
【私の家】②家ってどこで建てられますか?|マリモが教えてくれたこと
みなさまこんにちは。連載【私の家】へようこそ。
この連載では私が「家」を持つまでの経緯をエッセイ形式で綴っております。前回までのお話はこちらをご覧ください↓
本日の目次はこちらです↓
家を建てようと思った時に、はじめにやったこと
家が欲しいと思い、私がまずやったことは、あの有名なマリモのフリーペーパーを手に入れたことだった。
というのも、私達夫婦はその時点で家に関する知識も、コネもない状態だったので、家を建てるといっても何からやったらいいのか全く分からず、まずはショッピングモールで目についた「家を建てる!」というすこぶる明快な見出しの付いたマリモのフリーペーパーを読むことからはじめたのだ。そして家に関する大まかな知識をそこで得た。
マリモのはたくさんのことを私達に教えてくれた。
家を建てるには何から準備するべきか、お金はいくらかかるのか、注意するべきことは何か。ご丁寧にみんなの金銭相場や失敗談まで載っている。本当にフリーかな、と思うくらい丁寧に説明してくれた。マリモによると「まずは自分たちの家への希望を書き出してみましょう」とのことだったので、私達は夫婦それぞれ自分の希望を用紙に書き出し、見せ合ってみた。それはおおまかに下記のようなものだった。
夫
・オシャレ
・シュッとしてシンプル
・予算以内
・庭ほしい
私
・三角屋根
・シルバニアハウス
・家事を怠けられる
・静か
はい、もう一回座り直して書き直しです。
当時の自分にそう言いたい。
まず、小学生ですかって話である。アバウトすぎる。こんな条件はだいたい万人が理想として挙げるのだ。いやむしろ誰でももうちょっと具体的に書けるだろう。そしてもっと問題なのは、夫婦が全く違う条件を理想にしていることだ。後に判明することだが、この時点で夫が頭にイメージしていたのは白い立方体みたいな家だ。庭にはサボテンをはじめとするドライガーデンが広がっている。それを「シュッとした」という大変大雑把な形で表現しているのだ。一方私のイメージではシルバニアのログハウスだ。庭にはバラとポタジェスペースがある。
一件の家しか建てないのに、これでは建てようがない。あげく「静か」「おしゃれ」って何ですか?って話だ。マリモはそういうことを言っていたのではない。ちゃんと、どういう家にしたいのか具体的に家族で擦り合わせなさいね、ということなのだ。なんであなたは三角屋根を望むんですか?家事がラクってどういうことですか?そもそもログハウスめっちゃ手間かかりますけどいいんですか?庭で何をするんですか?あなたにとってオシャレとは色ですか?形ですか?それとも他の何かですか・・・?そういうことだ。
だが、このとき私達はそんなことは知らないので、この状態のまま次のステップである住宅展示場巡りをすることになる。そして第一話にも書いた「ミッドセンチュリーなシルバニアハウス」発言をして担当者に何一つ話を理解してもらえず、絶望するのである。
行動する前に最低限やっておくべきこと
ここで、家を建てる最初のステップで「これをちゃんとやっておいたらよかった」ということを今後の皆様の為に記して置こうと思う。
・マリモの指示をしっかりと理解する。(要は家づくりの大まかな手順を調べる、ということだ。)
・家族や親戚に家を建てようとしていることをしっかりと周知する。(これを怠ると「え?同居すると思ってたのに!」みたいなことが後からでてきて非常にめんどくさいことになる。)
・自分の家への希望を明確にし、できるだけ細部まで想像をする。(叶うか、叶わないかは二の次でいいが、ありったけ出せる分を出しまくる。)
・そこに住む家族全員分の希望をできるだけ書く。(「おれ、任せるわ」という人ほど、後で「おれ、書斎欲しい」などと言いだす。)
・希望をすり合わせる。(イメージは家族であってもまったく違うので、できれば絵などに書いてイメージの共有をする。上手い、下手はこれまたどうでもよく、子供に「私もっとシルバニアみたいなおウチに住みたかった!」と言わせないようにするために必要な工程だ。私達のように大雑把な言葉だけだと、自分の「おしゃれ」の概念が家族の「おしゃれ」とズレていたときに住宅展示場で大乱闘することになる。)
それではまた次回。