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「ポケトークでスラングは通じるか?酔客と友情の翻訳実験」~ポケトークで、10年前の友と再会する・中間報告書

    ★前回までの詳細:初回企画書参照

    🍶中間報告

    ― 誤訳は失敗か、それとも酒の肴か ― 

    10年前一足飛びにZIGGY STAR DUSTとなったかつてのパートナー。その友人たちと細く長くつながりは残っていた。
    今回、私はその縁を「ポケトーク」という媒介で再接続してみる。

    実験道具:ポケトーク。
    検証対象:「言葉の壁」と「心の壁」。


    🎯 そもそもなんでやるの?

    ―大まかには前回企画書参照― 
    単なる言語実験ではなく、「人間関係の翻訳不可能性」に踏み込むため。
    ポケトークは多言語を訳せる。でも気まずさ、間の悪さ、時差によるサスペンスまで訳せるだろうか?


    🧪 実験開始

    まず問題発生。
    私は今、バーテンダーではない。つまり「酔客と口喧嘩」というシチュエーションを自腹で再現する必要があった。散財して何も悪いことしてない人達と罵り合うなど財布も心も痛いので即却下。

    代替案:バルセロナ在住の漫画家の友人Aにチャットで協力してもらうことにした。彼は私の研究企画書を読み、非常に興味をもってくれている。

    普段のチャット画面にて↓
    バルセロナ友人A・以下A(英語・スペイン語ネイティブ):
    「Would this be for you clients?Or for you?」
    Baroness・以下B(日本語、大阪弁、博多弁ネイティブ・英語、スペイン語多少):
    「Both,but this my idea not for business,allmost for me.」

    ご理解いただけたようだ。いざポケトーク出陣↓

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    POCKETALK

    B口頭(日本語):「~私はフリーライターで、他いろいろやってる。今はバーテンダーじゃない。この企画は、日本のフリーランサー向けクラウドソーシングサイト用の研究。翻訳機がポケトークでこの企画考えた。」

    ↓ポケトーク翻訳・以下ポ

    ポ・スペイン語:「Trabajo como escritor freelance y hago muchas otras cosas. Actualmente no soy camarero. Este proyecto es una investigacion para un sitio de crowdsourcing para freelancers japones. Un fabricante de traductores ideo un proyecto con Pocketalk.」

    B心情(一人で喋るの恥ずかし!ちゃんと伝わってるような……けど口調がかたすぎる。学会発表…?)

    ⏱ 数時間後
    A返信(英語とスペイン語で返信)

    「First try. Ill need to do another topic haha. Plus i am about to start work in a few and just woke up hahaha. Here you go in english Let's try this again. It's really funny. Cuz I've been trying this and intentionally speaking slang is a bit more complicated than just doing it~but you don't really want to go to wrong cuz I told her Catch 22,…
     ~Es muy gracioso. Porque lo he estado intentando y hablar jerga intencionalmente es…Así que tienes algo que hacer, pero realmente no quieres equivocarte porque le dije Catch 22,…」

    ポ・カメラ機能使用でだいたい訳せた
    「意図的にスラングを話すのは思ったより難しい。仕事は基本的に普通のオフィス、ヤフーが多くて、初心者が右往左往、常駐の知ったかがうるさい。仕事は待つ・監視・失敗を見張る…やりたいけどやりたくないジレンマ、まさにCatch 22…」

    B心情(時差のせいで、返信までにちょっとしたサスペンス感……!そして長い!ポケトークのカメラ機能でだいたい訳せたから、雰囲気はわかる。ヤフーと新人と知ったかぶりのオフィスあるあるすら…でもCatch 22って何…?)

    B口頭(大阪弁)→ポ翻訳(英語)

    画像
    POCKETALK

    B心情(足….?食えと??てかもう少しアホな内容にせんと面白くならん。)

    試しに話したのはこんなフレーズ:
    B大阪弁口頭→ポ英語訳

    「私と一緒に馬鹿な事してくれへん?」→
    “Would you like to do something silly with me?”

    POCKETALK

    結果は……直訳で「私と一緒に愚かなことを何かしませんか?」。
    ーなんか、、紳士的….イギリス英語だからか?もっとアホっぽく頼みたかったのに…。

    ⏱ 数時間後
    A返信(英語)

    「You got me fucked up..i sugguest step off...I am not the one.
    Like this some shirt slang phrashes
    Short slang I meant.... it's ealy my brain is still waking up hahah」

    B心情 (おはよう。寝起きのとこ悪かった。)


    ⚖️ 見えてきたこと

    • オンライン翻訳は温度が下がる。攻撃性も、ノリも。

    • でも、その「ズレ」が笑いを生む。

    • Catch 22は20世紀アメリカの小説家ジョセフ・ヘラーが1961年に発表した長編小説であり、「詰んだ状況」の慣用句(翻訳ではそのまま”キャッチ22”と出る。)

    • 実際対面で喧嘩にならないと本来持ってる「ヤバい言葉」が思い出せず罵れない。そして、私の罵倒レパートリーは結局 “You bastard” (ク×野郎)しかない。

    • 寝起きでスラングを言えと言われても。

    • ポケトークの弱点は、人間関係において「最高の笑いの種」になる。


    📌 中間まとめ

    私はビジネス活用にはあまり興味がなくて、あくまで“翻訳機でどこまで人と心を通わせられるか”がテーマです。
    ポケトークはスラングや慣用句訳はもうひといき。
    けれど、そのもうひといき、が「文化の余白」と「人間くささ」を際立たせる。
    机上で企画するのと実際に使うのとは違う(当たり前)。
    言葉がうまく伝わらない瞬間に、むしろ物語が生まれるのだ。


    ⏩ 今後の予定

    • もっとスラングを増やして実験(※時差を鑑み寝起きの友人は要注意)

    • 誤訳珍プレー集を「作品」に仕立てる

    • 外貨稼ぎにもそのうち挑戦(ただし履歴書翻訳とか写真とかCatch-22並みハードルは高め)…Translating my confusion won't make it glamorous.

    (※本記事は連作です。続きはこちら↓)


    ※本記事は、ランサーズ「新しい働き方LAB」の研究員制度に参加し、私Baronessが行う半年間の働き方実験に基づくものです。


     
     
    「世界をおいしくしたい。」シーランド公国女男爵物書き。フジコ・ヘミングの様な暮らし。和装着装士・調理師免許・Diver,Rider,Bartender,and Rescuedanimais(But,i'm not vegan.)ラテン系の凄まじく暗い女。閉鎖済R18ブログ「蟒」等

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