〜幻の野鳥編2〜 ぼさぼさ頭でも愛されキャラ、タゲリちんの魅力全開(141日目)
こんにちは、アラカンいんこです。
先日は、「幻の野鳥編1」と題して、一時期我が家の庭に来ていたのに、ある日を境にふっつりと姿を消してしまった「幻の鳥」シメちんを紹介する記事を書きました。
今日は庭から視野を広げて、我が家(旧宅)周辺の里山で、以前はしばしば姿を見ることができたのに、ここ数年は全く見ることができなくなった鳥について書こうと思います。
今日ご紹介する「幻の野鳥」は、「タゲリ」。
10年前位までは、冬の季節になるとその辺で普通に見かけたお馴染みさんだったのに、現在では全く見なくなってしまった野鳥のうちのひとつです。

https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1343.html
(上記「日本の鳥百科」さまサイトにて、タゲリの実際の鳴き声が聞けます。)
4コママンガ「髪を梳かしたかっただけなのに」

タゲリちんってこんな鳥です
タゲリはチドリの仲間で、身体は全長32センチと、チドリのなかではかなり大きめの方。
そう言われてみてもちょっと見当がつかないという方は、大体ドバトと同じ大きさだと考えて頂ければ、それで間違いないと思います。
冬になると北から渡ってくる渡り鳥。
冬枯れの田んぼの刈りあとなどに、数羽単位で佇む姿をよく見かけたものです。
まあ、ちょっとばかり目を瞑って想像してみて下さいな。
だいたいドバト大、その大きさのコがですよ?
まるっとしたパンダ模様の胴体で、頭には黒いぽやぽやの飾り羽根をおったてて、ぽや〜んと冬枯れの田んぼに佇んでいるわけですよ。
で、こちらが近づいていくと、まっ黒いつぶらな瞳でじっと見つめてから、トテテテと小走りに逃げていくんです。
首を、ポンプ式のシャンプーの頭を手で押したようなかんじにキュッと縮めて、ミャーミャーと猫のような声で鳴きながら。
ぶち可愛くありませんこと?
そう、タゲリちんは、我が家での冬鳥リストのなかでは人気トップ10の首位の座に輝く、冬のNo.1アイドルなのです!
トップアイドル、タゲリちんの魅惑チャームポイント大公開!
それでは、noteをご覧の皆さまに、トップアイドルタゲリちんの、ファン(私とヤマネさん(旦那さん、仮名)二人だけだけど)垂涎、魅惑のチャームポイントを紹介しませう!
ナニ、そんなん別に知りたくないですと?
まあまあそう仰らず。
ほんとーに可愛いんですから〜!
(鳥スイッチが入ったいんこ、完全に押し売りモードです。ぐいぐい行きますよー!)
🌟チャームポイントその1:憧れのパヤパヤヘアー
なんといっても、タゲリちんのタゲリちんたる所以、最大のチャームポイントは、その頭頂にある、黒くて長い飾り羽根でしょう。
写真のコのように一方向にきちんと揃ってるコはごく稀で、大抵は風に吹かれて、毛先が四方にパヤパヤと散っているのがほとんどです。
そりゃそうですよ〜。
越冬のため、遠い北の国から風に乗って、日本くんだりまで飛んでくるわけでしょう?
その間、ずっと風に吹かれっぱなしでは、お髪だって自ずとぼさぼさになろうというもの。たぶん一度だって、御自らくしけずったりはしないんでしょうから。
だから私などは、ぼさぼさ頭のタゲリちんを見るたびに、櫛を持って走り寄り、一方向に毛先を揃えてあげたい衝動に駆られてしまうのです。
そうすれば、アホな方向を向いている飾り羽根のせいで、幾分か三枚目に傾くきらいのあるキャラ設定を、正真正銘の二枚目スーパーアイドル路線に修正してあげられもするのでしょうに。
ほんと、残念だわあ。
(大きなお世話だ!というタゲリちんたちの声が聞こえてきます。空耳かしらん。)
🌟チャームポイントその2:恐るべき魔性の鳥ヴォイス
ミャー、というなんとも可愛い鳴き声。
この声こそが、タゲリちんのチャームポイントその2です。
タゲリをご存知ない方が声だけを聞いたならば、おそらくは、鳥が鳴いているとは思えないことでしょうね。
ウミネコよりも猫っぽい?声カモ。
私はこの声で鳴かれるたび、ヘナヘナと腰が砕けてしまいます。(可愛すぎて)
恐るべき魔性の鳥ヴォイス。
🌟チャームポイントその3:プラ容器のような魔性の首振り仕草
魔性の(魔性魔性とうるさくてすみません)首振り仕草が、タゲリちんの3つめのチャームポイント。
このコたち、ミャーと鳴くとき一様に、キュッと首を縮める仕草をするんです。
例えるならば。
泡の洗顔フォームが入ったプラの容器があるじゃないですか。
あの容器の頭のところを手で押すと、容器の首が縮んで、口のところから泡がブワァっと出てきますよね?
まあ誰がタゲリちんの頭を押すわけでもないのだけれど、あれと似てるんです。見た感じがそっくり。
タゲリちんの頭がクッと下がって首が縮むと、そのクチバシから泡のかわりに、
「ミャ〜」
という声がでるというカラクリなのです。
エンドレス鬼ごっこ、謝りながら追いかけっこ
ミャーと鳴くたび首をキュッと縮めながら、細いあんよでトテテテと田んぼのなかを走って逃げるタゲリちん。
こちらの接近を咎めるようにミャーと鳴かれれば、反射的に、ごめんね、と謝りたくなってしまうのが人情というもの。
なので、こちらも、
「ごめんね〜、追っかけてごめんね〜。」
としきりに謝りつつ、タゲリちんを追うことになります。(謝るくらいだったら、追っかけなければいいのに…)
タゲリちんたちの逃げ方がこれまた、コケティッシュというかなんというか、絶妙な具合でしてねえ。
1〜2メートルの距離をターッと走ってピタリと立ち止まり、首をキュッとしてミャー。
くるりと振り返って、かわいい目でじっと見つめてきます。
当然こちらは追いかけたくもなりますよ。
ごめんね〜と言いつつも、近づきます。
タゲリちん、また少し逃げる。
いんこ、近づく。
その、エンドレスの繰り返し。
…というわけで、毎年冬になると、旧宅周りの里山では、ミャーミャー言いながら小走りで逃げるタゲリちんと、ごめんねごめんね言いながらも追ういんこという、珍妙な光景が繰り広げられていたわけなのでした。
アイドルのいない寂しい冬
それなのに、いつの頃からだったか、いなくなってしまったんですよねえ、タゲリちんたち。
パッタリと訪れが途絶えてしまいました…ほんと、哀しすぎます。
おそらくは、大規模な造成工事に伴って、田んぼが軒並みつぶされてしまい、どこもかしこも高い塀で覆われた残土捨て場になってしまったことが、タゲリちんたちの飛来に大きな影響を及ぼしたのではないかと考えています。
以下は、ヤマネさんが過去に撮った写真。
近くでしっかり撮影できた写真でなくて、申し訳ないです。




タゲリちんの羽根は、一見すると黒っぽく見えるけれど、実は虹色に輝く綺麗な羽根です。
飛び立つとくっきりと白黒に分かれたツートン模様なので、たいへんに目立ちます。
アイドルの去った冬の里山は茫漠として、ただ寂しい限り。
またの到来を願ってやまない、タゲリちんファン二人なのです。
(おしまい)
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