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エンタメ化の大波とゲド戦記

    目に見えるほとんど全てがエンタメ化したんだなぁ。曰く、エンタメの秘訣は「ネガティヴNG」

    だから、大量の砂糖が、香辛料が、添加物と薬が(medicine)エナジードリンクに注入されていく。それを夜勤の看護師が夜中3時に飲み干していく。怪我と病と死を扱っているから、アドレナリン・ドライブで吹き飛ばして滅菌した朝を迎えたかったのだけれど。


    「ゲド戦記」で学んだことは、あらゆる二項対立の“均衡“だったはずなのに、この不均衡はどんどん加速度的に増していく。


    ハレとケ。


    日常から「ケ」がどんどん失われていく度に、豪華な建物の地下に、もっと深い深い懐に「ケ」が流れ込み溜まっていく。いつか地表に大量に噴出し、また混ざり、均衡をもたらす為のその日を待っている。


    排除した方と違って、“排除された方“は臨場感を高め続けている。だからこそ、実現する確率はいつも高い。


    エンタメ化された世界から抜け落ちているものこそ、人間を人間たらしめてきたものだったはずだけれど、そんな事もなかったかのように「ケ」は日常から切断され排除されていく。


    “確からしさ“は必要無くなった。価値もいらない。アイデンティティはむしろ無い方が生きやすい。もしも相手がフェイクだと気づいたら、魔法が詰まったエナジードリンクを真っ昼間から飲んで、行き当たるまでドライブしてドライブしてドライブし続ければいいのさ。


    「世界のエンタメ化というビッグウェーブに乗らなきゃ、君だけが世界から置き去りになって惨めな想いに平伏してしまうよ。それが嫌なら、さぁ僕たちと一緒に闇バイトで貯めたPayPayをチャージして、魔法のエナジードリンクで一発キメて、ラグジュアリーブランド店を梯子しようぜ」

    今この画面を見ていることでさえ、ディスプレイの眩い光は、あなたの脳からドーパミンを発生させている。

    命令 「どんどん行け」

     
     
    哲学者/車椅子乗り歴 15年目/サイバー大学IT学部AI学科 浅はかなコトモノをこの地球上から減らしていきたい。心理学的なこと、財テクなこと、コーチング理論による願望達成を基礎的なところからお伝えします。 俳句、詩、小説、音楽、絵などを創作しています。

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