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孤独な船舶整備士【創作大賞2026応募版】

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※この作品は、創作大賞2026応募用としてまとめた完全版です。

今後、作中エピソードは個別に無料公開していく予定のため、応募期間中はネタバレ防止も兼ねて有料設定にしています。

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うちの旦那は、
どこに下ろしても走って帰ってくる。

職業は船舶整備士。

休日になると、
焚き火台を作り、
火吹き棒を作り、
ついには草抜き機まで作り始める。

何度も言うけど、
うちの旦那は船舶整備士である。

船のエンジンを直している。

巨大な船の腹の中で、
油まみれになりながら働いているらしい。

「らしい」というのは、
私は実際の仕事風景をちゃんと見たことがないからだ。

ただ、
帰宅した旦那からは、
いつも少し、
鉄と油の匂いがする。

だからたぶん本当に、
毎日どこかで船を直している。

 
 
7人兄弟。4児の母。 船舶整備士の夫と、 個性強めの子どもたちを観察しています。 昭和〜平成の不思議な実家の話、 家族の日常、 ときどき家計簿事件簿。 ちょっと怖いのに笑える話を ゆるく記録中。

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