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家に何かを足すなら「ゆとり」にしとく

    慌ただしい毎日。普通に過ごしていると、どうしても心と身体が置いてきぼりになりがち。だから、せめて自分の家は心地よい場所にしたい。外の世界が目まぐるしく動いていても、家では自分のペースを守れるように。

    「心地よい家」の定義は人それぞれだと思っている。やっぱり理想のライフスタイルも優先順位も千差万別だから。

    美しいものに囲まれていたい人がいれば、機能的な空間を求めている人もいたりする。水回りの設備が充実していることを重視する人もいるし、テラスを設けて外とつながる暮らしがしたい人もいる。

    でも、心地よい住まいを作るうえで絶対外せないポイントがある。「おしゃれさ」や「便利さ」以上に大事なのは「ゆとり」があること。

    ここでいう「ゆとり」とは、ただの広い空間を意味するものではなく「落ち着くなぁ」「癒される~」と感じられる状態だと私は捉えている。

    仕事から帰ってきたら心も身体もリセットできる場所。何も気にせず思いっきりくつろげる部屋。そこにいるだけで心の底からリラックスできる環境。ゆとりをもたらしてくれる家は日々の暮らしをアップグレードしてくれる。

    それに、ゆとりを取り入れる工夫はお金を一切かけずにできてしまう。見栄えや利便性を追い求めることと違って、何かを買い替えたり、複雑なリノベをする必要もない。

    例えば「生活導線が微妙なんだよなぁ」と感じることがあるなら、家具の配置を見直すことでレイアウトの詰まりを解消できるかもしれない。家具をひとつ減らしたり、場所を入れ替えたりして。それか、なんでも壁にぴったりと寄せるのではなく、大きめの家具をあえて空間の中心に持ってきて余白を作ってみたり。

    片づけをするのも、ゆとりを手っ取り早く生み出せる方法のひとつ。部屋の中でごちゃついている場所があれば、モノを収納してみる。そうすれば視界から入る余計なストレスが減って、毎日すっきり感を味わえるようになる。

    心地よい暮らしがしたいなら、断然ゆとりを重視したい。忙しい毎日を過ごしていても、心の余裕さえあれば日々の幸せに気がつけるから。

    本当の贅沢って実はシンプル。ゆとりのある暮らしの中で、ふと「幸せだな…」と感じる瞬間の積み重ねが、豊かな時間を形づくってくれる。

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    セーヌ川のほとりで暮らす28歳。部屋づくり・余白づくり・暮らしづくりについて書いています。だれもが「おうちが一番好き」と言える世界を見たいから、研究職をやめてインテリアデザイナーになりました。

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