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プージャと神秘

    コロナが落ち着いた頃
    念願のインドに降り立った

    数年前に大切な友人家族が、家族でインドに駐在します!という知らせをもらってから
    行きたい熱を温めて暖めて
    やっとこさ熟したのだ

    「混沌と生きる」
    この言葉が似合う国

    せっかくだしVaranasiいこうか!の友人の誘いに大きく頷いた

    私がインドで一番心揺さぶられたのは
    ガンジス川で行われる
    プージャ(puja)
    気づくと目が離せないほどに見入っていた
    信仰
    という精神性が私にはないし
    ヒンドゥー教の心に触れることはできないけど

    耳の奥底に響く
    歌唱者さんや聖職者さんの歌声は
    どうにも心地よく、いつのまにか陶酔していた

    ガンジス川のほとりに辿り着くまで
    迷路のような細い道を
    犬や牛やバイクをすれすれに通り過ぎて
    右往左往
    そして日が暮れると
    そこでは信仰の笑顔で満ち溢れたたくさんの人達
    神に捧げる歌に手拍子しながら
    光に照らされるその人達の横顔が
    脳裏に焼き付いている

    現実はとても非現実的だった

    日本では一生体感することのなかった空間に身を置いて
    ひたすらにループする
    歌を聴き続けた
    触れたことのない神秘の時間だった

    あの時間と空間は二度と味わえないかもしれない
    でもやっぱりいつかまた行きたい

    今日も現実を生きながら
    目を閉じてあの日の非現実を思い出す

     
     

    ato46

     
     
    40代 くさらないでいるために 言葉でなら何か残せるかも

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