公園の白いキノコ
以前、知り合いのブログで「台風のあと、トイレにキノコが生えていた」という記述を拝読して「ん?」と思った。
子供の頃のトイレは屋外だったけれど(トイレのない小屋に住んでいたので畑の共同便所を使っていた)、キノコの記憶はない。
覚えていないだけかもしれないと思いつつ、イメージしたのはエノキ。
あるいはニョロニョロ。
ニョロニョロだと目が合いそうで、落ち着いて用を足せない。
ここしばらく、まともに散歩をしていなかった。
6月に紫陽花を見に行ってからは、散歩を予定していたひまわり畑が豪雨で流されたというのを聞いてあきらめ、それを言い訳にして暑さから逃れた。
去年の夏まで少なくとも週に2、3日は通勤のために外に出ていたが、仕事を辞めた今年は美容院と病院とスーパーにしか出かけず、寄り道もせずそそくさと帰宅している。
「夏」って、花とか美術展とか「どうしても出かけたい」という口実がないのよなぁ。
すこしだけ涼しくなった昨日、いつものお散歩コースに復帰。
閉店したベーカリーが整骨院になっていたことに、我が町の高齢化を感じる。
うちの商店街、気づくと美容院と歯医者と整骨院ばっかりになっている。
なのに、いずれも自分に合うところが見つからないのはなんでだろう?
商店街を抜けたところに公園と広場がある。
そこに、これまで見たことのない白いキノコがニョキニョキと生えていた。
珍しさに釣られて誰かがいじったのか、みんな倒れてはいたけれど、群生していたもよう。
私も試しにつま先で触れてみたら、簡単に抜けて倒れた。
しっかりと根付いているものではなさそうだ。
検索したら、Yahoo! にトピがあった。
長引く大雨の影響で、今、毒キノコが大量発生しています。愛知県では公園に大量に生えているのが見つかり、自治体も注意を呼びかけています。
愛知県岡崎市の公園に大量に生えていたのは直径15センチほどの「白いキノコ」。その数56本です。
地元の子ども
「めっちゃいっぱいある…増えているよね?前は3個だったのに」
「気持ち悪いね」
犬の散歩中に見つけたというこちらの女性はこう話しました。
近隣住民
「大きいし数がすごく多いので。こんなこと初めてだったのでびっくり。ちょっと怖い。動物も子どもたちも気を付けたほうがいいなと思う」
白いキノコの正体は何なのでしょうか。市の職員が調査すると…。
岡崎市 公園緑地課 田中洸太朗さん
「こちらはオオシロカラカサタケというキノコだと思われます。毒性を持つキノコになるので、基本的には触らないようにしてほしい」
知らなかった。
ニュースでは岡崎市の公園の映像が流れたらしいが、別に愛知県だけの話じゃないと思う。
検索では神奈川県や群馬県などの投稿もあり、全国的なんじゃないかとも思える。
いかにも毒々しい様子なら用心もするが、白くて丸いので小さなお子さんとかうっかり手に取りそうだ。
散歩中の犬とかはクンクンやペロペロはしないものなのだろうか。
そこは野生の勘で、人間より先に危険を感じるのだろうか。
人間って、白いものは黒いものより純粋で危険がないと思いがちな気がする。
トゲトゲしているものより丸いものに親しみを抱きやすい。
ニョロニョロも黒くてトゲなどあったら、これほど親しまれなかったと思われる。
友人宅のトイレのキノコの正体はいまもって不明。
しかし、「台風のあと」というのは、この夏の大雨・長雨のあとというのと合致する。
長く生きてきても、まだまだ知らないことがいっぱいだ。
この白いキノコの危険性について、もうすこしメディアで注意を促してもいいような気がする。
