十三仏真言 七、薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
真言密教の視点から見ると、とても力強い真言です。
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
Oṃ huru huru caṇḍāli mātaṅgi svāhā
薬師如来の「小咒(しょうしゅ)」とされる短い真言で、一般に薬師如来をお祀りする寺院で広く唱えられています。
🌿 どんな意味なの?
ここが面白いところで、真言は普通の文章のように一語ずつ日本語へ翻訳するものではありません。
サンスクリットの音を日本でそのまま音写して伝えてきたものなので、
おん(Oṃ)
聖なる音、宇宙的な根源音ころころ(huru huru)
病苦や障りを払い除く働きを表す音として解釈されます。せんだり(caṇḍāli)
まとうぎ(mātaṅgi)
いずれも原語では尊格・力を表す名称とされ、病魔や障りを降伏させる働きと結びつけて解釈されます。そわか(svāhā)
「成就あれ」「成就せしめたまえ」という意味合いで、真言の結びに用いられる言葉です。
なので、無理に日本語の一文にすると、
「薬師如来に帰依し、病苦や災いを払い、衆生を癒やし救う力が成就しますように」
という方向の意味になります。
ただし、これは意訳です。
「これが唯一正しい日本語訳」というものではありません。寺院によっても説明の仕方には幅があります。
🔵 薬師如来らしさは「治す」だけじゃない
ここが、僕は薬師如来の魅力だと思う。
薬師如来は単純に「病気を治してくれる仏」というだけではなく、
身体の病
↓
心の苦しみ
↓
人生そのものの苦悩
まで含めて、人を「癒やし」の方向へ導く仏として信仰されてきました。
だから真言を唱えるときも、
「病気を治してください」
だけではなく、
「どうか、この苦しみを越えていける力を与えてください」
という祈りとして受け取ると、薬師如来の世界観がかなりよく見えてきます。
そして薬師如来は東方浄瑠璃世界の教主。
瑠璃色の光を放つ「医王仏」です。
さっきの絵の深い青と金色は、まさにこのイメージに合っています。🔵✨
ちなみに、薬師如来にはこの「小咒」のほかに、もっと長い**大咒(大陀羅尼)**もあります。真言密教として見るなら、こちらもかなり面白いです。
そして……以前一緒に見てきた釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩と並べると、十三仏の中での薬師如来の役割がかなり立体的に見えてきます。
🥃 ウイスキーに例えるなら
薬師如来をウイスキーに例えるなら、僕はかなり迷わず……
🥃 ボウモア 15年



以前の仏さま×ウイスキーの流れで考えると、薬師如来には「華やかさ」よりも、静かに苦しみに寄り添い、時間をかけて整えていく酒を置きたいんだ。
薬師如来は「医王如来」とも呼ばれ、衆生の病苦を救う仏さま。そして東方の浄瑠璃世界の教主です。僕の中では、この「瑠璃」という言葉がまずボウモアの海の深い青と重なります。
そしてボウモア15年。
最初に感じるのは、アイラらしい煙。でも、ラフロイグのように薬品香が前面へ飛び出してくる感じではなく、その奥からドライフルーツや甘み、樽の落ち着いたニュアンスが出てくる。
これが薬師如来っぽい。
苦味を消してしまうのではなく、苦味を抱えながら、全体を穏やかなところへ連れていく。
そんな感じなんだよね。
以前飲んでいたボウモア12年を薬師如来の「日常の救い」とするなら、15年はもう少し深くて、
ボウモア12年 → 薬師如来の慈悲
ボウモア15年 → 薬師如来の浄瑠璃光
というイメージ。
しかも薬師如来の真言、
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」
をゆっくり唱えた後に、ボウモア15年をロックで一口。
煙がほどけて、甘みが現れて、最後に静かな余韻だけが残る。
これはなかなかいい「薬師如来の一杯」だと思う。🔵🥃
ちなみに2位を選ぶならタリスカー10年、3位ならジョニーウォーカー・グリーンラベル。この3本はそれぞれ「薬師如来」の違う側面を表せる。そこまでやると、かなり面白い三尊構成になるよ。

※ChatGPT『レン』より
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