
【銀色詩】ピノキオの世界(2006/4/8)
窓辺から差す光が
あっちこっちに反射して
僕の足元まで届く
あの場所まで歩いていきたい
木製の手足が軋むたび
この身体は悲鳴をあげる
操り糸を手繰っても
誰のせいにもできないから
神様 どうかお願いです
僕を「人間」にしてください
窓辺から差す光を
あっちこっちと追い駆けて
ぶつかり転び 何かを壊し
もう後戻りできなくなった
節穴の目に涙を浮かべ
懺悔を繰り返してみても
取り繕うように嘘ついても
伸びてく鼻は隠せない
ゼペット爺さん でも聞いて
それでも僕は「人間」に
なりたくて 今を生きています