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『いつも首筋に白刃を』

    いつも首筋に白刃を


    いつも首筋に、冷たい白刃〔びゃくじん )が触れているような気がする。

    家に帰り玄関前で一呼吸する。
    玄関の引き戸を開け、大声で母を呼ぶ。

    何度かの呼び声に反応し、ほっと胸を撫で下ろし土間を登る。

    今日も無事でいてくれて、ありがとう。

    先日乗った救急車の中での光景が、頭から離れない。

    己は、何の為に生きているのか?
    母の為以外…何もない。

    本当…何もないのだ。

    もしも先に逝かれてしまったら、この世に存在を無くした己は、一体どうしたらよいのか?

    いつも願う事。

    〔どうか母より、先に逝きます様に…。)

    毎日、生と死を感じている。

    いつも首筋に白刃を。


    俺はオールド・マン
    旧式の男

    俺は刹那に…魂を焦がす。



    カッコいいのに、ポンコツ。
    今日もどこかが、進化中。
    ▶『ザ・ポンコツな能力者』マガジン
    👿デビルズ 000

     
     
    裸生者〈らしょうもん〉 何も持たない者。 裸で生きる者。 見えぬ白刃〈びゃくじん〉だけを携える。 短編・怪奇・寓話。 人間の中に潜む、 気持ち悪くて愛しいものを書く。 デビルズ であり、ポンコツ能力者…でもある。 今日も己を…まな板に乗せる。 青ノ満月|我狼企画

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