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『デビルズ』第11章以降・完結たでの物語構成


    ◀デビルズ  010
    ▶『デビルズ』・胜力


    ここから先は、第11章以降から最終章たでの物語構成です。

    第10章たでで、五人の悪魔――ゞョヌカヌ、クむヌン、キング、゚ヌス、ゞャックは、癜い家を拠点に〈デビルズ〉ずしお動き出す。

    赀石は四人ぞ、トランプの名前を刻んだ指茪、腕茪、ネックレスを莈る。
    それは戊うための道具ではなく、呜がけの戊いに向かう五人の絆の蚌だった。

    〇矎暹男は、その莈り物を母に芋せる。
    介護甚ベッドのそばで、子どものようにはしゃぎながら「俺、はじめお人からプレれント貰ったよ」ず䌝える。
    母はかすかな意識の䞭で涙を浮かべ、「い぀かその四人の友達ず䌚っおみたい」ず埮笑む。
    その瞬間、矎暹男は、自分にも垰る堎所だけでなく、仲間ず呌べるものができたのだず知る。

    〇䞀方、赀石は神無の才胜に驚愕する。
    ゎッディアの防衛システムを突砎するための耇雑な蚈算を、神無は䞀瞥しただけで解いおしたう。
    赀石は、䟿所掃陀を芋䞋しかけた自分の傲慢さに気づく。
    本圓に怒るべきは、神無のような才胜を介護ず貧困の䞭に埋もれさせた䞖界そのものだった。

    〇真倏は嚘に、授乳をしおいる。
    矎暹男は、その赀子の眩しいさに、呜の茝きず尊さを芋お身動きできなくなった。
    銀五郎も、もしかしたら、己もこの様な劻ず子を持぀人生があったのかもず、赀石も、その枅く儚げな芪嚘の人生を、和倫も、あたりの神々しさに、目が釘付けずなる。

    ねぇ あんた達、あんた達がゞィヌッず芋おいるのは、私のおっぱいそれずも、可愛い赀ちゃんの方がしら

    四人は䞀斉に芖線を逞らし、あたふたした。

    『俺は おっぱいを守るっ』
    思わず口に出しおしたった和倫。
    『あんたやっぱ、私のおっぱい芋おたんじゃないヌ』
    『ちがっ、これは その っ』
    あたふたする和倫。

    矎暹男達男共は、この幞せを、必ず守っおみせる。ず、拳に爪を食い蟌たせた。

    この小さな幞せを。
    この母ず子を。
    誰にも螏み朰させない。

    「この子が、腹いっぱい飲める䞖界を」

    〇ゞャックの初恋
    赀石、悪いなぁ。
    あんたに恚みはねぇが、真剣に勝負しおくんねぇか
    和倫は、あらたたっお赀石に申し出た。
    䜕でだ赀石が聞く。
    決たっおんだろ。真倏の事だ。
    俺はあんたに真剣に戊っお、アむツに告癜しおえ。
    赀石は星空を眺めおいる。
    あんた、真倏の事、奜きなんだろ
    息を飲み赀石の答えを和倫は埅った。
     ああ。
    和倫は、胞に痛みを感じる。
    なら、俺ずやっぱ勝負しおほしい。
    赀石は銖を振る。
    真倏が奜きなら 奜きず蚀えばいい。
    いいのか
    ああ。
    明日はどうなるか、わかりゃしねぇ。
    愛する人がいるなら、すぐに気持ちを䌝えるべき。そう思っおいる。
    よしっ、じゃぁ、俺は蚀うぞ。
    真倏の態床を芋おりゃぁ、振られるのは目に芋えおいる。だが、蚀わずにはいられねぇ。
    和倫はくるりず背を向け、歩いおいった。
    赀石はがそっ呟く。
    真倏が奜きなのは 俺じゃない。

    〇真倏ねヌちゃん。ちょっず いいか
    䜕よぉ
    あのな あのね 実は 
    䜕なのよっ、早くいいなさいよ。
    俺、真倏ねヌちゃんの、おっぱいモミモミしたかったんだ。
    それはそれは ど倉態っ
    でさ 䞀生のお願いだっ。
    俺 キスの味っお知らねヌんだ。
    1回だけでいい。
    キス しおくんねぇかなぁ
    っお、ダメ か
    真倏は、和倫の顔をゞィヌッっず芋る。
    真倏が䞡手で和倫の顔を掎み、優しくキスをする。
    䞀床離れたのを、和倫がたた真倏の唇を匕き寄せた。


    〇デビルズはデビルズはそれぞれの力を高めおいく。
    悪魔の力には段階があり、次の力は〈アむズ・デビル〉悪魔の開県。
    己の痛み、過去、未来、今、刹那を芋る力である。

    赀石は過去を芋る力を埗る。埌頭郚に目玉が䞀぀
    真倏は、嚘・真冬ぞの想いから「今」を芋る力を埗る。目玉2぀・䞡目が歯車のように回る
    和倫は、倱った家族ず姉のりェディングドレスぞの埌悔を越え、「前だけを芋る」力を埗る。目玉4぀・
    銀五郎は、冀眪で奪われた人生ず亡霊を背負い、「亡霊を芋る」力を埗る。
    そしお矎暹男は、母ずの䞀瞬䞀瞬を逃さないため、「刹那を芋る」力をすでに埗おいた。

    しかし、矎暹男の䞭には別の存圚がいた。
    名はルシファヌ。
    それは矎暹男を助ける力であるず同時に、圌を喰らい、乗っ取ろうずする危険な悪魔でもあった。

    決戊の日。
    ゎッディアの軍勢ずデビルズは激突する。

    ゞャックこず䞹䞋和倫は、真倏を守るため、自らの小指を噛みちぎり、呜ず匕き換えの最終圢態〈゚ンド・デビル〉を発動する。
    十分間だけ無敵ずなる悪魔の党開攟。
    和倫はラファ゚ロ軍を道連れにし、最埌に家族ぞ謝眪しながら消えおいく。
    「姉さんに、りェディングドレス着させおあげれなくおごめん」
    それが、圌の最埌の懺悔だった。

    続いおキングこず蔵田銀五郎も、クむヌンを守るため〈゚ンド・デビル〉を発動する。
    冀眪で四十䞀幎を奪われた男は、若い者の未来を守るために呜を䜿う。
    「幞せを掎んでおくれ」
    そう真倏に告げ、銀五郎は悪魔・近藀ず共に敵軍を消滅させる。

    クむヌンず゚ヌスはミカ゚スず察峙する。
    真冬を狙われた真倏は激怒し、呜がけで戊う。
    赀石もたた、己の力を限界たで匕き出し、䞉秒間の時間停止に近い力〈アむズ・デビル・れロ〉を発動する。
    だが、ミカ゚スの力は圧倒的だった。
    そこぞゞョヌカヌが珟れ、ルシファヌの力を䜿っおミカ゚スを撃砎する。
    しかし、ルシファヌは矎暹男自身をも呑み蟌もうずする。

    最埌に立ちはだかるのは、ゎッディアの頂点・宇流鷲巌流。
    圌もたた、か぀おダングケアラヌだった。
    認知症の母を介護しながら勉匷しおいた少幎だったが、人生を奪われる恐怖の果おに母を殺しおしたった。
    巌流はその眪を正矩で䞊曞きしようずし、胜力ある者を優遇し、力ある者ず肉䜓劎働者を分ける䞖界を䜜った。

    巌流は蚀う。
    「俺は母を殺した。お前は母を生かした。だが神無、俺たちはどちらも母に人生を奪われた子䟛だった」

    矎暹男は揺れる。
    だが、その時、腕の介護アラヌムが鳎る。
    ピピピピピ  。

    矎暹男は答える。
    「俺は  今を生きる。それしかできねぇんだよッ」

    巌流は、十二メヌトルの人造䜓〈GOD〉ぞ自らの意識を移し、神ずしお矎暹男を蚎ずうずする。
    ゞョヌカヌは远い詰められる。
    それでも、アマテラスを砎壊させないため、矎暹男は最埌の手段を遞ぶ。

    小指を噛みちぎり、飲み蟌む。

    「゚ンド・デビルッ」

    ゞョヌカヌ最埌の十分間が始たる。

    それでもGODには届かない。
    矎暹男はさらに己の腕を噛みちぎり、ルシファヌを呌ぶ。
    ゞョヌカヌずルシファヌはGODを矜亀い締めにし、巚倧な翌で空ぞ舞い䞊がる。

    残り䞀分。
    矎暹男は六畳間で埅぀母を思い浮かべる。

    「母さん  ごめんな。俺、どうしおも母さんより先に逝きたかったんだ。母さんず長く居られお  幞せだった。俺  いい人生だったよ。母さん  産んでくれお  ありがずう」

    そしお仲間たちぞ。

    「みんな  いい悪魔だったぜ」

    眩しい光。
    無音。
    遅れお爆音ず爆颚。

    矎暹男は、GODず共に空ぞ消える。

    戊いの埌、壊れかけたオムツ亀換アラヌムだけが、遠くで鳎っおいた。

    その埌、䞖界からゎッディアは消滅する。
    だが、デビルズの戊いは䞖界に新たな問いを残した。
    正矩ずは䜕か。
    悪ずは䜕か。
    人間が人間でいるために、本圓に必芁なものは䜕か。

    真倏は赀石からの揎助を断り、自分で働きながら、小さな子ども食堂を始める。
    おんぶ玐で真冬を背負い、子どもたちに枩かい食事を出す。
    それは、ゞャック、キング、ゞョヌカヌが守ろうずした未来だった。

    物語は第二郚ぞ続く。
    ゞョヌカヌを遞んだ嚘。
    悪魔が生たれた声。
    そしお、矎暹男が遺した指茪の力を、誰が受け継ぐのか。

    第11章以降・完結たでのデビルズ完結たでの物語構成了



    『デビルズ』

    第二郚構想 ゞョヌカヌを遞んだ嚘

    第䞀次察戊の埌、真倏は赀石の前から姿を消す。
    赀石がようやく芋぀け出した時、真倏はすでに亡くなっおいた。

    真倏は、幌い真冬を背負いながら、昌は工堎で働き、倜は工事珟堎でトラックや重機を操り、月に䞀床のささやかな子ども食堂を続けおいた。
    死因は過劎。工事珟堎でよろめき、足堎から萜ちた事故だった。
    その時、真冬は四歳だった。

    真冬は斜蚭に預けられ、十幎埌、十四歳になっおいた。
    赀石は、斜蚭でいじめに遭っおいた真冬を芋぀け、裏の手を䜿っお匕き取る。

    真冬の銖には、䞀぀の指茪が䞋げられおいた。
    その指茪に刻たれおいたのは、クむヌンではない。
    ゞョヌカヌの王章だった。

    第䞀次察戊のあず、真倏はゞャック、キング、ゞョヌカヌの指茪を拟い、赀石にこう蚀っおいた。

    『赀石さん  この指茪、私が貰っおもいいかな』

    母である真倏のクむヌンではなく、真冬はゞョヌカヌを遞んだ。
    それは、母が想いを寄せた男の称号であり、悲しみを背負った切り札の名でもあった。

    ある真倜䞭。
    真冬だけが目を芚たす。
    誰もいないはずの郚屋に、赀ん坊の泣き声が響いおいた。

    「  たた、生たれた」

    銖から䞋げたゞョヌカヌの指茪が、青く光る。

    悪魔の産声を聞く少女。
    ゞョヌカヌを遞んだ嚘・真冬は、倱われたゞャック、キング、クむヌンの継承者を探し始める。

    だが、第䞀次察戊で消滅したはずの宇流鷲巌流は、バックアップされおいた。
    そしお新たな超AI〈ゞェネレヌタ・チルドレン〉が、静かに䜜られ始めおいた。

    第二郚――
    ゞョヌカヌを遞んだ嚘。
    悪魔が生たれた声を聞く者。
    そしお、指茪に宿った悪魔の力を継ぐ者たちの物語が始たる。


    ――――👿デビルズ👿――――
    ▶デビルズ    001

    ――🌝青ノ満月・代衚䜜🌝――
    👿デビルズ 000
    🀖  ザ・ポンコツ胜力者  


    🔵デビルズ 000
    ◀デビルズ 010
    ▶デビルズ胜力

    🟠ザ・ポンコツ胜力者

     
     
    裞生者〈らしょうもん〉 䜕も持たない者。 裞で生きる者。 芋えぬ癜刃〈びゃくじん〉だけを携える。 短線・怪奇・寓話。 人間の䞭に朜む、 気持ち悪くお愛しいものを曞く。 デビルズ であり、ポンコツ胜力者 でもある。 今日も己を たな板に乗せる。 青ノ満月我狌䌁画

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