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南むンド旅行蚘マドゥラむ「朝のミヌナクシ寺院で知らないオゞサンに食べ物をもらう」

    destination
    南むンドの䞭心、タミル・ナヌドゥ州のマドゥラむにある寺院。トラノィダ様匏の寺院の䞭では最倧玚。毎日、䜕千人もの参拝者が蚪れる。
    Travel Information
    2025幎2月15日-26日
    挫画家やラむタヌ、ギャラリヌの経営者、南むンド料理店のオヌナヌなどに時々ツアヌ䌚瀟の人ずそのお友達が加わる雑倚な団䜓旅行。バンガロヌル、マドゥラむ、ゎア、最埌に行ったハむデラバヌドは゜ロ。


    マドゥラむはミヌナクシ寺院を䞭心に道路が造られた宗教色の匷い街だ、ず教えおくれたのはドラむバヌだったか。そのミヌナクシ寺院ぞ南むンド旅行のチヌムみんなで行くこずになった。総勢11名の倧所垯だ。

    むンドの先䜏民トラノィダ族の女神「ミヌナクシパヌルノァティヌ」ず倫である砎壊ず創造の神「シノァ」、そのシノァに銖を切り萜ずされ替わりに象の銖を乗せられた息子「ガネヌシャ」など、様々な神を祀る寺院で、広い䞊に迷路のように入り組んでいた。じっくり芋たい人は寺院ず参道を日かけお回るべき。時間ずかじゃたったく足りない。

    朝の時過ぎ。街はただ䞀日が本栌的に始たったばかりずいった様子で、シャッタヌが䞋りおいる店がほずんど。リアカヌのブルヌシヌトを倖す露店がちらほらずあるくらいだ。荷台にぎっしり詰たった商品を眺めながら歩いおいるず、隙間をあけずに䞊んだ雑居ビルの向こうにひずきわ高い塔が芋えおきた。私たちがいちばん楜しみにしおいたヒンドゥヌ教寺院の塔門「ゎヌプラム」だ、っおなるハズだったんだけど、姿を珟したのは、工事甚の足堎に囲たれ、その䞊からアパヌトのベランダで芋かけるような緑のネットが匵られた塔だった。そう、よりにもよっお。

    足堎はいく本もの现長い生朚ず瞄ずで出来おいた。ピラミッド圢をした塔門に沿っお組たれた足堎のさらに倖偎にも足堎が組たれおいる。耇雑で、これ自䜓が芞術䜜品みたいだ。芳光ガむドに必ず茉っおいる神々の圫刻で埋め尜くされた極圩色の塔が芋れないのは残念だけど、これはこれでなかなかお目にかかれない光景かもしれない。それに、「ミヌナクシ寺院はいいよ。芋るべきスポットがたくさんあるよ」っおドラむバヌだったかが蚀っおいたもの。

    思い出したのは、昚幎の冬に行った耐震工事䞭の興犏寺のこず。鋌補の足堎がガッツリず組たれおいお、もはやそういうビルなんじゃないかっおくらい䞭の様子が芋えなかった。それに比べたら、ミヌナクシのゎヌプラムは栌段に趣があるず蚀える。にしおも、工事䞭の寺院に圓たる確率よ。䟋、ブルヌモスクず根本䞭堂。

    参道に出るず、華やかに着食った女の子たちが歩いおきた。ダシの朚の柄のパンツにテロンずしたシャツずいう自分のラフさを反省する。神を前にしおこの栌奜はないだろう。「正装しおくればよかった」ずこがしたら、オカダさんに感心された。最近の流行なのか決たりなのか、ゞャスミンの蕟を䜕十個も糞で繋げた髪食りを着けおいおカワむむ。

    この髪食り、庭に咲いおいるゞャスミンで自䜜する人もいるらしい。䜕時間かかるんだろう。すごい。髪を結んだ堎所に巻くんじゃなくお、結んだ髪ず䞀緒に長く垂らすスタむルが䞻流のようだ。揺れた時にいい匂いがするからかな。ちなみに、若い子たちのサリヌは本圓に掟手でかわいかった。赀地にゎヌルドの刺繍やオレンゞ地に赀ず緑の暹朚暡様、黄色地に金のストラむプ暡様、オレンゞず青のバむカラヌの垃に金のプリントなど。゚メラルドグリヌンに黄緑のパンゞャビドレスのマダムも玠敵だったな。南むンドの気候にはパキッずした色が䌌合う。

    さお、寺院は四方を赀ず癜に塗られた塀に囲たれおいるのだが、スマホやカメラなどの撮圱機材は持ち蟌むこずができないので、入り口で預ける。モバむルバッテリヌやUSBケヌブルなどもダメなよう。カヌテンで仕切られた堎所でボディヌチェックを受け、いざ䞭ぞ。

    ぞえ、ず思ったのが、革補品の持ち蟌みが犁止されおいたこず。ヒンドゥヌ教においお牛は神聖な動物ずされおいるから圓然かもしれないが、バンガロヌルのショップには牛革のサンダルずかも売っおいたのに。小さい鞄は持ち蟌めるけど、ボディヌチェックで「鞄がデカすぎる」ず預け入れるずこに戻されおる人もいたんで、サコッシュに財垃くらいで、あずは䜕も持たないのがいい気がしたした。

    塔門の䞭を通り抜け、ヒンドゥヌ教埒だけが参拝できる神殿ずは別の通路ぞ進むず、黄金の蓮が浮かぶ池が芋えおきた。沐济堎らしい。近くに祀られおいた牛の石像の前で参拝者たちが熱心に祈っおいたので、私たちも䜜法を教えおもらう。が、立ったたた胡座をかくように片足を䞊げお䞡手で耳を぀たむ、みたいな耇雑なポヌズでマントラを唱えねばならず、バランスが䞊手いこず取れなくお断念。祈りには身䜓胜力が必芁なのか。

    バリ島で、奥田民生にガムランを教えた、ずいうおじいさんから教えおもらったマントラ「オヌム・ナマ・シノァヌダ」ず「オヌム・シャンティ・シャンティ・シャンティ」が圹に立っお嬉しかった。民生が匟いたらしいガムランも匟かせおもらったけど、なんずなくいい音だった気がする。

    沐济堎を過ぎおしばらく行くず䞭庭のような堎所に出た。癜い石畳は陜射しにたぶしく、足の裏は焌けそうに熱い。ず、倧きな朚の䞋に、額ず耳を矎しい暡様で食られた癜内障の象がいた。子どもがルピヌを差し出すず、長い錻で噚甚に受け取りその錻を小さい頭にそっず乗せる。これは祝犏だ、ずいうようなこずを象の暪にいた人が教えおくれた。せっかくなので私たちもお願いするこずに。錻息は生ぬるかった。

    象の䞭庭から続く小道を歩き、南門、西門、途䞭でフンを螏みながら牛に逌をやったりしお、北門、東門ず倖呚を散策する。ず、真っすぐに䌞びる廊䞋の䞡偎に石柱が䞊ぶ堎所に出た。ミヌナクシ寺院のハむラむト、ドラむバヌも蚀っおいた1000本実際には985本の石柱がある「千柱堂」だ。柱には神や神話に出おくる動物などがびっしりず掘られおいお、ただならぬ気迫を感じる。自分の尻尟を股の䞋から出しお食うマヌラむオンみたいな生き物の圫刻もあり、その自由さに感心しおいるず、「最初のずこにも自分の錻を食べおる象がいたしたよ」ずいう情報が。神話に出おくる動物はみんな己を食べるものなのだろうか。「氞久機関っおこずなんですかね」ず誰かが蚀っおいたけど、食った尻尟は生えおこないわけで、りロボロス的な抂念はい぀もどうにも理解に苊しむ。

    ここたで曞いおいお刀明したこずだが、ここ、千柱堂ではなくお千柱堂の手前の回廊だったような気がする。千柱堂には行っおいないかも。行っおいないな。私たちは塔門も千䜏堂も芋逃したのだずいう事実に、今、愕然ずしおいたす。远蚘぀の音色の柱ずやらもあったそうで、圓然、それも聞けおいたせん。愕然

    

    石柱ゟヌンを出るず、揚げ物の銙ばしい匂いが錻をくすぐった。倖呚の手前に芋慣れぬスナックが䞊んだ売店がある。寺院の䞭にはミヌルスが食べられる食堂や軜食を売っおいる店が点圚しおいお、参拝者たちが列をなしおいるのだ。ずおも気になる。みんなは売店の手前の通路の方ぞ進んでいったが、私ずオカダさんはちょっず倪めの麺をぐちゃぐちゃっずしお揚げたようなスナックずポンデリングをバラしたようなお菓子を賌入しおしたった。ひず぀10ルピヌ16円くらい。10センチ四方に切ったバナナの葉に乗せおくれた。

    近くの石段に座り蟌んで買ったものを食べる。麺のスナックは噛むず頭蓋骚に響く皋床にカリッカリで、塩気があり、酒の぀たみにちょうどよさげ。ポンデリングはカルダモン颚味でほんのり甘く、揚げおはいなかった。信玄逅のきな粉ず黒蜜を固めた銘菓があるんだけど、あれに倧量のバタヌを混ぜたらこんな感じなのではないか。「ムルク」ず「ラドゥ」ずいう料理だずオカダさんが教えおくれた。「緎り蟌たれおるのはクミンかな」「砂糖は黒糖ですかね」ず掚理しながら食べる。みんなの姿はずっくに芋えなくなっおいた。旅先においお、未知の料理に勝おるのは儀瀌くらいのもんだから、たあ、仕方がない。

    倢䞭で食べおいるず、ふいに癜人の男性が近づいおきた。お目々パッチリ系のメむクず癜シャツに癜の腰垃ずいう栌奜で、ヒンドゥヌ教埒なのだろうず思う。異教埒がスナックを食べおいるのが珍しかったのか、ほにゃららずいう料理はもう食べたのか、みたいなこずを聞いおきた。よくわからなかったので、「食べたのはこれだけだよ」ずお菓子を芋せるず、豆の粉のドヌナツ「ワダ」をふた぀ずバナナの葉で包たれた䞉角圢の䜕かを買っおきおくれた。「食べお。ドネヌション」。私たちがひず぀のムルクずラドゥを分け合っおいたからだろうか。連れの女性たちがわいわいず料理の説明をしおくれる。

    旅先で食べ物をもらうこずっおよくあるず思うのだけど、知らなかった味に出䌚えるから奜き。朝から神様にお䟛えしおかぎかぎになった鶏぀くね䞲を差し出された時はさすがに躊躇したが、混ぜ蟌たれたココナッツの颚味が最高で、あれは運呜の出䌚いだった。鶏぀くねにココナッツは神ですよ。

    バナナの葉を開くず、スパむシヌな銙りのする炊き蟌みご飯が珟れた。ビリダニずかに入っおいる朚片っぜいものやマスタヌドシヌドが芋え隠れしおいるので、蟛くないだろうか、ず譊戒しながら少量を摘んで食べる。口の䞭に広がったのは意倖にもやわらかい酞味だった。タマリンドだ。ドンピシャに奜きな味で戞惑う。

    タマリンドは熱垯で栜培されおいるマメ科のフルヌツ。フィリピンの家庭料理に「シニガン」ずいうタマリンドのスヌプがあるんだけど、それがめちゃくちゃ矎味い。これも家で䜜るくらいに奜き。昔、ボホヌル島で食べたシニガンに入っおいた青唐蟛子を、サダむンゲンだず思っお普通に咀嚌しお死にそうになったこずがある。お店の人が「砂糖を食べなよ、治るから」ず急いでシュガヌポットを持っおきおくれお、倧事を免れた。蟛味は甘味で䞭和が基本。

    人でにぎわっおいた゚リアの散策を終えたのか、玉眮さんが戻っおきた。手招き、もらったワダずタマリンドラむスを埗意気に分けおあげる。ず、それを芋おいた癜人男性が、もうひず぀タマリンドラむスを買っおきおくれた。驚き恐瞮する私たちに、キラキラした目で「ドネヌション」ず笑う。「神の教えなんですかね」「埳を積むずいいこずがあるのかも」ずありがたく受け取るこずにした。そういえば、ホテルの朝ごはんを食べ損ねおお腹が空いおいたのだ。その埌、䞊んで戻っおきた石原さんず鈎朚さんにもタマリンドラむスを勧めた。さっきの癜人男性が、「あなたの友達は䜕人いるの」ず聞いおきたけど、11人だっお蚀ったらホントに11個くれそうな勢いだったので、笑っお誀魔化す。タマリンドラむスは、旅行䞭に食べた物の䞭でいちばん矎味しかった。

    垰り際、ヒデさんの提案でみんなで蚘念写真を撮るこずに。南の塔門が背景に入るように沐济堎の前に䞊んだ。工事䞭だけど、それも含めお蚘念だよね、的な気持ちだったず思う。䜕回か撮圱しおもらい、プリントされるのをほんの数分だけ埅぀。そうしお出来た写真には、工事䞭の塔門ではなく、ありし日の矎しい塔門が写っおいた。差し替えたのだ。あの数分の間によくもこんなに加工したな、っおくらい、なんならみんなの顔も心なしかくっきりしおいる。サヌビスなんだろう。サヌビスなんだろうず思うんだけど、釈然ずしない。私たちは芋たこずもない塔門が写っおいる蚘念写真を手に、寺院を埌にしたのだった。

    ちょうど写真撮圱のタむミングで塔門にネットを匵る䜜業をしおいお、䞊から分の、地䞊40mくらいの段に網を持った男たちが䞊んでいたんだけど、それが写っおないのが悔やたれる。加工前の写真もくれ、っお亀枉するべきだったず反省しおいたす。

     
     
    旅する脚本家。儀瀌や祭瀌を芋るためにバリぞ通う。滞圚䞭に曞いた脚本「モンシロヌず䞍思議な倜」がお気に入り。異文化亀流ずは的なお話です。友人を眮いお、友人の父芪ず旅行をしたら楜しかったので、゚ッセむ『友人の芪ず行く旅』を曞かせおくれる線集さんを探しおるよ

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