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䞀筆啓䞊《》

    未来を知っおいたら人生は楜しいでしょうか。

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    課題

     朝、垃団で倢から芚める刹那「課題」ずいう蚀葉が浮かびたした。描くこずが課題になったのは描きたい時に描けなかったからなのかも知れないず思うのです。
     子䟛の頃、挫画を描きたくお描きたくお仕方ない時期がありたした。挫画ずはどういうものなのかわからない時期でしたから正確には挫画ではなくラクガキ。ずにかく描き続けたいずいう情熱だけがありたした。思う存分限界たで描くこずができおいたら、もしかするず別の道を遞ぶこずにためらいはなかったかも知れたせん。たぶん必芁だったのは「挫折」なのかも知れないず思うのです。

     倚くの挫画少幎少女が経隓するように䞡芪は挫画家になるこずに反察でした。挫画家になるこずの意味もわかっおいない時期でしたから反察の意味がよくわからなかった気がしたす。ただ描き続けるこずの先に挫画家があるのではないかず挠然ず思っおいただけなのです。

     結局、進路を遞択する珟実を目の前にしお挫画を描き続けるずいう遞択肢を遞ぶこずはできたせんでした。挑戊すべきこずに挑戊せず挫折すら味わうこずができなかったので「描くこず」は課題ずなっおしたったのでしょう。

    バブルの終焉

     最近、バブルの時代を懐かしむような番組が攟映されたりするようです。再泚目されおいるのでしょうか。バブル時代に良い思いがないのは、最盛期の頃にはただ䞋積みの時期だったせいかも知れたせん。
     それでも仕事は遞べたような気がしたすし、䞀生フリヌタヌでも生きおいけるずいった颚朮があったように思いたす。

     保険䌚瀟や銀行が倒産するなどず蚀うこずはありえないこずだず思われおいたしたし、幎金の杜撰な管理も知られおはいたせんでした。原発に察する懞念の声は「日本は資源が少なく囜土が狭いのだから仕方がないんだ」ずいう必芁悪論にかき消されおいた気がしたす。
     いずれも瀟䌚に出たばかりの䞀個人が手の届く話ではありたせんでした。残業や䌑日出勀、果おは24時間戊えるかずのCM゜ングに苊笑し぀぀、ただ日々を過ごすこずで粟䞀杯でした。

     瀟䌚掻動が掻発になれば、小さな歯車はずもかく高回転を維持するしかなかったのだろうず思いたす。そしお限界を感じるず転職するこずで埅遇を改善するしか方法を芋぀けられずにいたした。転職は経歎を考慮されるため経隓を積むためには必芁なこずだず思っおいた気がしたす。倧した貯金もないたた転職するわけですからタむムリミットがありたす。制限時間内に次の職に蟿り着けなければ党お終わる それが䜕を意味するのか考えおいる暇があったらハロヌワヌクや求人雑誌で職探しをする方がはるかに有益だず考えおいたかもしれたせん。今考えるずそれこそが眠だったかも知れたせん。薄々気づいおいおも他に為す術もなくただ条件反射的に再就職のルヌティヌンを繰り返しおいたした。

     瀟䌚は経枈掻動を維持するために劎働力を栄逊にしおいたす。瀟䌚に溶け蟌むためには劎働力を提䟛し察䟡を埗お消費掻動に寄䞎する必芁があるわけです。自分のために消費しおいるように思い蟌たされおいるだけで実は消費掻動さえもが瀟䌚にずっお必芁䞍可欠になっおいるわけです。

     毎日釣りしたり山菜を採ったり畑で䜜ったものを食べたりしおいる人は瀟䌚にずっお郜合が悪いのかも知れたせん。たしおや倚くの人が野草を食べお生掻されおしたっおは経枈掻動が立ち行かなくなりかねたせん。けれど、圓人からしおみればどうでしょう。満員電車や長距離通勀、孊校や地域の問題に消耗し぀぀疑問を感じる暇もないほどの生掻に満足でしょうか。

     人間には欲がありたす。その欲を満たすこずが経枈掻動の目玉であれば、欲の少ない人や無欲な人は瀟䌚にずっお郜合が悪いのでしょう。収入がなくおも皎金がかかるずいうような算数的にも間違っおいる生存皎のような仕組みが根底にあるのは経枈掻動そのものの底䞊げになっおいる気がしたす。

     自立だずか独立だずいう蚀葉も瀟䌚の枠の䞭の話でしょう。それは瀟䌚の経枈掻動の䞭で歯車の䞀぀ずしお圹割を持぀こずなのかも知れないず思うのです。

     やがおバブルは終焉を迎えたした。今思えばいく぀もの予兆はあったのだろうず思いたす。いく぀もの神話が厩れ去り倚くの人を巻き蟌んで倉化を䜙儀なくされたした。考えおみるず神話を䜜るのも語るのも人間です。「絶察」なんおあるわけがないのでした。

    自戒

     気が぀けば転職の䞭で経隓した䌚瀟の幟぀かは姿を消しおいたした。可胜性にすがるような思いでハロヌワヌクに通い、転職掻動をしお埗た仕事は儚い倢のように消えおしたったのです。そしお遅ればせながらやっず「そういう職堎にしか蟿り着けないのかも知れない」ず思うようになりたした。

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     転職で倧切なのは新たな職堎に銎染み仕事を早く芚えるためにニュヌトラルでいるこずだず思っおいたした。よく蚀えば臚機応倉。悪く蚀えばどっち぀かずです。問題なのは評䟡されないこずより䟡倀を創っお来なかったこずなのかもしれたせん。

     悔やたれるのは仕事の忙しさを理由に描くこずを続けおこなかったこずです。若い頃にしっかり身に぀けおおいたら別の道もあったかも知れたせん。綱枡りのような転職人生においおバランスを保぀こずが出来たかも知れない。ブランクの間にも他のこずに挑戊しおいた぀もりですから無駄ではなかったず思いたいですし䜕らかの糧になっおいるものず思いたいです。けれど、時代の盛衰に揉たれながら獲埗できなかったものは船の錚のようなものだったかも知れないず思うのです。ゆえにどこにも寄枯せず停泊もできず挂うこずを䜙儀なくされおいるのかも知れたせん。

    進路

     時折、感情を取り違えおいるかも知れないず思うこずがありたす。

     以前だったら「悔しさをバネにしお頑匵る」ずいうようなこずが「根性」ず呌ばれるこずもあったかも知れたせん。前に進むために負の゚ネルギヌも利甚する それは時ずしお必芁なこずかも知れたせん。バブルの頃はただそんな雰囲気が䞻流だった気がしたす。思い出すのは皮肉にも䞋積み時代の悔しかったこずだったりもしたす。
     脇目も振らず走り続けた結果、そこにゎヌルテヌプはありたせんでした。それはただゎヌルではないこずの蚌なのでしょうか。

     時折想起される負の蚘憶に振り回されそうになるのを堪えながらペンを握っお描こうずしおいるのはもしかするず錚の絵なのかも知れたせん。

     感情ずいうものは特定の圢を持っおいるわけではないでしょう。振り返っおみれば自己吊定する材料には事欠かない気がしたす。そもそも生たれたこずが間違いなのではないかず蚀うずころたで行き着いおしたうこずもありたす。そんな負の感情に囚われそうになった時、他に遞択できる想いにスむッチするこずが出来れば改めお本来目指すべき方向性を芋出せるかも知れたせん。

     船でも飛行機でも航路を修正したり倉曎するためには少しず぀゚ネルギヌのバランスを調敎する必芁がありたす。急に進路を倉曎すれば車だっお事故に぀ながるでしょう。時には枛速をも必芁ずするわけです。

     若い頃は特に䞀発逆転や起死回生の䞀手に頌りがちです。少し遠い目暙を芋定めお少しず぀確実に軌道修正するこずが倧切なのかも知れたせん。奜きなこずは䜕なのか埗意なこずは䜕なのかを忘れずに。


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    もくじ | ▲ 随想 â–Œ

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     頌颚 


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