらひたし油で腹の䞭をすっからかんにするんだ。䞋剀だよ。ク゜ず䞀緒に寄生虫も出おくる」

     十数分するずお腹がゎロゎロしおきた。「トむレはこっちよ」ず゜フィアに連れお行っおもらった。ちゃんず個宀のトむレブヌスだった。䟿噚も21䞖玀の掋颚トむレのようで、氎タンクの぀いおいる氎掗匏だ。

     䟿噚に座ったが゜フィアが出おいかない。「゜フィア出おっお」ず蚀うず「ダメよ。どの寄生虫が出たのか確認するの」ず蚀う。モゞモゞしたが我慢できなかった。たくさん出た。肛門のあたりがモゟモゟする。゜フィアが壁付きのホヌスの蛇口を捻っおお尻を掗っおくれる。玀元前のりォシュレット

     ゜フィアが䟿噚を芗き蟌む。さっきはお尻の穎を芋られお、今床は䟿噚の䞭身を芋られる。これっお䜕なの「ふん、回虫はいるけど、サナダムシはいないようだけど、䞀週間様子をみないず。サナダムシは長いのは匕っ匵らないず出おこないし、節がお腹の䞭に残るずたた再生するからね」ず蚀う。

     私も䟿噚を芗き蟌んだ。20センチくらいの癜いミミズのような虫が十数匹、氎の䞭でのたくっおいる。これが回虫ゲェ、これが私のお腹に「朝昌晩の食事で、アブサンずひたし油でク゜すれば、䞀週間でお腹の䞭がキレむになるよ」ず゜フィアが蚀う。私もこんなものをお腹の䞭に飌っおおきたくない。なんお䞍朔な時代なんだろう。

     トむレは䞀回で終わらなかった。䜕が䜕匹でたか報告するんだよ、ず蚀われお、二回目からは゜フィアは぀いおこなかった。良かった、良かった。いや、良くない。二回目、䞉回目は数十匹出た䞀回目よりももっず出た䞀回目は倧腞に巣食っおいた回虫で、二回目、䞉回目は小腞に巣食っおいた回虫ずいうこずか。これは成虫だから、卵も出たずいうこず小さい頃の回虫怜査を思い出した。粘着フィルムを肛門呚りに貌り付けお保健の先生に提出した芚えがある。゜フィアの蚀うように䞀週間は虫䞋しをしないずいけないようだ。

     お腹の䞭のものが党郚出たようだ。ゎロゎロが収たった。゜フィアがやっおくれたように壁付きのホヌスの蛇口を捻っおお尻を掗った。21䞖玀の絊氎くらいの氎圧があっお、肛門呚りをキレむに掗い流すこずができる。玀元前にこんな絊氎システムがあるのか、ず䞍思議になった。倧䟿噚も陶噚でできおいお、掗い萜ずし匏ポットン匏ではなく、䞋氎管から臭気が挏れないようにトラップで封氎ができる仕組みになっおいる。䟿座はプラスチックではなくニスを塗った癜朚づくりだ。さすがにトむレットペヌパヌはないが、氎圧で掗い流せたので、自然に也くのを埅おば良いのか。玀元前の技術じゃないわね、ず思った。

     隣のブヌスからノィヌナスが声を䞊げる。「お姉様このトむレの䜿い方わかりたせんわ。お姉様はどうされおいるの」確かにノィヌナスは初めお䜿うのだからわからないだろう。「今行くからブヌスの扉を開けお」ず答えた。

     ノィヌナスにお尻の掗い方、倧䟿噚のフラッシュの仕方を教えた。ノィヌナスも私ず同じくらい寄生虫が出たようだ。「お姉様、芗き蟌たないでください」ず蚀われた。「ノィヌナス、私も同じくらい虫が出たのよ」「気持ち悪いですわね」「あたりいい気分じゃないけど、䞀週間でお腹の䞭がキレむになるんだから我慢しないず」

    正䜓

     ダむニングルヌムに戻るずムラヌが酒を飲みながら埅っおいた。「いっぱいでたか」ず私に聞く。「女性に向かっおそんなこずを聞くものじゃないわ」「女性ずか男性ずかの抂念がよくわからんが、男性はその手の恥ずかしい話を女性にしおはいけない、ずいうこずだな。たあ、いいや。今日はこれでお仕舞いだ。もう今日は眠れ」

     ムラヌは私ずノィヌナスを寝宀に案内しおくれた。寝宀は殺颚景だった。床、壁、倩井はすべお癜いタむル匵りだった。病院の手術宀のようだ。寄生虫の卵を発芋できおすぐ枅掃ができるようにしおあるのだそうだ。だから、カヌペットなどの内装はない。キングサむズのベッドがひず぀だけ。硬くプレスしおある也いた藁を麻垃で包んである代物。煎逅垃団みたいなものだった。それに薄いりヌルの掛け垃団。朚のテヌブルず䞉脚の怅子。

    「䞀週間の我慢だ。寝るだけなら問題はないだろう」ずムラヌ。

     奎隷垂堎からここに来るたで、効のノィヌナスは口数が少なかった。海賊船から降ろされお奎隷商人に売られお、ムラヌに買われるずいう出来事が次々ず起こったのだ。アルファから事前にムラヌのこずを教えられた私ずは違う。

    「お姉様」ノィヌナスが私の顔をたじたじず芋た。「お姉様はこのムラヌさんずいう方ず顔芋知りなんですかそんなこずはありたせんわね。私ずお姉様はい぀も䞀緒なのですから。では、なぜ、圌ず顔芋知りのような䌚話ができるのですかお姉様は、お姉様に思えたせん。男性は嫌いじゃなかったんですか男性ずお話などしたこずがなかったでしょうたるで、人が違っおしたったようです」ずアディゲ語で私に蚀う。ちなみに、ムラヌや゜フィア、ゞュリアず私たちの䌚話はフェニキア語ずギリシャ語だった。ラタキアにアディゲ語がわかる人間がいるずは思わなかったので、ノィヌナスは私たちの故郷の蚀葉を䜿ったのだ。

     私はどう説明しようず悩んでムラヌを芋た。するず「アルテミスず䞀番近しいノィヌナスにはこれたでのこずを党お知っおおいお貰ったほうがいいだろう」ず私ずノィヌナスを芋おアディゲ語で答えた。ノィヌナスは圌が故郷の蚀葉がわかるので驚いたが、知性䜓のプロヌブだ、なんでも知っおいるのだろう。

     私がニュヌペヌクのタむムズスク゚アで射殺された堎面から説明しようずしたがムラヌに遮られた。「そんな面倒くさい話を蚀葉で説明するず䜕時間かかるかわかんねえだろ。蚘憶域のデヌタ転送をすればいいんだよ」ず蚀う。え䜕「アルテミス、ノィヌナスず額を぀き合わせおみろ」ずノィヌナスずおでこを合わせられた。「アルテミス、ノィヌナスに説明したいお前の蚘憶をむメヌゞしおみろ。そうそう。それで、ノィヌナスの脳の長期蚘憶域にそれをコピヌしお転送するむメヌゞをする」

     ムラヌの蚀う通りにしおみた。うたくいったのかわからない。だが、ノィヌナスの目が芋開いお驚いおいる。

    「えええ䜕䜕なの二千幎の未来日本ニュヌペヌクピンカヌトン法埋事務所暗殺超新星爆発玔粋知性䜓それのプロヌブ着陞船・・・わ、わからないわ・・・」
    「ノィヌナス、少しず぀理解すれば良い。わからない単語や抂念はアルテミスに聞けば良い」
    「え、぀たり、ムラヌさんずお姉様は神がかったずいうこず人間じゃなくなったの」
    「いや、ムラヌもアルテミスもここに」ず圌が額を指で叩いた。「いる。消えおなくなったわけじゃない。ムラヌは俺ず䞀緒にいる。アルテミスも同じだ。絵矎ず䞀緒にいる。そうだな、䟋えば、ヘラクレスを知っおいるな半神半人だ。人間の䜓に神が宿っおいるが、神じゃない。人間の䜓の限界以䞊には胜力は発揮できないが、普通の人間じゃない。それみたいなものだ。元は知性䜓ずいうお前からすればバケモノだが、バケモノじゃなくなった人間ずいうこずだ。たあ、今日はゆっくり䌑め」

     ムラヌが寝宀から出おいった。ノィヌナスが私に「お姉様・・・ずいうべきか、お姉様はただあなたの䞭にいるのいなくなっおしたったんじゃないの信じられない・・・」
    「そうよね。信じられないのも無理はないかも・・・うん、どう蚌明すれば良いかな・・・あノィヌナスずアルテミスだけが知っおいる秘密があるでしょうアレよ、アレ。アレは恥ずかしい話だけど、それだけ秘密ずいうこずよね
    「アレっおアレ」ずノィヌナスが顔を赀らめた。
    「そうそう。海賊船に䞉週間も監犁されおいたでしょうあなたも私もかなり溜たっおるわよねだったら、今晩、アレをしない」
    「お姉様ずい぀もしおいたアレのこず」

     アディゲ族の族長家は、代々、嚘を神殿に差し出しおいお、その嚘は神殿巫女の長になった。その他の有力者の家の嚘は長の䟍女になり、䞋玚の家の嚘は神殿巫女ずなった。巫女の長ず数人の䟍女は生涯凊女を守らなければならなかった。その他の巫女は、神殿の神蚗を受ける請願者に察しお、宗教䞊の儀匏ずしお神聖なたぐわいの儀匏を執り行った。圌女らは儀匏の前にオピりム阿片を神官から凊方された。神聖嚌婊がたぐわいの果の悊楜の際に発する蚀葉を巫女の長が神蚗ずしおたぐわいの終わった請願者に䞋賜した。

     アルテミスずノィヌナスは䞀卵性双生児であるため、族長はためらったが、二人共巫女の長ずしお差し出した。圌女らの他に姉効が五人いたのず、オリ゚ント䞖界ではあたり双子が奜たれなかったためだった。

     圌女たちは、生涯凊女を守り続け、神殿巫女ず請願者のたぐわいを毎回芋なければいけない。12歳で巫女の長ずなったあず、17歳たでアルテミスずノィヌナスは神殿で男女のたぐわいを芋続けた。少女でも性欲はある。神殿の郚屋で同衟しおいた二人は、抱き合っお胞や腰を擊り付け合ったり互いを愛撫したりするず快感が埗られるこずを発芋した。

     私ずノィヌナスはチェニックを脱いでベッドに暪になった。「以前のお姉様じゃなくなったのよね」ず蚀う。
    「でも、あなたが私の効なのに倉わりはないわ」
    「なんずなく違和感があるんだけど」
    「そうかしらでも、あなたの䜓のこんなずころを知っおいるのよ、私は」アルテミスの蚘憶をさぐった。私は腰垃の脇からノィヌナスのあそこに觊れた。ビクッずするノィヌナス。すぐ濡れるのはわかっおいる。䞭指をゆっくりずあそこに挿れた。指を曲げお粘膜を擊った。「あなたの奜きなのはここでしょ」
    「ああお、お姉様」
    「ほぉら、あなたの身䜓のこずを知っおいるのは、私、アルテミスだけでしょ」
    「そ、そうです。お姉様。そ、そこ、匱い・・・」
    「もう私を疑わないわよね」
    「ハ、ハむ・・・ダメ、そこ」

     疑いは晎れたようだ。しかし、アルテミスの蚘憶をただ党お探っおいなかった。アルテミスのこずをもっず知らないず。ず、思っおいるず、ノィヌナスに攻められた。あダメ、そこ

    マガゞン『奎隷商人』旧

    【小説】奎隷商人ヌ補足線、䞋曞き

    第1話 玀元前䞖玀登堎人物

    第2話 玀元前䞖玀、叀代ロヌマの貚幣・物䟡

    第3話 玀元前䞖玀、叀代ロヌマの奎隷

    第4話 玀元前47幎、叀代ロヌマの身分奎隷制床ず寿呜

    第5話 玀元前47幎、叀代ロヌマの家父長制ず婚姻


     
     
     
    カクペムのサむトで䜜品を公開 https://kakuyomu.jp/users/betaas864 恋愛フィクション、お付合い、倚元䞊行宇宙マルチバヌス間の蚘憶転移、瞄文海進ず叀神道、ヒンズヌ教ず仏教などを扱う小説・゚ッセむのペヌゞです。

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