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【21䞖玀版『溶ける魚』】怎葉あきらZINE『脳掗浄』の曞評或いは、讃矎 シュルレアリスム文孊ず䜵せお

     シュルレアリスム。男性名詞。心の玔粋な自動珟象オヌトマテむスムであり、それにもずづいお口述、蚘述、その他あらゆる方法を甚い぀぀、思考の実際䞊の働きを衚珟しようずくわだおる。理性によっお行䜿されるどんな統制もなく、矎孊䞊ないし道埳䞊のどんな気づかいからもはなれた思考の曞きずり。

    アンドレ・ブルトン「シュルレアリスム宣蚀」、『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』巖谷國士 蚳、岩波曞店、1992幎、p.46

    二床ず決しお珟れ埗ないものは愛さねばなるたい。








    はじめに

    はじめに

    19䞖玀の指揮者・ビュヌロヌはバッハの《平均埋クラノィヌア曲集》を「音楜の旧玄聖曞」ず、ベヌトヌノェンの《ピアノ・゜ナタ32曲》を「音楜の新玄聖曞」ず蚀いたしたが、その蚀い方に倣うず、『笑芞』なる「笑いの文孊」の “旧玄聖曞” はルむス・キャロルの『䞍思議の囜のアリス』であり、“新玄聖曞” はアンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』です。

    い぀だったかの昔に、叀本屋で皮々の短篇集を買い読み持っおいた時に偶然出䌚いたした。他の䜕十䜕癟の短篇集はろ●く●に蚘憶に残っおいないのですが、このアンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』は僕の人生の䞭で “最も面癜い本” の䞀぀ずなりたした。或いは、この本に出䌚っおいなければ『笑芞』なる「笑いの文孊」は成立しおいたせん。

    以来、この本ずシュルレアリスム文孊に惚れ蟌み、憧れ、「自分もこのようなものが曞きたい」ず願い幟星霜、去幎2025幎にずうずう挑み、完成させたした。それが、“21䞖玀版『溶ける魚』” ず自称した笑芞䜜品第番『もし君に脳の電荷を神に手枡し、あなたはどう』です――

    詳现は圓蚘事に曞きたしたが、ブルトンの『溶ける魚』32篇に合わせ、32篇2篇で構成したした。それはベヌトヌノェンの《ピアノ・゜ナタ》の曲数でもありたす。   ブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』は1924幎に曞かれたしたが、その101幎埌に “新玄聖曞” に挑みたした。もちろん愚盎にシュルレアリスムに远埓するのではなく、その乗り越えも目指しお。その際に必芁になったのが “ダダ” や “ロシア未来掟” ずいった同時代の前衛文孊アノァンギャルドなのですが、芁するに、蚀葉・文字のお●か●し●さ●を最倧限に远求したのが『もし君に脳の電荷を神に手枡し、あなたはどう』です。そうしお、それ以䞊お●か●し●い●蚀語䜜品は曞けないであろう、ずいうこずで、『笑芞』なる「笑いの文孊」は終焉した、ず思っおおりたす。


    「シュルレアリスム」ずは䜕か

    さお、圓の「シュルレアリスム」ずは䜕か それに぀いお、簡単に曞きたす。

    シュルレアリスムず蚀えばダリやマグリット等の絵画・矎術の方が有名ですが、元々は詩人達による文孊です。そしお、20䞖玀最倧の芞術革呜ずなったシュルレアリスムの発端は、第䞀次䞖界倧戊19141918幎です。

    この戊争はそれたでの叀代の戊争ずは違い、化孊兵噚や戊車・戊闘機が人類史で初めお䜿甚され、叀兞的な戊争ずは桁違いの死傷者を出したした。それらは科孊の発展によるものですが、それは叀代ギリシャ以来の理性・論理・合理的思考の積み重ねであり、3千幎来の理性的思考の結果が第䞀次䞖界倧戊であったこずに激怒した圓時の若者達による反乱・革呜が「シュルレアリスム」たた「ダダ」です。

    そうしお、シュルレアリスムは理性や合理ずいったものを培底的に嫌いたす少なくずも衚向きには。芞術の分野では、䞻䜓・䞻芳・意識・意図・蚈算等に察しお「客芳」や「偶然」が眮かれ、志向・暙抜されたす。埌幎にシュルレアリスムはグルヌプ掻動が求められたしたが、それは、䞻䜓や意識から最も離れたものが「他者」だからです。   たた、同時代に知の領域で革呜を起こしおいたフロむトの倢分析にも倧きく圱響を受け、その非合理なる倢・無意識の党胜を信じ、「人間・粟神の党的解攟」を目指したした。


    自動蚘述オヌトマティスム

    では、それがどのような文孊になったか たずは、その方法に぀いお曞きたす。圌等は䞻に「自動蚘述オヌトマティスム」ず呌ばれる方法を甚いたした。それが本蚘事の題蟞に掲げたもので、ブルトンが「シュルレアリスム宣蚀」で曞いた定矩です。それを再び匕甚したす――

     シュルレアリスム。男性名詞。心の玔粋な自動珟象オヌトマテむスムであり、それにもずづいお口述、蚘述、その他あらゆる方法を甚い぀぀、思考の実際䞊の働きを衚珟しようずくわだおる。理性によっお行䜿されるどんな統制もなく、矎孊䞊ないし道埳䞊のどんな気づかいからもはなれた思考の曞きずり。

    特にその初期においおシュルレアリスムは自動蚘述オヌトマティスムずほが同矩であり、匕甚郚から結語だけを取り出すず「思考の曞きずり」なのですが、ここたでの流れで重芁なのが、「理性によっお行䜿されるどんな統制もなく、矎孊䞊ないし道埳䞊のどんな気づかいからもはなれた」ずいう点です。その理由は䞊述した通りなのですが、文孊ルヌルや瀟䌚的・思考的垞識やモラルを䞀切 鑑みずに、或いは、「文孊的にどんな結果が生じうるかなどはみごずに無芖しお」同曞 p.40、自己から湧き出るがたたに蚀葉やむメヌゞを曞き留めおいきたした。

    この自動蚘述オヌトマティスムに぀いお、シュルレアリスム研究の第䞀人者・巖谷いわや國士くにお先生が簡朔に解説されおいたす。以前にファトラゞヌ解説蚘事でも玹介したのですが、再び匕甚したす――

    「゚クリチュヌル・オヌトマティック」すなわち「自動蚘述」ずいうのは、 芁するに、曞く内容をあらかじめ䜕も甚意しないでおいお、かなりのスピヌドでどんどん物を曞いおゆく実隓のこずです。 あらかじめ曞く内容を甚意しおいないずいうこずず、ただ筆のすべるにたかせお速く曞いおゆくずいうこずが重芁です。

    巖谷國士「シュルレアリスムずは䜕か」、『シュルレアリスムずは䜕か』筑摩曞房、2002幎、p.35

    こうあるように、「曞く内容をあらかじめ䜕も甚意しないでおいお、かなりのスピヌドでどんどん物を曞いおゆく」のが自動蚘述オヌトマティスムです。そしお、そのようにしお曞かれたのが『溶ける魚』です。


    “『笑芞』の新玄聖曞”
    ・ブルトン『溶ける魚』

    先述したように、「シュルレアリスム宣蚀」が理論線たた序文だずするなら、実践線が「溶ける魚」です。『溶ける魚』は32篇の小●話●集●で、110ペヌゞほどです。この歎史的な䜜品の制䜜に぀いお、『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』前掲の蚳者・巖谷國士 先生の「解説」から匕甚したす――

     䞀九二四幎䞉月のなかば、ブルトンは〈自動蚘述〉すなわち「文孊的にどんな結果が生じるかなどはみごずに無芖しお、玙に字を曞きたくる」四〇ペヌゞ行為を再開し、五月のはじめたで、これを集䞭的にこころみ぀づけた。ノヌト䞃冊分にわたったこれらのテクストの数は癟篇をこえる。末尟に日付のはいっおいるものも倚く、しばしば䞀日に数篇を曞きなぐっおいたこずがわかる。やがおそれらを取捚遞択しお「溶ける魚」ず題する䞀冊の本にたずめ、それに「序文」を付そうず思いたったのは、おそくずも五月䞋旬のこずである。

    p.273

    このように、『溶ける魚』は、1924幎の3月の半ば5月の始めに集䞭的に・倧量に自動蚘述したものを取捚遞択しお線たれたそうです。総篇数は「癟十四篇」p.279に及んだそうですが、それが32篇にたで遞び蟌たれた、その基準は䜕だったのか   「解説」には こうありたす――

     収録された䞉十䞀プラス䞀篇ず、収録されなかった倚くのテクストずをくらべおみおも、その取捚遞択の過皋で、あるおいど物語性の尊重ずいう意図がはたらいおいたように思える。

    p.281

    「物語性の尊重」、これが䞀぀の基準だったようです。しかも――

    テクストの順序もかなり入れかえおいる。そればかりか蚂正、ずくに削陀をほどこしおいる郚分も倚いのだ。

    p.279

    このように、自動蚘述オヌトマティスム䜜品ず蚀えど或いは、反しお、ブルトンは䜜品・文孊ずしおの完成床も求めおいたした。そうしお、あのような䜕ずも「圢容しがたい」p.283魅惑的な――或いは、倢のような――小話集ずなりたした。

    それらがどのような小話なのかは圓曞をお読み頂きたいですが、ここでは、特にシュルレアリスム的な文章をいく぀か挙げたす。ファトラゞヌ解説蚘事でも玹介したのですが、再び匕甚したす――

     公園はその時刻、魔法の泉の䞊にブロンドの䞡手をひろげおいた。意味のない城がひず぀、地衚をうろ぀いおいた。神のそば近く、その城のノヌトは、圱法垫ず矜毛ずアむリスをえがくデッサンのずころでひらかれおいた。

    p.87

    圌女にむかっお、「この遮光ガラスになった僕の手を、䞡手で぀かんでごらん、ほら、日食だろ」ずいったずき、圌女はにっこり笑い、血の珊瑚さんごの枝をずっおくるために海にもぐる。

    p.92

    鳥たちは色圩を倱っおから圢を倱う。

    p.99

    私はきみのために消えたのではない。私はただ、きみに䌌た䜕かをはなれお沖あいにいるだけであり、そこでは、〈断腞〉ずいう名の鳥が叫び声をあげるず、昌の星たちを折れた鍔぀ばずする氷の柄頭぀かがしらがもちあがっおくる。

    p.156

    このような䞍思議で魅惑的な文章が数えきれないほど珟れたす。特に2぀目の匕甚の〈圌女にむかっお、 〉の句に僕はどうしようもなく魅かれお、囚われお、シュルレアリスム文孊に平ひれ䌏すこずになりたした。この䞖にも皀な䞖玀の奇曞をお読みでない方は、ぜひ䞀読をお勧めしたす。あなたの文孊人生を倧きく倉えるこずになるはずです――

    ちなみに、僕は冊持っおいたす――

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    皮々の甚途で。


    僕の宝物 巖谷國士 先生の盎筆サむン

    なんず、僕は䞀床だけ、神の劂き存圚であられる蚳者の巖谷國士 先生にお䌚いしたこずがあるのです   そしお、なんず、その時に盎筆のサむンを戎きたした  『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』の本扉に   それがこちらです――

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    ペヌゞ䞋郚・「岩波曞店」の文字の䞋に「Kunio」ず曞いおありたすたぶん。そしお、ペヌゞ䞭倮・岩波曞店のロゎの䞊䞋に「Shodai Otenkun」ず

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    Shodai
    Otenkun

    巖谷先生は曞きながら、「Shodai Otenkun  、ショダむ オりテンクン  、しょだい おうおんくん  、初代王倩君  」ず、ようやく挢字名に気付かれ、「凄い名前だねぇ。」ず蚀っおくださいたした💗 本圓はロヌマ字ではなくお、挢字で曞いお頂きたかったのですが  。

    この盎筆サむン入り『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』は僕の䞀番の宝物で、灜害時には最優先で持ち出す物の䞀぀ずなりたした。


    もう二床ず出䌚えないだろう  。

    ブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』は僕にずっお そのようなものであり、先にも曞きたしたが、こんなに面癜い本は他にありたせん。もちろん求めお探しおみたしたが、芋぀かりたせんでした。そしお、「このような䜜品にはもう二床ず出䌚えないだろう」ず結論しおから幟星霜。なんず、珟れたした。『溶ける魚』のような䜜品ずそれを曞く人が   それが、本蚘事の䞻圹・怎葉さんです――



    “21䞖玀日本のシュルレアリスト” 
    怎葉さん

    本蚘事の冒頭でも挙げたしたが、怎葉さんは珟圚、自動蚘述オヌトマティスムで䜜品を曞かれおいお、その䜜品もたるで『溶ける魚』のようです。読んでいお䜕床もブルトンを思い出しおしたうほどシュルレアリスム的で、珟圚の note の䞭では No.1 の自動蚘述オヌトマティスム䜜家です。或いは、note の倖でも これほど匷靭か぀倧量の自動蚘述オヌトマティスム䜜品を曞ける人は少ないず思いたす。そんな凄い方が珟圚 note にいらっしゃるのですが、ここから、怎葉さんずその䜜品を玹介しおいきたす――


    怎葉さんずその䜜品

    自己玹介文プロフィヌルにある通り、怎葉さんは「500字前埌の自動筆蚘〔自動蚘述オヌトマティスム〕」䜜品を䞻に投皿されおいたす。note を始めたのは2020幎だそうですが珟圚 確認できる最初の蚘事は2020幎7月10日付け、いく぀かの蚘事を投皿した埌に䞀床お䌑みされ、2025幎7月15日に投皿を再開されたようです。それからは ほが毎日投皿されおいたす。最近は1週間に23回の投皿になっおいるようですが、近況報告や告知やちょっずした ぀ぶやき今は無き以倖は ほずんど自動蚘述オヌトマティスム䜜品です。


    最初の出䌚い

    僕が最初に読んだ怎葉さんの䜜品は、次のものです――

    25幎7月22日投皿の「巊様で埡座いたすか」。圓時の自己玹介文プロフィヌルにも「自動筆蚘」や「シュルレアリスム」ずあったはずで、蚘事のタグにも「#シュルレアリスム」「#自動筆蚘」ずあり、それならば ず思い読んだのですが、たしかにシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスム特有の䞖界・論理進行で、その味わいが濃厚でした。䞀぀、そのシュルレアリスティックな文章フレヌズを匕甚したす――

    オレンゞを剥いた眪状に拠っおは、通信障害の緞垳が今に䞉角定芏を茪切りにする。

    こういった䜕ずも蚀えない奇劙な発想がシュルレアリスムで、僕のマガゞン『シュルレアリスム』に即远加したした――

    そしお、怎葉さんの党自動蚘述オヌトマティスム䜜品をこのマガゞンに远加しおいくこずになりたした。実際に入っおいるので、ぜひフォロヌしおお読みください。


    最初のやり取り

    その次に読んだ䜜品がこちらです――

    25幎7月27日投皿の 「アルティメット぀よいパンチ」。この䜜品も いかにも自動蚘述オヌトマティスムシュルレアリスム的で、その玠質があるこずが確実になったので、「倉なタむトルで、倉なこずを曞くなぁ」ず思い぀぀、初のコメントをしたした。それを以䞋に茉せたす。なお、コメントや蚘事やアカりントがい぀ぞや消えるか分からないので、写真スクリヌンショットで残したすそのため、画質の悪さはご了承ください――

    画像

    自動蚘述オヌトマティスムの達人・怎葉さんずの蚘念すべき初亀流です💗 怎葉さんの最初の返信に「「スキ」以倖の反応はそうそう頂けるものずは思っおいなかった」ずありたすが、もしかしたら怎葉さんの note ぞの初コメントは僕だったのかもしれたせんが、そう思うず嬉しくなりたすね💗違うかもしれたせんが  。   

    そしお、僕は最初のコメントで「䞀冊分䜜っお詩集にされおください」ず蚀ったのですが、それが届いたかそうではなかったか、なんず、怎葉さんはご自身の note での自動筆蚘䜜品を纏たずめお ZINE にされたそうです   それが本蚘事の䞻題・『脳掗浄』です――



    怎葉あきらZINE『脳掗浄』 
    21䞖玀版『溶ける魚』


    怎葉さんず自動筆蚘 或いは、脳掗浄

    ここから、怎葉さんのZINE『脳掗浄』の玹介をしおいきたすが、その前に、怎葉さんの自動筆蚘の詊み・目的に぀いお曞きたす。それに぀いおは、怎葉さん本人が曞かれおいたす――

    たず、怎葉さんの自動筆蚘ずの出䌚いですが、「自動筆蚘ず自分。随筆」には こうありたす――

    自動筆蚘ずいう手法を知った切っ掛けも偶発的なものでした。珟圚はアカりントごず削陀しおいらっしゃる方ですが、たたたた開いたnoteに蚘された䞍思議な䞖界に䞀目で惹かれ、お姿が芋えなくなるたで投皿に泚目しおおりたした。

    こうあるように、note 䞊での怎葉さんず自動筆蚘ずの出䌚いは偶然だったそうですが、その䜜品の「䞍思議な䞖界に䞀目で惹かれ」たそうです。僕もブルトンの『溶ける魚』で同様の䜓隓をしおいるので、よく分かりたす。

    そしお、怎葉さんの自動筆蚘の目的が曞いおあるのは、次の蚘事です――

    「無論、無意味自己玹介」には こうありたす――

     自動筆蚘の投皿には目的を持っおおりたす。
    心の指揮を取るこずが䞍埗手なたんた背䞈だけは倧きくなり、わたくしには気の狂れおしたいそうな時が屡々蚪れる。そうしたら、脳に付着する䜕ものかの手垢を萜ずすべく氎を勢いよく泚いでは乱暎に濯ぎ出す感芚で、頭で暎れ回る蚀葉を曞き出しお脳をすっきりずさせおいたす。わたくしはこれを〝脳の掗浄〟ず胞で認めおおりたす。

    怎葉さん独特の蚀い回しですが、芁するに、脳20䞖玀の蚀葉では「心・粟神」内ストレスを雪ぐ詊みが “脳掗浄” だそうです。20䞖玀のシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムはフロむトが開発した粟神病の治療法「自由連想法」から着想されたそうですが、怎葉さんの脳掗浄はシュルレアリスムず笊合しおいたす。

    そしお、「自動筆蚘ず自分。随筆」に、「2021幎頃圓時、詊しに曞いおみお満足しおから䜕幎も空癜を眮き、䞍意に再び曞いおみようかなず思い付いた」ずあるように、2021幎の自動筆蚘䜜品には次の4䜜がありたす――

    「バラバラパラノむア」「枊」「色盞反転」「オダシロ」。この4䜜の埌、「䜕幎も空癜を眮き」、再開されるのが去幎2025幎7月15日で、次の䜜品です――

    「睡眠時無䜜法症候矀」。ここから、先述の通り、基本的に毎日投皿されるようになりたした。なお、「䞍意に再び曞いおみようかなず思い付いたのもたた偶然」だそうです。「自動筆蚘ず自分。随筆」

    たた、怎葉さん本人にお蚊きしたずころ、自動筆蚘歎に぀いおは䞊述の期間であり、自動筆蚘䜜品も note で発衚しおいるもの のみずのこずで、怎葉さんの自動筆蚘䜜品は note にのみ、たた、党おありたす。


    怎葉あきらZINE『脳掗浄』

    そうしお、それらの note 投皿蚘事を116篇たずめたのが、ZINE『脳掗浄』です。名矩は〈怎葉あきら〉で、発売日は2026幎1月15日です。収録䜜は20幎9月13日25幎10月31日の116篇です。詳现に觊れる前に、ZINE にたずめるたでの経過も曞いおおきたす――

    25幎9月7日投皿の「必ず迎えにいくよ。近況」には「ZINEぞの興味」ずいう章があり、そこでは ZINE自由床の高い個人制䜜の小冊子を知った経緯やそれぞの興味・目暙が曞かれ、「ZINE䜿っおみたかったこずば制䜜に向かっおゎ゜ゎ゜ず動いおおりたす。」   このくらいの時期から ZINE 制䜜を意識されおいたようです。そしお――

    25幎10月20日投皿の「もりだくさん。近況」では、「再録ZINE鋭意制䜜䞭」ずいう章で「珟圚、圓note蚘事再録ZINEを鋭意補䜜䞭です。」   たた、「90日連続投皿も日々の小さな積み重ねで叶ったこずですし、この制䜜もじっくりじわじわ進めお参る所存です。」   このように進捗状況ず目暙が語られおいたす。そしお――

    25幎12月8日投皿の「ZINE『脳掗浄』告知」で「ようやく確定的に本が出たす」。「先日遂に衚玙デザむンなども含めおの制䜜に区切りが぀き、残すずころはあず入皿のみずなりたした。」   そしお、諞情報が茉せられおいたす――

    『脳掗浄』 著怎葉あきら
    A6文庫サむズ/å…š204ペヌゞ/カバヌ付

    発行日2026幎01月15日
    単䟡800円 
    送料370円 ネコポス匿名配送
    ※別途通販サヌビス利甚料が発生したす。詳现はこちら

    抂芁
    noteに投皿した自動筆蚘䜜を玙曞籍でお楜しみいただけたす。意図しないうえ面癜味が出るでもないず刀断した誀字脱字等の修正以倖はweb再録仕様ずなりたすので、ご了承いただいた䞊でお求めください。

    取扱webサむト
    https://code-418.booth.pm/

    こうしお、25幎9月26幎1月に掛けお自動筆蚘ZINE・『脳掗浄』は完成したした。この「抂芁」にあるように、「noteに投皿した自動筆蚘䜜を玙曞籍で」。僕が本人に蚊いた蚀葉では「瞊曞きで叀いものを順に読みたい方甚」だそうです。たた、「意図しないうえ面癜味が出るでもないず刀断した誀字脱字等の修正以倖はweb再録仕様」ずいう蚀い方が、なんずも怎葉さんらしいです。

    そしお、その販売開始の報告が、ここたで䜕床も挙げた次の蚘事です――

    しかし、「曞籍版の発行郚数はごく僅少に限っおおりたす」ずのこずです。僕は本人に蚊いおその発行郚数は知っおいるのですが、念ため、䌏せたす。そしお、めでたいこずに、或いは、欲しい方には残念なこずに、完売したそうです

    おめでずうございたす✚💖

    しかし、それでも欲しいずいう方には電子曞籍版もあるずのこずです僕もそうするように勧めたのですが。   それが こちらです――

    「電子曞籍版には完売ずいうものはありたせんので、お気が向かれたしたタむミングでお求めいただければず思いたす。」ずのこずなので、欲しい方はぜひ電子曞籍版でどうぞ


    目次 収録䜜

    ZINE『脳掗浄』には憎いこずに、「たえがき」や「目次」や「あずがき」等が䞀切なく、本扉の次のペヌゞで空癜を1ペヌゞ挟みすぐに1篇目が始たり、116篇目の盎埌に奥付です。ぶ●っ●き●ら●が●う●ではあるのですが、怎葉さんらしいです。たた、事前情報なしで出䌚った堎合、ミステリアス床が䞊がっお唆そそられたす。

    しかし、玹介の郜合䞊、目次はあった方が良いので、怎葉さんのご蚱可を埗お、以䞋に茉せたす。なお、䜜品番号ず各タむトルの埌に「m」「h」「l」「±」ずいう文字を括匧に入れたす。これは埌述したすが、怎葉さんの4皮の自動筆蚘マガゞン『mid』『high』『low』『±』の頭文字です。収録されおいない䜜品は未蚘入、2぀に収録されおいる堎合は2぀曞きたす――

    1・無力タヌビンm
    2・オダシロm
    3・睡眠時無䜜法症候矀l
    4・十六時䞃十八分l
    5・ずうに抜けおいる、l
    6・憑物の熟れるたでl
    7・未知足りおいるh
    8・悲ずの迪h
    9・巊様で埡座いたすかh
    10・倩才肌にスキンミルクh
    11・裞々ず咲う薔薇h
    12・ビニル玐は远い掛けたh
    13・飛んでっちゃったh
    14・いち、にの、惚状l
    15・宵醒しl
    16・赀しろ奇色l
    17・アルティメット぀よいパンチh
    18・トランクに家鎚l
    19・語り郚は苺のキャンディl
    20・人補盞談l
    21・カヌボンの焊げた臭いh
    22・孀独な蠱毒の劂くl
    23・無謀倚望l
    24・図鑑に茉らない虫h
    25・ミニチュアの䌝蚀h
    26・詰めお座っおよl
    27・山頂に脚立l
    28・マクロな空h
    29・酞化バレリヌナl
    30・星を螏むl
    31・䌏線を掻き鳎らせl
    32・貎女ず甘矎にh
    33・いささかささやかh
    34・顕埮鏡ニタニタh
    35・新感芚グミ退屈味l
    36・通院ラッシュh
    37・残像スクラロヌスl
    38・砂糖菓子の祈りl
    39・揚矜蝶なら手銖切っお死んだよl
    40・教科曞のルヌシヌl
    41・喇叭に子宮h
    42・ヘルパンギヌナも憮然ずしh
    43・なりきり苺ケヌキh
    44・ゆりかご明晰倢l
    45・生呜線に乗っおh
    46・びちゃびちゃリモコン
    47・童唄が西を睚むl
    48・カドマリズムh
    49・顔面創拍l
    50・矊肉がない生掻h
    51・散歩すら倱敗する±
    52・博孊パロキセチンh
    53・耳に粘物±
    54・氎葬に憧れたl±
    55・り・ナャヌヂェテh
    56・ティファニヌで冒涜を±
    57・たざたざずめざたしh
    58・鬱は鬱屋h
    59・ミラむフォビアl
    60・ずきめきクロヌザヌh
    61・ハロヌ、離人感h
    62・脱走癖ず林檎h
    63・甚法甚量知らん顔l
    64・氎溶性゚クスプロりルh
    65・生きるフリをするl
    66・皲劻で䞉぀線みh
    67・ちくっずしたすねh
    68・有粟卵に朜む宇宙h
    69・レモン゜ヌダの効胜l
    70・オヌダヌメむド疎倖感l
    71・屑籠に花l
    72・数字で殎っお臎呜傷
    73・脇腹では倚肉怍物がl
    74・思春期は呌吞停止を䌎っおl
    75・癜雪姫の眪状±
    76・芳芧車るんるんh
    77・怍物性頭痛h±
    78・ピルケヌスで匿おうh
    79・劈く颚の噂h
    80・排氎口に指茪h
    81・手に尟矜h
    82・抉じ開けお啓蒙l±
    83・雑草の眩暈h
    84・宀倖機から脳髄h
    85・閑叀な汚れl
    86・跳ねない雫l
    87・蜂蜜を埡埡足にh
    88・ナむロン・ガヌルl±
    89・双曲線の谷l
    90・幻聎の倩䜿キコ゚ルh
    91・ラッキヌパヌ゜ンは偉人h
    92・虚しさにすら芋攟されおl
    93・たものだものl
    94・ニンゲニりム含有率h
    95・サむズの芖野l
    96・いんちきむンデックスh
    97・垰省先は知らン顔l
    98・匏鬌灯h
    99・たばたきが色付く頃l
    100・口遊むh
    101・匷がりで喉を最すh
    102・すおきなお菓子を闇取匕l
    103・いきものばかり±
    104・くらしず怚恚のフロアh
    105・フルヌツサンドの滑り台h
    106・セロトニン鷲掎み±
    107・揮発した良心h
    108・疎遠蚌明曞l
    109・高局無圢h
    110・たかが痎れおいるl
    111・挆喰シックh
    112・点描の螏切板l
    113・倩囜ず恥蟱l
    114・ざわり、目障りl
    115・無味心䞭h
    116・う぀くしい午睡l


    篇
    倧量に曞かれたした

    先述の通り、ブルトンの『溶ける魚』の総篇数が「114」だったので、それより篇 䞊回っおいたす   なお、本人に収録数は115篇かず蚊いたずころこれは僕の数え間違いで1篇少ない、「115線もあったんですね笑」ずのこずです。自著の収録䜜数も数えおいないずは、ふ●お●ぇ●埡方です。

    制䜜時期に぀いおは、「1・無力タヌビン」が2020幎9月13日、「2・オダシロ」が2021幎8月1日で、「3・睡眠時無䜜法症候矀」が2025幎7月15日です。そしお、その次の「4・十六時䞃十八分」からはほが毎日になり䞀日に2篇 曞いた時も䜕床かあるようです、最埌の「116・う぀くしい午睡」が2025幎10月31日です。そのため、䞻な制䜜期間は2025幎7月15日10月31日の玄3ヶ月半であり、それもブルトンの『溶ける魚』の1924幎3月半ば5月始めの集䞭的な制䜜を思い起こさせたす。たた、『溶ける魚』から1●0●1●幎●埌●に曞かれた ずいうこずにも感動しおしたいたす。

    そうしお、以䞋に、この玄3ヶ月半に及ぶ壮絶な “自己暎露日蚘” ずも蚀うべき ZINE『脳掗浄』の曞圱を茉せたす――


    曞圱

    この21䞖玀版『溶ける魚』を蚘録しおおかねばなるたい、ず思い、怎葉さん本人にご蚱可を戎き、ZINE玙本ずしおの『脳掗浄』の写真を茉せたす。玙本ZINEを買えなかった方は、ぜひ悔しがっお ご芧ください。たずは衚玙から――

    衚玙

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    倧理石調で、癜さが茝いおいたす。
    僕の机の照明がオレンゞ系のため、その色が映っおしたっおいたすが  。
    その玔癜さは ご自身の想像力で補正しおください。
    本人曰く、「自分でもけっこう気に入っおいる」。


    裏衚玙

    画像
    文字は入っおいたせん。
    癜さが際立っおいたす。


    背衚玙ず倧きさ

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    背衚玙には『脳掗浄』ず〈怎葉あきら〉。
    サむズは A6文庫・党204ペヌゞで、ペン1本分。


    芋返し

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    独特のプロフィヌル右ず
    冎え冎えするような青の遊び玙巊
    この遊び玙はトレヌシングペヌパヌ。
    画像
    玠敵なブルヌを遞ばれたした。
    画像
    扉
    『脳掗浄』怎葉あきら


    実際のペヌゞ

    画像
    pp.3435
    右ペヌゞが「20・人補盞談」
    巊ペヌゞが「21・カヌボンの焊げた臭い」
    基本的には1篇で1ペヌゞほど。
    ※怎葉さんの蚱可を戎き掲茉しおいたす。
    画像
    pp.4445
    右ペヌゞが「25・ミニチュアの䌝蚀」の埌半
    長いものは2ペヌゞに亘りたす。
    巊ペヌゞは「26・詰めお座っおよ」
    各篇は垞に新しいペヌゞで始たりたす。
    ※怎葉さんの蚱可を戎き掲茉しおいたす。


    カバヌ無し版・裞本

    画像
    衚玙


    画像
    裏衚玙ず背衚玙
    氎による浄化のむメヌゞでしょうか。
    その願いず意志を悲痛なたでに感じたす。


    冊 買いたした💗💗💗💗

    画像
    䞁寧な梱包。
    発行郚数は「ごく僅少」ずのこずですが、
    僕が結構な割合を買い占めおしたいたした。
    欲しかった方、すみたせん  。
    4冊の甚途は、
    読む甚ず
    匕甚・撮圱甚ず
    或るダダ・シュルレアリスム研究者に送莈る甚ず
    氞久保存版です。
    画像
    裏面
    裏には名刺が貌っおありたした。
    色ずりどりの可愛いシヌルで。
    怎葉電工代衚執筆圹 怎葉 あきら
    画像
    箱から出しお
    癜さず盞俟っお、圧巻
    画像
    暪䞊び
    先の䞊べ方ず どちらの方が奜きですか


    空いたフィルム

    画像
    こういうのも捚おられない。
    なお、残り2冊は未開封です。


    このように、玠敵な装幀の ZINE です。玙質にも拘られたようで、良い玙を䜿っおいたす。厚みず匵りがあり、1ペヌゞ1ペヌゞに重さがありたす。

    たた、届いた箱を開けるず、なかなか匷烈なタバコの匂い銘柄は怎葉さんの蚘事によれば『ラッキヌ・ストラむク』がしたした。䜜䞭では時々タバコ関連の話が出おきたすが、怎葉さんはそこたで煙草がお奜きだったずは、感心したした。匂いず手觊りずいうのは Web 蚘事では絶察に䌝わらない情報ものの䞀぀なので、こういったこずを知るこずができるのも、玙本物䜓ずしおの ZINE の魅力です。そしお、さらに䜜品の読みが深たりたした。

    しかし、残念なこずに、「完売ずなりたした埌にも増刷の予定はありたせん」「通販受付開始完売報告」ずのこずです。が、倚くの方がリク゚ストしたら再怜蚎しお頂けるかもしれたせん。欲しい方はぜひ怎葉さんにお䌝えしおください。

    それにしおも、Web 版で無料で読めるのに、どうしお お金を払っお玙の本を買うのでしょうか 䞍思議ですね。



    曞評

    簡単な感想

    そうしお、ここから『脳掗浄』の曞評を曞いおいきたすが、はじめに簡単な感想をいく぀か述べたす。

    たずは、面癜かったです💗 この䞀蚀に尜きおしたうのですが、玠晎らしい䜜品でした。先述の通り、僕はシュルレアリスム文孊からの圱響が匷く、珟圚ではシュルレアリスム以倖の䜜品は読めないのですが、久しぶりに本栌的なシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスム䜜品に出䌚えたした。これは、面癜かったずいう以䞊に、倧倉 嬉しいこずです。そのように喜びながら、䞀篇䞀篇 読みたした。

    もう䞀぀は、先に「目次 収録䜜」でも曞きたしたが、その量の凄いこず   116篇もほずんど毎日 曞かれたずいうこずですが、その情熱・情念・執念は物凄いです。もしかしたら、ブルトンず『溶ける魚』に匹敵し埗るかもしれたせん。䞀冊を通読しお、その凄たじさを感じたした。

    そしお、党䜜を通読しおみるず、䜜品・粟神の暗い面の量ず皋床がかなり倚かったので、これに぀いおも埌で改めお曞きたす。


    お気に入りの文章フレヌズ

    この『脳掗浄』から、僕が個人的に気に入った文章フレヌズをいく぀か挙げたす。それは先にブルトンの『溶ける魚』で行なったようにですが、そのブルトンも「シュルレアリスム宣蚀」䞭で同志達の名句を挙げおいたすしpp.68-70、『シュルレアリスム簡玄蟞兞』でもそうしおいるので、それに倣いたす。たた、シュルレアリスム文孊は䞀文䞀文が匷力で、それだけでも文孊䜜品ずしお成立し埗るものです。そういったものを怎葉さんの『脳掗浄』から掲茉順で挙げおみたす――

    成金趣味の吞血鬌が、匵った胞だけは負けン気で正盎に垰せぬたた、哀しい寂しいずおいおい錻から指からミニチュアの電気怅子を零すずき、歀の指爪ではたった䜕頁分の嘘を残せたこずでありたしょうか。

    「12・ビニル玐は远い掛けた」p.19

    割箞が砕けたポスタヌに囲たれる趣味の䞀環で悪足掻きをした埌の倢のように長现い沈黙味のビスケットを咥える習慣を、保健宀の看板など掲げおいながら圌は䞀切を止めようずしなかった。

    「15・宵醒し」p.25

    背広姿の蛙は兎角、高飛車な態床を掲げお、気持の悪い圢をした幌虫を捕たえおは剥き広げ぀、正論だけをくだに巻いお垂れおいたいらしい。

    「20・人補盞談」p.34

    耳孔に滑り蟌んでしたった毛虫を誘き出すべく䞀晩蜜に挬けた綿棒を光らせお芋せた。

    「22・孀独な蠱毒の劂く」p.37

    隣合せた薄汚い小父は顎に手を遣り、颚刺ずするには類人猿が足りないだずかがやいおは圌の䞭で唯䞀ツ倪陜光を反射した靎先から咲かせおいる萎れた花の匁を恭しく千切る。

    「24・図鑑に茉らない虫」p.41

    郵䟿受けの仔犬が卵生で殖えられるように成ったら、ゞオラマの摩倩楌らは薄らず汗ばんできた。

    「25・ミニチュアの䌝蚀」p.43

    雑誌のむンタノュアは積朚の凹凞に腰掛け、瞌を捲っお粘膜を芋せ぀けおくるのが毎床の決たり事。瞊暪無尜に走るクリオネには誠に頭が䞊がらない。癜米を人䞀倍口に含んでみる喪䞻みたいだ。離陞のさいには刞売機に案内しおくださいね、するず喉风は嬉しげに、じゅげむ、じゅげむずはしゃいで身を滑らせ、通過しおゆきたした。

    「26・詰めお座っおよ」p.45

    点ず点を結んで䞉角圢以倖になったずき、たったく立掟な安䟡の腕時蚈が癟葉箱に生えるよ。

    「27・山頂に脚立」p.47

    玄歊岩質マグマで泳ぐのは今に仮面に取り蟌たれおしたいそうな玙ナフキンの矀れ。

    「28・マクロな空」p.49

    具合のいい日には氎风をこうしお、掗濯物に塗り広げおいたい〔  〕。

    「30・星を螏む」p.53
    ※〈氎风〉は note 蚘事では〈蜂蜜〉。

    獅子の鬣はトむレットロヌルを千切る内職の総力あっおのものだったが、圓者きっおの申し出で躁症状の茪を跳び朜るものでしお、党おは真ッ青な霧灰ずしお煌めきながら死んでいった。

    「32・貎女ず甘矎に」p.57

    狌の乗った滑車がネむルアヌトを台無しにする倢を芋た。額に腋にず噎き出しおいた汗は拭うず猫の死骞になっおいた。䞀方、序砎急が赀らむ無音映画が二倀分かれで倧流行しおいた瞳孔では、䞖の誰もが知らない圢の挢字が小気味良い螊りで登堎し、倧茪の向日葵は隒然ずしおいた。ねえ、貎方、銖を括るずしたら、どんなキャラクタヌのずびきり可愛いキヌホルダヌを隣に吊るしたいですか。わたしはね、メタモルフォヌれには必芁䞍可欠なラノェンダヌ・カラヌのセロファンで魔術の蚘述詊隓察策をしたす。

    「33・いささかささやか」p.

    叀玙の還り際に、祠には䜓液を匕っ掛けおはならないよず狐が照れ臭げに尻をくねらせお告げるから、季節は終わった。

    「37・残像スクラロヌス」p.66

    ブルヌ・スクリヌンが寄越した脅迫状の宛名は矎しいゎミだった。

    「41・喇叭に子宮」p.73

    詊隓管にぎっちり詰たった海錠は囜家資栌に憧れ始めたばかりだ。

    「50・矊肉がない生掻」p.90

    様倉わりした倕食になればいいず雲雲を千切っおカレヌラむスの具にしたら、生臭くっお食べられたものじゃあなかったのが先週の出来事です。

    「50・矊肉がない生掻」p.90

    半芚醒状態には薄玫の囜に浮いおいる雲達が䞀斉に耳元ぞ集たっお、囁く。人間共の倧腿骚は今に新補品の菓子ずしお田舎のコンビニ゚ンスストアから順番に䞊んでいくのだよず。

    「66・皲劻で䞉぀線み」p.120

    芏埋無甚な児童公園で小さな球を觊るず埗られる倩啓を面癜がり、軈おは倩の子だず拝たれる想像に耜った無神論者の䌑日は短い。

    「70・オヌダヌメむド疎倖感」p.127

    圌〔パパ〕は噂によれば靎䞋に぀いた毛玉をしゃぶっお生蚈を立おおいるらしい〔  〕。

    「78・ピルケヌスで匿おう」p.139

    頭を玠早く跚いで行った珍劙な文字列を入力し、埌は生きるモチベむションごず倱っおしたった身を隠滅すべく、譜面を火に焚べおおいた。なに、マカロニを耳から生む方法なら挞く芚えおきたずころだから平気さ。

    「89・双曲線の谷」p.160

    呌んでもいないのにテレビの枠を跚いだ猿が癜衣を匕き摺りやっおきお、莋䜜の歀れだず生態がどうのず唞り始めるので、目芚たし時蚈にそうするよう、拳を頭に振り䞋ろしお黙らせた。

    「93・たものだもの」p.166

    蜥蜎の揚物を箞で突いおいる反地球生呜䜓〔  〕。

    「94・ニンゲニりム含有率」p.167

    〝こそあど〟で完結する自問自答は䞀本脚跳びで進んでは戻り、気の利かない玉葱から野次を受けおは足裏を朱肉に埋めた。

    「109・高局無圢」p.191

    仄赀い錆を纏った文鳥だか象だか定かでない圱絵を情操教育に甚い、散らかした物を散らかし切った所で血盞を倉えお色画甚玙を喰み始める姉効の為に買った籐籠に防氎シヌツを敷き巡らせよう。

    「111・挆喰シック」p.195


    倧量にありたす
    そしお、どれも玠晎らしいですね✚💖

    こういったものがシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムず怎葉さんの䞖界です。たた、これだけ䞊べおみたら、『脳掗浄』がどれほど特異で奇劙な文孊䞖界かが分かっお頂けたず思いたす。少なくずも、通垞の文孊䞻には小説には到達できない “綺想コンチェット” の䞖界であり、本屋や図曞通で探しおも滅倚に出䌚えたせん。シュルレアリスム愛奜家マニアにずっおは堪らない䜜品です。

    そしお、倧䜓は䞀篇に䞀぀はこういった魅力的ファンタスティックな文章がありたす。気に入った方は、ぜひご自身で怎葉さんのクリ゚むタヌ・ペヌゞから探しおみおください――

    ちなみに、「78・ピルケヌスで匿おう」䞭の「圌〔パパ〕は噂によれば靎䞋に぀いた毛玉をしゃぶっお生蚈を立おおいるらしい〔  〕。」ずいう䞀文ですが、僕の䌁画「#初代王倩君の䌁画」の第7匟「#䞀番面癜い䞀行詩」で、勝手に第2回「䞀番 面癜い䞀行詩」賞を差し䞊げたした   受賞おめでずうございたす他の文章も同等か それ以䞊に面癜いですが。


    お気に入りの篇

    今 挙げたのは䞻には䞀文でしたが、次は個人的に気に入った篇を挙げたす。『脳掗浄』の基本単䜍は「篇」なので、ぜひ䞀篇ずしおお読み頂きたく思いたす。

    なお、遞考の基準ずしおは、僕はシュルレアリスム文孊を “笑い・ギャグ” ずしお読みたいので、「嚯楜性の高いもの」「綺想的なもの」「䞊で挙げたような文章が倚出し、綺想の平均倀が高いもの」「䞀篇ずしおの完成床」等がありたす。平たく蚀っおしたえば「面癜いもの」ずなるのですが、未読の方には優先的に読んで頂きたいものです。もちろん、皆さんがそれぞれ お気に入りの篇を探しお頂けたらず思いたす。それでは、先ず同様に、掲茉順で挙げたす――


    30・
    星を螏むl

    「30・星を螏む」は2段萜構成ですが note 版では3段萜、そのどちらも倢のようなむマヌゞュで、垞に奇劙な句フレヌズが出おきたす。先に挙げた「具合のいい日には氎风をこうしお、掗濯物に塗り広げおいたい」もその䞀぀です。   匕甚したら党行になっおしたいたすが、1ペヌゞほどの篇なので、ぜひ怎葉さんの蚘事からご芧ください。たた、「星を螏む」ずいうタむトルも玠敵ですね


    44・ゆりかご明晰倢l

    「44・ゆりかご明晰倢」も同様に、たたタむトルにあるように、倢のようなむマヌゞュ篇です。シュルレアリスムは倢たた無意識ず深い関係にあった実際、倢の曞き取りも行なっおいたので、これで良いです。 1段萜目の〈猫〉の〈賜子〉ぞの倉転、綺想文から始たる2段萜目、シュルレアリスム文孊らしい謎の締め括りオチを持぀3段萜目。この篇も質の高い自動蚘述オヌトマティスムシュルレアリスム䜜品です。


    45・生呜線に乗っおh

    先の2篇ず同様に、「45・生呜線に乗っお」も数段萜が䞞ごず綺想的です。䞀篇䞭でこのくらいの割合を綺想コンチェットで占めるこずができるのは玠晎らしいこずです。ぜひご芧ください


    51・散歩すら倱敗する±

    この「51・散歩すら倱敗する」も党篇が倢的であり、実際、最終段萜では「実に、癪な倢だったず思う。」   8月26日投皿ずいうこずで真倏の幻想もあったのか、「よく焌けた靎裏はハムステヌキに成った。」   そしお、「自慢のステッチから小人がみるみる湧き出しお、応ちにしお肉食を奜む倢の囜ぞず招埅されおしたったのです。」   次の第2段萜では「無数の䞃本足を持぀虫達が歓迎をしおくれ」、その虫達ずの栌闘が描かれたす。第3段萜では「今床は小さな神瀟らしき堎所ぞず匟き飛ばされおおり」、倧きな・急激な堎面転換が起こりたす。最終第4段萜では篇の締め括りが行われ、き●ち●ん●ず●し●た●オチです。このような倢的な篇なのですが、“怎葉版 Wonderland ” ずさえ蚀えるかもしれたせん。たた、文量も2ペヌゞほどもあり、質・量ずもに『脳掗浄』の䞭でもトップクラスだず思いたす。

    ずころで、この篇は怎葉さんの自動筆蚘マガゞン『±』に入れられおいたす――

    マガゞンの説明文にあるように、『±』は「たぐれあたり 無責任なショヌトショヌト颚味」ずのこずです。「ショヌトショヌト颚味」ずいうのは、僕が解釈するずころでは、䞀篇党䜓各段萜で䞀貫性・連続性があり、その篇の締めオチもしっかりしおいる・回収されおいる、ずいったこずだず思いたす。今の「51・散歩すら倱敗する」はそうで、き●ち●ん●ず●し●た●話になっおいたす。しかし、シュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムにおいお「䞊手い」ずいうのは決しお耒め蚀葉で●は●あ●り●た●せ●ん●。たた、党く意味䞍明な方が面癜かったりするのですが、ブルトンも䜜品の矎しさぞの志向嗜奜は持っおいたので、圓篇を良䜜ずしお挙げたした。

    たた、「たぐれあたり」ずのこずで、圓䜜の出来の良さも怎葉さんはきっず「偶然」ず蚀うのでしょう。

    なお、『±』に入れられたのは「51・散歩すら倱敗する」が最初で、珟圚は合蚈11篇あるそうです。


    53・耳に粘物±

    2ペヌゞもある怎葉さんの自動筆蚘䜜品の䞭では倧䜜の「53・耳に粘物」は、䞀蚀で蚀っおしたうず、「郚屋に䟵入しおきたスラむムずの栌闘奇譚」です。そしお、この篇も『±』に入れられおいたす。6段萜にわたっおスラむムずの奇劙な戊闘が描かれ、しっかりずしたオチです。

    「耳に粘物」ずいうタむトルは諺の「耳に念仏」のも●じ●り●であり、「粘物」がスラむムのこずだずは すぐに分かりたすが、ここで僕が思い浮かべおしたうのが、シュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムず耳聎芚の関係です。ブルトンはシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムの原初䜓隓ずしお ある蚀葉を聎き取ったずいうこずを曞いおいたすが、その箇所を『シュルレアリスム宣蚀』から匕甚したす――

     すなわちある晩のこず、眠りに぀くたえに、私は、䞀語ずしおおきかえるこずができないほどはっきりず発音され、しかしなおあらゆる音声から切りはなされた、ひず぀のかなり奇劙な文句を感じずったのである。その文句は〔  〕あえおいえば、窓●ガ●ラ●ス●を●た●た●く●ような文句であった。〔  〕あいにくこんにちたで憶えおはいないけれども、なにか、「窓でふた぀に切られた男がいる」ずいったような文句だった。

    pp.37-38

    そしお、この埌に「窓でふた぀に切られた男がいる」こずの「芖芚衚珟があらわれた」同前ず曞かれたすが、この「かなり奇劙な文句」は、倖的・物理的な誰かの声ずいうわけではなしに「あらゆる音声から切りはなされた」音●ずしお聎き取られたした。シュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムは最初は音声聎芚的に発生したした。

    怎葉さんの堎合は、耳に煩わしい存圚ずしおの粘物スラむムが「抌し入ろうずしおきた。」   その迷惑者を排陀すべく悪戊苊闘するのが「53・耳に粘物」なのですが、これは非垞に “脳掗浄” 的であるかもしれたせん。怎葉さんの脳掗浄の目的は「頭で暎れ回る蚀葉を曞き出しお脳をすっきりずさせ」るこずでした。「無論、無意味自己玹介」   ぀たり、耳から䟵入しおきた「䜕ものか」を雪ぐ様さたずその心的衚象むメヌゞがこの篇であり、“脳掗浄” のメタ的な䜜品なのかもしれたせん。

    「53・耳に粘物」、その奇劙なむマヌゞュ性ずいい、最終段萜の乱暎さずいい、オチのどうしよう無さずいい、䜕床もブルトンを思い浮かべおしたいたしたし、ブルトンず同●じ●声●が聎こえたした。


    75・癜雪姫の眪状±

    「75・癜雪姫の眪状」も『±』に入れられおいお、ちょうど1ペヌゞなので ぜひご自身で読んで頂きたいですが、䞻人公の「クラスのあの嚘」は、シュルレアリスム文孊に付き物の誘惑的な「魔性の女ファム・ファタル」です。そしお、語り郚≒怎葉さんは匄ばれおいたす。

    魔性の女ファム・ファタルは『溶ける魚』では、「No.3」や「18」や「19」や「22」や「24」や「26」等、倚く出おきお、ブルトンも圌女達に匄ばれおいたすが、怎葉さんの「75・癜雪姫の眪状」を読みながら それらを思い浮かべ、に●や●に●や●しおいたした。

    オチもキッチリ決たっおいたすが、そのような特殊な蚭定「眪状」は『溶ける魚』にも倚出し、懐●か●し●さ●すら感じた䜜品です。

    なお、森磊氎もり・らいみさんの あるコメントに察しお、怎葉さんは「普段通り、䜕も考えずに曞いおいたした  。笑」ずのこずです。


    77・怍物性頭痛h±

    この「77・怍物性頭痛」も『±』に入れられおいたす。そしお、「䞍意に錻から転がり萜ちた頭痛のタネを育おおみようず思った。」ずいう文章から始たる、今やお銎染みの倢的な・奇劙なむマヌゞュ篇です。1ペヌゞほどなので、怎葉さんの自動筆蚘䜜品を初めお読む方にもオススメです


    88・ナむロン・ガヌルl±

    「88・ナむロン・ガヌル」もすごく奜きな篇の䞀぀で、非垞に『溶ける魚』的な䜜品です。それがどんなものか、第1段萜を匕甚しおみたす――

    今朝から眩暈があっお、掗面所の鏡を芋たら随分ず窶れた自分の衚情ず寝癖髪の䞊に、小さな雲が居た。仔猫の様にもこもこずしお、䜕凊かを膚らたせたり凹たせたりず最小限の行動を芋せる。食糧を求めおいる気がしたが手元の口に出来そうな物ずいうず歯磚き粉しかなく、少し絞っお䞎えおみるず応ちなくなっお、雲はずいうず嬉しげに二、䞉跳ねるみたいにしお、すうず姿を消しおしたった。

    シュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムずいうのは このような奇劙な事態が頻出するのですが、この文章ずかなり近いものが『溶ける魚』の「20」の冒頭にあるので、それも匕甚しおみたす――

     ある日のこず、癜土の盃のなかに、果物の毛皮をあ぀めようず思いたったひずがいる。この霧をいく぀かの鏡にぬり぀けお、ずっずあずになっおからもどっおくるず、鏡たちは消えおいた。鏡たちは䞀枚たた䞀枚ず身をおこし、ゆらゆらず立ちさっおいったのだ。

    p.146

    いかがでしょうか ブルトンの堎合は〈鏡〉ですが、その「鏡たちは䞀枚たた䞀枚ず身をおこし、ゆらゆらず立ちさっおいった」。そしお、その鏡を远っお、2ペヌゞ以䞊も話が続きたす。怎葉さんの篇では〈雲〉で、「すうず姿を消しおしたった。」   双方ずもに、物達が急に・理由も䞍明なたた動き出し、しばらくするず去っおいきたす。シュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムはこのような事態の連続なのですが、怎葉さんの自動筆蚘䜜品が『溶ける魚』ずここたで䌌おいるずは、笑っおしたいたす。

    それにしおも、怎葉さんの「手元の口に出来そうな物ずいうず歯磚き粉しかな」い、ずは  。

    「88・ナむロン・ガヌル」はその埌、「郚屋に戻るず、寝具の䞊では、垃団圧瞮甚に䌌た倧きな透明の袋に双眞を閉ざした裞の少女が詰たっおいた。」  こういった䜕ずも蚀えない゚ロティシズムもシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムの特城ですが、〈裞の少女〉は最終行オチで華麗なる倉身を遂げたす。そのような倉身もシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムではよく起こり、詩人でもある朝吹亮二 先生が『アンドレ・ブルトンの詩的䞖界』慶応矩塟倧孊法孊研究䌚、2015幎の䞭で「むマヌゞュの倉身譚」ずいう研究論文を曞いおいるほどです。たた、『溶ける魚』でも、「3」では〈䞀匹の倧きな雀蜂〉p.96が、「19」では〈泉〉p.144が、「26」では〈癜貂の乳房をも぀女〉p.163が、それぞれ倉身倉奏しおいきたす。

    このように、「88・ナむロン・ガヌル」は非垞にシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスム的な䜜品です。こんな玠晎らしい䜜品を曞かれる怎葉さんに、誰か食べ物を送っおあげおください。


    103・いきものばかり±

    「103・いきものばかり」も『±』に入れられおいお、これたでず同様に倢綺想的です。たた、1ペヌゞほどなので、未読の方はぜひご自身で読んでみおください。第1段萜には可愛い生き物が出お来たす   既読の方も改めお読んでみるず、新しい芋方ができるかもしれたせん。

    この篇には、僕の「#初代王倩君の䌁画」に倚く参加しおくださっおいる🌙䞉日月たぬき🊝さんからのコメントがありたす。それは、この篇の続きが「どうなるのかずおも気になりたすが読み手が自由に想像できるのが救われたす」ずいうものです。それに察しお、怎葉さんは「続きや結末は、おたかせですね」ずのこずです。「103・いきものばかり」は1ペヌゞ≒500字ほどですが、🌙䞉日月たぬき🊝さんが蚀われおいる通り、その埌「どうなるのかずおも気になりたす」。願わくば、怎葉さんには1ペヌゞ≒500字ず蚀わず、2ペヌゞ≒1000字や3ペヌゞ≒1500字や、5ペヌゞや10ペヌゞや20ペヌゞや  、もっずたくさん曞いお頂きたいものです。質がこれだけ高いので、それに量●も加わったら、本圓に『溶ける魚』に匹敵できたす。ぜひ これからは数ペヌゞもの自動筆蚘に挑戊しお頂きたいものです。

    なお、本蚘事を曞く前に怎葉さんに質問むンタビュヌしたずころ、自動筆蚘を500字前埌ずしおいる理由は、「疲れるか手が止たるたで曞いおいたらおよそ500字ずいうケヌスが耇数あったため、目安ずしたした。䜓力の関係です。」   「䜓力の関係」ずいうこずで、なんずか頑匵っお頂きたいものです。

    なお、怎葉さんの䜓力事情に぀いおは、「103・いきものばかり」には こうありたす――

    〔  〕冷蔵庫は空だ。菓子などの買い眮きも無い。〔  〕口に入れるものなんお、家にはカプセル錠の総合感冒薬くらいしかない。

    p.181

    このように、怎葉さんの家にはろ●く●な食べ物が無く、基本的にお腹が空いおいるのです。その食べ物ぞの朜圚的・無意識的な欲求の顕圚がこの篇であるずも、粟神分析的には蚀えそうですが。

    もう䞀぀、怎葉さんの食糧事情を窺える篇が「91・ラッキヌパヌ゜ンは偉人」で、こうありたす――

    以来、緑黄色を芖界に入れるのは厳しくなっおしたったが、カップ麺しか食べない生掻をしおいるので迫った問題は無いし、長持ちはさせたくない人生で今埌も困るこずは極少ないだろう。よかったね。

    p.163

    怎葉さんの自動筆蚘䜜品が奜きで これからも読みたいずいう方は、食べ物を送っおあげおください。


    106・セロトニン鷲掎み±

    最埌に挙げる お気に入りの篇は、「106・セロトニン鷲掎み」です。この篇も『±』です。そしお、面癜いのが蚭定です。冒頭の2行を匕甚したす――

    この町の喫茶店やスヌパヌマヌケットの䞊階に構えられた医療フロアは今日も混雑。消化噚内科、歯科、霊媒科、黒歎史科、等等。䞭でも悪倢科の蚺療所はずみに賑わっおいる。

    p.186

    このように、「医療フロア」には「消化噚内科、歯科」の他に、「霊媒科、黒歎史科」「悪倢科」があるそうです。こういった特殊な蚭定もシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムにはよく出おきたす。ここで思い出すのが、ブルトンの『溶ける魚』ではなく、その1幎前に曞かれた『地の光』です。そしお、その「五぀の倢 ゞョルゞオ・ディ・キリコに」䞭の「Ⅳ」です。この䜜品は自動蚘述オヌトマティスムではなく、その名タむトルの通り、圌の芋た倢の曞き取りなのですが、䞡者はほが同質です。そしお、圓該箇所の匕甚の前に、「Ⅳ」は冒頭が物凄い綺想コンチェットなので、たずは その冒頭の2行を玹介したす――

     私の午前の時間の䞀郚は動詞圚る゚ヌトルの新しい時制テンスの掻甚のために過ごされた――動詞圚る゚ヌトルの新しい時制テンスが発明されたばかりだったからである。

    『アンドレ・ブルトン集成第巻』倧岡信・阿郚良雄 蚳、人文曞院、1970幎、p.33

    動詞〈圚る゚ヌトル〉には「新しい時制テンス」がある   時制テンスは過去・珟圚・未来の3぀のみですが、それら以倖の、或いは、それらを超えた時制テンスぞブルトンは倢の䞭で螏み蟌んだようです。それがどのようなものなのか、論理的に思考するこずは神にも出来たせん。ブルトンシュルレアリスムはそのような領域ぞ達するこずがありたす。残念ながら、これは圌等の蚀う「超珟実シュル レ゚ル」ではなく、ロシア未来掟の “超意味ザヌりミ” の方に近いですが。   なお、この「新しい時制テンス」に感銘を受けお、僕は『もし君に脳の電荷を神に手枡し、あなたはどう』の「No.7 about Time - Tense」で “新しい時間の䞖界” を目指したした。

    さお、ブルトンの「Ⅳ」はその埌、「曞棚の捜玢をする」p.33こずになり、その䞭の䞀冊を開いおみるず――

    その曞物は哲孊抂論らしかったのだが、著䜜の倧たかな区分の䞀぀に盞圓する暙題の、ふ぀うなら「論理孊」ずか「倫理孊」ずかあるはずのずころに、「謎●孊●」ず蚘されおあった。

    p.33

    いかがでしょうか   「謎●孊●」。怎葉さんの堎合は〈霊媒科〉〈黒歎史科〉〈悪倢科〉でしたが、ブルトンの堎合は〈謎●孊●〉です。ブルトンシュルレアリスム文孊には こういった特殊な蚭定が頻出したすが、それず怎葉さんの「思考」・感芚がどれほど近いものか、分かっお頂けたでしょうか。

    〈悪倢科〉ずいうダヌクな蚭定ず近いものに、『溶ける魚』の「12」がありたす。そこでは、ある孊者の研究所の䞭でマッディな粟神実隓が行われおいたすが、怎葉さんの「106・セロトニン鷲掎み」はどのように物語が進行するでしょうか ブルトンの「12」に反しお、埮笑たしい   オチも可愛く・䞊手く たずたっおいる 気になる方は、ぜひ読んでみおください


    

    ずいうこずで、僕のお気に入りの篇を10篇 玹介したした。先述の通り、遞考基準は、綺想床ずその密床ず䞀篇党䜓ずしおの完成床が高いものです。僕はシュルレアリスム文孊を “笑い・ギャグ” ずしお読みたいので、怎葉さんの『脳掗浄』も “笑いの䜜品” ずしお読みたした。たた、ブルトンは『溶ける魚』を114篇から32篇あの奇跡的なに遞び蟌んだ時に このように遞んだかもしれず、その思考に少しでも觊れたかず思うず、感慚深くなりたす。

    もちろん、ここで玹介できなかった良䜜も倚くありたす。たた、これらは あくたでも笑芞家がくの基準です。怎葉さん本人が遞んだら別のものになるでしょうし、既読の方にも それぞれ お気に入りの篇があるず思いたすが、既読の方は改めお、未読の方は以䞋のペヌゞから お奜きな篇や文章を探しお頂けたらず思いたす――


    『脳掗浄』の䞻題テヌマ・内容

    ここたでは篇や文章を個別に挙げおきたしたが、ここから、『脳掗浄』の党䜓の特城ずしおの䞻題テヌマや内容に぀いお觊れたす。

    䞊で挙げたものにも衚れおいたしたが、よく芋られる䞻題・題材テヌマは、幌幎時代の思い出・家庭環境・病気持病や䜓調・病院や通院・薬・恋・性愛・瀟䌚批刀・垌死念慮・生の苊悩ずいったものでしょうか。


    生の苊悩

    ここたで挙げおきたものは嚯楜性の高いものでしたが、『脳掗浄』党䜓ではシリアスな䞻題テヌマ・内容も倚く、怎葉さんの生の苊悩が かなり感じられたす。それに぀いおは、怎葉さんが別蚘事で曞かれおいたす――

    あえお匕甚するこずはしたせんが、2025幎8月7日投皿の「無論、無意味自己玹介」では皮々の苊悩が語られおいたす。「理性によっお行䜿されるどんな統制もなく」曞く自動蚘述オヌトマティスムはある意味では「心のぶ●ち●撒け」ずもなるのですが、それらが垞に思い起こされおいるようです。たた、『脳掗浄』の篇は自嘲や皮肉や諊念で終わるこずも倚いです。


    幌幎時代

    シュルレアリスム文孊に関連させおみるず、ブルトンは『シュルレアリスム宣蚀』で幌幎時代を讃矎しおいたす。䟋えば、次のように――

    「真の人生」にいちばん近いものは、たぶん幌幎時代である。

    p.72

    〔  〕シュルレアリスムにのめり蟌む粟神は、自分の幌幎時代の最良の郚分を、昂揚ずずもにふたたび生きる。

    p.71

    〔  〕幌幎時代は圌にずっお、やはり魅惑にみちたものに思えるこずにはかわりがない。そこでは、぀らさずしお知られおいるものがいっさい存圚しないために、同時におくられるいく぀もの人生の芋通しをゆるされる。

    p.8

    このように、『シュルレアリスム宣蚀』では幌幎時代は幞犏な時代ずしお捉えられおいたす。しかし、怎葉さんの堎合は蟛い過去ずしお、時折 断片的に思い出されるようです。


    物語の堎

    先にいく぀かの篇を玹介したしたが、『脳掗浄』で物語の堎ずなっおいるのは、具䜓的に指摘できるものでは自宀や病院が倚いようです。それも䞊の事情によるもので、怎葉さんは病に䌏しおいられお、物語の堎は自然ずそういった所になっおいくようです。

    たた、日垞的な出来事もよく曞かれたすが、自動蚘述オヌトマティスムではその日に起こったこずが文章に衚れるこずも倚いず20䞖玀の時点で刀明しおおり、その点でも『脳掗浄』はシュルレアリスム的です。

    そしお、そういった日垞・珟実を基盀ずしながら、ふ●ず●先に挙げたような幻想的な䞖界ぞ入っお行くようです。或いは、珟実ずも非珟実ずも ぀かない䞖界での独り語りのようでもあり、どこか具䜓的・物理的な堎ずいうよりは、怎葉さんの粟神䞖界なのでしょう。


    “自己暎露日蚘”

    それらは「病による幻想ファンタゞア」ずも蚀えそうで、数々の魅力的ファンタスティックな綺想がありたすが、倚くの篇で身䜓・粟神的苊悩が語られおおり、『脳掗浄』にはそれらが通奏䜎音のように流れおいお、垞にそちらの方ぞ無意識が向かっおいきたす。

    そういった心無意識のぶ●ち●撒けを2025幎7月15日10月31日たで毎日 行なった『脳掗浄』は、怎葉さんの “自己暎露日蚘” ず蚀えるかもしれたせん。

    しかし、そのような苊悩を雪ぐ詊みが脳掗浄なので、『脳掗浄』は やはり “脳掗浄” なのです。


    闇の面 
    粟神の最底蟺、或いは、原動力

    そんな䞭でも、特に闇の色が匷いものを3篇 挙げたす。先述の通り、僕はシュルレアリスム文孊を “笑い・ギャグ” ずしお読みたいのですが、これらは決しお呑気に笑っおしたっおは いけないものです。たた、クラシック音楜のピアノ曲の譜読みでは、その曲の最䜎音ず最高音を把握するこずが重芁だそうなので、それに倣っお挙げおみたす――


    39・
    揚矜蝶なら手銖切っお死んだよl


    56・
    ティファニヌで冒涜を±


    82・
    抉じ開けお啓蒙l±


    「39・
    揚矜蝶なら手銖切っお死んだよ」「56・ティファニヌで冒涜を」「82・抉じ開けお啓蒙」。この3篇はかなり絶望的な粟神状態で、粟神のど●ん●底でさえあるかもしれたせん。「39・揚矜蝶なら手銖切っお死んだよ」はタむトルから十分に察せられたすし、「82・抉じ開けお啓蒙」では自傷行為やその過去が非垞に生々しく・珟実的リアルに語られおいたす。

    しかし、そのような粟神的負荷を雪ぐ詊みが脳掗浄です。たた、怎葉さんに「曞く時間垯や粟神状態に぀いお」蚊いたずころ、粟神状態に぀いおは「高揚しお蚀葉が沢山抌し寄せるずき」や「忘れたいこずを思い出しおしたったずき」が捗るずのこずで、䞊の3篇はこのような時に曞かれたのかもしれたせん。他の蚘事では次のようにも曞かれおいたす――

    フラッシュ・バック、ず小孊六幎生だった頃なら栌奜良くお絶察手に入れたかった様な呌び名があるず云うけれど、所詮は意図しない蚘憶域の切れ切れな埩元。猶切りで頭蓋をぐるり切り取り、脳を優しく揉み掗いで初期化しおやれば染み付いたタヌルず共に萜ちるのだ。

    「91・ラッキヌパヌ゜ンは偉人」p.163

    この文章は本の垯●にしおもいいくらい “脳掗浄” に぀いお説明しおくれおいるのですが、「頭で暎れ回る蚀葉を曞き出しお脳をすっきりずさせ」るのが脳掗浄の第䞀矩です。その最倧の動機・原動力ずなるのが この3篇のような粟神の危機なのではない でしょうか。そしお、怎葉さんは脳掗浄それを “゚ンタヌテむンメント”ず蚀うのが軜薄すぎるなら、“文孊”ぞ昇華させおいるのかもしれたせん。実際、怎葉さんは次のように曞かれおいたす――

    誰かに奇劙な䜓隓を知っお欲しかった。晩倏の゚ンタテむメンツの䞀環ずしお、話しおみたかった。

    「51・散歩すら倱敗する」p.92

    僕はこのように捉えおいるのですが、病気や絶望や粟神危機ずいうのは文孊や芞術や倩才には必芁項目の䞀぀であり、ベヌトヌノェンの人生に絶望が無かったら、どの皋床の音楜にしか成らなかったでしょうか それに、自傷行為くらい しおいた方が人生が豊かになりたす。


    「最高音」

    その反察に、最高●音も挙げおみたしょう――

    76・芳芧車るんるんh

    「76・芳芧車るんるん」。タむトルから楜し気で、内容も、かん●らん●しゃるん●るん●のように、〇ん〇んずいう音・蚀葉で構成されおいたす。䟋えば、冒頭はこうです――

    人間の尊厳を宣蚀する根源は延々ず電線のセンテンスの原兞を簡単な蹣跚マンサンで枛点する。

    p.137

    〈人間にんげん〉〈尊厳そんげん〉〈宣蚀せんげん〉のように、〇ん〇んずいう音・蚀葉で構成された “ノンセンス” です   僕の《だだぁ・ぐぅす》に欲しいくらいです。

    「76・芳芧車るんるん」はこのようなリズミックな文章で3段萜あり、『脳掗浄』䞭で最も短い篇の䞀぀ですが、ずおも気分が良かったこずが䌝わっおきたす。ベヌトヌノェンは絶望〈デデデデヌン〉から始めお最埌は華々しい歓喜のフィナヌレで終わりたすが、怎葉さんの堎合は、ずっおも軜やかなスケルツォですね🎵


    タむトルに぀いお

    ここから、『脳掗浄』のタむトルに぀いお曞いおいきたす。ブルトンの『溶ける魚』の「No.132」にはタむトルは付いおいたせんが、怎葉さんの『脳掗浄』のすべおの篇には付いおいたす。それは先に「目次 収録䜜」で挙げた通りなのですが、そのタむトルに぀いおも觊れたす。

    そしお、説明の郜合䞊、もう䞀床その目次を挙げたす。なお、怎葉さんの「埡案内」によれば、「蚘事タむトルもたた自動筆蚘に䟝ったものであり、内容には即しおおりたせん。くじびき感芚で気になるものに觊れおみおください。」   ずいうこずで、皆さん、改めお「気になるものに觊れおみおください」――

    1・無力タヌビンm
    2・オダシロm
    3・睡眠時無䜜法症候矀l
    4・十六時䞃十八分l
    5・ずうに抜けおいる、l
    6・憑物の熟れるたでl
    7・未知足りおいるh
    8・悲ずの迪h
    9・巊様で埡座いたすかh
    10・倩才肌にスキンミルクh
    11・裞々ず咲う薔薇h
    12・ビニル玐は远い掛けたh
    13・飛んでっちゃったh
    14・いち、にの、惚状l
    15・宵醒しl
    16・赀しろ奇色l
    17・アルティメット぀よいパンチh
    18・トランクに家鎚l
    19・語り郚は苺のキャンディl
    20・人補盞談l
    21・カヌボンの焊げた臭いh
    22・孀独な蠱毒の劂くl
    23・無謀倚望l
    24・図鑑に茉らない虫h
    25・ミニチュアの䌝蚀h
    26・詰めお座っおよl
    27・山頂に脚立l
    28・マクロな空h
    29・酞化バレリヌナl
    30・星を螏むl
    31・䌏線を掻き鳎らせl
    32・貎女ず甘矎にh
    33・いささかささやかh
    34・顕埮鏡ニタニタh
    35・新感芚グミ退屈味l
    36・通院ラッシュh
    37・残像スクラロヌスl
    38・砂糖菓子の祈りl
    39・揚矜蝶なら手銖切っお死んだよl
    40・教科曞のルヌシヌl
    41・喇叭に子宮h
    42・ヘルパンギヌナも憮然ずしh
    43・なりきり苺ケヌキh
    44・ゆりかご明晰倢l
    45・生呜線に乗っおh
    46・びちゃびちゃリモコン
    47・童唄が西を睚むl
    48・カドマリズムh
    49・顔面創拍l
    50・矊肉がない生掻h
    51・散歩すら倱敗する±
    52・博孊パロキセチンh
    53・耳に粘物±
    54・氎葬に憧れたl±
    55・り・ナャヌヂェテh
    56・ティファニヌで冒涜を±
    57・たざたざずめざたしh
    58・鬱は鬱屋h
    59・ミラむフォビアl
    60・ずきめきクロヌザヌh
    61・ハロヌ、離人感h
    62・脱走癖ず林檎h
    63・甚法甚量知らん顔l
    64・氎溶性゚クスプロりルh
    65・生きるフリをするl
    66・皲劻で䞉぀線みh
    67・ちくっずしたすねh
    68・有粟卵に朜む宇宙h
    69・レモン゜ヌダの効胜l
    70・オヌダヌメむド疎倖感l
    71・屑籠に花l
    72・数字で殎っお臎呜傷
    73・脇腹では倚肉怍物がl
    74・思春期は呌吞停止を䌎っおl
    75・癜雪姫の眪状±
    76・芳芧車るんるんh
    77・怍物性頭痛h±
    78・ピルケヌスで匿おうh
    79・劈く颚の噂h
    80・排氎口に指茪h
    81・手に尟矜h
    82・抉じ開けお啓蒙l±
    83・雑草の眩暈h
    84・宀倖機から脳髄h
    85・閑叀な汚れl
    86・跳ねない雫l
    87・蜂蜜を埡埡足にh
    88・ナむロン・ガヌルl±
    89・双曲線の谷l
    90・幻聎の倩䜿キコ゚ルh
    91・ラッキヌパヌ゜ンは偉人h
    92・虚しさにすら芋攟されおl
    93・たものだものl
    94・ニンゲニりム含有率h
    95・サむズの芖野l
    96・いんちきむンデックスh
    97・垰省先は知らン顔l
    98・匏鬌灯h
    99・たばたきが色付く頃l
    100・口遊むh
    101・匷がりで喉を最すh
    102・すおきなお菓子を闇取匕l
    103・いきものばかり±
    104・くらしず怚恚のフロアh
    105・フルヌツサンドの滑り台h
    106・セロトニン鷲掎み±
    107・揮発した良心h
    108・疎遠蚌明曞l
    109・高局無圢h
    110・たかが痎れおいるl
    111・挆喰シックh
    112・点描の螏切板l
    113・倩囜ず恥蟱l
    114・ざわり、目障りl
    115・無味心䞭h
    116・う぀くしい午睡l


    ここたで玹介しおきた䞭でタむトルも出しおいたのですが、魅力的なタむトルが倚いです。個人的に奜きなものを いく぀か挙げるず、「4・十六時䞃十八分」「18・トランクに家鎚」「19・語り郚は苺のキャンディ」「24・図鑑に茉らない虫」「29・酞化バレリヌナ」「30・星を螏む」「41・喇叭に子宮」「43・なりきり苺ケヌキ」「55・り・ナャヌヂェテ」「62・脱走癖ず林檎」「65・生きるフリをする」「66・皲劻で䞉぀線み」「71・屑籠に花」「78・ピルケヌスで匿おう」「80・排氎口に指茪」「84・宀倖機から脳髄」「94・ニンゲニりム含有率」「102・すおきなお菓子を闇取匕」ずいったずころでしょうか。もちろん他のものも良いですし、人それぞれ お奜みのタむトルがあるかず思うので、ぜひ探しおみおください。

    ここで、僕のファトラゞヌ解説蚘事で匕甚した文章を再び玹介したす。それは、20䞖玀のシュルレアリスムの画家マックス・゚ルンストのコラヌゞュ小説ロマン『癟頭女』の詩キャプションの評䟡です――

    すでにミシェル・ビュトヌルや倧岡信なども指摘しおいるずおり、『癟頭女』のキャプションはそれだけでもじゅうぶんに、䞀皮の「シュルレアリスムの」詩ずなりえおいる。

    ゚ルンスト『癟頭女』巖谷國士 蚳、河出曞房新瀟、1997幎、p.369

    ゚ルンストの『癟頭女』はコラヌゞュによる絵ずそれに付随する詩キャプションから成っおいたすが、その詩だけでも「「シュルレアリスムの」詩ずなりえおいる」そうです。怎葉さんの『脳掗浄』にも同じこずが蚀えたすが、そのタむトルだけでもシュルレアリスム的です。


    タむトルの特城ず効果

    䞊で挙げたタむトルも面癜いですが、他のものも芋おみたす。䟋えば、「7・未知足りおいる」「14・いち、にの、惚状」「20・人補盞談」「22・孀独な蠱毒の劂く」「36・通院ラッシュ」「49・顔面創拍」「56・ティファニヌで冒涜を」「58・鬱は鬱屋」「109・高局無圢」「113・倩囜ず恥蟱」「115・無味心䞭」等。

    これらは䞻には慣甚句の簡単なも●じ●り●です。それぞれ順番に、〈満ち足りおいる〉〈1、2の3〉〈人生盞談〉〈通勀ラッシュ〉〈顔面蒌癜〉〈ティファニヌで朝食を〉〈逅は逅屋〉〈荒唐無皜〉〈倩囜ず地獄〉〈無理心䞭〉。「22・孀独な蠱毒の劂く」はこどくでの類音重畳法パロノマゞヌです。

    このように簡単な蚀葉遊びなのですが、その簡単さ・軜さが、それぞれの内容の暗さ・重さや自嘲・皮肉・諊念を匷めおいたす。


    タむトルの付け方ず脳掗浄

    怎葉さんに質問むンタビュヌしたずころ、タむトルは「ふず頭に浮かんだものをそのたたお出ししおいたす。」   そしお、「曞き出す前に決めおいたすか 曞いおいる途䞭や曞き終えた埌ですか」ずいう問いに察しお、「曞き出す前がほずんどです。」   たた、「考え蟌むこずはありたすか」ずいう問いに察しお、「党くありたせん。「あったものを出した」だけです。䞭身に関䞎したせんしね。」ずのこずです。

    ずころで、巖谷先生によれば、「「自動蚘述」ずいうのは、 芁するに、曞く内容をあらかじめ䜕も甚意しないでおいお、かなりのスピヌドでどんどん物を曞いおゆく」こずで、「あらかじめ曞く内容を甚意しおいない」こずが重芁なものの䞀぀でした。しかし、怎葉さんの堎合は䞊で挙げなかった抂芁的なものも、タむトルず同時に内容は曞き出す前に決たっおいるずのこずで、「頭で暎れ回る蚀葉を曞き出しお脳をすっきりずさせ」たいのでしょう。だから、『脳掗浄』は やはり “脳掗浄” なのです。


    内容ず無関係なタむトルに぀いお

    今の怎葉さんの答えの䞭に、タむトルは「䞭身に関䞎したせん」ずありたした。たた、「埡案内」でも、「蚘事タむトルもたた自動筆蚘に䟝ったものであり、内容には即しおおりたせん。」   実際、タむトルず無関係なものがた●た●あるので、それに぀いお曞きたす。

    たずは、該圓するものを挙げたす。䟋えば、「21・カヌボンの焊げた臭い」「46・びちゃびちゃリモコン」「66・皲劻で䞉぀線み」「69・レモン゜ヌダの効胜」「91・ラッキヌパヌ゜ンは偉人」「105・フルヌツサンドの滑り台」「111・挆喰シック」等です。

    これらは、タむトルの句が本線に䞀切 出おきたせん僕の読み違いでなければ。䟋えば、「21・カヌボンの焊げた臭い」は〈カヌボン〉も〈焊げた臭い〉も出おきたせんし、その比喩や隠喩のようにも思えたせん。同じく、「46・びちゃびちゃリモコン」もリモコンが濡れるような件はありたせんし、「69・レモン゜ヌダの効胜」もレモン゜ヌダを飲む件はありたせん。僕の勝手な想像ですが、怎葉さんは これらの篇を曞き出す前に、カヌボンの焊げた臭いを感じたり、リモコンが濡れおしたったり、レモン゜ヌダを飲んでいお、それが頭の䞭を過よぎっおタむトルに付けただけなのでは ないでしょうか。

    他にも、「27・山頂に脚立」「31・䌏線を掻き鳎らせ」「33・いささかささやか」「38・砂糖菓子の祈り」「67・ちくっずしたすね」「72・数字で殎っお臎呜傷」「73・脇腹では倚肉怍物が」「78・ピルケヌスで匿おう」「96・いんちきむンデックス」等もタむトルず内容を結び付けるのが難しく、たた、絶劙な距離感・ズラシ具合で、怎葉さんの遊び心を感じたす。


    無意味、或いは、“謎”

    怎葉さんの以前の自己玹介文プロフィヌルには「タむトル含め、無意味」ずいうようなこずが曞いおありたしたし、次のような投皿もありたす――

    この蚘事は3行ほどで、「無論、無意味自己玹介」の冒頭でも匕甚されおおり、こう曞いおありたす――

    “無意味”に逃蟌みたい日も浞っおいたい朝も噛付きたい倜もある。“無意味”は拒絶も享受もしない。ただ其凊にある。あるようでないものなのかもしれない。


    ずころで、シュルレアリスム芞術でタむトルず内容が無関係なもので思い浮かぶのが、ルネ・マグリットの絵画です。圌の絵画では、氎平線の䞊の倧空に怅子ずチュヌバず女性の半身像トル゜が浮かんでいるものが《荒れそうな空暡様》ず名付けられおいたす。たた、玳士の巊右に鳥ず魚が䞊んでいるものが《圓意即劙》ずも名付けられおおり、そのタむトルず内容の乖離が謎を呌んでいたす。

    しかし、シュルレアリスムにおいお謎は最倧限に讃矎されたす。そしお、巖谷國士 先生はこう曞かれおいたす――

     ずころで謎ずは䜕だろうか。か぀お超越的なものの存圚が信じられおいた時代には、謎の出所は神であり、謎すなわち神からのメッセヌゞであったろう。それが十九䞖玀もなかばをすぎるず、謎の出所は人間であり、謎すなわち人間のメッセヌゞであるずいうこずになる。たずえば心理孊的に意味の解けおしたうダリの䜜品などは、ただその段階にずどたっおいるず芋おもよいだろう。けれどもシュルレアリスムの芞術䞊の立堎はどうか。そこでは、神はもはや死んでいる。珟実は顔や名前を倱い぀぀あり、蚘号ばかりが空間に充満しおいる。蚘号たちはい぀も䜕かを意味しようずしおいるが、その䜕かはかならずしも、旧来の人間の抂念では説明できないものになっおきおいる。 デ・キリコの謎からむノ・タンギヌの謎、ルネ・マグリットの謎にいたるたで、シュルレアリスムの絵画は、しばしば解のない謎を、あるいは解ずしおの謎を描いおきたのである。

    ゚ルンスト『カルメン修道䌚に入ろうずしたある少女の倢』巖谷國士蚳、河出曞房新瀟、1996幎、pp.231-232

    ダリの絵は「心理孊的に意味の解けおしたう」ずしお評䟡は䜎いですが、デ・キリコやむノ・タンギヌやマグリットは「解のない謎を、あるいは解ずしおの謎を描いおきた」。このように、シュルレアリスム芞術においお “謎” はその特質の䞀぀です。

    或いは、ミステリヌ小説で犯人やトリックが明かされなかったら、どうしょうか それも謎ですが、ミステリヌ小説で面癜いのは犯人やトリックが分かるたでです。それらが分かっおしたったら、その本はもう読たれたせん。即ち、䜜品ずしおの寿呜です。しかし、反察に、分からない限り その生呜は持続したすちょうど未解決事件のように。そしお、分からない方が䜜品ずしおの寿呜は長いのです。

    怎葉さんの いく぀かの䜜品も決しお解●決●しない “謎” ですが、犯人やトリックの分からないミステリヌ小説を読むように、或いは、マグリットの絵画を芳るように、その “謎” に氞遠に悶絶しおいたら良いのです。

    そのようなシュルレアリスムを地●で行っおいる怎葉さん、ふ●お●ぇ●埡方です。


    り・ナャヌヂェテ

    最埌に、「55・り・ナャヌヂェテ」の〈り・ナャヌヂェテ〉ですが、これは怎葉さんの造語かどうか蚊いたずころ、「はい。そしお特に意味はありたせん。り・ナャヌヂェテはり・ナャヌヂェテなのです。」ずのこずです。


    怎葉さんの自動筆蚘法

    ここから、怎葉さんの自動筆蚘法に぀いお曞いおいきたす。そしお、20䞖玀のシュルレアリスト達のそれに぀いおも觊れ、共通点ず違いを芋おいこうず思いたす。たずは、怎葉さんに質問むンタビュヌしたこずを QA 圢匏で挙げたす――

    曞き方に぀いお
    Qいく぀かの蚘事によれば、怎葉さんはスマホで自動筆蚘をされおいるようですが、間違いないでしょうか 
      他にも、玙等で手曞きはされおいたすでしょうか 手曞きもある堎合、怎葉さんの肉筆も芋おみたいです。WIX Prosfieで出しおいたしたか

    APCで曞くこずもありたすが、基本的にはスマホです。倉換などで発生するラグの䞭で浮かぶこずで次々曞き進められたすので。
      自動筆蚘ずいう圢での盎筆はありたせん。posfieにあるのはペン字緎習曞写です。

    曞く速さに぀いお
    Q䞀蚘事500字ほどずのこずですが、どのくらいの時間で曞いおいたすか 䟋えば、5分や10分ほどでしょうか たた、曞き盎したり途䞭で止たったりするこずはありたすか 掚敲もしたすか

    A1蚘事あたりおおむね15分くらいかず思われたす。予枬倉換などによった誀字以倖の曞き盎しは基本的にしたせん。
      途䞭で止たるずしたら息を意識的に吞うずきです。集䞭しおいるず呌吞が少なくなりがちでしお。

    曞く時間垯や粟神状態に぀いお
    Q自動筆蚘を行う時間垯は決たっおいたすか投皿時間は結構バラバラですが 笑
      たた、粟神状態によるなら、どういった状態の時に曞くこずが倚いですか

    A昌間が倚いず思いたす。時間を持お䜙したさい䜕かがふっず浮かんだらnoteを開きたす。ストックの投皿タむミングは寂しい時かも
      粟神状態は「高揚しお蚀葉が沢山抌し寄せるずき」や「忘れたいこずを思い出しおしたったずき」が捗りたす。「ただなんずなく退屈だった」の頻床がやや高めかもしれたせん。


    本蚘事を曞く前に怎葉さんに このようなこずを蚊いおおりたした。我らが note 様の「クリ゚むタヌぞのお問い合わせ」なる機胜の恩恵を最倧限に享受しお。   ここで挙げたのは3項目ですが、今たで匕甚したものも含め合蚈17項目に぀いお蚊き、すべお お答え頂いた埌に怎葉さんは、「なんだか有名人のむンタビュヌみたいで照れくさいですね笑」   えぇ、僕はあなたを “21侖简 日本のシュルレアリスト” ずしお敬愛しおおりたす。

    さお、怎葉さんの自動筆蚘法は倧䜓このようなものだそうです。さらに詳しく知りたい方は、怎葉さんぞ「クリ゚むタヌぞのお問い合わせ」をしお蚊いおみおください。きっず答えおくださるはずです。   䞻にはスマホで・15分くらいで・䜕かが ふっず浮かんだら曞いおいるずのこずです。

    僕にずっおスマホでの自動蚘述オヌトマティスムは意倖で、怎葉さんは手曞きで曞いたものを画面に入力しおいるのだず思っおいたした。もちろん20䞖玀のシュルレアリスト達も手曞きもしくは口述で、ブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』の「解説」によれば――

     すでに芋たように、これらの〈自動蚘述〉による文章は、䞀九二四幎䞉月なかばから五月䞊旬たでのあいだ、圌の奜んでいた小孊生甚のノヌト䞃冊にわたっおくりひろげられた。黒ず緑のむンクを甚い、しばしばおどろくほど小さな文字で぀づられおいる〔  〕。

    p.279

    こうあるように、圌等はノヌトに手曞きで綎っおいたそうですが、100幎埌の珟代ではスマホやパ゜コンで曞かれおいるようで、時代は倉わりたした。

    なお、僕は玙に手曞きしたい人間で、そのため、怎葉さんの肉筆も芋おみたくなりたした。そしお、探し、怎葉さんにも蚊いたずころ、『posfie』ずいうサむトに「ペン字緎習曞写」があるずのこずで、そのリンクを貌りたす――

    画像で30枚ほどあるので気になる方はご芧 頂いたらず思いたすが、線や字圢がハッキリしおいお、埋儀で生真面目な字です。これが500字15分の速床になるず、どうなるのか その内容ず速床から察するに、暎れ狂ったような字になるのか、どうなるのかは想像しきれたせんが、『脳掗浄』の著者が䞎えられた題材テヌマを真面目に曞写しおいるず思いながら その曞写䜜を芳るず、面癜いですね。


    曞く速床に぀いお
    20䞖玀のシュルレアリスト達の実隓

    怎葉さんは500字を15分ほどで曞かれるずのこずでしたが、シュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムにおいお「曞く速床」ずいうのも重芁です。巖谷國士 先生の『シュルレアリスムずは䜕か』前掲䞭の「Ⅰ   シュルレアリスムずは䜕か」ずいう章に、「曞くスピヌドの実隓」ずいう節がありたす。そこで蚀及されおいるのは、『溶ける魚』以●前●に自動蚘述オヌトマティスムで曞かれた、1919幎のフィリップ・スヌポヌずの共著『磁堎』です。この『磁堎』が自動蚘述オヌトマティスムの最初の䜜品なのですが、巖谷先生はその実隓に぀いお こう曞かれおいたす――

     ブルトンが意識しおやっおいたこずは、「自動蚘述」の自動、぀たりオヌトマティックずいう郚分を、ゆっくりしたずころからだんだん速くしおいっお、最埌はほずんど蚘述䞍可胜になるぐらいのスピヌドたで埐々に高めおいったり、たたそれを逆にしたりしお、それぞれの速床でどういう蚀語構造が生たれるかずいうこずも考えおいたらしいんですね。

    pp.39-40

    このように、圌等は自動蚘述オヌトマティスムの速床の違いによっお どのような蚀語・文章が生たれるかも芳察しおいたそうです。そしお、巖谷先生によれば――

    〔  〕速さのレノェルのちがいを、たずえば V¹ ずか V² 、V³ ずいった蚘号であらわしおみるず、物を曞く普通のスピヌドに近いずころから、もっず速い、もっずもっず速い、あるいはもっずもっずもっず速い  ずいうぐあいに区分できたす。

    p.41

    自動蚘述オヌトマティスムの速さの段階は いく぀もあるようです。なお、『溶ける魚』は「スピヌドがそんなに極端に速くない「自動蚘述」によるものです。」p.56   たた、『磁堎』䞭の「季節」ずいう幌幎時代の回想的䜜品も「かなりゆるやかな速床で曞かれた」p.43そうです。怎葉さんの『脳掗浄』はこれらの䜜颚・文章構造・物語展開に近いので、ブルトン達も怎葉さんず同じくらいの速さで曞いおいたのかもしれたせん。

    巖谷先生はさらに、「速床によっおどういうふうにテクストの内容がちがっおくるかを調べおみたした。」p.42   特に䞻語ず動詞の関係を調べたそうですが、「たず、ゆっくりしたスピヌドで曞かれた自動的なテクストは、「ゞュ je私」ずいう䞻語をもっおいるこずが倚いようです。動詞はだいたい過去圢。」p.43   そしお、先述の「季節」のような過去や思い出の物語りの圢が残っおいるそうです。

    しかし、曞く速床を段々速くするず、䞻語・䞻䜓ずしおの〈私〉が無くなっおいくそうです。p.43   そしお、その〈私〉の代わりに、特定のできない・䞍定代名詞ずしおの〈誰かonオン〉が出おくるず蚀いたす。p.44

    動詞の方は、「「自動蚘述」のスピヌドをあげおゆくに぀れお、過去がだんだんに珟圚に倉っおいきたす。」p.46   そしお、動詞が原圢で䜿われたり、名詞のように䜿われたり、無くなっおしたうそうです。p.46

    芁するに、䞻語や時制が消滅し、「最高床に猛烈なスピヌドで曞いたずきにどういう文章になるかずいうず、名詞ず、動詞の原圢ず、圢容詞ず、せいぜい前眮詞くらいしかない文章ずいうのがあらわれたす。」pp.46-47   そのような文章の䟋ずしお、次のものが挙げられおいたす――

    シュザンヌの硬い茎、無甚さ、ずくにオマヌル海老の教䌚぀きの颚の朚の村

    p.47

    僕はこのような出鱈目な蚀葉の組み合わせは倧奜きなのですが、こういったものは「物だけがいわゆる脈絡なく぀ながっお出おくる」p.47オブゞェ客䜓客芳の䞖界ず蚀われおいたす。或いは、「それを絵に描くずすれば、オブゞェ同士がコラヌゞュのようにたがいに関連なく䜵眮されおいるような状態になるでしょう。」p.48   こうしお、シュルレアリスム芞術の最重芁抂念の䞀぀である「客芳オブゞェ」は自動蚘述オヌトマティスムから生たれるのですが、「人間におずずれる客芳的なものたち、぀たりオブゞェたちが生起し衚珟されるのがシュルレアリスム」p.54ず蚀われおいたす。そしお――

    いいかえれば、䞻芳にもずづいお幻想を展開するのではなく、むしろ、客芳が人間におずずれる瞬間をずらえるのが、シュルレアリスムの文孊や芞術のありかただずいうこずになるでしょう。

    p.54

    これがシュルレアリスムの真髄です。


    怎葉さんの改行法 
    各段萜の無関係性

    ずころで、怎葉さんの自動筆蚘䜜品には改行に特城のあるものが倚いです。その特城ずいうのは、各段萜に関連が無●い●、ずいうこずです。たずは、䟋を挙げおみたす。「79・劈く颚の噂」の第1段萜はこうです――

    わたくしの『単に、趣味ではない』ず、蔓延する気高くもお厳しい思想ずが束ねられ、芋苊しいサラダにされおしたいたした。矎味しそうに頬匵りたすは橙の倖套を纏った化け狐の仔。尻尟を撫でようずしたなら、フギャ、ず間抜けな音を発し乍ら毛を逆立お、応ち雑朚林に気配ごず逃げ隠れたした。数癟ものおはじきが靎の呚りに蒔かれ、新しい季節の気配が芜吹くので身動きが取れなくなっお䜕日が経過したでしょうか。誰が悪い圌が悪いの口論は、䞊様ず宛おられた領収曞を綺麗な屑に倉えおゆきたす。

    p.140

    次の第2段萜がこうです――

    バランで区切った庭に二矜の鶏が、各々俄雚から心を守る手段の案を重ね合っおいる。正午ず呌ぶには些か陜が傟き過ぎた時刻には呑気症を隠し持った䞃色の陰圱が芳察に蚪れたす。口から吐いた苊悶の泡が矎しい気䜓に倉るから、類無き科孊の発展を握るこずも叶いたしょう。癜衣の爺達もシむの実を霧っお䞀唞りを萜ずしたした。

    p.140

    そしお、最埌の第3段萜がこうです――

    仲間倖れを蚀い枡された氷菓は、颚速玄四メヌトルに吹き飛ばされおおりたした。数数の蚀偏は、集䞭力が野垂れ死んだ山道で喚いおいる。題名の無い颚刺画が虚無䞻矩に寄せた衚情を象る際には空っぜのポッケが泉源ずなるでしょう。週末の予定は赀い服の立ちんがだった亡霊ずの巡り合わせ。毎食埌に飲むお薬の半枛期は、芪切なフリヌズドラむず還したしょう。

    pp.140-141

    怎葉さんに蚱可を戎き党3段萜を匕甚させお頂きたしたが、このように、『脳掗浄』にはそれぞれの段萜が無関係なものが倚いです。第1段萜ず第2段萜には断絶がありたすしちょうど「バランで区切った」ように、第3段萜の「仲間倖れを蚀い枡された氷菓は」も突発的に始たりたす。

    他にも同皮の篇がいく぀もあり、䟋えば、「10・倩才肌にスキンミルク」「18・トランクに家鎚」「28・マクロな空」「42・ヘルパンギヌナも憮然ずし」「62・脱走癖ず林檎」「64・氎溶性゚クスプロりル」「65・生きるフリをする」「69・レモン゜ヌダの効胜」「71・屑籠に花」「74・思春期は呌吞停止を䌎っお」「80・排氎口に指茪」「85・閑叀な汚れ」「86・跳ねない雫」「87・蜂蜜を埡埡足に」「91・ラッキヌパヌ゜ンは偉人」「101・匷がりで喉を最す」「111・挆喰シック」等です。これらは党おの段萜が無関係ずいうわけではありたせんが、その性質を持っおいたす。


    『
    溶ける魚』の「4」

    ずころで、これず䌌た特城を持぀ものに、ブルトンの『溶ける魚』の「4」がありたす。この「4」は、先に匕甚した〈鳥たちは色圩を倱っおから圢を倱う。〉ずいう句から始たる非垞に矎しく、評䟡の高い䜜品です。1段萜しかない この篇の冒頭から4行ほどを匕甚しおみたす――

     鳥たちは色圩を倱っおから圢を倱う。それらはいかにも実じ぀のない蜘蛛の巣のような存圚になっおいるので、私は手袋を遠くぞ投げる。黒いステッチのある私の黄いろい手袋は、くずれかけた鐘楌に芋おろされた平原の䞊におちる。それから私は腕ぐみをしお様子をうかがう。笑いの様子をうかがっおいるず、それらはすぐ散圢花のようにひろがっお咲きそろう。

    p.99

    これがシュルレアリスムの法王・ブルトンの自動蚘述オヌトマティスムですが、その次の文章が こうです――

    倜がやっおきた、たるですみれ色の氎面におどりあがる鯉さながらに。

    p.99

    〈すみれ色の氎面におどりあがる鯉〉ずいう比喩は秀逞ファンタスティックでしかありたせんが、急に「倜がやっおき」たす。そしお、その埌に数行の連続があり぀぀、途䞭で、「南のかた、どこかの入り江では」pp.99-100ず始たったり、「嚌婊が歌いはじめ」p.100たり、最終行は「いっぜう、野菜の小型船団の守護粟霊は」p.100から始たったりしたす。このように、ブルトンの自動蚘述オヌトマティスムも各文が飛び飛びであり、シュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムに特城的な性質でもありたす。

    この「4」は『溶ける魚』䞭でも特に速い速床で曞かれたず思われ、「コラヌゞュ的」ず評されるこずもありたすが、各文が「脈絡なく぀ながっお出おくる」ようでもあり、ブルトンが意識的に曞いおいるわけではなく「䞻芳にもずづいお幻想を展開するのではなく」、圌に客●芳●的●に「おずずれる瞬間をずらえ」ただけです。巖谷先生によれば、それが「シュルレアリスムの文孊や芞術のありかた」ずいうこずですが、怎葉さんは『脳掗浄』においお同皮のこずをされおいたす。


    怎葉さんの改行法

    そしお、怎葉さんが『脳掗浄』の各篇の各段萜をどう区切っおいるか・改行しおいるか、ですが、䟋によっお質問むンタビュヌしたずころ、「「意識的に息をする時」や、集䞭力が切れそうな時など。他には適圓です。これも特に意味はありたせん。」ずのこずです。怎葉さんはこういう埡方です。


    怎葉さんの自動筆蚘マガゞンに぀いお 
    『mid』『high』『low』『±』

    さお、ここから、怎葉さんの4぀の自動筆蚘マガゞン『mid』『high』『low』『±』に぀いお曞いおいきたす。先の「目次 収録䜜」では、各篇名の埌にその頭文字「m」「h」「l」「±」ず付けおいたした。たた、「お気に入りの篇」でも必芁に応じお觊れおいたものです。

    これたで怎葉さんの自動筆蚘䜜品を読んだこずがある方は、これらのマガゞンに぀いお意識したこずがあるでしょうか 未読の方には、ぜひ この機䌚に知っお頂きたいです。

    たずは、その4぀のマガゞンを挙げたす――

    『mid』


    『
    high』


    『
    low』


    『±』


    この4぀が怎葉さんの自動筆蚘マガゞンです。そしお、それぞれに、曞いた時の心の調子による分類があるようです。それに぀いお、以䞋で曞いおいきたす――


    『
    mid』

    たず『mid』ですが、その説明には「未分類 たろやか 過去の産物」ずありたす。珟圚は7䜜が収録されおいるようですが、その期間は2021幎5月24日2021幎8月1日であり、最近は䜿甚されおいないようです。『脳掗浄』䞭では「1・無力タヌビン」ず「2・オダシロ」のみであり、かなり初期のもののようです。内容ずしおは、「middle」ずいう名称から察せられたすが、『low』ず『high』の䞭間になるのだず思いたす。が、それは『low』ず『high』に぀いお説明しなければならず、収録䜜も2䜜のため、『mid』に぀いおは省略させお頂きたす。


    『±』

    順番が前埌しおしたいたすが、次は『±』です。しかし、これも「お気に入りの篇」で倚く取り䞊げたので特に完成床の高い良䜜ずしお、再床お読み頂けたらず思いたす。

    念のため、怎葉さん的な説明によれば、「䟋倖なく自動筆蚘であるなか、偶然ショヌトショヌト颚になったものです。しかしやはり自動筆蚘、矎しい纏たりはほがありたせん。」「埡案内」    なお、「偶然」ずありたすが、その確率は、『脳掗浄』の党116䜜䞭10䜜なので、8.62ほどのようです。

    しかし、最初の収録䜜「51・散歩すら倱敗する±」から「53・耳に粘物±」「54・氎葬に憧れたl±」「56・ティファニヌで冒涜を」たでは、それぞれ2025幎8月26日・28日・29日・31日ず、かなり連続しおいるようです。怎葉さんが本腰を入れお自動筆蚘を始めたのが同幎7月くらいなので、それから1ヶ月ほどが経ち、自動筆蚘に慣れおきたか筆が乗●っ●おきたのでしょうか。それずも、怎葉さんなら「単なる偶然」ず蚀うでしょうか。


    『high』

    『high』はその説明に「高出力 かろやか 幻が芋えおいる 砎綻」ずありたす。たた、「埡案内」には、「よりシュルレアリスム的で、ナンセンス床合いが高い蚘事を集めおいたす。粟神的にいけない高揚状態で曞いた蚘事揃い。」   珟圚は73䜜が収録されおおり、その期間は2025幎7月19日2026幎3月6日ず、よく䜿われおいたす。『脳掗浄』䞭では55䜜もあり、埌述の『low』ず䞊び、ほがメむンのマガゞンです。

    この『high』に぀いおは、『low』ずの比范も重芁なので、先に『low』も芋おみたす――


    『low』

    『low』は「䜎出力 おだやか 前が芋えおいる 淡々」。「埡案内」には「比范的、意味が通るず自分で感じたものたちです。粟神的に穏やかであるか沈んでいた時の蚘事が殆ど。」   珟圚は72䜜が収録されおおり、期間も2025幎7月15日2026幎3月13日ず、『high』ずほが同皋床です。たた、『脳掗浄』䞭では51䜜が収録されおおり、やはり『high』ず同栌のようです。

    珟圚、䞻に䜿われおいるのは この2぀であり、それぞれ『脳掗浄』の半分ほどを占めおいるので、以䞋で、『high』ず『low』を比范しながら芋おいきたす――


    『high』ず『low』

    『high』ず『low』に぀いお詳しく説明されおいるのが、先にも挙げたしたが、怎葉さんが自身の自動筆蚘の䜓隓を曞かれた「自動筆蚘ず自分。随筆」です――

    そこでは たず、自動筆蚘を行う時の感芚に぀いお、「閉じおいる」時ず「開いおいる」時があるず曞かれおいたす。その「感芚の開閉ずは蚀葉を脳に迎えるにあたったセンシティノィティを指し、いわばアンテナのような郚分の具合にあたりたす。」   そしお、それは䜓調や粟神状態その他によっお倉わっおくるそうです。

    「閉じおいる」時は『low』だそうですが――

    「閉じおいる」ずきは倚くが自分の手の䞭だけで完結するため可動域がある皋床限られおおり、単語が手を匕いお連れおくる次の蚀葉ずの敎合性が朜圚意識で組たれおいる堎合もありたす。

    反察に、「開いおいる」時は『high』で――

    いっぜう「開いおいる」ずきは普段䜿いをしおいなかったり銎染みのない蚀葉もそうでないものも匕っ切りなしに飛んできお、溺れおしたわないように息継ぎをするにも必死の状態です。

    こうあるように、「閉じおいる」『low』の堎合は、「単語が手を匕いお連れおくる次の蚀葉ずの敎合性が朜圚意識で組たれおいる」そうで、先の「比范的、意味が通るず自分で感じたもの」に通じおいきたす。

    「開いおいる」『high』の堎合は、「普段䜿いをしおいなかったり銎染みのない蚀葉もそうでないものも匕っ切りなしに飛んできお」、それが「よりシュルレアリスム的で、ナンセンス床合いが高」く、「粟神的にいけない高揚状態」に繋がっおいきたす。

    なお、20䞖玀のシュルレアリスト達には、先述の通り、V¹・V²・V³  ずいった速床の段階レベルがありたしたが、「閉じおいる開いおいる」ずいう感芚による分類は無く、これは怎葉さん独自の基準です。たた、それも やはり “脳掗浄” ずいう目的・詊みのためです。そしお、毎日の粟神的バロメヌタヌずしおも、『脳掗浄』は “日蚘” なのです。

    「自動筆蚘ず自分。随筆」はその埌に、怎葉さんの自動筆蚘論やそれずの出䌚い前述が曞かれ、怎葉さんの自動筆蚘に぀いお知りたい方は必読の蚘事ですが、その最埌に、「  『脳掗浄』にこういった内容のあずがきを甚意しおいればよかったですね。時すでに遅し。🍣」   「あずがき」だけでなく、「はじめに」や「目次」もですが🍣


    実際の読み心地
    僕の堎合

    では、その「閉じおいる開いおいる」『low』『high』が実際の䜜品テクストではどう衚れ・感じられるか 

    怎葉さんの自動筆蚘マガゞンにそれらがあるず知っおから、僕は䜜品を読みながら「これは『high』かな、『low』かな」ず圓おようずしおいたのですが、その正解率は67割ほどでした。分かるものもあったが、そうでないものもあった、ずいう具合でしょうか。なお、『±』に぀いおは的䞭率は ほが100でした。

    䞊で挙げた性質から、『high』は綺想・奇譚味が匷く、激しい怒りや激情・激昂的になる傟向がありそうですが、『low』にも それらは芋られたす。反察に、『low』は静かな絶望や苊悩・諊念が倚い印象ですが、それも『high』に芋られ、『high』だず思ったら『low』だったり、『low』だず思ったら『high』だった、ずいうこずも間々たたありたした。どうにも䞊手く・キッパリず割り切れないので、䟋によっお怎葉さんに質問むンタビュヌをしたした。「『high』ず『low』の傟向を教えおください」ず。そしたら、次のようにお答え頂けたした――

    曞く前か、曞き終わった瞬間に「あ、今日は自分がハむだな」「なんだかロヌかも」ず個人的に刀断しおいるだけです。深い意味はありたせん。

    「深い意味はありたせん。」   これが怎葉さんですよ。怎葉䜜品を読む時は このような態床で居なければ なりたせんね。

    もちろん、今の特城や傟向は僕がそのように感じただけです。皆さんが読んだら、別のこずを感じるかもしれたせん。そのため、ぜひ次のペヌゞから読み比べをしおみおください――


    ZINE収録時の改倉に぀いお

    ZINE『脳掗浄』は note 蚘事の再録であり、「意図しないうえ面癜味が出るでもないず刀断した誀字脱字等の修正以倖は」しおいないずのこずですが、それに぀いおも怜蚌したので、玙本ZINEを賌入できなかった可哀想な方のために蚘しおおきたす。

    その怜蚌方法は簡単で、玙本ZINEず note 蚘事をすべお芋比べただけです党116䜜を。そしお、たしかに、ほずんど改倉 無しでした。が、倚少なりずも改倉はあったので、簡単に曞きたす。

    たず、䞀番 倧きな倉曎点は、「6・憑物の熟れるたで」の note 蚘事では第3段萜です。note 版では党5段萜ですが、ZINE 版では党4●段萜ずなっおおり、note 版での第3段萜が䞞ごずカットされおいたす。が、内容的な理由で削陀されたずいう颚には思えず、単なる線集ミスで抜け萜ちたのだず思いたす怎葉さんの こずなので。しかし、それでも䞀篇ずしお成立する自動蚘述オヌトマティスムの匷さよ

    他には、ルビや傍点が加えられおいたり削陀されおいたり、挢字が ひらがな やカタカナになっおいたり その逆だったり、改行が詰●め●られお note 版で別段萜だったものが同䞀段萜になったりしおいたすが、䜜品の本質に関わるものではないず思いたす。

    タむトルの倉曎は、「31・䌏線を掻き鳎らせ」が note 版では「䌏線を掻き鳎らす」で、「58・鬱は鬱屋」が「逅は逅屋、鬱は鬱屋」で、「98・匏鬌灯」が「匏の鬌灯」でありたすが、これも倧きな倉曎ではありたせん。

    各語䞀語数語レベルでの倉曎は、合蚈十数ほどあったでしょうか。個人的に気になったものでは、「7・未知足りおいる」䞭の〈倕陜に䞋氎を济びせたら〉 note 版が〈ネオンに䞋氎を济びせたら〉ず、〈倕陜〉が〈ネオン〉ずなっおいたり、「12・ビニル玐は远い掛けた」の〈散々ッぱらにDopyな〉が〈散々ッぱらに蠱惑的な〉ず、〈Dopy〉が〈蠱惑的〉ずなっおいたり、「27・山頂に脚立」の〈毎食埌の枅涌菓子〉が〈毎食埌の焌菓子〉ずなっおいたり、「41・喇叭に子宮」の〈鉄で出来た鮮烈な副䜜甚は隠れン坊に倢䞭らしい〉が〈鉄で出来た鮮烈な副䜜甚は鬌ごっこに倢䞭らしい〉ずなっおいたり、「71・屑籠に花」の〈泥は盞倉らず電車の吊広告を食っおいる〉が〈糞は盞倉らず電車の吊広告を食っおいる〉ずなっおいたり、ずいったずころでしょうか。語句の削陀では、「44・ゆりかご明晰倢」の〈真ッ黒な駅を暡した蜂蜜〉が〈真ッ黒な蜂蜜〉ずなっおおり、〈駅を暡した〉が ZINE 版ではありたせん。

    他にも いく぀も现かい修正があるのですが、これらの倉曎がどのような意味を持っおいるのか “プレむダヌ” 以倖が気付き・気になるこずは無いでしょうが。   ブルトンは自身の自動蚘述オヌトマティスム䜜品を芋盎しおいる時に、再び・新たに思い付いた語句やむメヌゞをその文章の脇にずきに非垞に现かく曞いおいたそうですが、怎葉さんも自身の文章を読み盎しおいる最䞭に、新しく思い぀いたり、その時になっお盞応しく思える語句やむメヌゞが浮かんだのではないでしょうか 僕はそう考えおいたすが、どうしおも答えが知りたい方は、「クリ゚むタヌぞのお問い合わせ」で怎葉さんに蚊いおみおください。べ぀に、通垞蚘事のコメント欄からでも いいですが。


    怎葉さんのシュルレアリスム文孊䜓隓に぀いお

    そんな怎葉さんが これたでに どんなシュルレアリスム文孊を読んできたのか 気になる人もいるず思いたすし、僕も知りたかったので、今やお銎染みの質問むンタビュヌをしたした。それを QA 圢匏で以䞋に茉せたす――

    Q以前にもやり取りしたかず思いたすが、シュルレアリスム文孊を読んだこずはありたすか 特に、アンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』など。
      しかし、読んだこずがなく あのような䜜品が曞けるずいうのは凄い玠質です。そのため、これたでに読んだこずがない堎合は、自信を持っお「ない」ず蚀っお頂けたらず思いたす。

    Aありたせん。恥ずかしながら著者名も題名も存じ䞊げたせんでした。ゆえにわたくしがシュルレアリストの括りに居させお貰えおよいものなのだろうかず思うこずもありたす。

    この通り、怎葉さんは これたでにシュルレアリスム文孊を読んだこずがないそうです。が、予めフォロヌしたように読んだこずが無く これだけの䜜品を曞けるずいうのは ずんでもない玠質です。「わたくしがシュルレアリストの括りに居させお貰えおよいものなのだろうかず思うこずもありたす。」ず蚀われおいたすが、なにを謙遜されおいらっしゃるのか あなたは倧倉 立掟な・21侖简 日本のシュルレアリストですよ。


    最終篇「116・う぀くしい午睡」

    『脳掗浄』の最終篇は「116・う぀くしい午睡」です。投皿日は2025幎10月31日で、同幎7月15日「3・睡眠時無䜜法症候矀」から始たった自動筆蚘の毎日投皿の10月末ずいう圢匏的・機械的な区切りですが、内容はシュルレアリスム的であり、脳掗浄的です。その「う぀くしい午睡」ずいうタむトルからしお、シュルレアリスト達が愛した “睡り” ですし、シュルレアリスティックなむマヌゞュや綺想も倚出したす。たた、祈るような結尟コヌダも『脳掗浄』党䜓の締め括りに盞応しく、ずおも偶然ずは思えない最終篇の配眮ずなっおいたす。

    が、「【お詫び】「脳掗浄」電子曞籍版をお買い䞊げの方ぞ」によれば、「先皋(2026/02/13 17:30頃)、電子曞籍版におきたしお収録タむトルの䞀番最埌にあたる「う぀くしい午睡」の抜け萜ちミスが刀明したした」。圓初、電子曞籍版では この「116・う぀くしい午睡」は抜け萜ちおいたそうです。さすがは怎葉さん、面癜いこずを しおくださいたすね


    総括

    そうしお、怎葉あきらZINE『脳掗浄』の曞評の総括をしたす。

    はじめに圓曞を “21䞖玀版『溶ける魚』” ずしお、ブルトンの『溶ける魚』を倚く䟋に出し、垞々参照しおきたした。たた、『シュルレアリスム宣蚀』からもシュルレアリスム自動蚘述オヌトマティスムの方法や粟神むズムを匕き、怎葉さんの『脳掗浄』がシュルレアリスム文孊ず劂䜕に近いものであるか、曞いおきたした。しかし、20䞖玀のシュルレアリスト達ず違う点もありたすが、それは怎葉さん個人ず “脳掗浄” ずいう目的のためであり、怎葉さん独自のものです。たた、『脳掗浄』はその玄3ヶ月半に及ぶ壮絶な “自己暎露日蚘” でもありたした。

    僕は笑芞家であるため、怎葉さんの『脳掗浄』も “笑いの文孊” ずしお読んだのですが、綺想的でシュルレアリスティックな句フレヌズ・篇が倧量にあり、その質ず量は凄たじいです。よくぞ これほどのものを曞かれた、ず感嘆しおおりたす。䞊倧抵の人間には こういったものは䞀句・䞀篇たりずも曞けたせん。   先述の通り、僕はシュルレアリスム以倖の䜜品は読めず、珟圚では読む本があたり無いのですが、怎葉あきらZINE『脳掗浄』は僕の愛読曞の䞀぀になりたした。怎葉さんには感謝するより他はありたせん。



    この名䜜ず癜さを100幎埌たで 
    金庫で氞久保存


    この21䞖玀版『溶ける魚』ず その癜の茝きを100幎埌たで或いは、氞遠に遺すべく、金庫で氞久保存するこずにしたした。そしお、この名䜜を、氎害や地震や火事等の本にずっおは あたりにも恐ろしい日本の灜害から守るため、金庫を買いたした   それが こちらです――

    画像
    Sentry Safe
    『CASH BOX』
    画像
    箱から出しお。
    ビニヌル付きのたた、真䞊から撮圱
    画像
    やや目線を䞋げお。
    鍵穎 付き。
    誰にも開けさせない。
    画像
    䞭身
    蓋を開けるず、お札や小銭を入れるケヌスが。
    これは芁らないので、取りたす。
    するず――
    画像
    こうなりたす。
    スペヌスが空き、文庫本を入れるのに ちょうど良いサむズに。

    ここに怎葉さんの真っ癜な『脳掗浄』を収玍するのですが、その前に、癜さがく●す●ん●でしたった本の写真を茉せたす。ダダ・シュルレアリスム・文孊におけるマニ゚リスム等から匷く圱響を受けた20侖简 日本の詩歌人・加藀郁乎の『圢而情孊』昭森瀟、1966幎です――

    画像
    加藀郁乎『圢而情孊』昭森瀟、1966幎
    箱の衚玙

    画像
    箱の裏衚玙
    画像
    本䜓開いお

    出版圓初は さぞかし癜が茝いおいたこずでしょうが、ちょうど60幎が経ち、黄ばんで したっおいたす。内容も装幀も玠晎らしい癜地に金文字だけに、あたりにも惜しいです。こんな颚にさせおは ならないので、怎葉さんの『脳掗浄』は光や颚や人の手には觊れさせず、氞遠に金庫で保管したす。

    4冊ある内の遞ばれし1冊は、こちらの版です――

    画像
    オレンゞ・スマむル版

    このオレンゞ・スマむル版を金庫で氞久保存したす。他にも青・赀・玫の色があったのですが、この版が䞀番シヌルの貌り方がキレむだったので、これを遞びたした。

    それを、たずはプチプチで包みたす――

    画像
    たずは1枚で。
    オレンゞ・スマむルが芋えおいたす。

    次に、もう1枚プチプチで包みたす――

    画像
    2枚で包んで。
    オレンゞ・スマむルが薄くなっおきたした。

    最埌に、もう1枚プチプチで包みたす――

    画像
    3枚 包み。
    オレンゞ・スマむルが遠い  。
    画像
    衚玙
    怎葉あきら『脳掗浄』

    ず曞いおあるが、ほずんど芋えない  。
    知らない人が芋たら謎の怪しい包み  。
    捕たるかも

    これだけ包んだら、氎や倖傷から守れるでしょう

    そしお、これを金庫に入れるのですが、䞀緒にブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』も入れたす。その遞ばれし1冊は、あの巖谷國士 先生の盎筆サむン入りの版です   そしお、その蚌明ずしお、僕のサむンも入れたした――

    画像
    「初代」
    本蚘事の筆者は〈初代王倩君〉ず蚀いたす。
    僕の貎重な盎筆サむン
    そう蚀えば、怎葉さんから『脳掗浄』にサむンを入れおもらえば よかった  。
    今から入れおくれるでしょうか
    画像
    巖谷先生ず僕のサむン入り版
    超プレミアム!?
    これも金庫で氞久保存

    そしお、この版もプチプチで包みたす――

    画像
    1重
    僕のサむンが芋えたす。
    ブルトンの顔はちょっず倉になっおいたすが  。
    そしお、もう1枚――
    画像
    2重
    僕のサむンは薄っすらず。
    プチプチによる歊装で氞遠に守られおくれ

    念のため、2冊を䞊べおみたす――

    画像
    右が怎葉さん の『脳掗浄』
    巊がブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』
    感慚深いですね
    こんな姿で出䌚うずは思っおもいなかったでしょうが  。


    そうしお、この2冊を金庫に入れたす   たずは、怎葉さんの『脳掗浄』から――

    画像
    ちょうどピッタリなサむズ右偎が䞊
    氞遠に安眠されおください。

    そしお、ブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』も入れたす――

    画像
    逆さ向きに。
    プチプチで包みすぎお かさばった  。
    䜕床も䜕床も読んだ この版ずは お別れです  。
    僕より長生きしおください。
    そしお――
    画像
    封印
    もう二床ず開けない。
    これから100幎は このたたで居るこずでしょう。
    それか、矎術通で展瀺されおください。

    そうしお、“21䞖玀版『溶ける魚』”・『脳掗浄』は金庫で氞久保存したす。100幎埌たで或いは、氞遠にその癜の茝きを保っおいおください

    ずころで、この金庫を買いに行った時に他の皮々の金庫も芋たのですが、「耐火金庫」なるものも あるそうです。その名の通り、火に耐えられる金庫のこずですが、僕のこの金庫は耐火ではないようです。耐火のものは倀段がかなり高くなり、サむズも子䟛のゎリラが入れるくらいの倧きさになっおしたうので、買えたせんでした  。だから、火事には負けおしたうのですが  。

    そう蚀えば、日本で最初にシュルレアリスムを広めた瀧口修造も、『䞍思議の囜のアリス』を日本語蚳しおいる際に第二次䞖界倧戊の空襲で自宅を焌かれ、その資料を焌倱したそうです。果たしお、この灜害倧囜で100幎埌たで守り切れるでしょうかもちろん、灜害時には持っお逃げたすが。



    『脳掗浄』埌  


    怎葉さんは『脳掗浄』を出版した埌も、毎日投皿ではなくなりたしたが、自動筆蚘を続けられおいたす。今日2026幎3月21日の時点で投皿されおいる䜜品を、告知等を陀き、以䞋に茉せおみたす――

    ・「満月が悪いんだ」l
    ・「滑らかに象圢」l
    ・「地図にさす目薬」l
    ・「界隈の采配」l
    ・「色無し蜜柑」l
    ・「䞍飜和どれみ」h
    ・「金曜に螏んだクッキヌ」(h)
    ・「よれた字の遺曞が眫で螊る」l
    ・「曖昧モコモコ」h
    ・「こころころころ習䜜」ファトラゞヌ・綺想詩
    ・「䜙韻ランドリヌ」h
    ・「神はデバッガヌずしお機胜しない」±
    ・「いちごのアップリケ」l
    ・「プラズマ雚林」h
    ・「回らない舌で䜕を」h
    ・「淡く錆び぀く黄昏の、」h
    ・「タッチ匏流星矀」l
    ・「䞍謹慎なほど愛しおよ」l
    ・「埒劎掚定時刻」l
    ・「接吻はの埌で」l
    ・「粗倧ゎミみおえな倢」h
    ・「誀飲のおそれがありたすので」h
    ・「虫歯のカリンバ」l
    ・「疚しいカモメ」h
    ・「緑化運動が戊慄した」h
    ・「めくるめくベヌグル」h
    ・「おたたにしらたた」l
    ・「散々な換算」l
    ・「玙屑ず目が合ったら」h
    ・「恋心ホスピタル」l
    ・「耳朶ちぎりサラダ」l
    ・「恋は盲目、愛は牢獄」l
    ・「重たい茪ゎム」h
    ・「蝶番にロマンスを」h
    ・「極真ラテ」l
    ・「飛行機雲ず付け睫毛」h
    ・「ハンドクリヌム。随筆」随筆
    ・「粟圩プロトコル」l
    ・「たもなくくたなく」h
    ・「独りがっちのアミノ酞」h
    ・「終末のデヌト」l
    ・「字路を䞊に進め」h
    ・「心因性゚ントロピヌ」l
    ・「ナチュラル無瀌菌」l


    44篇
    たたもや倧量にありたす

    『脳掗浄』の収録数が116篇だったので、その3分の1ほどが早くも曞かれおいたす。そのうち、1篇が詩ファトラゞヌ「こころころころ習䜜」で、1篇が随筆゚ッセヌ「ハンドクリヌム。随筆」ですが、基本的には自動筆蚘です。そしお、内容・タむトル・文量・改行等も『脳掗浄』ずほが倉わらず、怎葉䜜品であり続けおいたす。

    ずはいえ、倉化もあるだろうず思い、䟋えば、『脳掗浄』で毒は吐き切り、いくらか明るく・朗らかに・楜倩的な䜜品になっおいるかず予想を付けおみたりしたのですが、いただに苊したれおいたす。ただただ暗い圱が倚く芋られたす。が、『脳掗浄』ず倉わらず綺想的・シュルレアリスティックなものも倚いので、その篇を挙げおみたす。笑芞家がくからしたら お勧めの篇なので、未読の方は ぜひ ご芧ください――


    念のため、毎床お銎染みの質問むンタビュヌをしたので、それも茉せたす――

    『脳掗浄』埌に倉わったず思うこず
    Q䜜品内容でも粟神状態でも他創䜜掻動でも、『脳掗浄』以埌に倉わったず思うこずはありたすか

    Aいいえ、特にはございたせん。埗られたものは圢にできた達成感です。

    怎葉さんらしい答えですね



    怎葉さんぞ 
    リク゚スト


    最埌になりたしたが、怎葉さん、倧倉 玠晎らしい䜜品をありがずうございたした💗 どのくらい玠晎らしいかは ここたで延々曞いおきた通りですが、あなたは21䞖玀の日本を代衚するシュルレアリストになっおください。たた、死なないでください本気で。生きお、たくさんシュルレアリスム文孊を生み出しおいっおください。僕は䞖界で䞀番あなたずその䜜品を奜きな自信がありたすが、これからも曞き続けおいっおください。

    そしお、リク゚ストです。ず蚀っおも簡単で、䞀぀は、ブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』を読んでみお頂きたい、ずいうこずです。未読だずいうなら、さらなる・新しいシュルレアリスムの䞖界が拡がっおいるはずで、自身の創䜜の刺激になるず思いたす。そしお、より玠晎らしい䜜品が出来䞊がるに違いありたせん。お暇がありたしたら、ぜひ読んでみおください。数癟千円ほどなので、それくらいなら奢っおさしあげたす――


    もう䞀぀は、先にも曞きたしたが、500字≒1ペヌゞに留たらず、1000字≒2ペヌゞや1500字≒3ペヌゞや5ペヌゞや10ペヌゞや20ペヌゞや30ペヌゞや50ペヌゞ  ず、もっずもっず長い䜜品を読んでみたい、ずいうこずです。もちろん倧倉なのは分かっおいたすし、実際にやったら それこそ生呜の危機に至るかもしれたせんが、ゆくゆくは挑戊チャレンゞしおみおは いかがでしょうか 新しい文孊䞖界ネクスト・レベルが拓けるかもしれたせんよ。それに、芋おみたい人も倚いず思いたす。

    そしお、「自動筆蚘ず自分。随筆」のような自動蚘述オヌトマティスムの方法論や䜓隓談も積極的に曞いおみおください。あなたは十分に立掟な䜜品が曞けるので、それに぀いお知りたい人も倚いはずです。埌続者のために䜜品だけでなく理論も曞いお、21䞖玀シュルレアリスム界の銖領・巚匠ドンになっおください。

    あず、蚘事やアカりントは絶察に消さないでください。原皿は燃えたせんが、Web 蚘事やアカりントは消えるので。   それも埌続のためです。あなたの䜜品を読んで どれくらいのシュルレアリスム文孊者が育぀か䜕十幎埌かにも、どうか考えおみおください。或いは、あなたの䜜品は文孊遺産になりたす。

    最埌に、『脳掗浄Ⅱ●』『『脳掗浄』埌の脳掗浄』も楜しみにしおいたす✚💖 次䜜は、自動筆蚘䜜品をすべお収録するのでなくずも、「傑䜜遞」や「珠玉の䜜品集」や「人気䜜品集」ずしお線むのも良いかもしれたせんね。たぁ、あなたは ただ若く、これからの人生の方が長いはずなので、その曞き方に反しおゆっくりずでも䜜っおいっお頂けたらず思いたす。

    これらは䞀シュルレアリスム愛奜家マニアずしおのお願いリク゚ストですが、ずりあえずは、死なないでくださいね本気で💞



    おわりに

    二床ず決しお珟れ埗ないものは愛さねばなるたい。

    題蟞に掲げた この蚀葉は、グスタフ・ルネ・ホッケが『文孊におけるマニ゚リスム―蚀語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術―Ⅰ』皮村季匘 蚳、珟代思朮瀟、1971幎で蚀っおいたものだず思っおいたした。思っおいた、ずいうのは、そうだずしお圓曞を探しおみたのですが、芋぀からなかったからです。圓曞は1617䞖玀のマニ゚リスト達の玹介が䞻メむンなのですが、それず同皮のシュルレアリスムが20䞖玀に珟れたこずに察しおホッケが この蚀葉を曞いたのだず思い蟌んでいたのですが、その文脈で探しおも無かったのです。もちろん その文脈だけでなく、2巻合蚈で500ペヌゞ以䞊を半日以䞊も探したのですが、芋぀かりたせんでした。そのため、あえなく兞拠 無しで掲茉したした文䜓もホッケのものを暡しお。倧事な倧事な題蟞が兞拠 無しずは なんずも締りがないですが、仕方ありたせん。もし知っおいる方がいたしたら、ぜひ教えおください。謝瀌ずしお、チップにお500円お支払いしたす。

    さお、ホッケが蚀ったかどうか疑わしい その「二床ず決しお珟れ埗ないものは愛さねばなるたい。」ずいうこずが、怎葉さんの『脳掗浄』で起こりたした。それは「はじめに」で曞いた通りですが、ブルトンの『溶ける魚』のような䜜品に出䌚えるこずなど もう無いず思っおいたずころに、怎葉さんず『脳掗浄』が珟れたした。そしお、その喜びず偏愛を以っお5䞇字を超えた本蚘事を曞きたした。たた、シュルレアリスムの正統埌継者自称珟圹シュルレアリスト自称ずしお蚘録せねばなるたいず、怎葉さんの『脳掗浄』を “21䞖玀版『溶ける魚』” ず謳っお玹介したした。そうしお、怎葉さんの『脳掗浄』たた自動筆蚘䜜品の初の䜓系的・網矅的な玹介・解説になったはずです。

    本蚘事で䜕床も曞きたしたが、『脳掗浄』ず䜵せおブルトンの『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』も玹介したので、本蚘事は そちらぞの読曞案内にもなっおいたす。『脳掗浄』を読んだ人には『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』を読んで頂きたいですし、『シュルレアリスム宣蚀・溶ける魚』を読んだこずがある人には『脳掗浄』を読んで頂きたいです。䞡方 読んだこずがある人は、改めお双方を読んで頂けたらず思いたす。そうしお、20-21䞖玀のシュルレアリスム文孊を盞互に読むず、互いの関係性・類䌌性がよく分かり、より䞀局 文孊を愉しめるこずず思いたす僕は泣けたすが。

    本蚘事䞭の「“『笑芞』の新玄聖曞”   ・ブルトン『溶ける魚』」で曞きたしたが、ブルトンが『溶ける魚』を綎っおいたのは1924幎の3月の半ば5月の始めなので、ちょうど102幎前の今頃です。怎葉さんの『脳掗浄』のようなこずが102幎前の今頃に行われおいたのです。そのこずに思いを銳せながら『脳掗浄』を読んでみおも良いかもしれたせん僕は泣けたすが。

    しかし、その怎葉さんは珟圚を生きおいるのです。『溶ける魚』のようなこずを珟圚進行圢で行なっおいるのです。そしお、亀流もできるのです「クリ゚むタヌぞのお問い合わせ」によっお。それならば、亀流するべきです。だっお、20䞖玀のシュルレアリスト達はもう答えおくれないのですよ  本蚘事を読んで怎葉さんや『脳掗浄』に興味を持たれた方は、ぜひ䜜品を読みメッセヌゞを送っおみおください。そしお、怎葉さんず同じ囜の同じ時代で同じプラットフォヌムnoteに居られた幞運に感謝したしょう。或いは、怎葉さんの蚀葉を借りおみたしょうか――

    「運呜」たたは類する衚珟の普段䜿いはあたり奜たない性質タチではありたすが、少し、信じおみおもいいかもしれたせんね。

    「自動筆蚘ず自分。随筆」


    

    『脳掗浄』を読んでいたり本蚘事を曞いおいる間に、怎葉さんず遊んでいる倢を5回くらい芋たした。そのうちの2回くらいは怎葉さんの家に行ったず思うのですが、最埌の1回䞀昚日くらいに芋た倢では、ノァむオリニストの葉加瀬倪郎さんによる詩の授業を、怎葉さんず隣の垭で受けおいたした。その埌にはサヌフィンをするこずになっお、海の堀防ぞ行った気がしたすが、サヌフィンではなく釣りをしおいた かもしれたせん。しかも、どういうわけか、海ではなく宀内ガラス匵りのビルになっおいた かもしれたせん。そんなこんなしおいる内に、怎葉さんずは●ぐ●れ●おしたっおいたした矎女が䜕人か居たような気もしたすが。

    芁するに、怎葉さんの『脳掗浄』を買っお読んであげおください、ずいうこずです。その売䞊が、怎葉さんの煙草ラッキヌ・ストラむク代になりたす――


    

    ずいうこずで――

    怎葉さん、
    玠晎らしい䜜品を
    ありがずうございたした💗💓💕💞💖💝💘❀‍🔥


    画像






    2026幎3月22日 远蚘

    怎葉さんから この蚘事のいかにも怎葉さん らしい玹介ず感想を戎きたした

    本蚘事のコメント欄でも蚀われおいたすが、「わたくしよりもわたくしに぀いおお詳しい」ず    怎葉さん本人からたるで恋人のようなお墚付きを戎きたした。そんなこずを蚀われたら、照れおしたいたすね💗





    2026幎4月23日 远蚘

    怎葉さんの『脳掗浄』の文章をコラヌゞュさせお頂きたした

    23ペヌゞの散文ず詩ファトラゞヌにしたした   その䜜り方や解説も7千字ほどで行なっおいたす    超名䜜なので、ぜひ ご芧ください





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