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テーマ曲に標準装備のタイムマシーン機能│NHKラジオ『ひるのいこい』

    音楽を聴くたびに、不思議なくらい、昔の空気が戻ってくることってありますよね。

    昨日は、NHKラジオ『ひるのいこい』を聴きました。新入社員から三年ほどいた最初の職場で聴いて以来、実に三十数年ぶりでした。

    当時は昼休みの食堂で流れていました。ただ番組にはほとんど聴き入ることもなく、会話をしながら、あるいは、ただがむしゃらに飯を食いながら。そんな空間に流れていたのがこのラジオ番組でした。

    あの頃の番組では、全国各地の農村からのレポートが読まれていた記憶があります。今では、リスナーからのお便りが中心なんですね。還暦の僕よりも年上のお兄さんたちやお姉さんたちから送られてきた、落ち着いた内容がええ感じでした。

    番組の冒頭、古関裕而さん作曲のテーマ曲が流れた瞬間、あの時代に一気に引き戻されました。あれこそ音楽の力ですね。

    オーケストラが奏でる深みの中に日本の情緒がふんだんに散りばめられています。昔の印象や記憶がそうさせるのでしょうか、頭に浮かんでくる風景には農村が広がりました。

    古関裕而さんといえば、小学生だった頃のテレビ番組「オールスター家族対抗歌合戦」の審査委員長でした。僕の中では、いつの日からか、呼び名が『古関委員長』で固定されたままです。

    スマホアプリ『ラジる★ラジる』でも聴くことができるこの長寿番組は、今も変わらず、あのテーマ曲を届けてくれます。

    その曲の思い出から昭和の時代に家族で観ていたお茶の間のテレビ番組へと記憶がつながりました。

    音楽が持つタイムマシーン機能のおかげです。

    知らぬ間に思い出がつながり、記憶がよみがえり、独り懐かしむ。これって、僕のいつもの思考パターンなんです。

    ラジオ万歳。

     
     
    昭和41年生まれ。還暦、丙午、厄年。深夜ラジオ世代。アルコは小学生時代のあだ名です。 組織づくりやマネジメントの仕事で得た経験と、ラジオ番組・洋楽・スポーツといった日々の気づきを交えながら、色んなことを書いています。