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【何でも擬人化。】甘いシロップの奥で、私はずっと待っている。──「かき氷」の氷華【解答編】


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    おかえりなさい。

    ここまで来たということは……

    あなたは私の謎を解いてくれたのかな?

    それとも、

    答えが気になって、会いに来てくれた?

    どちらでも嬉しいよ。

    ありがとう。

    でも……

    ここから先は、少しだけ寒いお話になるの。

    ⸻

    問題の答え


    問題はこれだったね。

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    答えは――

    男は冬山で遭難していました。

    吹雪の中で命を守るため、
    雪洞(せつどう)を掘ろうとしたのです。

    ところが雪は想像以上に固く、
    掘ることができませんでした。

    無理をして作業を続けた結果、
    大怪我を負ってしまいます。

    白い雪へ、
    じわりと広がる赤。

    それはシロップではなく、

    男自身の血でした。

    助からないことを悟った男は、
    「もう無理だ」と呟いたのです。

    ⸻

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    ……

    だから私は、

    夏には笑顔を届ける。

    冬には静かに見守る。

    それだけ。

    善でも悪でもない。

    私はただ、

    「白い山」だから。

    だからね。

    私が「白い山」って言ったのは、

    最初から、

    かき氷のことだけじゃなかったの。
    ⸻

    私の、本当の姿

    問題編で私は、

    毛先にシロップをまとっていたでしょう?

    赤も。

    青も。

    みんなは、

    「美味しそう」

    って笑ってくれた。

    その笑顔を見るのが好きだった。

    でも……

    雪山も、

    真っ白なんだよ。

    そこへ広がる赤も、

    遠くから見れば、

    少しだけシロップに似ているの。

    ⸻

    私は、かき氷。

    そして――

    雪山でもある。

    夏の日には、

    人を笑顔にする白い山。

    冬の日には、

    人の運命を静かに見つめる白い山。

    どちらも同じ、

    「氷」から生まれた姿なの。

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    ねぇ。

    もう一度だけ、

    問題編の私を見に行ってみて。

    きっと、

    最初とは少し違って見えるはずだから。

    ……

    そうそう。

    もし今度、

    雪山で

    真っ白な景色の中に

    赤が滲んでいるのを見つけても。

    どうか、

    私には近づかないでね。

    私は、

    あなたを待ってしまうから。
    ⸻

    また新しい擬人化で会える日を楽しみにしています。

    次は、どんな”モノ”が人の姿になるんだろうね。

    ⸻

    ハムカツさんの何でも擬人化企画でした!

    今回も楽しい企画ありがとうございました!

    ぜひ皆さんも擬人化企画やってみましょ〜!!

     
     
     
    コメント欄で遊べる水平思考ゲーム「真相の標本箱」を連載中。 べあと管理官ニナが、謎・物語・イラスト・創作を集める参加型の標本箱です。 問題を解いたり、物語を読んだり、企画に参加したり。 初見さん大歓迎。あなたも今日から「共犯者」に。

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