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大いなる謎

    バナナ

    久しぶりに散歩に出かける。
    日中は40度を超える猛暑ではあるが、朝は、9時頃ならまだまだ涼しくて、快適に過ごすことが出来る。
    国立コンサートホール(Auditorio Nacional)
    付近の交差点で、ふと、信号待ちの婦人に
    目がとまった。
    上から下まで白でコーディネートされた、
    婦人の手にはやはり白いうちわ。
    何気無く視線をうちわに移すと、なんとそこには、立派な毛筆書きで、
    『なんでやねん』

    それは、私の台詞である!!
    そういえば、このご婦人、立ち振るまいに妙に気品というか、威厳と言うか、内面から滲み出るオーラのようなものを感じる。
    もしや、非公式団体Comite internacional de. Kansaiben(国際関西弁委員会)の マドリッド支部長様では!?

    このお方なら、私が、「儲かりまっか?」
    と声をかければ、必ずや
    『まあ、ぼちぼちでんな』
    とご返答して下さるに違いない。
    しかし、私には、声をかけるその勇気がなかった。
    意気地無し、バナナの馬鹿!!
    信号が青に変わると、ご婦人は、颯爽と私を残して立ち去って行くのであった。
      

     
     
     
    スペイン、マドリッドに住んで今年で39年目です。得意技は関西弁訛りのスペイン語とホッケー。 時々、赤十字の赤いベストを着て、市内でボランテイアしてます。

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