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次の世代にお願いしたい話

    氷河期の少し前に社会人になった。
    圧迫面接があったかどうかは知らんけど
    女だからということでいろいろ言ってきた出先はたった一つ。ほかは女であるということだけで面接を受けさせてもらえなかった。

    晴れて公務員となり働いてみたら

    女性はお茶くみ・灰皿の片付け(朝・昼・夕)が暗黙の了解。
    特に朝は所属課の机ふき。これに関しては「ずっと同じところにいさせてもらっているから」と異動をしなかった女性たちが率先してやっていて、その後に入った異動を経験している女性職員もやっていた。
    係長までは男女同じに昇格できるが、その後はどんどん差がついてくる。

    結婚し子供がいる職員が、子供が熱を出したからと心苦しそうに早退すると、早く行きなさいと笑顔で見送った人たちの本音は「またかよ」「仕方が無いなあ」だった。

    介護休業ができて育児休業ができて、
    制度自体はできるけれど、取得率は低い。
    男性の取得率はゼロ。

    そのときから30年が経って

    「保育園落ちた、日本死ね」とツイートした人がいた。
    待機児童が社会問題となった。
    そこでいろいろ制度や設備ができた。

    その経緯を知らない人がいる。
    当たり前のように享受する人がいる。
    社会構造も意識も変わってしまったから
    仕方が無いと思う一方で、

    「自分の子供や次の世代に自分と同じ苦しみを背負わせたくない」という
    女たちの願いくらい学べよと思う私がいる。

    公務員だったから、労働組合にいたからわかる。
    制度や政策ができあがるまでの時間と手間を。

    あなたたちが当たり前のように使っている権利は
    政治家や議員が「ご親切に」くれたものではない。

    木が生い茂る土地を鉈ひとつで切り開き
    開拓した「普通の人間たち」がいたからこそできたものなんです。

    だからありがたく使ってほしいわけではない。
    次の世代に引き継がせたいから、アップデートしてほしいのです。

    いま、一号とか二号とか三号とか
    それぞれの立場で議論している場合ではない。

    女性として「どんな状況になるかわからない」のだから
    女であることを理由に理不尽な立場にならないために
    一致団結して国に訴えるときではないかと
    私は思うんです。

     
     
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