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【グロースの翼】空調服Ⓡ革命~発明家の旅路~

    村上哲也


    空調服は、市ヶ谷会長がソニー時代の知識を活かして起業後、1998年に訪れた東南アジアでの好景気と地球温暖化への懸念から「部屋全体ではなく人間を冷やす」という発想で誕生しました。

    開発は苦難の連続でした。最初の試作品(1999年)は、水冷式で水漏れが大変でした。次に、小型ファンで熱気を排出する仕組み(2001年)を試しましたが、服が体に張り付く問題が発生しました。

    最終的に、ファンで外気を取り込み、体と平行に風を流して汗を蒸発させる「生理クーラー理論」にたどり着き、2004年に現在の原型が完成しました。販売当初は、用意した7,000着が完売したものの、その後伸び悩み銀行から融資を断られ倒産寸前に。

    しかし、リチウムイオン電池への改良と、建築現場での口コミにより評判が広がり、V字回復を遂げました。現在、作業服以外にも空調ベッドやリュック、パリコレにも進出し、活用の幅を広げています。

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