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Photo bysharehouse_note

見過ごされがちな子どもたちのSOS

    息子たちが中学校に入学し、彼らの成長を日々見守る中で、私はある種の不安と疑問を抱くようになりました。小学校から中学校へと進むにつれて、学校の雰囲気は一変し、中には非行に走ってしまう子どもたちも現れます。かつては人懐っこく、誰とでも仲良くなれた子が、少年院に入所するまでに至るケースを目の当たりにすると、なぜこの移行期に、子どもたちの行動がこれほどまでに顕著に変化するのか、という問いが私の心に深く刻まれます。

    この疑問の答えを探る中で、私はある講義で衝撃的な事実を知りました。少年院に入所している子どもの2割から4人に1人が、発達障害に該当すると言われているというのです。この情報に触発され、私は『ケーキの切れない非行少年たち』という本を手に取りました。この本が明らかにするのは、少年院に入所する子どもたちに共通する「勉強が苦手」「人付き合いが苦手」といった感覚です。例えば、複雑な図形を模写させると、多くの彼らがそれを正確に描くことができません。これは、彼らが抱える認知能力の低さを示唆しています。

    認知能力の低さは、日常生活において深刻な問題を引き起こします。例えば、「間違っているよ」という指摘を、彼らは「自分は嫌われている」と受け取ってしまいがちです。これにより、自己否定に陥ったり、あるいは攻撃的な態度に出てしまったりと、対人関係のトラブルが頻発します。また、勉強においても、内容を正確に解釈することができず、「ただ勉強ができない」「苦手」という一言で片付けられてしまう現状があります。

    親や教師は、つい子どもの間違いを正そうとしますが、知的障害や自閉症とまではいかない、いわゆる**「グレーゾーン」の子どもたちにとっては、この「正しさ」の押し付けが、さらなる苦しみを生むことがあります。周囲からの理解が得られず、いじめに遭ったり、問題児として扱われたりすることで、彼らは心理的虐待**とも言える状況に置かれることも少なくありません。やがて中学校に進学すると、学習内容はますます複雑になり、誰も教えてくれない、学校も面白くないという悪循環に陥り、非行へと繋がっていくのです。

    少年院に入所した子どもたちの生育歴を紐解くと、小学校時代に共通するいくつかの特性が浮かび上がります。感情のコントロールが苦手ですぐカッとなる、人とのコミュニケーションがうまくいかない、集団行動ができない、忘れ物が多い、勉強のやる気がない、自信がない、先生の注意を聞けない、計算が苦手――これらは、一見すると「ごく普通に誰にでも当てはまる」ような事柄ばかりです。私たちの周りにも、「トラブルメーカー」や「問題児」と呼ばれる人々がいるかもしれませんし、私たち自身もそうした特性を一つや二つは持っているものです。

    では、このような子どもたちに、私たちはどのように関わっていけば良いのでしょうか。「その子の良いところを褒めて伸ばせば良い」という意見が真っ先に浮かぶかもしれませんが、それで問題行動が根本的に改善されるかといえば、答えは「ノー」です。根本的な問題が解決されない限り、彼らはすぐに元の状態に戻ってしまうケースが多いのです。私自身も、聞く力(言語理解)が追いつかず、注意されるたびに自分を否定されたように感じ、「なんで分からないの?お願いだからみんなと同じようにして」と母親から言われた経験があります。当の本人が物事を正確に理解できていない上に、周囲からの理解も得られず、ただ問題児扱いされてしまうという状況は、どれほどの生きづらさを伴うことでしょうか。

    誤解される生きづらさから、少しでも理解される子へ。この願いを胸に、あなたなら、彼らとどう関わっていきますか?

    ぜひ、この本を手に取って、私たち一人ひとりがこの問題について深く考えるきっかけとしてみてください。

    #子育て #育児 #中学生 #おすすめ本

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    誰かの「脇役人生」はもう終わり! \新聞の読者投書欄に3回掲載の実績あり/ 占いに脳科学・心理学データを掛け合わせ、徹底的にリサーチしてロジカルに読み解く星読みオタクです。子育てや同居の葛藤を心理学で紐解き、自分を愛して生きるヒントを発信中。お仕事のご依頼は問い合わせへ

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