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AIと「旅したく」を作ってみたら、思った以上に楽しかった。【好きに還る旅③】

    京都へ旅するに際して、
    保存していた「行ってみたい」を見返してみようと思った。

    Instagramで見つけた美味しそうなお店。
    風景が綺麗だった動画。
    Googleマップにピンを立てた気になる場所。

    「いつか行きたい」
    そう思って保存したはずなのに、
    いざ旅の参考にしようと思ったら、

    「あれ、どこに保存してたっけ?」

    お店の名前も思い出せない。
    場所も分からない。
    保存した先もバラバラで、辿り着けない。

    せっかく集めた情報も、
    結局ひとつも活かせなかった。
    ちょっとがっかり。

    あの時眺めていた時間は、
    いったい何やったんやろう。

    近頃、
    時間の見え方が変わりつつある。

    これから先、
    どんな暮らしをしていきたいか。
    年金をいつから受け取るか。
    資産をどう使っていくか。

    そんなことをひとつずつ整理していると、
    「残された時間って、本当に限りがあるんやな・・」って、
    以前よりずっとずっと現実的に感じるようになった。

    だから最近は、
    時間の使い方に、ものすごく気をつけている。

    若い頃みたいに、
    一日かけて調べものをして、
    気づけば何も決まらなかった。
    そんな日も嫌いじゃないけれど、
    今は少ししんどい。

    もちろん、旅の下調べは好き。
    ガイドブックを眺めたり、
    地図を眺めたり。
    「ここ良さそう」「こっちも気になるな」
    そんな時間も、旅のうちだと思っている。

    ただ最近は、事情が違う。

    情報が多すぎる。
    検索すれば記事が出てくる。
    動画が流れてくる。
    SNSには「絶対行くべき〇〇」が次から次へと現れる。

    見れば見るほど候補は増えるのに、
    なぜか心は決まらない。

    気づけば1時間。
    そして最後に残るのは、
    「どこも良さそうやな」という感想と、
    また増えた保存フォルダだけ。

    そして悲しいことに、
    集中力はびっくりするくらい続かなくなった。時間だけが過ぎて、妙な疲労感だけが残る。

    そんなことが、増えていた。

    でもね。
    最近、ちょっと面白いことが起きているんですよ。

    AIに相談するようになってから、
    今までなら何日もぐるぐるしていたはずのことが、スッとほどける瞬間がある。

    あぁ、これか〜って、動き出す。
    めっちゃスッキリしたぁ〜、って。

    答えを教えてもらうというより、
    考えていることが言葉になっていく感覚。

    何に迷っているのか。
    本当は何を決めたいのか。
    次に必要な情報は何なのか。

    ポンポンと壁打ちしているうちに、
    少しずつ輪郭が見えてくる。

    以前なら何日もぐるぐるしていたことが、
    一時間ほどの対話で動き始める。

    だから今回の京都旅も、迷わず相談した。

    BOOK HOTEL京都に泊まりたい。
    気に入った漫画があれば、時間を忘れて読みたい。
    その時に偶然出会った本も楽しみたい。
    夜ごはんは近くで軽くお酒が飲めたら嬉しい。
    京都のパン屋さんも気になる。朝ごはんにいいかも。

    そんな、ふわっとした話から始まった。

    するとAIが聞いてきた。

    「今回の旅で、一番大事にしたいことは何ですか?」

    そう聞かれて、少し考えた。
    本?食べもの?京都散歩?

    いや、違う。

    本当は、「時間を気にしたくない」
    それが一番だった。

    そこから話はどんどん具体になっていく。

    祇園祭の混雑を避けるならいつがいい?
    ホテルのプランはどれが合う?
    朝の時間はどう過ごしたい?
    和菓子?お茶?美味しいほうじ茶ならどこで買う?

    そんなやり取りを重ねるうちに、
    気づけば旅のしおりまで出来上がっていた。

    でも面白かったのは、
    相談を重ねるほど予定が減っていったこと。

    古書店も気になる。
    和菓子も気になる。
    お茶屋さんも気になる。
    東寺の朝参りも気になる。
    地元のパン屋さんも気になる。

    候補は増えているのに、
    「全部行かなくていい」になっていく。

    行ってもいい。行かなくてもいい。
    その時の気分で決めればいい。

    そんな旅の形になっていった。

    私がAIの面白いところだなと思うのは、
    情報を集めてくれることじゃない。

    質問を返してくれることだ。

    その質問に答えているうちに、
    「ああ、私はこれが欲しかったんやな」が見えてくる。

    今回なら、
    京都の情報より先に、
    「自分のペースで過ごしたい」という気持ちが見つかった。

    これは
    思っていた以上に大きかったな、と。

    保存フォルダに眠っていた情報たちと、何が違うんだろう。

    たぶん、情報の量じゃない。

    「あなたは何を大事にしたいの?」
    と聞かれたこと。

    そこから、自分の願いへの旅が始まった。

    それがなければ、どれだけ情報を集めても、結局どこにも辿り着けないのかもしれない。

    限りある時間を、
    自分が本当に味わいたいことへ使う。

    そんな手助けをしてくれる存在になりつつある。

    そうして出来上がったのは、
    旅程表というより、
    「私仕様の旅したく」。

    そこには、
    何時にどこへ行くかではなく、
    どんな気分で過ごしたいかが書かれている。

    旅はまだ始まっていない。
    でも不思議なことに、もう半分くらい楽しんだ気がしている。

    さて。
    あとは京都で、この続きの感覚を受け取ってこようと思う。

    当日感じたものが、明日からの自分にどう繋がっていくのか。
    そのヒントを、この旅でそっと受け取ってきたい。

    もしそれが、
    読んでくれているあなたにとっても
    何かひとつの気づきになったら、すごく嬉しいな。

    続きは、また今度。
    遠足の前夜みたいに、今からちょっとワクワクしているよ(笑)

    🌱
    「好きに還る旅」というシリーズの一本です。
    羽田空港での寄り道も、40年越しの待ち合わせも、
    ぜんぶここに置いています。

    ▷ マガジン「好きに還る旅」


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    🍎 心のフィルターは時々掃除したほうがいいね。 家庭内別居という暮らしのなかで 日々の出来事の受け取り方を見つめながら ✨身体と感情、想いを見える化し 自分の機嫌を自分で整える力を育てています このnoteは 食べること、感じること、 命の感覚をゆるゆると取り戻していく場所