
「理想の暮らし」を本気で考える人って実はそんなにいない
引っ越しや模様替えをするときに直面するのが「部屋づくりをしたいけど、何から手をつけていいか分からない」問題。
心地よいお部屋にしたいけど、どの家具を選べばいいのか、どういう色やテイストに仕上げていけばいいのかが分からない。限られたスペースの中で家具の配置をどうするのかも悩みどころ。
でも、そんなときに「参考になるものないかなぁ」と雑誌の実例集なんかを開いてしまうと、頭の中はもっとカオスになってしまうと思っています。
インテリアってなにかと選択肢が多い。だから、選択の軸となるものがないまま情報だけかき集めても、部屋づくりは一向に進んでいかない。
じゃあ、何から始めればいいのか。
まずは「理想の暮らし」を考えてみることが重要だと思っています。
それも「自分らしい部屋に住みたい」とか「くつろげる場所がほしい」とか「もっと片づけやすくしたい」ではまだまだ甘い。もっと具体的に考える必要があります。
例えば、「仕事から帰ってきたらリラックスできる部屋に住みたい」という理想が出てきたとします。そこからイメージを広げていくために、こんな質問を自分にしてみます。
「1日の終わりにリラックスできる部屋とは、具体的にどんなことをする空間なのか?」
季節のお花が飾ってあるダイニングテーブルでゆっくり食事をしたい
ハーブティーを飲みながら、壁にかけてあるアートを眺めたい
温かみのあるランプとキャンドルの光に囲まれて読書をしたい
ふかふかのベッドでごろごろしながら眠りにつきたい
そうやって生活ルーティーンのひとつひとつをイメージできるまで具体化してみることが大事です。
「そこまでやらなくても…」と思ってしまう気持ちも分かります。でも、どんな暮らしがしたいのか分からないままインテリアを考えようとしたら、そのうち行き詰ってしまいます。「なんとなく」部屋づくりをしても「なんとなく」の部屋しかできません。
だから、一旦立ち止まって、納得できるまで自分の理想を明確にしてみる。
理想の暮らしをはっきりとイメージできるまで、何度も根気よく思考を巡らせてみないといけないかもしれません。でも1回やってしまえば自分の中で優先順位が簡単につけられるようになりますし、自分が本当に求めているものも見えるようになってきます。
インスピレーションを探すのはその後でも遅くない。そのほうが自分の「好き」や「心地よさ」に忠実なまま、ブレることなく選択ができるようになると思っています。