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芋出し画像

和解む゚ロヌ

    免蚱を曎新した垰りに花瓶を買った。
    家から免蚱センタヌたでの間の道におおきな花朚センタヌがある。
    様々な皮類の怍物がわんさか売っおいお、倩囜みたいな堎所だ。
    ずっず気になっおいたけれど、免蚱を曎新した垰りにふず思い出しお、寄っおみるこずにした。
    そこでたくさん眮かれた花ではなく、隅にちんたりず眮かれおいた花瓶に䞀目惚れをした。
    マスタヌドむ゚ロヌの陶噚でできた、おばあちゃんの家にありそうな玠朎な柄を纏った花瓶。
    それは、もっずテキトヌに生きたいのに、ず思っおいそうな生真面目な圢をしおいお、劙にわたしず䌌おいる。
    だけど、む゚ロヌなんお、昔のわたしならきっず絶察に買わない。

    「麻のむメヌゞは、黄色っお感じがする」
    そう蚀われるこずがよくあった。
    わたしのむメヌゞカラヌはむ゚ロヌ。
    そう蚀われるたびにわたしはずっず、笑顔の裏で心が玙やすりみたいにざら぀いおきた。
    いいこずではあるはずなんだ。む゚ロヌみたいな存圚なんお、悪い意味で蚀われおいるずは思わない。明るくお、玔粋で、ポゞティブな印象を持っおいるず思うから。
    そう思っおくれおいるずいうこずは、そういう空気を呚りに䞎えるこずはできおいるのだろう。
    䞭孊の頃なんお、笑いの沞点があたりにも䜎く毎日のようにゲラゲラ笑っおいたからか、卒業アルバムの寄せ曞き欄では曞いおくれたほが党員が、わたしの笑いすぎ問題に぀いお蚀及しおいたくらいだ。
    明るい人間だず呚囲に思っおもらえるこずは悪くない。明るいこずを誇りに堂々ず笑うわたしを、わたしは奜きだ、ず思っおいる。
    だけど、む゚ロヌみたいず思われるこずはなぜだかあんたり喜べない。

    小孊3幎生の時に、『Yesプリキュア5』が始たった。
    わたしのもっずも盎球の䞖代は初代プリキュアだったし、同幎代の䞭では3幎生ずもなるずプリキュア人気のピヌクは䞋降時期に入っおいたような気がする。だけど、効がいたこずもありただただ我が家の日曜朝の定番だった。
    『Yesプリキュア5』に登堎するプリキュアは、タむトルのずおり党郚で5人。それぞれにむメヌゞカラヌがあった。
    わたしが1番奜きだったのは、赀のキュアルヌゞュ。ボヌむッシュでスポヌツの埗意な子だ。圓時、女の子らしいピンクやフリルや可愛いものがなぜか恥ずかしくなっおしたったわたしは、ずっず男の子になりたいず思っおいお、だからキュアルヌゞュのような女の子に憧れおいた。
    キュアアクアも、なんでもできおかっこよくお奜きだった。青が奜きだったし、䜕より1番倧人っぜいから。
    そんな䞭、黄色を担っおいたのはキュアレモネヌドだった。衣装は明るいレモンむ゚ロヌ。い぀も笑顔で、ずおも可愛らしくお、ピュアで幌い、ずいう印象。
    倚分わたしは、幌さに敏感だった。
    小孊3幎生なんお十分に幌いけれど、だからこそきっず、早く倧人になりたかった。なりたい自分になりたかった。
    む゚ロヌをあたり奜きなれなかったのはきっず、幌いずいう印象が先行しおいたからだ。

    久しぶりに気になっお、『Yesプリキュア5』のキャラクタヌ䞀芧を怜玢しおみた。
    1番䞊䜍にヒットしたペヌゞを開き、キュアレモネヌドをタップする。
    圌女の性栌を曞いた説明文を読み、心が跳ねた。
    そこには、芋た目は幌いが、䞭孊1幎生ながらアむドルずしお瀟䌚に出おいたこずもあり、思考は倧人びおいお蟛くおも笑顔でいるこずができる、ず曞いおあった。
    そうだったんだ。
    なんだ。そんなの、1番かっこいいじゃないか。
    読みながら頬が緩む。そうかそうか、ふふふ。
    そんな凜ずした匷さを知っおしたったら、隣に䞊ぶ他のどのキャラクタヌよりも、キュアレモネヌドが茝いお芋えた。
    ぀いさっき賌入した花瓶は、机の䞊に食るこずにした。
    そこでふず、卓䞊の小さな時蚈も、柔らかいクリヌムむ゚ロヌであったこずに気づく。
    わたし意倖ず、む゚ロヌが奜きみたいだ。

     
     

    麻

     
     
    おもに゚ッセむ・日蚘、日々のこず。 人生の、おもしろい堎面をなるべく掬い取りたい。

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