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本当のポジティブ思考

※この記事は、Kindle本『【思考のヒント箱】: ~新しい視点に出合う12のヒント~』にも掲載しています。読み放題の方は無料で読めるのでお得です。

視点シリーズ



〖思考のヒント〗

 昔からポジティブ思考が人気です。

 すでに知っている人もいるかもしれませんが、ポジティブ思考というのは、一見ネガティブなことに見える要素を肯定的に解釈したり、前向きに考えたりする思考のことをいいます。


 ただ、世の中を観察していると、このポジティブ思考に違和感を感じるときがあります。

 それはなぜかというと、明るくなろうとすることが前向きであると認識されているように思うからです。


 たとえば何年か前に読んだブログで、自分が大切にしていた通勤用の自転車が盗まれた。という話がありました。

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 僕はその時、彼はとてもショックを受けただろうな、と思いました。

 理由は、大事にしていた自転車が盗まれたのももちろんですし、自転車が無いとなると往復で2時間以上歩かないといけなくなるからと本人が書いていたからです。


 だけど彼は

「落ち込むどころかむしろワクワクしている」
「歩くのはエクササイズになるから良かった」

 と解釈し、最後には

「ポジティブに物事を考えられるきっかけになって良かった」

 と締めていました。



 また、街中でのあるインタビュー動画では、冷蔵庫に入れていた誕生日にもらったケーキが、全部勝手に食べられていた。といったエピソードを話していた女性がいました。

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 こちらについても僕は、きっと楽しみにしていたケーキが食べれなくて、悲しかっただろうな、と予想していました。

 ですが彼女は、

「ダイエットになってよかった」
「むしろ食べてくれてありがとうって感謝している」

 と笑顔でコメントしていました。



 率直にいって、自転車が盗まれた彼とケーキを食べられた彼女の解釈は、ポジティブ思考ではないように思います。

 どちらかというと、暗い考え方だなと僕は思いました。

 なぜなら、

 
 
 
人間関係と日常の違和感を「思考のヒント」でひもとく。元サイエンスライターの視点で、難しさを猫サイズにかみ砕いてわかりやすく。初の著書『思考のヒント箱』 | 読者リクエスト4冊 https://amzn.to/45gBO3P|保護猫2匹

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