【Suno V5】捨て曲が蘇る?新機能「Mashup」は、ボツ曲を名曲に変える「再作曲ツール」
「メロディは最高なのに、伴奏が気に入らない……」
「Aメロは完璧なのに、サビで崩壊してしまった……」
Sunoで曲を作っていると、そんな「惜しい曲」が大量にたまっていきませんか? これまでは、そうした失敗作を泣く泣くゴミ箱行き(アーカイブ)にしていました。
そんな惜しい曲たちを救ってくれる機能「Mashup(マッシュアップ)」が登場しました!
この機能を使えば 過去の「捨て曲」同士を掛け合わせ、新たな名曲が生まれるかも!
公開されたばかりの、この新機能を試してみた感想と、失敗しないための「コツ」について共有します。
そもそも「マッシュアップ」ってなに?
「マッシュアップ」と聞いてもピンと来ない方もいるかもしれません。
簡単に言うと、「Aという曲とBという曲を混ぜ合わせて、まったく新しいCという曲を作る手法」のことです。
身近な例だと、サントリー「ほろよい」のCMを思い出してみてください。
『水星』と『今夜はブギーバック』が交互に流れたり、同時に重なったりして、めちゃくちゃお洒落な雰囲気になっていましたよね? あれがマッシュアップです。
あるいは、ネットで伝説となっている「Uptown Funk(ブルーノ・マーズ)」×「ドラゴンボールZ(ZENKAIパワー)」のような、"混ぜるな危険"な面白さを狙うのもマッシュアップの醍醐味です。
一見ありえない組み合わせでも、混ぜることで予期せぬ化学反応が起きる。 これまで、こうした神業をするにはDJの技術や編集ソフトが必要でした。
しかし、Suno V5の新機能を使えば、誰でもワンクリックでこの「実験」ができるようになったんです。
SunoのMashupは「ただ重ねるだけ」じゃない
SunoのMashup機能がすごいのは、DJのように単に音源を重ねているわけではない点です。
Sunoは、選ばれた2つの曲の「DNA(構造、メロディ、雰囲気)」を解析し、それらを元にゼロから新しい曲を生成しています。 だからこそ、つなぎ目のない、最初からそういう曲だったかのような自然な仕上がりになります。
いわば、2つの親曲から「良いとこ取り」をした子供を作るようなイメージです。SUNOのカバー曲機能を進化させたような感じです。
【実践】ボツ曲を救済する3つのステップ
使い方は非常にシンプルですが、「スライダーの設定」を知らないと失敗します。ここだけはしっかり押さえておきましょう。
Step 1: 素材を選ぶ
「Create」画面、または「Library」から、混ぜ合わせたい2つの曲(Song A / Song B)を選択し、「Mashup」ボタンを押します。
おすすめの組み合わせ:
「メロディが良い曲」×「伴奏(トラック)が良い曲」
「同じジャンルの曲」×「同じジャンルの曲」
Step 2: スライダーのおすすめ設定
Mashup画面に出てくる2つのスライダー。
① Audio Influence(影響度)
元の曲の構造をどれくらい残すかの設定です。
50%(推奨): AとBが均等に混ざります。まずはここから。
70%以上: 元の曲のどちらかに寄せたい場合に使います。
② Weirdness(奇抜さ・独創性)
ここが一番のポイントです。
AIにどれくらい「無茶」をさせるかを決めます。
10〜30%(ボツ曲救済ならココ!): 安定志向です。元の曲の良さを残しつつ、綺麗に整えてくれます。「リサイクル」目的なら低めに設定しましょう。元の曲を切り貼りしたような原型が残ります。
60%以上(実験ならココ!): ジャンルが崩壊したり、予期せぬ展開が起きたりします。「MAFO(Mess Around Find Out=ふざけて試してみる)」という遊び方をするなら高めに。
Step 3: ガチャを回す
設定が決まったら「Create」を押すだけ。
実際に作ってみたデモをご紹介します。元曲は「桃太郎の朗読」と「ワレワレハウチュウジンダ」です。(以前つくったデモ曲です)
歌詞はSUNOが自動で2つの歌詞をミックスする、おまかせを選んでいます。
まずは30%のマッシュアップ。
フル尺ですので、適当にスキップしつつご確認ください。
続いて60%です。こちらは、SUNOの再生成に近いですね。
30%よりも強い交わり合いです。
参考までに原曲の動画も貼っておきます。
成功率を上げる「2つのポイント」
ポイント1:掛け合わせる1曲目がベースになる
セレクトした曲は1曲目が上、2曲目が下に表示されます。このとき1曲目に選んだ曲のほうがベース(土台)として多く採用される傾向があります。アクセントとして使いたい曲を2曲目に設定すると成功率が上がります。
先ほどのデモマッシュアップの場合、1曲目は「桃太郎」を使用しています。

ポイント2:歌詞のメロディはもとの曲を重視する
マッシュアップ後の歌詞ですが、Aの曲のサビで使われている歌詞と、Bの曲で使われている歌詞をそのまま使うと、その歌詞の部分は「原曲のメロディ」を再現しようとします。逆にマッシュアップ中に、「このパートはAの曲のこの部分を使いたい」と思う部分に、歌詞を配置すると曲調を操作できます。
こちらもデモ曲を紹介します。
こちらでつくった「やきたてパンはいかが?」のジングルをベースに「桃太郎」をかけ合わせました。桃太郎は基本的に朗読ですが「ドンブラコッコ」の部分だけ節があります。そこを、焼き立てパンと交互に配置したらこうなりました。
こちらが実際の歌詞です。

焼き立てパンの部分は焼き立てパンのメロディで、ドンブラコッコは桃太郎の節で歌ってくれました。
まとめ:過去の資産は「宝の山」です
Sunoの進化は早く、次々と新しい機能が追加されます。 でも、一番もったいないのは、過去にクレジットを消費して作った曲たちを「失敗作」として眠らせておくことです。
新機能「Mashup」を使えば、そのゴミ箱だと思っていた場所が、実は「宝の山」に変わるかもしれません。 ぜひ、過去のライブラリを掘り返して、名曲を錬成してみてください。
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