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Photo byignite_hiko

断章 二




    可愛く思っていたその顔が愛しく変形していく。

    『明ける夜』



    もういっそうのこと、誰かに身ぐるみはいでもらって、外に放ってもらえたらいいんじゃなかろうか。 この世に対する執着なんざ、もう欠片も残ってはいないのに、生だけはだァれも奪っちゃくれないの。

    『矛盾』



    「かあさん、かあさん、私はあなたの子だからこそ、この世で唯一、あなたを許せるし、愛し抜ける存在でいられるの――。」 我が子に頭を撫でられたような、そんな心地に見舞われた。

    『母子貫徹』



    ルサンチマンに溺れた彼女を見て、それに迎合するような形で僕らは繋がった。 彼女がそれに気付かぬよう、そっと観察するのがたまらなくおかしいのだ。

    『相互補完』



    欲に支配された自分を見逃した 機会は数回ある。 推し量ることを放棄して、加害する危険性を軽視した。相手を蔑ろにしたと言い換えてもいい。 然しながら、その数回を振り返ると放棄という選択だったようにも思う。何より、先々に待っていたのは愛の成就だったりした。

    『マクロ』



     
     

    Attie

     
     
    S.A.R.というバンドでのメジャー活動を経て、現在は掌編、散文をメインに自分が外界にふれて感じたこと、意識したことを作品に落とし込んでいます。使用SNSはInstagram、Threadsで、日常を更新しています!

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