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ふらりと、運命


    ふらりと入ったカレー屋さん。

    初めましての店内は空いていた。

    隣の麻辣湯屋に集まる女子高生の艶やかな熱気に比べたら、こちらは静かで穏やかな熱感。


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    安い!


    このご時世にこの金額、
    しかもランチのナンはおかわりが1枚100らしい。
    (隣の会話を耳ダンボ)


    ワクワクとバターチキンカレーランチを待つ間、興味を引いたのがこれ。

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    お久しぶりです


    懐かしいと思うか、見たことない!となるのかはさておき(私はもちろん懐かしい勢)


    卓上に鎮座するこの簡易占いをするかしないか…


    だいぶ迷ってから100円を取り出そうとしたとき、

    カタコトの日本語と共に運ばれてきたバターチキンカレー。

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    いいにおい


    ちょっと待ってくれ。
    食べ終えられるか一抹の不安を覚えるほどのナンの大きさ……
    お隣の人、よくおかわりできたな、と2度見した。


    味蕾を刺激するカレーのスパイシーさ、口いっぱいに広がる円やかなカレー。
    ちょっとため息ついたレベルの旨さ。

    この一口で、先程迷った占いは止めました。

    だって、ふらりと入ったお店でこんなに美味しいカレーがお得に食べられたんだもの、占うまでもなくラッキーガール!!
    (ガールに関しての指摘はご遠慮下さい)



    幸せは身近に落ちている。
    外側から占わなくても、分かる幸せってあるよね。

    それをキャッチできるかどうか。

    間違いなく、この日の私はラッキーだった。


    ご馳走様でした!

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    ”熱々の想いをクールに言語化したい” 好奇心と衝動が主成分 40代からの「心地よく生きる」を書くエッセイスト。 湘南在住、二児の母。 ビールと美容と文章が好き。 年齢を重ねることも、恋をすることも、子どもが巣立っていくことも。 40代だから見える景色を、素直に綴っています。

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