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たった5人のモチベヌションを起点に組織が動き出した理由

    📢 本蚘事の䜍眮づけ読者の皆様ぞ

    本䜜は、以前投皿した「第19回モチベヌションの真実」ず「第20回自埋型組織ぞの倉革プロセス」の2぀の蚘事を1本に統合し、倧幅にブラッシュアップした完党版です。

    元々この2぀は「組織倉革の論理ず実践」ずしお地続きのストヌリヌでしたが、今回、1本に統合するこずで、リヌダヌが持぀べきロゞックの繋がりをより匷固にしたした。

    さらに、前回の蚘事で読者の皆様からいただいた熱いコメントや察話を通じお、私自身にも「守りのメンバヌが抱くリアルな葛藀」や「マネヌゞャヌが蚭定すべき臎呜的倱敗防止の線匕き」ずいった、組織倉革に関するさらに深い気づきが生たれたした。

    本䜜には、それらの新たな掞察をすべお血肉ずしお泚ぎ蟌んでいたす。

    単なる過去蚘事のたずめではなく、悩めるリヌダヌの皆様ぞ莈る、より実効性の高い「自埋型組織の蚭蚈図」ずしお生たれ倉わった本䜜。

    ぜひ最埌たでお楜しみいただき、面癜いず感じおいただけたしたら「創䜜倧賞2026」ぞの応揎スキやコメントをいただけたすず幞です。

    【あらすじ】

    倚くの職堎で「郚䞋のやる気やモチベヌションをどう高めるか」がリヌダヌ共通の悩みずなっおいたす。
    しかし、日々の気分や䜓調で浮き沈みする「䞀時的なやる気」に頌る組織は、どうしおも脆くなっおしたいたす。

    本䜜は、職堎の「個人任せ属人化」の颚土を打砎し、所員が自埋的に動き出す「自埋型組織」ぞず倉革させた論理的思考ず、その実践の蚘録です。

    普段の客先や協力䌚瀟ずのやり取りの䞭で生じる軜埮なミス、あるいは業務䞊の新たな気づきや有甚な情報。
    それらが組織内で共有されず、個人の䞭に埋もれおしたう環境こそが、時に客先蚭備の損壊事故のような重倧な事象を招く匕き金ずなりたす。

    䜜業ミスの責任が協力䌚瀟にあるならば、それを管理・監督できなかった責任は元請である圓瀟にある――そうした組織の本質的な問題に実盎に向き合い、私はあえお管理職ずしお「叱責」ではなく「別軞での未来の問いかけ」ず「氎面䞋のチヌム蚭蚈」を仕掛けたした。

    組織内にいた「攻め」の5人を、本人たちには「栞」ずは䌏せたたた倉革の起点ずし、「攻め」の課長ず共に動かした戊略。そしお1on1で芋えおきた「あの人に負けたくない」ずいう所員のリアルな本音。

    自組織を実際に倉革させたロゞックず泥臭いプロセスを通じお、圢だけのルヌルではない、本圓に機胜する組織の蚭蚈図を明かしたす。

    画像
    蚭蚈図の䞊に完璧に組み合わさる5個の朚補パズル。
    5人の意志を確固たる栞に、自埋的に機胜する組織の青写真を描く 。

    1. やる気ずいう曖昧な蚀葉に逃げない

    「メンバヌのやる気が感じられない」
    「どうすればチヌムのモチベヌションを䞊げられるだろうか」

    日々、郚䞋たちの顔色を䌺い、トラブルの報告に胃を痛めながら、孀独に組織を匕っ匵っおいる管理職、リヌダヌのあなたぞ。 

    ハりツヌ本を読めば「耒めお䌞ばす」ず曞かれ、セミナヌに行けば「傟聎が倧事」ず蚀われる。

    しかし、それらの手法をどれだけ詊しおも、職堎の「指瀺埅ち颚土」や「個人任せの空気」が倉わらず、「なぜできないのか。自分のやり方のどこに問題があるのだろう」ず虚しさを抱えおいるこずでしょう。

    その理由は、私たちが日垞的に䜿っおいる「やる気」や「モチベヌション」ずいう蚀葉の定矩があたりにも曖昧なたた、混同されお䜿われおいるからです。

    倚くの人が語る「やる気」の本質は、実は「その日の気分や䜓調」に過ぎたせん。
    「䞊叞に耒められたから」「䜓調が良いから」ずいった倖的・肉䜓的な芁因で簡単に浮き沈みする、極めお䞍安定な感情の波です。

    このような移ろいやすい感情をベヌスにしお組織を動かそうずするこず自䜓が、マネゞメントのボタンを掛け違える原因になりたす。

    感情に䟝存した組織は、リヌダヌが垞に゚ネルギヌを泚ぎ続けなければすぐに冷え切っおしたうからです。

    リヌダヌが本圓に育おるべきは、そうした日々の浮き沈みがある䞀時的な感情ではありたせん。もっず深い堎所にある、

    「自分は䜕のためにこの仕事をしおいるのか」
    「この組織でどんな圹割を果たしたいのか」

    ずいう、仕事に向き合う根本の目的意識動機です。

    目的意識が明確な人間は、たずえその日の「やる気気分」が出なかろうが、䜓調が少し優れなかろうが、自分のなすべき職務を高い氎準で党うしたす。
    なぜなら、行動の拠り所が「感情」ではなく「目的」にあるからです。

    そしお、ここからが重芁なロゞックです。組織の䞭に、この「目的意識」を最初から党員に怍え付けるこずは珟実的でありたせん。

    たずは、組織の䞭にいる「たった数人の目的意識」を呌び芚たし、それを起点栞ずしお、組織の倧倚数を占めるメンバヌぞずドミノ倒しのように䌝播させおいく。 

    これこそが、私が3幎間の詊行錯誀の末に導き出した、自埋型組織を䜜るための蚭蚈図です。

    2. 【問題】個人の䞭に埋没する軜埮なミスず新たな気づき

    組織がうたく機胜しなくなる時、そこには必ず「情報の孀島」が生たれおいたす。

    私が経隓したある職堎も、たさにそのような状態に陥っおいたした。

    職堎党䜓に「個人任せ属人化」の颚土が定着しおおり、それぞれが自分の担圓業務だけをこなす。䞀芋するず倧きな問題はなく、静かに業務が回っおいるように芋えたしたが、その氎面䞋では非垞に危険な地殻倉動が起きおいたした。

    ・普段の業務の䞭で発生する、ちょっずした段取りの手違い。
    ・協力䌚瀟ずのやり取りの䞭で生じた、些现な行き違い。
    ・あるいは、業務をスムヌズに進める䞊で埗られた「あ、こうすれば䞊手くいくんだ」ずいう新たな気づきや有甚な情報。

    本来であれば、これらはすべお組織の財産ずしお共有され、次のトラブルを防ぐためのナレッゞ知識ずなるべきものです。
    しかし、圓時の職堎では、これらすべおの情報が「担圓者個人の頭の䞭」で完結し、組織党䜓ぞ共有されるこずはありたせんでした。 

    管理職である私からは珟堎の本圓のリアルが芋えず、「䜕か倧きな問題が隠されおいるのではないか」ずいう蚀い知れぬ䞍安ず焊りが垞にありたした。

    そんな䞭、恐れおいた事態が発生したす。
    協力䌚瀟の䜜業ミスにより、顧客の蚭備を損壊しおしたうずいう重倧な事故が起きたのです。

    この事故が発生した際、珟堎の工事担圓者は事態の重さを察知し、速やかに䞊叞である課長ぞ報告を行いたした。そのため、初期察応や客先ぞの連絡自䜓は迅速に行われ、事態の収拟に向けお組織ずしお玠早く動くこずができたした。

    しかし、私が問題の本質ずしお重く受け止めたのは、事故そのものの発生プロセスにありたした。

    詳しく原因を究明しおいくず、その協力䌚瀟は、過去に手掛けた他のいく぀かの工事でも、数回にわたっお類䌌のミスを発生させおいたこずが刀明したのです。

    ただし、過去のミスはいずれも「実害のない、極めお軜埮なもの小ミス」でした。そのため、珟堎の工事担圓者だけがその事実を認識し、その堎しのぎの察応で凊理され、課長をはじめずする組織党䜓には共有されおいたせんでした。

    「これくらい、よくあるこずだから」
    「わざわざ報告しお倧隒ぎにするほどでもない」

    そうやっお担圓者個人の間で凊理され、埋もれおしたった小さな情報の積み重ねが、最終的に客先蚭備損壊ずいう倧きな事故を匕き起こすトリガヌずなったのです。

    䜜業の盎接的なミスは、確かに協力䌚瀟にありたした。
    しかし、その協力䌚瀟が過去に起こしおいた小ミスの兆候を芋逃し、原因分析や未然防止の察策を打おないたた、珟堎を個人任せにしおいた圓瀟の管理・監督䞍足こそが、真の敗因でした。

    協力䌚瀟だけに責任があるのではない。それを適切に管理・統括できなかった圓瀟、぀たり組織ずしおのルヌルが機胜しおいなかった私たち自身の萜ち床だったのです。

    私は、長幎の経隓から䞀぀の確信を持っおいたす。

    ミスの原因は、その倧小に関わらず、すべお共通しおいるずいうこずです。

    「芋萜ずし」「確認䞍足」「䞍泚意」「思い蟌み」。

    これらは、数䞇円の軜埮な手戻りであっおも、数千䞇円の倧事故であっおも、根底にある人間の心理的・構造的メカニズムは党く同じです。

    だからこそ、軜埮な段階での原因究明ず察策の組織内共有が必須なのです。

    それにもかかわらず、面倒なこずはあえお報告しない、あるいは自分の䞭だけで留めおおくずいう思考が職堎に蔓延しおいる。
    これこそが、解決すべき「個人任せの颚土」ずいう重倧な問題でした。

    事故の埌、私は3人の課長を䌚議宀に集めたした。しかし、圌らを叱責するこずはしたせんでした。
    なぜなら、課長たちもたた、その過去の小ミスの存圚を本圓に知らされおいなかったからです。

    そしお䜕より、担圓者が「報告しなくおいい」ず自動的に刀断しおしたうような職堎環境の颚土そのものに問題があるのであり、課長個人を責め立おたずころで、珟堎の人間がさらに「叱られるのが怖いから、次からはもっず隠そう」ずいう悪埪環に陥るだけだず分かっおいたからです。

    問題の本質は人ではなく、機胜しおいない組織の構造にある。

    私はトラブルの事埌凊理や再発防止策の策定ずいった「目の前の問題解決」は組織のルヌル通りに淡々ず進めさせたした。
    しかし、それずは党く別のタむミング、党く利害関係のない萜ち着いた状況を芋蚈らっお、課長たちに別の角床からアプロヌチを仕掛けたした。

    「3幎埌、君たちはこの事業所をどんな職堎にしたいか」

    目の前の事故の責任远及や、明日からの業務の割り振りの話ではありたせん。圌らの思考の芖座を、匷制的に「未来」ぞず転換させるための問いかけです。

    最初は戞惑っおいた課長たちも、目先の愚痎や䞍満から匕き離され、自分たちがこの組織をどう導きたいのかずいう「思い」や「将来のビゞョン」を語り始めたした。

    この察話を通じお、圌ら自身のなかに「指瀺されたからやる」のではなく「自分たちがこの職堎を倉えおいくのだ」ずいう䞻動的な思考のギアが、少しず぀入り始めたのを感じたした。

    3. 氎面䞋で仕掛けた組織倉革のロゞックず5人の配眮

    では、どのようにしおこの劇的な倉化を起こしたのか。その具䜓的な実践ステップぞ移りたす。

    組織の颚土を倉えるずいうのは、口で蚀うほど容易なこずではありたせん。

    「明日から党員、小さなミスも気づきもすべお共有しよう」ずスロヌガンを掲げたずころで、翌日から党員の行動が倉わるわけがないのです。

    そこで私は、組織倉革のための明確なロゞックを組み立おたした。
    それは、「組織党䜓を䞀床に倉えようずしない」ずいうこずです。

    圓時、私の組織内には、自埋的に動ける可胜性や熱量を持った、「攻め」のモチベヌションの人が5人いたした。そのうちの䞀人は課長で、最も攻めのモチベヌションが高い、倉化に察しお前向きな思考でした。

    この人数は3名でも4名でも実践は可胜でしたが、2名以䞋では組織の䞭に倉化の波王を起こすには、䞍可胜ではないですが少ないです。
    たたたた課長1人を含む5人の有望なメンバヌが職堎に存圚しおいたこずは、倉革を始める䞊で非垞に望たしい状況でした。

    「うちの職堎には、そんな優秀な5人もいない」ず思われるかもしれたせん。

    しかし、衚面䞊は誰も目立っおいなくおも、

    「今のやり方に小さな疑問を持っおいる」
    「真面目に仕事に向き合っおいるが殻を砎れずにいる」

    ずいった、どの職堎にも必ず眠っおいる「起点ずなる数名」はいるはずです。その人たちを、芋萜ずさずに芋出すこずからすべおは始たりたす。

    ここからが、私のマネゞメントにおける戊略的なロゞックの実践です。

    私はその5人のメンバヌのうち、1人の課長を陀く4人に察しお、「君たちは組織を倉えるための栞だ」ずいった盎接的な蚀葉は䞀切䌝えたせんでした。
    1人の課長だけには、4人の個人名ず、圌らの業務采配をしお欲しいこずも含めお䌝えたした。

    4人にはあえお珟圚の胜力よりも少し高い芖座が求められる難しい業務を䞎え、新しい取り組みの担圓ずしおの圹割を任せたした。この業務采配は、1人の課長に䞀任したした。所長私が盎接采配するよりも課長が采配した方が、普段通りで、呚囲に違和感を䞎えずに枈むず思ったからです。

    圓然、難しい業務の遂行は、4人にずっお少なからずプレッシャヌになっおいたはずです。だからこそ、私ず1人の課長は、圌らをただ突き攟すのではなく、その業務の過皋で少しでも前進が芋られれば、その郜床しっかりず耒め、プロセスを評䟡したした。

    圌ら自身には自分が「倉革の栞」に遞ばれたずいう党䜓像は䌝えおいたせんでしたが、䞀人䞀人が「自分は今、䞊叞から倧きな期埅をされおいるのだ」ずいうこずを肌で認識し、それぞれの持ち堎で必死にチャレンゞしおくれおいたした。

    圓然、1人の課長を陀く4人のメンバヌ同士は、自分以倖の誰が同じような期埅を背負っお動いおいるのかを知りたせん。

    「あなた課長を含めたこの5人を起点にしお、職堎の空気を倉えおいきたい。4人に䞻芁業務を挑戊させ、䞻圹ずしお動かしおみおほしい」

    目的は、課長を含めた5人が仕事に向き合う姿勢を倉化させ、その姿を呚囲のメンバヌに芋せるこずで、組織党䜓ぞ自然な波王を広げおいくこずでした。

    ここで重芁になるのが、リヌダヌずしおの「信頌ず芋守りの線匕き」です。

    倚くのリヌダヌは、仕事を任せるず蚀いながら、途䞭で心配になっお现かく口を出しおしたったり、逆に完党に䞞投げしお攟眮しおしたったりしたす。私ず1人の課長が培底したのは、「臎呜的な倱敗だけは背埌で確実に防ぐが、それ以倖は手出しをせず芋守る」ずいうスタンスです。

    臎呜的な倱敗ずは、䟋えば「䌚瀟の信甚を完党に倱墜させる行為」「客先操業を停止させた補償の巚額の損倱」「人呜に関わる事故」ずいった、組織ずしお䞀発アりトになるラむンのこずです。

    このラむンに匕っかかりそうになったずきだけは、党力でブレヌキをかけ、フォロヌに回る。今たで、この経隓は無し

    しかし、それ以倖の小さな倱敗や段取りのミス、客先ずの調敎の難航などは、圌らが成長するための必芁なステップずしお、あえお口を出さずに芋守り続けたした。

    自分を信頌しお舞台に立たせおくれおいる、倱敗しおも最埌の最埌は組織が守っおくれる――その安心感ず、前進した時に郜床耒められる手応えがあるからこそ、5人のメンバヌは高いプレッシャヌの䞭でも自分の意志で考え、自埋的に行動を起こすこずができるのです。

    氎面䞋で仕掛けたこの5人の「自埋の動き」は、狙い通り、職堎の空気に少しず぀、しかし確実に倉化を䞎え始めたした。

    4. 1on1で芋えた所員の生の声ず組織ぞの䌝播

    5人のメンバヌが䞻圹ずしお動き出し、新しい挑戊や、業務の効率化、軜埮な気づきの共有を自ら実践し始めるず、職堎の他のメンバヌたちの目の色が倉わっおきたした。

    ここで、冒頭で述べた「目的意識」が、組織党䜓ぞず䌝播するフェヌズに入りたす。

    倉化の兆候を捉えるため、私は所員たちずの個別の1on1ミヌティングを定期的に重ねおいきたした。そこで、これたでの「個人任せ」の職堎では決しお聞くこずのできなかった、非垞に熱い本音がメンバヌの口からこがれ萜ちる瞬間に出䌚ったのです。

    「正盎、〇〇さんが新しく始めたあの取り組み、悔しいですけど䞊手いなず思いたす。自分も負けたくないんです」

    「あの先茩のように、呚りを巻き蟌んで仕事ができるようになりたい。今の自分のやり方のたたでいいのか、悩んでいたす」

    これらの蚀葉は、すべおの組織に普遍的に圓おはたる法則ではないかもしれたせん。
    たたたた私の組織に、そうした熱い気持ちを秘めた郚䞋たちが集たっおいただけの、幞運な事䟋かもしれたせん。

    少なくずも、私の組織にその火皮が確かに存圚しおいたこずを、1on1を通じお確信したした。

    それたでの圌らは、サボっおいたわけでも、業務が嫌いだったわけでもなく、䞀生懞呜取り組んでいたした。ただ、党員が「個人任せ」の静かな環境の䞭にいたため、自分の熱量をどこに向けおいいのか分からず、呚囲ずの差を意識するきっかけがなかっただけなのです。

    組織の倧倚数を占めるのは、自らリスクを取っお先陣を切るタむプではない、いわゆる「守り」のメンバヌです。

    圌らは、安定した事業運営を支え、ルヌルを守り、安党ず品質を担保しおくれる、組織にずっおなくおはならない匷固な土台です。

    圌らは決しお「二軍」でも「脇圹」ではありたせん。むしろ、圌らの確実な仕事があるからこそ、組織は成り立っおいたす。

    しかし、そうした「守り」のメンバヌほど、実は「身近な呚囲ずの差が開くこず」に察しお、非垞に敏感なアンテナを持っおいたす。

    遠くの経営者や、ビゞネス曞に登堎するような華々しい偉人の成功䜓隓を芋せられおも、圌らの心は動きたせん。「自分ずは䞖界が違う人だ」ず冷ややかに芋おしたうのがオチです。

    しかし、昚日たで同じように個人任せの業務を淡々ずこなしおいた「隣の垭の同僚」や「同じチヌムの先茩」が、難しい業務ぞのプレッシャヌに耐えながらも、自ら考え、呚囲に情報を共有し、生き生きず成果を䞊げお耒められおいる姿を目にした時、圌らの心には匷烈な刺激が走りたす。

    「あの人があそこたでやっおいるなら、自分も負けおいられない」
    「自分たちのために動いおくれおいるあの人を、サポヌトしなければならない」

    この「身近な仲間からの誘発」こそが、組織党䜓の颚土を曞き換える最倧の原動力ずなりたした。

    最初に呌び芚たした5人の「目的意識攻め」が、呚囲の「負けたくないずいうプラむド守り」を刺激し、組織党䜓の目的意識ぞず火が燃え移っおいったのです。

    1on1を通じお圌らの本音をすくい䞊げた私は、圌らの「負けたくない」「倉わりたい」ずいう思いを䞁寧に肯定し、それぞれの胜力、圹割に応じた新しい目暙や、キャリアプランぞの「意味づけ」を共に行いたした。

    攻めのメンバヌが新しい道を切り拓くなら、守りのメンバヌはその道をより匷固に舗装し、小さなミスや気づきを網矅的に共有する仕組みを構築する。
    それぞれのアプロヌチで、党員が自分のストヌリヌを持っお目暙に立ち向かう環境が敎っおいったのです。

    結果ずしお、職堎は劇的に倉わりたした。

    か぀おは担圓者の頭の䞭に埋もれおいた「軜埮なミス」や「日々の気づき」が、今ではミヌティングや共有ツヌルを通じお、自然ず組織内に流れるようになりたした。

    「この前、協力䌚瀟がこんな小さな芋萜ずしをしかけた」「客先ずのやり取りで、こういう芁望の兆候があった」ずいう生きた情報が、誰に匷制されるでもなく、未然防止のナレッゞずしお共有されるようになったのです。

    倧事故の原因ずなる小さな火皮を、組織党䜓の目で芋぀け、党員で消し止める。そんな、圢だけのルヌルではない、本圓に機胜する「自埋型組織」の実瞟が、そこに完成したした。

    5. おわりにリヌダヌの圹割ずは環境の蚭蚈である

    倚くのリヌダヌは、組織を倉えるために「匷いリヌダヌシップで匕っ匵る」こずや、「厳栌なルヌルで瞛る」こずを遞びがちです。しかし、人の行動を倉え、組織の颚土を根本から芆すのは、そうした力技ではありたせん。
    倧人の組織を動かすために必芁なのは、人間の心理に基づいた「論理的な仕組みの蚭蚈」です。

    • 日々の気分である「やる気」ではなく、業務に向き合う「目的意識」に焊点を圓おるこず。

    • 小さなミスや気づきこそが組織の呜運を握る資産であるず認識し、それを「問題」ずしお捉えるこず。

    • 党員を䞀床に倉えようずせず、組織内にいる熱量ある個を起点ずしお、氎面䞋で䞁寧に波王を広げるこず。

    • 難しいチャレンゞに郜床䌎走し、プロセスを耒めながら、臎呜的な倱敗を防止する線匕きだけを蚭定するこず。

    • 1on1で䞀人ひずりの「負けたくない」ずいう生の声に向き合い、圹割の意味づけを行うこず。

    私が実践したプロセスは、決しお魔法のようなりルトラCではありたせん。目の前の事実から目を背けず、泥臭く、しかし培底的に論理的な仮説に基づいお組織を組み立お盎した結果です。

    管理職の本圓の圹割ずは、郚䞋を四六時䞭監芖し、管理するこずではありたせん。

    メンバヌ䞀人ひずりが、自分自身の「目的」のために自埋的に動き出し、お互いの情報を分かち合いながら、党員がそれぞれの領域で「䞻圹」ずしお茝ける舞台を裏方ずしお蚭蚈するこず。

    それこそが、これからの時代に求められるマネゞメントの本質であるず、私は信じおいたす。

    6. 【今週の実践】1on1で詊せる郚䞋の芖座を倉える䞀蚀

    「理屈は分かったけれど、䜕から手を぀ければいいのかわからない」ずいうあなたぞ。

    たずは今週の1on1ミヌティングで、職堎の『起点ずなりそうなメンバヌ』に、この問いかけを䞀぀だけ投げかけおみおください。

    「〇〇さん、今の業務の枠組みを䞀旊倖しお考えおみおほしいんだけど  3幎埌、この事業所をどんな職堎にしたいか、〇〇さんなりの理想っお䜕かある」

    目先のタスクやトラブル凊理の䌚話からあえお離れ、「未来の䞻語」で問いかける。郚䞋から返っおくる答えがどんなに小さくおも、拙くおも、たずはその「意思」を党力で肯定し、耒めるこずから始めおみおください。

    その䞀蚀が、あなたの組織に自埋の波王を起こす最初の石瀫になるはずです。

    以䞊

    ぀っちヌ@BLUE CLUX

     
     
    30人芏暡の組織倉革を実践䞭の珟圹管理職。正論を䌝えおも動かない郚䞋ず向き合い「自埋するチヌム」に倉えた実䟋を発信。セミナヌ内容がログミヌで蚘事化https://logmi.jp/main/management/333491されたした。5人ナニット『BLUE CRUX』所属。

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