
シンガポール観光の食事を、お茶縛りで組んでみた
はじめに
2026年も約半分が過ぎ、後1カ月程すれば、夏休みという学校も多いのではないだろうか。嬉しいことに、長期休みの行き先としてシンガポールは人気らしく、観光地ではよく遊びに来た日本人を見る。そこで、今回は紅茶以外の中国茶や緑茶も含めたお茶を味わえる料理に限定して、3食を考えてみた。最後には1日観光のモデルツアーあるので、読んでいただけると幸いだ。
お茶好きにおすすめのお店
1. Ya Kun Kaya(ヤクンカヤ)
初っ端から東京にもある店で申し訳ないが、ぜひ行ってほしい。理由は3つある。1つは、シンガポール島内にいくつも店舗を構えており、簡単かつ安価に当地のグルメが味わえる点。2つ目は、日本にないメニューもあるため、東京の店舗に行ったことがある人でも新しさを感じられる点。そして3つ目は、シンガポールの生ぬるい風の中で飲む、アイスミルクティーが最高という点だ。これは、いくら日本でヤクンカヤに通っても味わえない。
おすすめは、Set A(セットA)で、内訳はカヤジャムとバターのサンドイッチ、温泉卵、ドリンクとなっている。サンドイッチには、カヤジャムと最早厚切りチーズにしか見えないレベルのバターが入っており、美味しさと背徳感満載と言える。温泉卵を付けながら食べれば、甘じょっぱい味わいにもなるのも楽しい。また、飲み物は前述のアイスミルクティーをぜひとも飲んでほしい。紅茶とミルクがどちらもしっかりしており、キリンビバレッジの午後の紅茶茶葉2倍ミルクティーが好きだった人は、気に入ること請け合いだ。
注意点としては、アイスミルクティーの商品名が「アイスティー」であることだ。その点にだけ留意して、ヤクンカヤに訪れてほしい。
Ya Kun Kayaおすすめメニュー
Set A(カヤジャムとバターのサンドイッチ、温泉卵、ドリンク)※ドリンクはIced Tea(名前はアイスティーですが、中身はアイスミルクティー)
店舗(と最寄り駅など):Vivo City(ハーバーフロント駅)、Harber Front Centre(ハーバーフロント駅)、ION Orchard(オーチャード駅)、Tang Plaza(オーチャード駅)、Takashimaya Departmental Store(オーチャード駅)、Paragon(オーチャード駅)、Far East Plaza(オーチャード駅)、313@Somerset (サマセット駅)、Plaza Singapura(ドビーゴート駅)、Chinatown Point(チャイナタウン駅)、Suntec City(プロムナード駅)、Marina Square(プロムナード駅)、Jewel Changi Airport(チャンギ空港駅)、Clarke Quay Central(クラークキー駅)、Citylink(シティーホール駅)、Raffles City Shopping Centre(シティーホール駅)、Beach Road (ニコルハイウェイ駅)、Frasers Tower(マクスウェル駅、シェントンウェイ駅)、Maxwell South Bridge Road(マクスウェル駅)、One Raffles Place(テロックアヤ駅)等
※店舗により営業時間が異なるため、訪れる際は確認をお願いします。
※上記は観光地を中心に記しましたが、他にも店舗はあります。
ウェブサイト

2. Song Fa(ソンファ)
骨付きの豚肉をクリアなスープで炊いた、バクテー(肉骨茶)が有名な店だ。クリアなスープに、レンゲで掬った御飯を浸しながら食べる潮州発祥の料理で、個人的に日本人好みの味だと思う。ニンニクや胡椒等で味付けされたスープは、あっさりとしたラーメンスープのようでもあり、ほっと一息できるスープごはんでもある。また、一緒に炊かれた豚肉はホロホロで、自家製のチリソースとの相性も抜群だ。
ところで、バクテーを漢字で書いた肉骨茶の「茶」は、よくスープの意味だと言われるが、これは誤りだ。正しくは、漢字の通り「お茶」のことであり、中国茶を指すらしい。スープと御飯を食べた後の器でお茶を飲んでいたのが、元々の由来とのこと。もちろんSong Faのメニューにも、いくつかの種類がラインナップされている。他の飲み物に比べて少し高い価格設定ではあるが、注文する価値は十二分にある。理由は3つある。
1つ目に、店員が器を温める所から、目の前でデモンストレーションしてくれる点だ。そのため、中国茶の淹れ方がよく分からなくても、安心して注文できる。2つ目は、何度も湯を足せる点だ。複数回楽しめるので、値段の元は取れると言える。更に、給湯ポットの湯もお代わり可能なので、満足するまで味わえるはずだ。紅茶とは製法と淹れ方が異なるためか、3~4回飲んでも、十分に花のような涼やかな香りとすっきりとした味わいが楽しめる。最後3つ目は、スープとの相性抜群という点だ。適宜お茶を飲むことで、口の中をさっぱりとリセットできる。ちなみにスープはお代わり自由で、心ゆくまでお茶とスープの往復が堪能可能なのも嬉しい。
SongFaにはいくつかバクテーの種類があるが、個人的には最もオーソドックスなPork Ribs Soup(ポーク リブス スープ)がおすすめだ。ただ、骨がない方が良い人はPork Tenderloin Soup(ポーク テンダーロイン スープ)の方が良いかもしれない。また、お茶はXiang Ji Ji(シャン ジージー)がおすすめのメニューだ。最後に、お茶が気に入った場合はシンガポールの老舗のお茶専門店Pek Sin Choon白新春茶荘(ペックシンチューン)で購入できる。
SongFa(ソンファ)おすすめメニュー
Pork Ribs Soup(ポーク リブス スープ)※骨付き肉、Pork Tenderloin Soup(ポーク テンダーロイン スープ)※骨なし肉
店舗(と最寄り駅など):11 New Bridge Road(クラークキー駅)、The Centrepoint(サマセット駅)、111 Somerset(サマセット駅)、Vivo City(ハーバーフロント駅)、Harber Front Centre(ハーバーフロント駅)、Chinatown Point(チャイナタウン駅)、Jewel Changi Airport(チャンギ空港)、Mandai Wildlife East(シンガポールズー、ナイトサファリ周辺)等※上記は観光地を中心に記しましたが、他にも店舗はあります。
ウェブサイト

Pek Sin Choon白新春茶荘(ペックシンチューン)
おすすめのお茶:Xiang Ji Ji(シャン ジージー)
住所:36 Mosque Street(最寄り駅はチャイナタウン駅)
ウェブサイト

3. TWGのティーサロン
紅茶の連載をしている以上、外せない場所だ。ティーサロンには常に約500種のお茶が揃っており、紅茶や緑茶だけではなく、中には急須の中で花が開く工芸茶やカフェインのないルイボスティーも揃っている。ちなみに、1ポットにはティーカップ約6杯分が入っている。多く感じるかもしれないが、ケーキやスコーンと一緒に味わうと丁度良い量に感じる。複数人で訪れる場合は、いくつか注文してあれこれ試してみるのも面白いので試してみてほしい。下記におすすめを書いたが、詳しくは別の記事にしているので、こちらも参照していただけると幸いだ。
TWGおすすめメニュー
紅茶、Scones(スコーン)
店舗(と最寄り駅など):TWG TEA AT SWISSOTEL THE STAMFORD(エスプラネード駅、シティーホール駅)、TWG TEA ON THE BAY AT MARINA BAY SANDS(ベイフロント駅)、TWG TEA GARDEN AT MARINA BAY SANDS(ベイフロント駅)、TWG TEA AT TAKASHIMAYA L2(オーチャード駅)、TWG TEA AT ION ORCHARD(オーチャード駅)
ウェブサイト

TWGのことを書いた記事はこちらです↓
モデルツアー
最初に書いたように、モデルツアーを作ってみた。ただ、これはたたき台にして欲しいものであって、絶対的におすすめしたいルートではない。下記を参考にしながら、個々人の旅に組み込んでいただけると幸いだ。
移動手段は、ほぼ地下鉄か徒歩で賄えるように組んだ。バスは車内のアナウンスがない物も多いので、あまりおすすめしない。また、タクシーはアプリの配車サービスが利用可能だが、私はあまり利用しないため、ここでは詳しく言及しない。
ホテル出発
↓
Ya Kun Kaya(ヤクンカヤ)Marina Square店
↓(徒歩)
シンガポールフライヤー
↓(青色の地下鉄でプロムナード駅からチャイナタウン駅まで乗車)
チャイナタウンChinatown Point店
・ヘリテージセンターの見学
・お土産を買う
・寺院を参拝
↓(徒歩)
SongFa(ソンファ)Chinatown Point店
↓(徒歩)
Pek Sin Choon白新春茶荘(ペックシンチューン)
↓(徒歩またはタクシー)
マーライオン公園
↓(黄色の地下鉄でエスプラネード駅からベイフロント駅、または徒歩)
ガーデンズバイザベイ
・フラワードーム
・クラウドフォレスト
・フローラルファンタジー
・OCBCスカイウォーク
↓(徒歩)
マリーナベイサンズの展望フロア
↓(徒歩)
TWG(ティーダブリュージー)
TWG TEA ON THE BAY AT MARINA BAY SANDSまたは、TWG TEA GARDEN AT MARINA BAY SANDS
※どちらもマリーナベイサンズのショッピングモール内
↓
ホテルに戻る
おわりに
今回は第190回ということで、普段とは異なる記事にしてみた。モデルツアーの所でも書いたが、これはたたき台であり、回りたい所の順番を考えるときのヒントにしてほしい。シンガポール滞在の一助になれば、幸いだ。
いつもありがとうございます。
これからも、連載を読んでいただけますと幸いです。