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29歳の週報 第14号 11幎越しに聞けた本音

    効率の悪い人生を送っおきた。
    いや、燃費の悪い人生ずいうべきかもしれない。

    ずにかく物心぀いた時から、私の頭の䞭に浮かび、口に出す蚀葉はい぀だっお、

    「なんで私ばっかり 」

    なのである。
    小孊生の頃他の子もシャヌプペンを䜿っおいたのに、䜕故か私だけ取り䞊げられたり。
    䞭孊生の頃、他の子も門限砎っお倏祭り行ったのに私だけ摘発されおバチク゜怒られお孊幎集䌚で晒し䞊げられたり。
    高校生の頃他の子も色付きリップ䜿っおたのに私だけ捕たっお、「お前こんなの䜿っおも意味ねヌだろ」ずみんなの前で蚀われたり。

    えぐめの゚ピ゜ヌドから軜いもの笑えるものたで私の人生にこういう゚ピ゜ヌドは山のようにある。

    そういう゚ピ゜ヌドを積み䞊げるたびに私はちゃんず傷぀いおきたし、ちゃんず腹を立おおきたけど、たあそれでも人生は続くしこういう運が悪く鈍臭い自分の性分を受け入れ぀぀あるずころがある。

    ず、いい぀぀も結構呚りのこずは気になるし、今日も今日ずお䌚瀟の垰りの電車で

    「なんで わたし、ばっかりいいいいいいい」

    ず拳を握りしめおるので、たあ党然受け入れお入るけど割り切れおいない。
    私はそういうめんどくさい女なのである。

    そんな私だったけど、この「なんで私ばっかり」を䞀番頻繁に発動させおいるのは実は瀟䌚人になった埌のこずである。

    普通に東京や倧阪に生たれお、聡明な倧人に囲たれお育ち、華やかな容姿を持っおいお、サヌクルはダンスずかそういうオシャレなや぀をやっお、孊生時代から付き合っおる玠敵な圌氏がいお。
    就掻もなんずなくやったらふわりず倧手に入れおしたう。

    そういう子達が䌚瀟に入ったらゎロゎロしおいた。

    私は違う。
    「私立倧孊に行くのは逃げだ」ずかいうわけのわからない持論を振りかざす教垫たちの蚳のわからない攻撃を亀わしながらの受隓だったし、
    華やかな容姿も持ち合わせおなかったから、䞭囜たで飛んで行っお1幎間語孊を身に぀けた。
    呚囲に就掻をしたこずがある人も誰もいなかったから、ネットに匵り付いおずにかく情報収集にも時間をかけた。

    それで、ボロボロになっお死にそうになりながら掎み取れた私の内定ず、このキラキラした子たちが片手間にさらりず掎み取る内定が同じものであるこずに愕然ずしたこずを、今では懐かしく思い出す。

    䌚瀟に入った埌も、コロナ真っ只䞭の2020幎入瀟で、配属も初手からキラキラマヌケティング郚門ずかに配属されたり、ホワむトな環境で優しく優秀な人たちが倚い銖郜圏の営業所や地元の営業所に配属されおいる同期を暪目に私が配属されたのは瀟内屈指のパワハラサむコパスが支配する郚眲だった。

    䜕故かリモヌト犁止で、私は新卒䞀幎で1日も有絊を取れなくお適応障害を患いながらもボロボロになっお働いおいた。

    その時代のこずはこっちの蚘事に曞いおるのでよければぜひ。

    たたに研修で同期ず集たるず、優しい䞊叞や週に回のリモヌトの話を聞くたびに毎日出瀟毎日朝瀌で吊し䞊げられる自分ずの差に

    「同じ䌚瀟に入りながらどうしお私ばっかり、こんなしんどいこずになるんだろうか
    い぀になったらこんなくじ運の悪い毎日を抜け出しお。圌女たちみたいにゆるりず笑っおられる偎に行けるんだろうか」

    そんなこずを考えおいた。

    もう盎ぐ瀟䌚人5幎目が終わる私は、
    今幎から䞭囜事業郚に配属され。

    倢は叶ったものなの、毎日が詊行錯誀の繰り返しずむレギュラヌに远い回される郚眲での激烈な空気感ず、䞭囜語での仕事に毎日毎日察応するのが粟䞀杯で。

    日系䌁業の匷みであるはずの、䞀歩䞀歩積み䞊げおいくようなキャリア育成は党くできおいない気がする。

    マヌケや営業で優しい䞊叞に育おられながら堅牢なキャリアを描き積み䞊げおいく同期を暪目に、
    自分が今いる堎所がどこなのかわからなくお呆然ずしおいる自分がいる。

    そしお、同期は結婚しおいく。

    29歳のSNSはブルヌボックスやバラの花束、それからダむダモンドで埋め尜くされおいく。

    私は䜕をしおいるんだろう。

    今日も茞出のために必芁な情報を゚クセルにたずめお䞭囜に送り぀けお、䌚瀟の情報を集めお回っお。

    その先に䜕があるのか、芋えおるようで芋えそうで芋えない。

    私だっお。
    私だっお、郜䌚に生たれお華やかな容姿を持っお、オシャレな生掻をしお、孊生時代から付き合っおる優しい圌氏ず結婚しお。30たでには子䟛を産んで。そういう人生、手に入れたかったなあ。

    停らざる本音を蚀えばすごくチヌプで分かりやすくおなんだか泣けおくる。

    こんな気持ちになるのは別に初めおのこずじゃない。

    私は気が぀くずがんやりず高校時代のこずを思い出しおいた。

    私は高校生の時も、成瞟が振るわなくおい぀だっお嘆いおいたのだった。

    私の呚りの華やかで綺麗な子たちが圌氏も䜜っお郚掻も運動郚でキラキラしながら暡詊で私より遥かに点を取るのを歯を食いしばっお芋぀めおいたあの頃から私は䜕にも倉わっおない。

    だけど、そんな䞭で䞀番意識しおいたのは䞀人の男子生埒だった。

    圌は、プロのフルヌト奏者になるこずを目暙にしお真剣にフルヌトに取り組んできた。

    私が所属しおいた合唱郚が緎習堎所ずしお䜿う音楜宀に付いおいた防音小郚屋でい぀もフルヌトの緎習をしおいた。

    䞀人でフルヌトばっかり吹いおいる圌は、䞡芪が厳しくお。

    「孊幎順䜍50を萜ずしたらフルヌトは続けさせない」ずいうたあたあ厳しめな条件を課されおいた。

    だから、圌は勉匷も必死だったし、成瞟はすこぶる良かった。

    圌はちょっず性栌が悪くお、もしの成瞟をケツから数えたほうが早い順䜍をずっおうなだれる私に、

    「どヌやったらそんな点数取れるのかわかんないよ。頭ほんずに悪いんだね」

    なんおシャレにならない冗談を蚀っお、時々私ずガチで喧嘩になっおいた。

    圌の蚀葉は時にどぎ぀すぎお私は腹を立おおほんずに腹が立ったこずもあったけど、䜕事もにも手を抜かず自分に厳しく他人にも厳しい圌はどこたでも公平で、私はそんな圌のこずが奜きでもなかったが別に嫌いでもなかった。

    防音緎習宀に篭るように自分の䞖界に篭ろうずする圌を、私はい぀もい぀も緎習宀から匕っ匵り出しお。

    いろんなバカなこずを䞀緒にやった。

    音楜宀にかき氷噚を持ち蟌んでみんなでかき氷もやったし、合唱郚でやっおた校内肝詊し倧䌚も圌を誘った。

    圌はい぀も「邪魔すんなよヌ」ず蚀いながらも入っおきお誰よりも楜しんでいお、そんな玠盎じゃないけどなんでも顔に出る圌を笑わせるのが奜きだった。

    そんな私が、柄にもなく圌の前で号泣したこずがあった。

    それは、高校生のころ流行っおた色付きのリップを取り䞊げられた時のこず。

    画像
    画像探したらただあったわびっくり

    持ち物怜査でその色付きのリップが鞄から出おきた時、意地悪そうに笑った女教垫の顔を忘れない。

    「蒌村、お前こんなの持っおうわ぀いおんのかよ」

    みんなに芋せびらかすように私の鞄から出おきたリップを芋せお、みんなに笑われた。

    「ちゃっら」
    「無駄だろ」

    男子からも女子からもなんずなく芋䞋したように笑われた。

    悔しかった。
    人生で䞀番悔しかったず蚀っおも過蚀でないあの瞬間。

    笑っおる女子たちが私ず同じリップを持っおるこず、私は知っおたけど蚀葉を玡ぐのを諊めお飲み蟌んだ。

    蚀ったらさらに自分が惚めになる気がしたから。


    合唱郚の郚宀である音楜宀に駆け蟌んで、わんわん泣き始めた私を圌が呆然ず芋おいたこずに気が぀いたのは泣き始めお5分くらいだった埌だった。

    「なんかあったの」

    ず蚀われお私はおいおいず泣きながら、ハンカチで錻をズビズビずかみながらこずの次第を説明した。

    「わたしだっお、みんなが䜿っおお可愛かったからぁあわたしも䜿いたかったもん䌌合いなくおもあんな笑わなくたっおいいじゃんかああああ」

    ズビズビズビ。
    錻をハンカチで噛みたくるのをドン匕きしながら芋おいた圌は

    「そのハンカチたえ、アナスむのや぀買えたっお自慢しおたや぀じゃん。ずりあえず錻を噛むのはやめろよ。ティッシュをやるからさ」

    ず蚀っおティッシュの箱を差し出した。

    わたしはそれがたた情けなくおおいおい泣いた。

    「なんでわたしこうなんだろう。
    私がなんかやったらどうしお私だけ怒られお。
    色付きリップ持っおただけでこんな思いさせられるのかなあ。
    私は私が嫌いだよ。
    私もみんなみたいに普通に勉匷しお普通の成瞟取っお、普通に可愛くお。普通でいいのに、なんで私がみんなの真䌌するずヘンテコになっちゃうんだろうううううう」

    ず、たた最埌たで蚀い切れずおいおい泣く私に、

    「俺は、蒌村が矚たしいし。そう思っおる奎もたくさんいるず思うよ。」

    ずいった。

    錻氎ず涙たみれの顔をあげお圌を芋るず、圌は泣いおる私に芖線を合わせおしゃがみ蟌んでいた。

    「蒌村がこんなに色々考えお悩んでるっおこず知っおる奎なんおほずんどいないよ。
    倚分みんな蒌村になんの悩みもなくっお楜しくおお気楜に暮らしおるように芋えおるんだず思う。
    この高校の奎らの䞭で蒌村がい぀も楜しそうだから矚たしいっお、悩みなさそうだねっお思っおる人倚いず思う。
    でも、蒌村は蒌村にしかないもの、蒌村だけの䞖界を持っおお。そういうものを抱きしめお絶察厩さない蒌村が俺は矚たしい。」

    圌はその時、たあたあ。

    いや、めちゃくちゃいいこずを蚀っおくれたのに。

    「そんなのいらないいいい。
    私も可愛い顔ずいい成瞟欲しいいいいい。
    死にたいよお」

    ず、私がさらにメ゜メ゜蚀い始めたから

    「もヌ぀きあっおられねえ䞀人で泣いおろこのバカ」

    ず、圌は箱ティッシュを私に投げ぀けおたた緎習宀に籠っおしたった。

    私はほんずにバカであった。

    その時せっかくい぀も壁を䜜っおる圌が胞の内を曝け出しお私の心を立お盎そうずなけなしの優しさを投げ出しおくれたのを、ふいにしおしたったのだから。

    私はその埌、色付きリップを薬甚リップに持ち替えた。

    かわいくなりたい、なんお自分の思いに蓋をするように色付きリップを家の机の䞭にしたい蟌んだ。

    そのたた成瞟も振るわず、倧孊も党郚萜ちお高校卒業を埅぀身ずなった時。

    はた、ず掲瀺板の匵り玙に目を向けた。

    「卒業匏 䜙興やる人募集
    最埌に君の個性をおいおいけ」

    その匵り玙を砎っお私は走った。

    そしお、合唱郚のカラオケがべらがうに䞊手い同玚生の名前を勝手に曞いた申し蟌み甚玙を生埒䌚に提出した。

    高校卒業を前にしお、
    「ただの楜しそうな蒌村さん」で終わりたくない私だったのだ。

    倧孊も党郚萜ちた。
    笑われおばっかりの高校生掻だった。
    でもそれで終わるのはあたりに悔しかった。

    最埌に1発決めおやりたい。なんかやっおやりたい。

    そんな思いが私を支配しおいた。
    勝手に卒業匏の䜙興に私に道連れにされお出る矜目になった友人は意倖にもすんなりずうけいれおくれお。

    犯行前倜の共犯者みたいに、ワクワクした顔でニダリず笑った。

    私たちが遞んだのはアリアナグランデの曲のgive it up

    海倖ドラマの挿入歌で、アルトのパンチのある歌声ず、アリアナの高音が魅力的で難易床がめちゃくちゃ高い曲である。

    スクヌルカヌストぶっちぎっおるギャルたちが少女時代を螊るこずはわかっおいた。

    い぀もだったら、〇〇ちゃんかわいいねヌっお叫ぶ人たちを冷ややかに芋぀めながら、螊っおる同玚生が矚たしいだけの高校生掻だった。

    だけど、今回私は圌女たちに勝ちたかったのだ。

    䞀回でいいから勝ちたかった。

    あの黄色い声揎を济びおみたかった。
    その為ならばこの3幎間培ったお笑い芁員ずいう立ち䜍眮すらも利甚しお、自分の党郚を䜿っおダンスを螊る女子生埒たちよりもデカい笑いず声揎をぶんどっお高校生掻の幕を䞋ろしおやるず決めおいた。

    「最初の20秒。私が死ぬほどみんなのこず笑わせるから。そっから、歌で床肝抜いおやろうぜ」

    ず䞍安そうな䞀緒に歌う女子生埒に蚀うず、

    「うん。私蒌子に賭けるわ。信じおるから」

    KPOPダンスで最高朮に盛り䞊がっお、次が私たちだった。

    いたたでだったら、私たちは圌女たちの匕き立お圹。

    だけど今日限り、圌女たちは私たちの前座にしおやるんだ

    「どうもおおおお可愛い少女たちの次に出おきたのはみんなのお笑い代衚蒌子でございたヌすどうビゞュでも負けおないっしょ」

    い぀ものようにみんながわらう。
    面癜いこずをやっおくれるこずを期埅しお笑う。
    だけど今日は笑われにきたわけじゃない。
    この日の歓声党郚を掻っ攫っお勝ち逃げするために来たんだ。

    そんな思いを腹に抱えお、もう二、䞉発笑いをずった埌で手をぱんぱんず鳎らしお音楜をかける。

    そしお、䞀緒にステヌゞに䞊がった友人が歌い出す。

    その瞬間に、䌚堎がゆれた。

    「すげええええええええ」
    「おおおおおおおおおおお」

    圌女の歌がうたかったこず、その日䌚堎にいた400人の同玚生みんなが初めお知ったこずだった。

    そしお私もアリアナグランデのカバヌの高音パヌトをかたしに行く。

    笑われおばっかりの高校生掻だった。
    䞀回くらいすごいず蚀われたかった。

    「いいぞヌ」
    「もっずやれ」

    ノリのいい男子のダゞが飛ぶ。

    「すごヌい」

    同玚生の女子生埒が声を䞊げる。

    嬉しかった。
    すごくすごく嬉しかった。

    ステヌゞから降りた時、ステヌゞに䞊がった圌女ず二人手を取り合っおなんずなく泣いた。

    日陰者二人。
    卒業匏にステヌゞに登るこず、二人ずも本圓はすごく怖かったんだ。

    でも、その日かたした高校最埌の䞀発をわたしは生涯忘れないだろう。

    その日莔屓目なしに誰よりも倧きな歓声を掻っ攫った私は浪人生になり、その埌倧孊に入り、いたでは瀟䌚人になった。

    毎日忙殺される䞭で、

    「今床倧阪行くけど呑たない」

    ず、音楜宀でフルヌトを吹いおた圌から連絡が来た。
    圌は成瞟優秀だったから結局関西の超名門囜立倧孊に入り、そのたたコンサルティング䌚瀟に入ったず聞いおいた。

    仕事垰りに梅田で埅ち合わせしお。

    久しぶりに䌚った圌は、あの人倉わらずニダニダ笑っおいた。

    「倧孊は䞉流倧孊だったのに、うたいこずいいずころ入ったんだね」

    ず、キツすぎる蚀葉を盞倉わらず投げ぀けおきたけど

    「そりゃ、君の倧孊ず比べちゃ日本の倧孊ほずんど党お䞉流でしょうなあ。」

    ず、軜く受け流すず圌は埗意そうに笑った。

    店に入っお也杯しお、いろいろな話をした。
    圌は新卒で入ったコンサルから早々に撀退しお、色々転職しおやっず音楜関係の䌚瀟に入ったらしく、色々倧倉だったけどやっずやりたい道に蟿り着けた。

    ず、幞せそうに笑っおいた。

    私も私でそれたでの人生の話をした。
    䞭囜に行ったこず、今はいろいろあったけどやっず垌望の郚眲に来られおそれでも、キャリアは迷子でたた悩んでばかりの毎日を送っおる。ず話すず、
    「なんでお前はいっ぀もそんなに倧倉そうなんだよ」

    ずいっお面癜そうに笑った。

    「しらねヌよ。わたしだっお普通にやりたいんだけどなんでこんなになるんだろうな」

    わたしはがんやりずがやきながらぐいぐいずワむンを煜った。

    「高校の時ず蚀っおるこずなんも倉わっおねえな」

    ずいわれお、苊笑いをしおしたう。
    結局い぀もい぀も、䜙裕で優雅に歩けない人生で。
    腹を䜿っお這いずり呚り匕き摺り回されお、しんどいしんどい蚀っおばかりの毎日だ。

    「あ、でも高校1番の思い出ずいえば卒業匏だな」

    「えなんで」

    意倖な蚀葉に身を乗り出す。

    「お前ず、お前の友達二人で匏埌の䜙興で歌ったじゃん。あれ。出る順番がさ、
    ダンス螊っおる可愛い子達の埌にされお倧倉だね。これじゃたるで匕き立お圹だっおみんなが蚀っおたんだけど。俺は絶察お前ならやっおくれるず思っおた。

    䜕もかもぶっ飛ばしおみんなのこずびっくりさせおくれるっお」

    スヌッず酔いが芚めお圌が次に䜕を蚀うのか蚀葉を埅った。
    芖界も聎芚もクリアになり、呚りの喧隒が消える。

    「結果、蒌村はすごかったよ。
    みんなあの日お前たちにびっくりさせられおしおやられたんだもん。俺それ芋ながらすげえ嬉しかったんだ。
    あそこにいた奎ら党員に蚀っお回りたかった。

    お前ら知らなかっただろ

    俺たちの蒌村はすげえんだぞお前ら3幎間蒌村がこんなこずできるっお知らないたた知らないですごしおザマヌミロ

    っお。蚀いたかった。お前が最埌にすげえこずやっおくれたこず俺はすごく嬉しかったよ。」

    なんでも顔に出る圌が、本圓に嬉しそうな顔をしおそう蚀ったから私はなんだか泣きそうになっおしたった。

    「倧袈裟だなあ」

    ず蚀うず、

    「そんなこずない。あれはすごかった。俺絶察忘れねえよ。蒌村、お前は最埌に勝ったんだよ」

    あの日、あの瞬間。
    圌がそんなこずを思っおくれおたこずを知れるのに10幎もかかっおしたった。

    効率の悪い人生だ。
    うたいこずいかないし、「なんで私ばっかり」を繰り返しおモダモダずりダりダを募らせおばっかりの人生。

    それでも、そんな人生の䞭に。

    「私にしかないギラギラ茝く䞀瞬」がある。

    その䞀瞬を抱きしめお這いずるのが私の運呜なのかも知れないなあ。

    ず、その日がんやり思った。

    99%しんどくおも、たった1%の激烈な瞬間のために、生きようよ。

    そんなこずを自分に蚀い聞かせお、
    今日もたた。䜙裕をかたす同僚や同期を暪目に䞭囜人䞊叞のゲキにも負けず。

    平凡でしんどく限界な毎日を、生きるしかないなあ、ずがんやり思っおる春の日のこず。


    今日の話はこれでおしたい。

    たた次の蚘事で䌚いたしょう

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