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部屋のテイストを統一しすぎるとインテリア迷子になる

    フーコーアンナ

    「お部屋が垢ぬけるポイントは、インテリアの統一感を出すこと!」

    そんなフレーズを見かけたことはありませんか?

    おしゃれな空間で生活がしたいし、部屋のスタイルにもこだわりたい。インテリア好きなら、雑誌やSNSで紹介されている部屋づくりのコツやヒントに敏感な人が多い。

    収納グッズを統一するのはやっぱり大事?家具の色の組み合わせにもっとこだわったほうがいい?シャンプーのボトルもそろえた方がいいのかな…

    そうやって、いろんな情報が頭の中を埋め尽くしていく。

    お手本となる事例を参考に、自分の部屋を好きなテイストに寄せていくのはアリだと思いますよ。でも、あんまりルールやテクニックを気にしすぎるとインテリアが楽しめなくなることもあると思ってます。つい完璧主義な部分が出てきちゃって。

    例えば、部屋がぱっとしない原因は「インテリアの統一感がないこと」と認識したら、ラグからカーテンまですべてのものをそろえなくちゃと焦り出してしまうこと。それか、引っ越したときに新しい住まいを素敵にしたいからと、同じシリーズの家具を急いで買い揃えてしまうことなど。理想の基準値が高い人ほど、こういった傾向にある気がします。

    部屋の雰囲気をトータルで考えるのも、ある程度のビジョンを設定して家具を探すのもいい。だけど、始めからテイストをばっちり決めすぎちゃうと、後々になって身動きが取れなくなってしまうと思うんです。

    年齢やライフステージとともに食や服の好みが変わっていくことがあるように、インテリアの好みだって徐々にシフトしていく。そうなったときに持っている家具が細かいところまでピシッと統一されていると、自然な変化に前向きになれなかったりする。

    「なんか違うんだけどなぁ」と思いつつ「せっかく買ったものだし、このままでいいっか」とマンネリ化の沼から出られなくなるのってもったいない!

    究極のところ、インテリアのスタイルを「これっ!」て決め切るのは、まだ知らない「好き」に出会う可能性を狭めることになっちゃうと思うんです。

    「このスタイルはこれを使うべき」みたいなパターンばっかり意識するのはちょっぴり息苦しい。「今ある家具に合うか合わないか」だけで判断するのもどうかと思う。本当の心地よさだったり、まだ出会っていないときめきをキャッチできなくなってしまうから。

    自分なりのスタイルって長い年月をかけて確立していくもの。

    だから不完全なままの状態も愛して、自分の成長や変化とともに、ゆっくりじっくり部屋づくりを楽しんでいきたい。

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    セーヌ川のほとりで暮らす28歳。部屋づくり・余白づくり・暮らしづくりについて書いています。だれもが「おうちが一番好き」と言える世界を見たいから、研究職をやめてインテリアデザイナーになりました。

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