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旅で感じる二つの私 -「無力な私」 - 「最強な私」

    トスカーナ編の前に、
    ふとした瞬間に感じる、感情のかけらのあれこれを少し。

    「無力な私」

    築かれてきた歴史、抗えない大自然の中に身を置く、ちっぽけな私
    日常で直面する悩みの小ささ
    私が生み出していることは、どんな価値があるんだろうという哲学的な問い

    「最強な私」

    はじめての世界に踏み出していく勇敢な私
    どこに行っても、どうにかやっていけるという根拠のない自信
    いつも以上に増す好奇心と、体力、そして満ち溢れる心身のエネルギー

    何を感じても、わたしという人間なのだけど

    健康体であることへの感謝はもとより
    旅をしていると、そんな二つの自分が、私の中で交互に顔を出す

    日本という国で生まれ育ったことへの
    いろいろな、複雑な感情も

    言ってしまえば一喜一憂激しいのだが

    「旅の魅力はなんなのか」 - 答えはもちろん十人十色

    こんな二つの自分を感じながら、
    まだまだ知らない世界が待っていると思える、“未来への期待”
    日常に戻った時に感じる、その“奇跡”さ

    そして、最後には
    「この地球は、想像よりもっと、美しさで溢れている」という

    夢物語交じりな、希望を込めた、
    壮大な感覚を覚えることが、
    旅がわたしを虜にする理由なのかな、と。

    もっというと、
    こういう感情を感じた自分がいる、という事実が
    そっと優しく背中を押してくれる
    少しばかり辛抱が必要な時の、
    糧になっているのかもしれない。

    「経験」は裏切らないから。大丈夫。
    そう言い聞かせよう。

    それでは、また次回
    Bon Voyage

     
     
    旅と余白を綴るトラベルライター 人生の輪郭を少しだけ変える旅へ タンザニア、パリ、スリランカ、バンコク ー その土地でこそ生まれる感情を、価値を、言葉に 来春はまた、トスカーナと南仏に戻り 何もしない日々を送る

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